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摩利支天大滝~阿弥陀岳北西稜20150315

2015.03.23

摩利支天沢は雪が深くてラッセルが大変でしたが

登山体系では「氷が途中で切れていて、登れないことが多い」と書かれているF3も登れました

メンバー:岩佐、1皮

美濃戸口3:00-5:50摩利支天大滝-8:50F3 -11:00北西稜11:50-16:00頂上16:30-19:30美濃戸口

 

南沢の登山道を行き、南沢小滝・大滝の入り口から20分ほど。右手に沢筋を2~3つ越え、左岸に青いテープの巻かれた木があるところが摩利支天沢出合。トレースが残っていて、20分ほどで大滝の下に到着。F1は雪の下だった。

豪雪の今冬、大滝の取り付きが高くなっていて、氷柱は15mほどと小さく見える。でも氷は硬くて登りにくい。1皮リード。立木でビレー。そのままロープを引きずって行き、F3は岩佐リード。取り付きに大穴があって、氷に乗り移るのが怖いっす。F3上部は膝ラッセル。その上の二股を左に入り、急斜面のところは、用心のためロープをつけてスタカットで。狭いガリー状を抜け、上部の緩斜面に入ると、北西稜が目前に見えた。ロープをたたんで左へ左へと行き、稜線上に出た。そこで大休止。予想以上に時間がかかった。

北西稜にも雪が平年より多く、バランスが必要だった。上部城塞の右手チムニーを予定していたが、時間が押していたので左から回り込むルートに変更。夕方4時に頂上着。氷点下10度で、3月なのに真冬のような登攀だった。阿弥陀南稜はナイフリッジになっていた。行者小屋を経て、美濃戸口まで降りた。

取り付きに雪がたまって小さく見える摩利支天大滝

取り付きに雪がたまって小さく見える摩利支天大滝

1皮さん、大滝リード中。氷が硬い!

1皮さん、大滝リード中。一見軟らかそうな氷だけれど、硬い!

大滝で奮闘する岩佐さん

大滝で奮闘する岩佐さん

ラッセルでF3へ

ラッセルでF3へ

F3を越えると、背景にきれいな景色が見えた

F3を越えると、背景にきれいな景色が見えた

3月なのに、真冬のような上部の壁

3月なのに、真冬のような上部の壁

太陽に向かって登れ!

太陽に向かって登れ!

雪が多い稜線を行く

雪が多い稜線を行く

 

 

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