愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2009.09.26

2009.09.19~20で黒部下の廊下日電歩道を歩いてきました。

メンバー N田さん夫妻、H田(記)

9:20黒部ダム-13:30別山谷出会-17:30阿曽原温泉
7:00阿曽原温泉-13:30欅平

仕事、育児、介護と忙しく、しばらく山から遠ざかっていてストレス溜まりまくっていたので
久しぶりに山に出掛けてみた。


19日早朝2:00にH田宅出発しN田さん運転で立山駅まで移動
朝6:00頃に立山駅に到着。すでに第一駐車場は一杯、第二駐車場のさらに奥の駐車場に
車を停めてから駅に向かう。

駅の構内には登山客が一杯。 登山ブームと言われるが本当にたくさんの登山者で
あふれかえっている。
6:50頃のケーブルカーに乗って黒部ダムまで移動。
9:20頃黒部ダムの迫力に圧倒されながら歩き出す。
よくこんな山奥にこんなダムを作れたもんだと感心した。


IMG_0969

今回の日電歩道はこの黒四ダムの為に岸壁を切り開いて作った登山道だ。
紅葉の季節には少し早いが、ほんの少し紅葉がかって気持ちいい。
しかし、一時間くらい歩き出してだんだん道が狭くなり岸壁沿いを歩くようになってからは
景色が一変する。

登山道は左側が岩壁で道幅は狭いところで50センチくらいで、右側は100mくらい切れ落ちている
所を18Km続く。
高いところは百メートル以上の高さがあるので右側にふらついてミスるとサヨナラなので、
それなりに緊張する。
中には岩壁に丸太3本で橋が設置してあるのだが、30センチくらいの幅で所々ギシギシして
1人づつ通過しないと壊れそうで、自分の番になってウェートオーバーで壊れないか
ヒヤヒヤした・・・笑

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この登山道は高さがあり所々危険だが、高低差が無く楽な道だが、
最近全く歩いていない当方は、別山谷出会付近で左膝が痛くなってきた。
それでも歩かないといけないので歩くと、このルートの核心といえる岩壁の高巻きに出た。

垂直に3段階で木の梯子がかかっており、30M上で横にトラバースし、下降する。
ここは毎年事故が起きている所なので緊張する。
クライミングならロープで確保されているので怖くはないが、ノーザイルだと少々怖い所でした。

IMG_0979

その後十字峡に15:00前に通過し、17:30頃阿曽原温泉小屋に到着。

テントを早々設置し、さっそくビールで乾杯!

テント場は小屋の下にあり、露天風呂はテント場から5分くらい降りた所にあり、10人くらい
入れる質素な作りです。


20日 7:00阿曽原温泉出発

昨日からの左膝の痛みが引かないが、今日は昨日よりは短いが、欅平まで16kmの行程なので
気合を入れて出発した。
テント場を出てすぐ急登で、早朝から大汗だ。
登りきると、水平歩道が始まる。

昨日と同様に左が岩壁で右が切れ落ちている道を行く。
水平と言ってもアップダウンは少々あり、登りは良いが下りになると膝に激痛が走り冷や汗が
出てきた。
難しい所も無く黙々と歩くだけの道だが、落ちればただ事では済まない道なので
それなりに気を使う。

ダム建設の為に、岩をくり貫き資材を運ぶ道を作り、1000万人の人手を使って黒部ダムを
作った人間は凄いと思いました。

IMG_1004

激痛に悩ませられながら、ようやく欅平まで30分と言う標識から下りが始まり
半泣きになりながら一時間以上掛かって下り、欅平に到着した時は激痛も忘れてニヤついて
しまった。

あ~~山っていいな・・・。
改めて山の魅力を再認識させられた山行でした。

その後トロッコ電車で帰るだけだったのが、ここから第二の核心が待っていました。
連休中と言う事もあって、大勢の観光客で電車のチケットが取れず5:30分待ち・・・。
立山駅に戻ってきたのがpm11:30頃でした。

N田さん運転有難うございました。



日電歩道(にちでん ほどう)とは、黒部川の上流域に設けられた歩行者専用道(登山道)である。日本電力が水力発電所の建設に備えた調査を行うために開削したことからその名が付けられた。1925年に着工し、1929年に開通した。仙人平(上部軌道の当初の終点)から黒部ダムまで
仙人谷から下流側の欅平までは水平歩道(約13km)が通じている。この水平歩道を含めて「日電歩道」と呼ぶ場合もある。ただし水平歩道の開削は、日本電力が黒部川の水利権を得る以前に東洋アルミナム株式会社の手で行われており、日本電力が建設したという意味では「日電歩道」と呼べるのは仙人谷より上流側といえる。

2009.09.21

明星の帰りに剣を歩いてきました。
初日はお天気も良く、気持ちの良い秋山を楽しみました。

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剱の雄姿

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どこまでも歩いていきたいですね

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室堂ではタロさんにお会いしました

 

どこまでも歩いて行きたいですね

室堂ではタロさんにお会いしました

タロさんに「かなり混むから」とアドバイスをいただいたので気合を入れて暗いうちから出発しました。
頂上でご来光を拝もうとしましたが4:00頃からガスが出てきて雨も降ってきたので頂上に着いて
すぐ下りました。
剣沢テン場発2:00 頂上4:20 テン場戻り6:30

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まだ真っ暗なのだ。 “点の記”をまた読み返そうか

雨の中を下山しました。紅葉し始めています。きれいでした。

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何度も通いたいところになりました。

N村

2009.09.10

(谷川岳/一ノ倉沢3ルンゼと 幽ノ沢中央ルンゼは雨の為、変更)
日程:2009年9月5日~6日
メンバー:Hatn(L)  Nakm

9/5(土) 一ノ倉沢出合い駐車場には03時少し前に到着した。駐車場には雨跡があった為、本日予定の標高の高い、またアプローチの長い3ルンゼは翌日にして、今日は幽ノ沢中央ルンゼを攀ることに決まる。車中で1時間半ほど仮眠。5時起床、幽ノ沢へ向かう。

幽ノ沢出合いから間もなく沢登りになるが、前夜降った雨で水流以外の岩が濡れ、ぬめって滑りやすい。沢登りに慣れていないうえにアプローチシューズときてる。根性で 先を行くHatnさんの後を追う。流れを避けながら右・左・藪こぎと的確なルーファイで、登り返すことはない。一度ロープを出してもらった。全体に滑滝が多いようだ
「中央ルンゼはあれだよ」と指差した先には、堂々とした威容の幽ノ沢全景。一ノ倉沢より規模は少し小さめだが、よく似ている。
クライムシューズに履き替えるよう指示あり履き替えたが、アプローチシューズより滑らないことに驚いた。因みにアプローチシューズは5.10で、古さは中間というところ。

沢を2/3程登った頃、弱い雨が降ってきた。見上げるといつの間にか幽ノ沢の上部全体にガスがかかっていた。ルート上は雨が降っているだろう。残念だが引き返すことになった。

下りは更に滑りやすくなる。慎重に。一度胸までドボンした。この後はロープ懸垂を交えながら下降する。空は晴れのうす曇になっている。

3回目の懸垂下降の小滝を利用して、救助の練習をすることになった。このまま引き返すのはもったいないので良かった。 背負い救助懸垂と1/3システムの引き上げと、未経験であるカウンターバランスの引き上げを二回ずつ練習した。滝落ち口に掛かるロープの大きな摩擦で困難な引き上げとなったが、システムの構築と確認ができたことは私には大収穫でした。

青空の下の水上町で入浴と買出しをして、登山指導センターで酒と肴を楽しんだ後、シュラフでうたた寝。ロープウェイ駅の営業が終わるのを待って移動し、有り難く今夜の宿にさせていただく。快適でした。

6日(日) 今日は一ノ倉沢3ルンゼの予定。 予報どおり晴れることを期待して一ノ倉沢出合へ車を走らせる。道路に濡れた跡があるよ~ 出合いに着くとまたしても雨だった。Hatnさんから谷川岳独特の気象の変化の激しさを教わる。この気象の変化が遭難事故件数世界一の理由だと。

せっかくだからと、鳩待峠から尾瀬を散策することになった。 終始木道歩きの尾瀬ヶ原を 話しながら歩いていて、つまずきずっこけた。木道を支えている切り株に胸を強く打ち、「い、息が出来ない」と言うと、両肩を掴んで固定し、膝で背中を押してくれた。息ができるようになった。お世話かけました。「岩場でなくてよかったよ」と。ほんとにマジで思いました。帰りも尾瀬ヶ原の開放された空間を体いっぱいに感じながら戻りました。

予定のルートは登れなかったですが、一日目のアプローチの沢登りと救助練習3種を楽しみました。それから、二日目の尾瀬ヶ原の散策も。呼吸を楽にする方法まで教わりました。ありがとうございました。

2009.08.29

今週末(8/29-30)に予定していた屏風岩東壁雲稜ルートは、今回も雨のためリベンジならず。
今年はお天気が不安定で、なかなかアルパインクライミングが出来ません。

メンバー: S師匠、I佐(報告)
日にち: 8月29日(土)

ダメモトで金曜の夜に、月と星が出た夜空を見ながら沢渡まで行ったが、夜中から雨が降り出してしまいがっかり。
折角ここまで来たからということで前穂までのハイキングに変更したが、雨降る中、景色も見えない状態でのハイキングは当然のことながら楽しくなく、岳沢ヒュッテ跡に到着した時点で引き返すことに。
しかし下山途中で雨が止んで青空が見えてきた。ひょっとしてお天気好転?と淡い期待を抱いたが、天気予報ではお昼から雷、そして雨の予報だったために、潔く諦めて帰名することにした。

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雨でも一応岳沢ヒュッテ跡までは行きました。(雨でも一服するS師匠)


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上高地はもう秋の風が吹いて涼しかったです。

今度こそ雲稜ルートを登るぞ!と楽しみにしていただけに、またもや登れず本当に残念でしたが、またいつかリベンジを計画したいと思います。

S師匠、お付き合いいただきありがとうございました。また、運転お疲れ様でした。

一応今回の収穫は、お花と木苺の写真が撮れたことです。↓↓↓
(先日鳳来でデジカメをお尻の下に敷いてしまい、液晶画面が壊れてしまったので、ピンボケ状態で撮影されてますが…。)
お花の名前は…、S師匠が唯一知ってる!と言っていたトリカブト(右上)しか分かりません。

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