成瀬洋です。
日曜日に斉藤さんと大同心ルンゼに行って来ました。
異常気象の影響で、まだ南沢もしっかり凍っておらず、
今シーズンの大同心大滝の記録も見当たりませんでしたが、
転戦も視野に入れつつ、少し冷え込んで来たので少し期待して向かいました。
美濃戸05:40~北沢~07:00赤岳鉱泉07:40~11:00大同心稜~北沢~13:40美濃戸
鉱泉手前から見える大滝は鉛筆のように細いものの、一応白い氷ができていました。
取り付きまでは数センチしかない雪の上についたトレースを辿り、
アイゼンを付けていなかったのでF1は適当に巻いて大滝へ。
上部垂直部の氷は細いが登れなくはなさそう。
3人パーティーがトップロープで登っているところを良いタイミングで登らせてもらう。
2Pで登ることにして、ザックを背負って上部垂直部下のアンカーまで成瀬リード。
部分的に柔らかいところがあるものの比較的安定している様子。
岩に打たれたハンガーに支点をつくりピッチを切る。
横から見る上部の氷はポロポロでいかにも脆そう。
それでも氷ごと崩れることはなさそうなのでザックを荷揚げすることにして空身で成瀬リード。
案の定ポロポロ。
スクリューを打てる所も限られてるものの氷が脆いのでこまめにプロテクションを取って少しずつ登る。
今回、いろいろとギアを新調したのですが、ハンドルタイプのアックスはやはりラク。
スクリューから何からいちいちお金のかかるアイスってやっぱりブルジョア的と思う。
無事に大滝を登りきり、自分のザックを荷揚げ。
フォローの斉藤さんはザックを背負って登ってきた。
目の前には日の当たった大同心。
その後、傾斜の緩い氷瀑をふたつ登って適当なところからトラバースして大同心稜に出て下降。
春のようなポカポカ陽気の青空の下、遠くの白嶺がとても美しい日曜日でした。