愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2009.05.29

ちょっと写真を・・・。

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二子山西岳山頂から見た秩父の山々。

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悪魔のエチュードに挑戦する波多野さん。

悪魔のエチュードは、波多野さんと二人「難しい~」を連発して登りました。
でも、登れた時の嬉しさはまた格別でした!

I佐

2009.05.28

5月23日 二子山南壁 中央稜  波多野 岩佐  (記) 波多野
今シーズン初めての無雪期アルパインルートに行ってきました。

初めてのエリアなので、取り付きを間違えないように慎重に中央稜のルートを探す。、宝探しのような感覚である。
1ピッチ目は予想通り体が堅く思い切れない。なにせ半年間登り込んでいなかったからなぁ~
ここの岩場は岩がしっかりしているし、ハンガーボルトが埋め込んであるので、抜群の安心感がある。
あとは感を取り戻して思い切るだけである。
核心部の3ピッチ目もハンガーボルトが埋め込んであるが、いまだに思い切れずボルトを踏み台にして登ってしまう。
セカンドをビレーしていると下半身のボルテージが上がってきた。しかも後の方である。限界の70~90%を示してきたぁ!
天気もいいし、後続も来ないし、時間もたっぷりあるので急がせる必要は無いのだが、僕が限界に来てしまったのでパートナーに「ピッチ上げて登って!」と声を掛ける。
上がってきたパートナーは何事かと言った顔ある。我は、大急ぎで大キジを撃ちにブッシュの中へ消えていったのでした。「急がずに休憩していきなさい」と言うようなテラス(横断バンド)なので、しばらく奥秩父の山を見ながら景色を楽しんだ。
4ピッチ目はルート図では4級-30mとなっているが、とてもそんなグレードと長さがある様には思えなかった。支点は一本しか取れないが、ビビルこと無く登れるピッチである。
4ピッチ目に限らず全てのピッチにおいて、グレードは甘めであるし長さも5mは短いであろう。
5ピッチ目からはパートナーとつるべで登り、体がほぐれた頃に頂上へ到着しました。
その後はとても悪い一般道(剱のカニの縦ばいよりずっと悪い)を下り、弓上エリアというフリークライミングの岩場に向かいました。

悪魔のエチュード5.10aのルートに狙いを定めて登りだしたのですが、めちゃくちゃ難しく(ただの練習不足かぁ~でも10aだぞぉ)二人で3時間に及ぶ波状攻撃の末ようやく陥落したのでした。

中央稜のグレーディングが甘かったので、フリーの方も期待していたのですが、逆にとても辛目のグレーディングがされているように感じました。

2009.05.26

昨日の八間に続いて、本日は午前中だけS師匠と共に定光寺へ。
久しぶりに行きましたが、岩がツルツル滑る定光寺はやっぱり難しい。
5.9程度の簡単なルートでも、ユマールを使って登っていることもあって緊張しました。

のろのろ登ってイマイチ足が決まらないので、見かねたS師匠が岩の裏側にロープを移動し、
そこで立ち込み方のコツなどを説明して下さいました。

数本練習した後に表側に戻って、今度は落ち葉ハングに挑戦。
数ヶ月前には登れたのですが、今回も登れるまで悪戦苦闘。
師匠には「体が硬い!ストレッチをせい!」とのアドバイスをいただき、
アルパインクライミングは求められるものが多く、上達までの道のりは遠い、
と思いました。

まだまだ修行が足りません。

快適にアルパインクライミングを楽しむためには、日頃の努力は欠かせませんね。
めげずに頑張ります。

I佐

2009.05.25

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久々のクライミングを楽しむN田さん                               

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厚さ5mmあるかないかの小さなホールドを掴んで左のクラックにトラバースするK野さん
(難しかった~!)

今日はK野代表、N田さんと一緒に、ほぼ1年ぶりで八間に行ってきました。
午前中は自己脱出の方法について学び、午後はアブミの練習とフリークライミング。

人工で登る大きな岩の右側へぐるりと廻ると、下部はスラブ(?)、上部はクラックを楽しめるルートがあり、
難しかったけれどなかなか面白かったです。
3人とも時の経つのも忘れて練習し、ハッと気付いたら17時。
朝8時半から夕方まで、とても有意義な時間を過ごしました。

N田さん、夏に向けてまた一緒に練習しましょうね

I佐

2009.05.20

一人でフクベに行ってきました。
下流エリア・マッスル岩の燃える上腕二頭筋(2級)をゲット

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ムカデ岩、肩掛け岩でも遊ぶ。
上流・川エリアに移動し
三角岩、あねご岩などをうろうろ。
最後に恒例、頂上までのトレラン・・・のはずが、体力不足で中腹の杉林でダウン。
まだまだ修行足りないっす(*_*)

ところで
下流エリアから移動する際
「○牧森林管理○○○」と書かれた赤い腕章をした男性2人(たぶん地元住民)から
「下は民有林なので、もっと上流でやってほしい」と言われました。
いつから下流エリアはボルダリング禁止になったんでしょうか?
ロクスノなどの雑誌には出てないと思います。
地元はボルダリングすることを許可する代わりに
入山者一人当たり300円の管理料を払うことなどで
住民とよい関係を保っていると思っていたんですが
最近、問題でも起こったんでしょうかねえ。
フクベに入る場合は気をつけて

1川

2009.05.16

DSCF8059s槍ヶ岳・槍右上に挑むN本さん

DSCF8060s槍ヶ岳・槍トラに挑む1川さん。ピンボケですみません!!

1川さん、N本さんと一緒にフリークライミング・ボルダリングに行ってきました。

午前中は1川さんと一緒に天下峰へ。
私は初めて行きましたが、噂どおり難しかった!
看板ルートのパントマイムや祝浪人、北北西(?)などにトライしてみましたが、1川さんがひょいひょい登っていくところを私は冷や汗と脂汗をかきながら悪戦苦闘。歯が立ちません。
クライミングを始めて1年経つというのに、相変わらずしっかりと立ち込むことができず、我ながらクライミングセンスの無さに呆れモード。

午後はN本さんも加わり大田・城山城跡。
思い出エリア、槍エリア、大田エリアで楽しく遊びました。

丸一日岩登りというのは昨夏の“クライミング放浪の旅”以来だったため、今日は筋肉痛。
練習量が全く足りないことを痛感しました。
でも面白かったです。

I佐

2009.05.10

期間 : 5月10日(前夜宴会付き)
メンバー : 曽我、岩佐、山田

大谷原(1:30)–第1岩峰取付(8:10)–第2岩峰取付(9:55)–
鹿島槍北峰(11:40)–大谷原(15:40)

春合宿の白馬主稜が今シーズンの雪山の締めと思っていたら、曽我さんから
ありがたいお誘いがありましたので、行ってきました。

標高1700m(GPSの表示データ)までは試練の藪こぎで、これが結構おもしろい。
先週の雨ですっかり雪が解けてしまったようだ。

雪がつながればこっちのものとも行かず、ところどころ悪い箇所を曽我師匠の絶妙なルート取りで
標高をあげていく。

ロープは第1岩峰と第2岩峰のそれぞれ最初の1ピッチだけ使用(曽我師匠リード)。
第1岩峰は潅木でセルフビレイを取り、50mの1ピッチ、ランニング1箇所(潅木)
浮石が多く慎重に登る。

第2岩峰も潅木でセルフビレイを取り、40mの1ピッチ、ランニング2箇所(ハーケン)
途中のチムニーを強引に登る。

シュルントに時々ずっぽりはまりながら、お昼ちょっと前に頂上到着。
下降路は北俣本谷に。急な箇所は後ろ向きに降りる。

3時間半あまりの藪こぎでやっと雪が出てきたときにはホッとしました。
今回は岩佐さんの宴会料理に始まり、雪山シーズンを締めくくる最高の
山行でした。

2009.05.07

《山行報告です》

5月5日に松尾・福田で中ア・宝剣岳中央ルンゼを登って来ました。
7時の始発ロープウェイに乗って楽々で千畳敷に着。宝剣の岩稜の着雪は思ったよりも少ない。
当初、中央稜を予定していたが、雪のある中央ルンゼに方向転換した。
ルートは5ピッチで中途半端な雪と氷で若干手を焼いた。
中間部のチムニーではカムにアブミをかけての人工を交えながら抜けた。
最終ピッチの終了点が宝剣の頂上というのが気持ちよい!12:30に登攀終了(取付8:40)した。
このあと、松尾が伊那山中間(山岳会名)の雪訓に合流するため、伊那前岳に向かい、福田は千畳敷のロープウェイ駅へと下山した。

2009.05.05

春合宿で白馬に行ってきましたので、以下報告します。

【山行期間】 2009年5月3日~4日

【メンバー】 山田(覚)、辻、勝野、岩佐(報告)

【行動記録】

5月3日: 定光寺(5/2 23:00)==猿倉(02:40, 03:15)–白馬尻下1520m付近、テント設営(04:20, 06:00)–白馬主稜–頂上直下雪壁取り付き(12:00, 13:10)–山頂(14:15, 14:25)–大雪渓–△(16:30)
5月4日: △(06:20)–双子尾根上(1800m付近?)(09:30)–双子尾根1930m地点(10:00)–双子尾根上(1800m付近?)、休憩、雪訓–△昼食、テント撤収(15:30, 17:30)–猿倉(18:15, 18:30)–定光寺(5/5 01:30)

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登ってきた稜線を振り返る。豆粒ほどの大きさの後続パーティーが見える。

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稜線上でちょっとひと息。

【報  告】

●5月3日 (晴れ)●

天気予報では合宿3日間のお天気はいまひとつだが、何とか白馬主稜だけでも登りたいという気持ちで2日23:00に定光寺を出発。多治見から高速で一気に豊科まで行き、そこから148号線で白馬へ。猿倉到着後、真っ暗な中をヘッドランプを点けて歩き出す。猿倉荘から林道に出るところで少し迷いながらも、林道が見つかるとテン場に適した所を探しながらのんびりと歩いて行く。沢を渡り北側に斜面をトラバースして少し登った所、白馬尻下1520m付近に手頃な場所を見つけてテントを設営し、06:00に白馬尻に向けて出発した。

お目当ての主稜は雪が少なく、薄茶色になってしまった雪の下から岩が露出して写真で見た主稜とは少しイメージが違ったが、待ちに待った白馬主稜をこれから登るんだと思うとワクワクする。上に行くにつれて雪壁やナイフリッジ、草付き土混じりの斜面と、変化に富んでとても面白い。欲を言えば、今回のようにしっかりと階段のようなトレースがついた5月初旬ではなく、まだあまり人が入っていない4月半ばくらいまでに登れば、更に面白かったのではないかと思う。

強い日差しに肌をジリジリ焼かれ汗をポタポタたらしながら登っていくと、頂上直下の雪壁取り付きに到着。我々の前に3パーティーおり、順番待ちのためにやむを得ず大休止を取る。のんびり昼寝などしながら時間を潰し、1時間10分後に我々の番がやって来た。ここで初めてロープを出すが、取り敢えず雪壁中間部の岩が露出している所まではノーロープで登ることにする。中間部では岩にあったクロモリの残置ハーケン2本でアンカーを作りセルフビレイを取り、山田さんがリードで登り始める。最初のランニングビレイはアンカーを取った岩の直ぐ右上にある岩に残置されていた軟鉄のハーケンで取る。その後、雪壁をやや右上を目指して登り、雪庇下でアックスを使って2つ目のランニングビレイを取り、さらに右にトラバースした所でスノーバーで3つ目のランニングを取る。最後は雪庇を乗っ越して頂上に無事到着した。

山田さんが登っている間、勝野さんから辻さんにアンカー補強のためにもう1本ハーケンを打つようにとの指示があり、辻さんは今回ハーケン打ちの初体験。そうこうしている内に山田さんからビレイ解除の合図があり、辻さん、岩佐の順でタイブロックを使って登り、最後に勝野さんが続く。下から見ていた時には分からなかったが、雪はグサグサで滑りやすく、ところによっては雪の下が凍っており、結構悪い所が数箇所あった。また辻さんが登り始めた時に1つ目のランニングビレイを取ってあった残置ハーケンが勢い良く抜けてしまった。またその後でアンカーのクロモリのハーケン(辻さんが打ったものではありません)も1本あっさりと抜けてしまい、ハーケンという物は引く方向によってかくも簡単に抜けてしまうものか!と驚くとともに、アンカーは最低でも2点から取るということがいかに重要であるかを実感した。

14:15に全員が山頂に到着し、ガッツリと握手を交わす。登攀具を片付けると文字通りの大雪渓を下り(この下りが結構長かった)、16:30に無事テン場に着いた。雪で直ぐにビールを冷やし、テントの中でまずは乾杯。辻さんに用意していただいたボリューム満点の夕食を食べながら、22時頃まで楽しく宴会をし、幸せな気分で床に就いた。

●5月4日(うす曇り)●

昨日白馬山荘で4日と5日の最新の天気予報を確認したところ、二日とも雨のち曇りということだったので、今日は杓子岳を止めて小日向山に登り、その後雪訓をすることになった。昨晩睡眠をたっぷり取ったので、疲れも無く気分爽快。お天気が心配だが、予定通り小日向山を目指して出発した。猿倉まで下るのは時間のロスということで、テン場から杓子尾根と長走沢を横切って南側にトラバースし、双子尾根上に出る。その後小日向山に行く筈が、双子尾根上をそのまま杓子岳に向かって登ってしまったので、1930mくらいの所で登るのを止めて引き返すことにした。中途半端な所で引き返すことにはなったものの、双子尾根に登る時の取り付きの確認が出来たので、これはこれで満足。楽しみは来年に取っておこう。

少し下った所で雪訓に丁度良い斜面を見つけたので、そこでひとまず休憩した後、勝野さんから自然物(木、笹、柴など)、スノーバー、ピッケルを使った支点作りとスタンディング・アックス・ビレイをみっちりと教わる。目からウロコの支点の作り方や、リードが滑落した時にただ制動確保するだけではなく、滑落している間にたるんでいるロープを出来る限り手繰り寄せて落下距離を短くする練習なども行なった。ロープを手繰り寄せる作業は、本来は滑落者を見ながら行なうべきなのだが、ついつい手元のロープに目が行ってしまい、なかなか難しい。折角こうした技術を教わりながらも、雪山のシーズンが終わってしまい、実践は来シーズンまでのお預けとなってしまったのが残念だが、夏山にも活かせるテクニックなども学ぶことが出来たので、今後活用していきたい。

14:30に訓練を終了しテントに戻ると、辻さんが調理して下さった豪華な昼食を食べ、明日のお天気もいまひとつということなのでテントを撤収して下山した。みそら野のエコーランドの湯で汗を流し(23時まで営業していますから、下山が遅くなった時にはお勧めです。料金は600円で露天風呂あり。)、途中伊那-伊那北間で事故のため1時間半の渋滞に巻き込まれながら、5日の1:30に定光寺に到着した。

お天気が心配で、結局2日間の山行となってしまいましたが、本命の白馬主稜にはちゃんと登ることが出来たし、翌日は雪訓で更に新しい知識を得ることが出来て、とても有意義な2日間となりました。CACに入会して一年。この一年は本当にあっと言う間でしたが、中身が濃く大変充実した年でした。来年度はスキルアップと体力アップに努め、徐々にレベルを上げながら色々な山に挑戦して行きたいと思いますので、先輩の皆様、そして同時期に入会した皆さん、どうぞ宜しくお願い致します。
今年一年がどんな年になるのか楽しみです。

2009.05.03

N村、N本、I川の3人でワイドクラック天国・不動沢に行ってきました。
29日  不動沢正面・牛乳瓶クラック周辺で遊ぶ。中央ルート(5・9)下部でアップ。テンショントラバースの部分をフリーで抜ける。10b~cぐらいか。上部はOW。アップにしては厳しい。ハンドのハング越え・牛乳瓶クラック(10c)、OWのハング越えが厳しいワイルドハート(10a)、ハンド&フィストのハング・未来の力(11a)に挑む。
30日  N村さんは仕事のため帰宅。N本・1川でカーテン状岩(3ピッチ、10a)でアップ。中間部のチムニー(5・8!)は狭くて厳しい。続いて屏風岩に移り、不動沢愛好会ルート(10a)、寒々ルート(5・7)で遊ぶ。寒々ルートは、レイバックから幅広チムニーで、開放感が心地よい。最後はトンネルを抜けず左側のスラブを回り込み、岩峰に立つのが最高。
ワイドと聞いて怖じ気づいてましたが、ずりずりやってみると、なかなか楽しいもんですね。

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写真はワイルドハートをオンサイトするN本さん

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