夏休み中の吉川Kです。
暑いですね。
せっかくの夏休み、1人で行ける沢はないかなと探していると鈴鹿の白滝谷がヒットしました。
水量が多い日が楽しいと聞いたことがありますが、初めてのソロ沢なので、地形をよく知った場所、難しくないところ、登山道近いところというところから、ここなら自分1人でも水遊びができそうと考え山行を決めました。
白滝谷へ行くと伝えると、「俺も行く」と父親。
遡行だよ?と伝えると次の日沢靴を買ってきたので、急遽父親も参加しました。
かつて本会のメンバーであった父親は25年ぶりのヘルメットだということ。
年季の入ったそのヘルメットは、鈴鹿の沢水を浴びて往年の輝きを再び放っているように見えました。
メンバー
吉川K、吉川E
8:00朝明P–9:00ハト峰–10:00白滝谷出合–12:00ハト峰–13:00朝明P
沢靴をザックに入れてハト峰への登り。
最近は、年に数回鈴鹿を訪れる程度の父親。ゆっくり行くだの先に行けだの言いながらもノーレストでハト峰へ。
ハト峰から白滝谷登山道を滋賀県側へ下る。
白滝谷と並行してあるので沢の様子を伺いながら下ることができる。
水量は見た感じ少なそうだが、釜もあり、「楽しそう」と言うと父親は「俺は腰より上は浸かりたくなたい」と弱気発言。
まぁ嫌になったらすぐ登山道へエスケープすればいいさと、滋賀県側特有のルーファイに神経を使う登山道をのんびり下る。
(滋賀県側の登山道の中では白滝谷登山道は分かりやすかった気がする)
途中、植林小屋という廃墟を通る。
中には布団や畳らしきものがあった。
ハト峰から1時間ほどで神崎川本流と合流した。
神崎川本流も綺麗で、今年中に本流の遡行もしたいと思った。
沢装備に切り替えて、とりあえず景気付けに神崎川へダイブ!!
先日の川浦本流の冷たさとは打って変わって鈴鹿の水は快適温度。
父親もとりあえず膝まで浸かる。
十数年ぶりのバリエーションに「緊張する」と、若干こわばった顔をしていたが、遡行を始めるとすぐに「こりゃ楽しい」と言っていた。
白滝谷は困難な登りもなく快適に歩いて行ける。
途中5mほどの谷で父親が躊躇したが、巻いたほうが悪いんじゃない?と言うと滝芯を登っていった。
廊下っぽい感じのところもあり。
しばらく行くとこの谷の由来である(?)白滝
スタンスも豊富で難なく歩ける。
美しいところだった。
白滝までが序盤でそこからしばらくは大したイベントがない。
登山道がほぼ並行するようになったあたりで赤ナメ。
50mほどのナメ床が続く。
ここを白滝谷登山道が横切っていてここでおしまいにもできる。
というかこれ以降はいつでも脱渓できる。
降ってくるとき、溝状の滝を見たのでそこまではいこうと遡行を続けた。
最後はチョックストーンの溝状
釜が深く、ちょいと泳ぎ。
自分はチョックストーンが挟まってる廊下っぽいところを泳いで滝芯を登った。
ここも水量があると大変そうだが、左手から巻ける。
父親はそちらから。
そのあとも登山道にそって沢は続くが面白くない。
適当なところで登山道にのってハト峰へ。
靴に履き替えてのんびりと朝明へ下りた。
ソロでいける沢を探して見つけた白滝谷。父親と2人になったが久々に親子で登山ができてよかったです。
滋賀県側には神崎川本流ほか、ツメカリ谷、赤坂谷などもあるので1人で行けそうな沢を見つけて行きたいです。
長いようで短い夏休み。
そろそろアルプスで登攀やらもしてみたいなと思う今日この頃であります。
では。