ミヤザキです。7月22日に鈴鹿の渋川と藤川谷の沢登りダブルヘッダーをやってきました。メンバーは千種の怪人こと保坂(旧F田)、そして松方○樹ばりに世界を釣る釣り師・Wくんの3人。
2人は沢登り初めてで、僕は2度目。いい意味でも悪い意味でもフレッシュなパーティーとなりました。
【渋川】 愛郷の森P8:40-9:00二段8mの滝-終了点の橋10:40-愛郷の森P11:00
最初の河原歩きの時点で、「やべー!沢登り楽しい!もっと早く始めておけば良かった!」とさわぐ保坂。うざいくらいテンション高い。
そんなんだから、滝に出くわしただけでこのテンション。
さらに鹿の骨?を見つけてガブリ。
最初の3m滝はステミングでサクッとクリア。
問題はその上の2段8m滝。
テンションが高まって踊り出す保坂…ではなく、真剣なオブザベーション。
その甲斐あって、フリーで抜けた。
さすが、人間性はともかくクライミング力は疑いようがない。
1段目が終わってナッツでランナーを取る。実は2段目のほうがやらしい。
次々と現れる滝をフリー&シャワーで抜ける。
じゃんけんで負けた人がオンサイトトライをするルール。
ミヤザキが激流に押し返されて落ちた滝をパワーで登る保坂。
写真をチェックし、「ほら見て、ウェアが透けて筋肉もりもりっしょー!」と喜ぶ。
個人的にここが一番難しかった。ツルツルのU字凹角の滝のなかをニーバーとかいろいろ駆使しながら粘ってオンサイト突破。渾身のガッツポーズで後続を促したら、横のスリング下がってる壁をフリーで登ってきやがった。オノレー。
そんなこんなで午前の渋川はあっさり終了。駐車場に戻って服を乾かしながらカップラーメンを食べ、藤川谷に移動。
【藤川谷】 藤川橋11:50-崩壊地12:10-10m滝13:00-遡行終了14:00-藤川橋14:40
藤川谷は日本庭園のような美渓、とどこかのサイトに書いてあったので期待したのだが、なんか様子が違う。
枯葉が堆積しているし、水量もかなり少ない。コケやぬめりも多く、歩きづらい。特に赤いぬめりのついた岩はラバーソールのフリクションを無効化する極悪トラップ。
ちょっと登ると、その理由がわかった。
倒木が折り重なって谷を塞いでいる。そこをくぐり抜けて登ると、
右岸の斜面が大崩壊。沢を完全に埋めている。これが荒れた原因だった。
どうも3連のナメがあった場所っぽい。
とりあえず右側にひとつ残ったナメがあって、そこから遡行を再開できる。
そしてようやく滝が現れ始める。
じゃんけんで負けた保坂。
リーチいっぱい、ガバを取れるかどうかが勝負。
水泳からのボルダー滝が続く。
またもじゃんけんで負けた保坂。
この4m滝はなかなかの難課題。さすがの怪人も苦戦か…??
奮闘の様子は動画でどうぞ。
ここはミヤザキが会心のフラッシュクリア。とあるホールドを見つけられるか、直感と観察力がポイント。面白かった。
これが終わると、どう考えても登れそうにない10m滝が出てくる。
怪人・保坂はなんとか登ろうとするが、立ってるし、濡れてるし、逆層。
この日の2本の遡行で唯一登れなかった滝。左岸を高巻き。
そこから1時間ほど遡行して、2つほどボルダーっぽい滝を登ったものの、流れは次第に緩やかに。滝も出てこなくなったので、このあたりで遡行を打ち切ることに。標高580mくらいのところ。
右岸を少し上ると、すぐに変な名前の山・日本コバに続く登山道に出た。3人でこの日の健闘をたたえ合い、記念撮影。
ミヤザキ「日本コバっぽいポーズして」
保坂「日本コバ!!」
Wくん「………」
40分弱で登山道を下って、藤川橋に到着。
心配していたヒルはW君のゲイターの内側に一匹隠れていた。タイツをはいていたので吸血はされず。ミヤザキはヒル下がりのジョニーを念入りに塗ったので大丈夫。怪人・保坂は一番無防備な服装だったにもかかわらず被害なし。ヒルも避けたい何かを分泌しているのだろうか…。
ともかくわいわい楽しい初心者沢登りでした。