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台高 櫛田川水系蓮川太良羅谷 20190629

2019.07.02

台高マニアの1皮です

ネット上に沢登りの記録がない櫛田川水系蓮川太良羅谷(三重県松阪市)に行ってきました
先日の宮川水系垣内俣谷左俣(三重県大台町)と同じように
行ってみて初めて、人が行かない理由が分かりました
人の知らないことを知り、人生がまたひとつ豊かになりました(涙)

江馬小屋谷出合6:00―太良羅谷―10:20 1114mピーク11:00-12:40桧塚奥峰(1420m)13:00―15:00江馬小屋谷出合

太良羅谷出合は堰堤工事をしているため駐車できず
500m離れた江馬小屋谷出合に駐車
県道を経由し、谷沿いの林道を歩いて入渓
山懐に深く刻まれた本流の谷ではないので
すでに中流域のような狭さ
2日前に60mmの雨が降ったため水量はまあまあだが
全般的には小雨傾向のため滝はぬるぬるする
3~5m程度の小さな滝を越えていく

しばらく行くと前方が明るくなり
壮大な山抜けで谷は流木と土砂で埋まっていた
ふっとい倒木をえっちらおっちら越えていく

すると、610mの二俣
行く予定だった左俣は流木で埋まり
はるか上流まで人工林が続いているのが見えた
右俣は目の前に10m位の滝があり
足は自然にそちらの方に向いていった

しばらく滑滝が続いた後は
さらに壮大な山抜け
稜線直下から全部崩れていた
こりゃだめだ、、、、と思ったが
よく見るとすぐの右岸に支流があるのが分かった
そしたら足が自然にそちらに向かっていた

谷は狭まって暗くなり、いくつか滝を越えるが
岩質がもろく、ガバでも信頼できない
大きな滝では左のガリーを登ったが、岩がぼろぼろでシビアだった
だから大きな山抜けが起きるんだね、この谷は

5mぐらいのきれいな滝の中ほどにある見晴台のような岩の上には
鹿の頭の骨と背骨がきれいにそろって落ちていた
この見晴台から下を眺めながら
心安らかに冥土に向かったのかなあ、この鹿は

そのうち水がなくなりまた倒木帯
左の尾根に上がり、そのまま稜線へ
1115mピークはすぐだった
稜線上にはうっすら踏み跡と赤い目印が点々とあり、迷うことはない
1144mピーク、1186mピークは、エゾハルゼミの大合唱に包まれていた

雨予報だったのに、ほぼ一日中晴れ
暑さにばてばてになりながら、台高で最も美しいピークのひとつ・桧塚奥峰についた
珍しく3人のハイカーとすれ違った

シロヤシオの花びらのじゅうたん。なぜかモノクロになってしまった

下山は、いま登ってきた尾根を1210mぐらいまで降り
そこから南方の支尾根へ
わかりにくいが、テープが巻いてある
850mぐらいから林道に乗り
炎暑の中をヌタハラ谷経由、絵馬小屋谷出合まで歩いた
宮ノ谷から奥は昨年の台風の影響なのか
土砂崩れや倒木があって車両が通行止めになっていた

おわり

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