吉川Gです。
市川さんと大同心北西稜に行きましたが、強風で諦めました。
当初は錫杖の予定でしたが、前の週がすでに沢登り状態だったとのことで八ヶ岳へ。
3:20美濃戸口出発
雪はそんなに無いように見える。
5:30赤岳鉱泉到着。
まだ、人気は少ない。そのまま大同心稜方面へ
大同心ルンゼの左岸のトレースをたどって、沢を渡って大同心稜へ。
大同心稜はトレースの上に雪が少し載っているという感じ。数年ぶりに歩いたが、こんなに急だったか。
最近ボルダーとフリーばかりなので、かなりきつい。
大同心基部からは壁沿いに斜面を降りていく。
急なガレ場に雪が乗っていて案外悪い。
↑大同心はこんな感じ
取り付きに到着し、1ピッチ目を見上げる。そんなに難しそうには見えないが、どの記録もそれなりに苦戦している。
8:00登攀開始。
1ピッチ目吉川リード。
凹角を登る。1ピン目はハンガーボルトがあるが、その後は終了点まで無し。下から見た印象よりも立っているが、ホールドは八ヶ岳らしいドガバ。とれないか心配なくらいだ。中間支点はピナクルにスリングをかけてとった。
終了点に着くとすごい強風。しかもどんどん強くなる。
市川さんが上がってきて、2ピッチ目取り付きまで雪面をトラバースする。岩の奥に回り込めば風を避けられるかと思ったら、さらに風が強くなってきた。もはや強風というより烈風。
息が出来ず、目も開けられない。
これは無理だとのことで、敗退決定。1ピッチ目の終了点まで戻り、懸垂下降。
懸垂でロープにぶら下がると、風で体が下から押し戻されるような感覚だった。
大同心稜まで戻ると、少し平和になってきたので、小同心クラックにでも行こうかと思ったが、6人ほどのパーティが取り付きに向けて歩いていたので、かなり待ち時間があるだろうと判断し断念。そもそも、小同心でも上部の稜線はすごい風だろうと思う。
下山していると沢山のアイスクライマーが上がってきていた。今日はアイスだったか…
↑天気は良いんですよ
13:00下山完了。