吉川Gです。
会員外の友人らと奇渓と名高い兵衛谷に行ってまいりましたが、昨年の豪雨の影響か(噴火の影響もある?)渓相はかなり変わっている様子でした。
かつての様な困難さも無いものと思われます。
10日
濁河温泉に車を一台デポし、巌立公園へ。この作業だけでも1時間かかる。
とりあえず濁河川の本流から入渓とする。
泳ぎなどで時間がとられるものと予想していたが、淵は全て埋まっているらしく、延々と歩き続けるだけ。
時間短縮にはなったが、面白味はあまり無い。
↑ここだけは悪かった。頭が引っかかるのでザックを下ろして通過。
ここから兵衛谷へ入る。
大きな滝は残っているが、過去の記録で見ていたような「出口の無い滝」などちょこちょことしたポイントは無くなっているようであった。
あと、魚影が濃いと聞いていたが、魚はほとんど見なかった。残念ながら死滅してしまったものと思われる。
ここは右壁からロープを出して登ったが、後続パーティによると簡単に巻けたとのこと。
やがて取水口が現れ、この少し行った辺りで幕営した。
11日
↑ここの滝は右岸から巻くが、ここの状態が最悪。本山行の核心。
ぼろぼろのルンゼの先の岩をwさんがリードで登るが、上部に木がハング状に垂れ下がっておりそのどれもが引っかかっているだけの状態。必死で抜けてくれたが、後続は横の壁からユマーリングで越えた。
↑材木滝。ここでエスケープする事もできる。
↑材木滝の先にも滝は続く。
ここで結構な雨が降ってきて、さあどうしようという状態に。とりあえず進んでいると止んでくれた。
ここは右岸からスーパー大高巻き。ちょっと悪いところもあるが、ピンクテープに助けられた。
ここを越えたところで幕営。
次々とデカイ滝が出てくる。もう驚かない。全て巻き。巻道は結構踏み跡があるので助かる。
↑水が枯れ始めたので水をとる。この辺りから緑が減り始め、地球離れした光景に。
ここからは登山道伝いに濁河温泉へ下山。約3時間。