1皮です
南アの小仙丈沢を岩佐さんと登ってきました
快晴の一日で最高の沢登りでした
戸台2:00-6:30北沢峠7:00-8:10小仙丈沢出合8:20-12:20稜線-13:00仙丈岳13:20-15:00北沢峠
戸台の河原にある駐車場から、ヘッドランプをつけて歩き出した
駐車場には先客が6台
スーパー林道にバスが走ってる時季に初めて来たけど(いつも冬ばかり)
河原を歩いて行く人がいるもんだと感心した
落ち葉で踏み跡が見えないため
右へ行ったり左へ戻ったり、意外に時間がかかる
丹渓山荘付近では戸台川本谷方面に行ってしまい30分近いロス
北沢峠手前の舗装道に出たところで
仙流荘から来たマイクロバスに抜かれた
それも2台、3台
沢に早く取り付こうと夜中に歩き始めたのに、バスに乗れば良かった、、、
北沢峠は冷え込みが厳しく、氷点下4度ぐらい
こんなに寒くては、快適な沢登りは期待できないだろう
「帰りたいなあ」と内心思った
でも「沢は凍ってるよね」「手足が濡れたら冷たいね」
という話が出るが、岩佐さんは「やめましょう」とは言い出さない
「岩佐さんは、冷たくて寒くてつらいのが好きなんだ」と納得した(^^;)
林道をどんどん下り、分かれ道から広河原とは反対方向へ行く
鳳凰三山方面から日が当たり始め、体がぽかぽかしてきた
出合から小仙丈沢全景とカールが見え、途中に大きな滝も
気持ちよさそうで、やる気が出てきた(´。`)
堰堤を右から巻き、しばらくは倒木帯で歩きにくい
歩きやすい河原になると15mぐらいの1つめの滝
左側の壁をロープなしで越える
数mの滝をいくつも越えた後、2段30m位の大滝
上部も水流の右側をロープなしで越す
岩は堅いが、スローパーの上に落ち葉が積もってるのがくせ者
その上で沢は二俣になる
登山体系では「左俣はガレ沢で右に進む」と書いてあり、右俣へ
すぐに伏流水となり、崩れやすい砕石が積み重なっただけの登りになる
右俣はどんどん右の尾根に近づいて行き
縦走路のある稜線のコルが遙か左手の方に見えるようになった
「あまりにも右に行きすぎだろ」ということでトラバース開始
そしたら、先ほどの二俣で分かれた左俣上流部と思われる沢に付いた
最初から左俣を登れば良かった
5mぐらいのハイマツの藪こぎをこなすと、広々としたカールの底に付いた
天気は快晴。風もなく、日が暖かい
帰りたいなあと思った「冬のつらい朝」から
ぽかぽかの「秋のハイキング」にがらっと変わった
砕石斜面を登り縦走路へ
そこからすぐのところに頂上。西風が冷たいけれど、360度見渡せる好天です
沢が簡単だったので、意外に早く頂上につけました
帰り道、40人ぐらいのグループに出会った
若い男女ばかりで、笑い声を上げて歩いている
「なんか、楽しそうだな~」などとうらやましそうに横目で見ながらごぼう抜き
後で聞いたら、旅行会社が企画した「山コン」のご一行様とか
楽しいのは当然ですな
北沢峠で、戸台行きのバスが止まっており、迷わず乗り込む
冬に来ると、帰りの河原歩きがつらくてしょーがないが
早く下りてくれば、こんな楽ちんなんだと、バス車内で爆睡した