愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2015.03.23

摩利支天沢は雪が深くてラッセルが大変でしたが

登山体系では「氷が途中で切れていて、登れないことが多い」と書かれているF3も登れました

メンバー:岩佐、1皮

美濃戸口3:00-5:50摩利支天大滝-8:50F3 -11:00北西稜11:50-16:00頂上16:30-19:30美濃戸口

 

南沢の登山道を行き、南沢小滝・大滝の入り口から20分ほど。右手に沢筋を2~3つ越え、左岸に青いテープの巻かれた木があるところが摩利支天沢出合。トレースが残っていて、20分ほどで大滝の下に到着。F1は雪の下だった。

豪雪の今冬、大滝の取り付きが高くなっていて、氷柱は15mほどと小さく見える。でも氷は硬くて登りにくい。1皮リード。立木でビレー。そのままロープを引きずって行き、F3は岩佐リード。取り付きに大穴があって、氷に乗り移るのが怖いっす。F3上部は膝ラッセル。その上の二股を左に入り、急斜面のところは、用心のためロープをつけてスタカットで。狭いガリー状を抜け、上部の緩斜面に入ると、北西稜が目前に見えた。ロープをたたんで左へ左へと行き、稜線上に出た。そこで大休止。予想以上に時間がかかった。

北西稜にも雪が平年より多く、バランスが必要だった。上部城塞の右手チムニーを予定していたが、時間が押していたので左から回り込むルートに変更。夕方4時に頂上着。氷点下10度で、3月なのに真冬のような登攀だった。阿弥陀南稜はナイフリッジになっていた。行者小屋を経て、美濃戸口まで降りた。

取り付きに雪がたまって小さく見える摩利支天大滝

取り付きに雪がたまって小さく見える摩利支天大滝

1皮さん、大滝リード中。氷が硬い!

1皮さん、大滝リード中。一見軟らかそうな氷だけれど、硬い!

大滝で奮闘する岩佐さん

大滝で奮闘する岩佐さん

ラッセルでF3へ

ラッセルでF3へ

F3を越えると、背景にきれいな景色が見えた

F3を越えると、背景にきれいな景色が見えた

3月なのに、真冬のような上部の壁

3月なのに、真冬のような上部の壁

太陽に向かって登れ!

太陽に向かって登れ!

雪が多い稜線を行く

雪が多い稜線を行く

 

 

2015.03.11

どうも鵜飼どす、未だ厳冬の北アルプスを味わっていない!

ということで締めくくりに成瀬(ラ)と西穂西尾根へ行ってきました。

 

0230新穂 ~ 0400穂高平 ~ 0630 1945mピーク ~ 1100第一岩峰基部 ~ 1130第一岩峰登攀開始 ~ 1340 2600m小ピーク ~ 1530 岩峰基部ビバーク地

 

高山ICを華麗に12時に通過し2時半に歩き出し。予報では日曜日は大荒れ、トウチョウするなら今日しかない

先行にスキーのパーティが居てトレースが歩き易いのか難いのかよくわからない

なんも考えずトレースを追ったら穂高平へ夏道ショートカットしておりいきなりガッツリラッセルを強いられタイムロス

渋々ワカンを装着したらびっくりするくらい歩きやすくなった。初めから大人しく履けば良かった。

 

小屋から真南へコンパス行進。ぶち当たった斜面から適当に尾根を目指して登る。

新雪の下にクラストした層がありワカン付けてれば殆ど埋まることはない

写真 2015-02-28 5 16 40

段差を乗り越える時にしばしばラッセル感、急登といえば急登。

今回はあまり休憩を取らない牛歩戦術?で個人的には歩いていたので、休憩をとるラッセルを置いて

しばらく黙々と単独行気分を満喫することができた。

ノンストップで1945m、素晴らしいペースだ、これならワンデイが実現できる!とテンションぶち上げである。

雪が止み、雲海に浮かぶ笠ヶ岳が樹木の間から覗く、 なんとも美しい

写真 2015-02-28 7 48 18写真 2015-02-28 7 42 54

 

追い付いてきたラッセル、何故かアイゼンを付けていた。

ワカンが外れやすくて激オコでアイゼン、そりゃ追いつかない訳だ(ヽ´ω`)

意気揚々と歩き出すが、それも束の間

急に雪が深くなり常時膝くらい、時々ヘッドのラッセルが始まる。

クラスト層は先ほどよりも脆く、その下は腐ってる、、

いやいやそんな筈は、、ここは完全に尾根の上だぞ、、、もうちょっと登ったら落ち着くはずだ

と、自分に言い聞かせつつ結局、4時間半あまりフルラッセル。

半ばハイになって黙々とラッセル。ラッセルが追い付いてきたらラッセル代わって貰おうと

しかし追いつかれまいと謎の意地でラッセル。ラッセル追い付かない。

ラッセルラッセル言って訳分かりませんが、第一岩峰までの大半を自分がラッセルしていた気がします。

ラ 「鵜飼さん、ウルトラキノコでも食べたんですか?」

 

11時 第一岩峰を目前に、登頂を諦める。 でも天気良いので展望が良い所まで登らないと気が済まない

岩峰を右巻きで行くか、直登か。 悩んでいると巻き道で小規模な雪崩が、、、

有無いわさず雪の少ない岩峰直登に。

写真 2015-02-28 10 52 43写真 2015-02-28 10 52 46

 

荷物をデポしてロープ1本。正面に見えるルンゼっぽいのへ突っ込んでみる。

慎重に行けばロープ要らないと思ってたけど、取り付いて数手でロープ出しましょう~

草付き雪壁。特攻役はハイテンションな私が。

数m雪壁を登るとボルダーな感じの岩と、その横に緩い雪面。

こりゃ面白そう、っと岩に取り付いて手に足っぽいことをしながら、

そういえばプロテクション取れてないし、これぶっ込んだらラッセル激おこプンプン丸どころじゃないなぁと思い

ちょっと降りて緩い雪面から登る。結局ロープ一杯、ノープロでした。

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ロープは無くても良さそうな感じでしたが、別に急いで無いので出しながら、つるべで数6ピッチくらい雪稜を登る。

ハイマツが埋まってたりして難しくはないけど楽しい。景色最高にいいすげーアルパインちっくだな!

ジャンクションピークが見えてくるも物凄く遠く感じる。山頂は更に遠い。

ロープウェイ登山者を眺め、「いや絶対こっちのほうが楽しいし!」とか自分を慰めながら、、、

写真 2015-02-28 12 08 54 写真 2015-02-28 13 20 11 11040005_808367595899360_1130124583_n

 

13時40分 2600mの小ピークにて登攀終了、そこからジャンクションピークまでは普通に歩けそうな感じでした。

頑張れば頂上へは行ける、そして帰れなくなる。届きそうで届かない悔しい限り。

YUTORI-BOYZ無理しない

写真 2015-02-28 13 41 30 写真 2015-02-28 13 40 16 写真 2015-02-28 13 39 56 写真 2015-02-28 13 20 11 11063271_808367532566033_1253355132_n

 

下降は岩峰左側のルンゼの際

小鍋側(岩峰右)とは違って昼くらいまで陽が当たらないので安定してるように思ったものの念の為、

灌木を支点に懸垂で小刻みに降りて行きました。

ラッセルの野生の勘で、ドンピシャでデポした同高度まで下降

 

夕陽が見える場所にえっちらほっちら穴を掘り、ツェルトで蓋

夕陽を見ながら酒を摘んでたら物を落として50mほど昇り降りしたのは言うまでもない

アホほど飯を食べ、ちょっと飲んで寝る。

雪洞を掘るのに全身ベタベタになってしまい、非常に寒い夜だった。

写真 2015-02-28 16 52 53 写真 2015-02-28 17 01 52

 

下りはあっという間、シリセードーツリーラン?を楽しみ

平湯で一番風呂、雨が降る高山で弱尊カレーを食べ

今年の冬が終わった。

 

 

 

 

 

 

2015.03.10

こんにちは。吉川です。

 

かなり前のことですが2/7~8に八ヶ岳に行ってきました。報告が著しく遅くなってしまい申し訳ありません。

今回は、日本山岳会東海支部青年部の方々と学生の方々の山行に合流させていただきました。7日の様子は原田さんによって報告済みなので、8日の日ノ岳稜について報告させていただきます。

 

タイトルに記載した通り、当初の予定は石尊稜でしたが、いろいろあって(後述)日ノ岳稜というあんまり知らんところに行きついてしまいました。

 

朝、赤岳鉱泉を出発。メンバーはKさん、S君、G君、僕の4人。僕が以前行った時は中山乗越への上り坂が始まる直前で左の沢に入っていったと思うが、今回は中山乗越まで一度上がり、中山尾根方面へ歩いて途中から左の沢に下りるとのこと。前日に学生さんたちが下見に行ってくださったらしい。それなら安心とヒョイヒョイついていく。中山乗越まで行ったところで、体調が優れないとのことで残念ながらG君が赤岳鉱泉へ下山。3人で登ることになった。

中山尾根方面へしばらく歩いて、左の沢へ降りると、いくつかそれっぽい尾根が見えた。さてどれが石尊稜かな?頼りにならない記憶と勘を頼りに適当な尾根にとりつく。

 

ラッセルしながら少し悪めの岩などを越えるとビレイ点を発見。こんなんだったかなあ・・少し上にはA0用のお助け紐なんかが垂れ下がっている。これは石尊稜じゃないかもなあ・・と思いつつも戻るのも面倒なのでこれを登ることにした。

1P目S君

出だしはお助け紐でA0すると楽。その直後の右へのトラバースが少し悪い。トラバース後に草付を10数メートル登って終了。

2P目吉川

正面の岩を避け左のリッジ目指してトラバース。あとは適当。樹林帯の中を右へ左へ行ってしまったので。ロープが重い。

3P目Kさん

一応ロープを出したが、普通のラッセルだった。

 

3ピッチ登ると、美しいナイフリッジ状の雪稜が現れ、ガスも切れて視界が一瞬開けた。その時すぐ真横に、あるはずのない中山尾根が見えたため、ここが日ノ岳稜だと確信した。天気も崩れていっているし、この後もどんな感じなのかわからないので敗退することにした。

帰りは懸垂4回で沢まで下降。登りよりも下りに苦労した。

 

帰宅してから日ノ岳稜について調べてみると、後半も面白そうだったのでいつか行ってみたいです。二日間通して非常に楽しい山行でした。遅くなってしまいましたが青年部のみなさん、学生のみなさんありがとうございました。

 

まだ未報告の山行が残っているので少しずつアップします。

2015.03.03

こんにちは、早川です。
合宿の2日目、阿弥陀北陵の報告をさせていただきます。

メンバー:曽我、鵜飼、早川

早朝、ヘッデンを点けて赤岳鉱泉のテントを出発。
6:10に行者小屋に到着。
行者小屋

昨日から気温が上がり、雪もしまっていて歩きやすいコンディションでした。
傾斜がきつくなり、7:00頃にアイゼンを付け、更に登っていきます。
阿弥陀岳1

阿弥陀岳2

7:30に取りつき点に到着。
阿弥陀岳3

ここから3ピッチ、鵜飼君がリード。
軽々とリードし、私はビレイでロープを出すのが間に合わない位でした。

8:40に山頂に到着。
看板も完全に雪に埋もれており、最初、ここが山頂だと分かりませんでした。
阿弥陀岳4

土曜は快晴で周りの山々も綺麗に見えましたが、
日曜はこの天候ですから、何も見えません。
3人で握手して、写真を撮りました。

そして…
一般ルートから行者小屋に下山…のつもりで、
急斜面を後ろ向きになって下り、トラバースし、下山していくのですが、
何か去年通ったルートと違います。
あれ?こんなに悪かったっけ?
何か違うような…。

そんな風に思っていると、前方から登ってくる一組のパーティーと遭遇。
そこで、私たちは南陵ルートを下っていたことが分かりました。
ここから山頂まで登り返し、30分程ロスしてしまいましたが
山頂からは行者小屋へのルートを見つけることができ、
10:20に行者小屋まで下山となりました。

当初、阿弥陀北陵を登って赤岳まで縦走の予定が
午後から天候悪化の予報があったため、今回は阿弥陀北陵のみとなりました。

曽我さんにビレイや支点など教えていただき、
鵜飼君にはリードしていただき、皆さんありがとうございました。

私はここ半年以上、毎週フリーにばかり行っていて
この日も歩けるかどうか正直、心配でした。
私のペースに合わせていただいて、ありがとうございました!
おかげで、ひさしぶりの山を堪能できました。

私は暫くまた、毎週末フリーがメインになると思うのですが
フリーの技術を高めて、目標グレードを登って、そして山にも行きたいと思っています。
またよろしくお願いします!

2015.02.27

ミヤザキです。

雪上講習会に21日土曜日だけしか参加できなかったため、前日20日から八ヶ岳に入って阿弥陀岳南稜を登ってきました。

【20日】

舟山十字路(1620m)6:20-南稜取り付き7:00-立場山(2370m)9:40-あおなぎ10:30-P1取り付き12:30-P3取り付き13:20-阿弥陀岳山頂14:50-赤岳鉱泉16:00

【21日】

中岳沢分岐15:00-阿弥陀岳山頂16:30-17:10CMCテント-19:10舟山十字路

 

 

今年の八ヶ岳は雪が多い。

そう聞いていたはずなのに、すっかり忘れていた。

舟山十字路からの歩き出し、トレースはあるもののなだらかに雪に覆われている。今日は先行者は期待できない。

南稜取り付きまではくるぶしラッセル。嫌な予感。尾根上への急登はひざ上ラッセル。グエー。

尾根上の樹林帯は時折足跡が出てくるが、トレースと言えるほど固まってもないし、つながってもいない。

予想以上にスピードが上がらんなーとうんざりするが、天気は無風快晴。このコンディションで登れなかったら、今後どこも一人じゃ登れんぞ!と自分にハッパをかけて、無心に進む。

ほんとにバリエーションルート?って思うくらい赤テープが巻かれているので、迷うことはない。

立場山は展望なし。そこから平坦な樹林帯を行くと、あおなぎ手前で急に視界が開けて阿弥陀岳西面が姿を見せた。ワーイ。

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逆を見れば、権現岳。こっちもかっこいいカール地形の山頂。登攀意欲が高まるぜー。

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あおなぎ(木のないところ)を過ぎるとまた樹林帯の急登。ここは時折胸ラッセルになって、存分に雪と戯れることができた。ワッショーイ。

2015-02-20 10.37.09

赤テープも少なくなって、より楽そうなルートを見極める訓練になる。選んだルートが正解かどうかはわからないけど、とにかくワシワシ登る。

森林限界を超えると、赤岳から南へ延びる八ヶ岳の主稜線がドーン。天狗尾根もかっこいい。

右に赤岳、左に阿弥陀岳、中に中岳というわかりやすい構図を正面に見ながら、雪稜を行く。

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雪庇もできていて、けっこうちゃんとした雪稜。視界が悪いといやらしいかも。

P1、P2は適当に超えて、核心と言われるP3まで来た。

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記録によるとここは「岩峰基部を左から大きく巻き、ルンゼを登る」、ということだが、雪が多いためか、どこまでが岩峰基部なのか判然としない。とりあえず中程のトラバースできそうな岩の隙間を進んでみる。

すると目の前に登れそうな浅い草付きのルンゼが出てきた。

ここかなー?と登りはじめてみる。

けっこう悪いな、まあでももうちょっと登れば傾斜も緩むだろ…と楽観的に登り続けてしまった。

雪に埋まったホールドを掘り出し、草付きにアックス指して、ハイステップからの手に足!…とかって絶対ここ正規ルートと違うやろ!ヒー!

気づいてしまったものの、降りるほうが危ないので覚悟を決めて登る。Ⅴ級くらいあった。落ちなかったから良かったものの、フリーソロで行くところじゃない。これは重大ミス。

ルンゼを終えると、左手に長ーいフィックスロープが張られた大きなルンゼが見えた。こっちかー。

ロープに向かってトラバースするか悩んだが、サラサラ雪の雪壁もいやらしいので、稜線まで岩雪ミックス帯をもうひと登り。しかし稜線を進むと東面に切れ落ちた大きな岩が行く手を塞いでいる。

これは滑ると数百メートル真っ逆さまなので、乗り越えるのはやめて雪壁をトラバースし、フィックスロープ上部に出た。ようやく正規ルートに合流。いろいろとすり減らした。

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P3でヘトヘトになったが、目の前には山頂。タイミング良く雲が取れた。

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しかしそこからが遠い。ラッセル、デリケートなトラバース、学習院大の遭難者への黙祷、最後の雪壁をヘロヘロとこなして、阿弥陀岳山頂に出たときには、もうガスっていた。

9月の錫杖岳以来、久々に踏めたピークはうれしい。しかも全行程一人ラッセルだったので、充実度はこれまでで一番かも。思わず一人でガッツポーズ。

 

約1時間で赤岳鉱泉まで下山。翌日の雪上講習会に備え、ステーキを食べつつ進撃の巨人14,15巻を読んだ。エレーン。

 

 

講習会は曽我さん講師の2班。文三郎尾根と中岳尾根の間の谷で、さらさらの雪上での支点作り、制動確保、滑り台を壊さないシリセード、雪洞作りからのビフォーアフターの匠ごっこなどをみっちりやった。

15時終了。みんなと別れて中岳沢を登り、16時半に2日連続の阿弥陀岳山頂。この日は見事な眺望だった。

しかしのんびりしていると日が暮れるので、夕陽と競争しながら御小屋尾根を下山。

2015-02-21 16.26.05

北西稜の合流地点から御小屋尾根と中央稜の分岐(摩利支天)まではトレースがなかったので、下山もラッセルを覚悟した。

しかし中央稜を登って山頂を踏まずに御小屋尾根を降りたパーティーが先にいるようだ。そこから先はトレースがある。ヤッタゼー。

雪が風で飛ばされた岩稜帯はやや慎重に、雪が出てきてからは駆け下りて、樹林帯に入って少ししたところで、とあるテントと出くわした。

2015-02-21 17.25.15

宴会中だった中の方々が声をかけてくれ、「これを食べていきなさい」と生ハムとクリームチーズ、さらに紅茶と甘酒まで振る舞ってもらった。なんてウマイ。

聞けば御小屋尾根を登ってきた松本のCMCの方々で、重鎮とおぼしきMさんはかつて南岳で千種のメンバーが起こした遭難のときにお世話になった方らしい。山の世界は狭い。

この補給のおかげで、あとは舟山十字路までノンストップで下山。目標の19時は過ぎたが、夜の森の中を一人黙々と歩いていると、なんだか不思議と楽しくなる。

冬の単独行は、やっぱりいい。

 

 

2015.02.11

1皮、岩佐(報告)で錫杖に行ってきました。

雪が多く弱層もあって、雪崩が怖いので予定していた中央稜の登攀は中止。代わりに、2ピッチだけではありますが、前衛壁でスリル満点の登攀をしてきました。

2:45槍見P ~ 4:30クリヤ谷岩小屋04:45 ~ 6:00頃 北沢フェース?基部着 ~ 謎のルート2ピッチ登攀10:00 ~ 10:45 3ルンゼ取り付き11:00 ~ 12:00 取り付き ~ 14:00頃槍見P

明るくなる前に中央稜の取り付きに到着するために、3時前に歩き始める。気温は槍見でー10℃とかなり低いけれど、風が無いので歩いていればそんなに気にならない寒さだ。木金と雪が降ったようだが、登山口からのトレースの上に載っている新雪は5~10センチ程度。意外に少ないなと思ったら、標高が上がるにつれて新雪の量がだんだん増えてきて、錫杖沢出合で20㎝くらいになった。それにしても今年は雪が多い。岩も倒木も雪でしっかり隠れていて、お蔭で歩き易くて2時間弱でクリヤ岩小屋に着いた。

わかんとストックをデポしたら、まずは前衛壁基部に向かう。思ったより早くクリヤ谷岩小屋に到着してしまったため、中央稜取り付きで寒い中じっと明るくなるまで待つなんてことにならないように、体が冷えない程度のかたつむりペースで時間調整しながら登って行く。前衛壁までの斜面は、新雪の下50㎝位の所に弱層があって気持ちが悪い。雪の量もトレースがないところは股から腰の積雪だし、こんな状態で北沢に入るのは危険ということで、中央稜~直上ルンゼは止めることにした。

さて中央稜が登れないとなるとどうしようかなと思いながら、ふと前衛壁を見上げると、目の前にちょっと面白そうなルート(?)がある。何というルートか分からないけれど登ってみましょう、ということになって、まずは1皮さんがリードで登る。下から見るとそんなに傾斜もきつくなく、ガバでスタンスも沢山あって登りやすいのではないかと思っていたら甘かった!登ってみると、ほぼ垂直。おまけにホールドは定光寺の岩のようにツルッとしていて、3レイヤーの手袋ではつかみにくい。それでも1皮さん、右側のクラックをうまく使いながら登って行く。途中10mほど登った所の右側の壁に、残置ハーケンが1本あった。このピッチは、できれば5番くらいのカムが欲しいところだが、持ってきているカムで一番大きいのは2番。それでもよく探すとエイリアンが使えるクラックがあり、なんとか支点は取れる。

白壁カンテの真下のルンゼが登ったところ

白壁カンテの真下のルンゼが登ったところ

 

1P目下部。悪いです。

1P目下部。

 

下から見ると緩そうだが、上からみると案外の傾斜

下から見ると緩そうだが、上からみると案外の傾斜

20mほど上がると左側のベルグラに移ってダブルアックスで登っていくが、春のように暖かい陽射しのせいで、元々雪がちょっと融けて固まっただけのような ナンチャテ・ベルグラは既にグサグサになっている。ビレイしている方も、ベルグラが今にも剥がれ落ちるのではないかとヒヤヒヤした。そんな悪い所を無事突破して木でビレイ点を作り、ピレイヤーもホッと一安心。

2ピッチ目は岩佐リード。そこそこ傾斜がある狭い凹角のグサグサ雪は、アックス・アイゼンの利き具合もいま一つ。氷と木登りも交えながら騙し騙し登る。15mほど登った所にある木で終了。

2P目。雪はグサグサ。

2P目。雪はグサグサ。

次のピッチは、右寄りに広い凹角を登るのだが、残念ながら適切なサイズのプロテクションがないためここで登攀はおしまい。2ピッチ目終了点からどっさり雪がついている中央稜が見え、こりゃ登れんわ!と納得して、1ピッチの懸垂下降で取り付きに下りた。

 

3ピッチ目も登れそうだが、懸垂できる木が見えないので、このあたりで下降

3ピッチ目も登れそうだが、懸垂できる木が見えないので、このあたりで下降

行動食を食べ終わっても時間はまだ早い。ならば3ルンゼでも登りますかと取り付きへ移動。しかし、2月初旬とは思えないこの異常な陽気で雪が緩んだのだろう。上からどんどん雪や氷が落ちてくる。結構大きい氷の塊も落ちてきて、こんなのが当たったら怪我をするので危ないってことで、登るのはさっさと諦めた。やはりルンゼのルートは朝イチで登り始めないといけません。 我々の後に1パーティーが3ルンゼを登りに来たが、彼らもやはり登攀を断念して下山して行った。

中央奥が中央稜。雪がすごいです。1ルンゼの氷は、いつもより幅広のような、、、

中央奥が中央稜。雪がすごいです。1ルンゼの氷は、いつもより幅広のような、、、

クリヤ岩小屋でデポしたわかんとストックを回収した後、時間も早いのでのんびり下山。温泉に入ってサッパリし、晩御飯はストイックにコンビニで温かいカップ麺とコロッケを食べて帰名。

転進した謎のルートは、たったの2ピッチではありましたが、岩・雪・ベルグラ・氷・木登りと、いろんな要素がある壁を登っていくのはとても面白く(1P目をリードした1皮さんは大変だったと思いますが(^_^;))、アルパインの楽しさを満喫することができました。またお天気が良くて景色は最高。とても気持ちの良い一日でした。

因みにこの謎のルートは、1皮さんによると北沢フェースの下部か、白壁カンテの下部か、或いは左方カンテの右ルンゼではないかということでした。夏ならばなんてことない所なんでしょうが、アイゼンに手袋ではなかなかしびれるルートでした。(^_^;) アルパインは楽し。

2015.01.27

位田です。

1月23日に成瀬(洋)くんと御在所岳のアルファルンゼに行ってきましたので、報告します。

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今回は、二人とも初めての冬の御在所(成瀬くんは御在所アイスが初めてでした、すみませ~ん)なので、どこに何があるのか、全体の感じを掴みに行くことも目的の一つ。

 

前夜に前線が通過し、冬型の気圧配置に加えて微妙な天気予報の中、6:30ゲート前に到着。

車のドアを開けていられないほどの強風に心が折れそうになるが、待っていても1,2時間で好転するはずもなく、「敗退なのか?」と私はこっそり思いながらトボトボと出発。

樹林帯に入ると嘘のように風が止み、今度は「いけるかも」とテンションが上がってくる。

でも、やっぱりところどころで強風を感じ、やっぱりまたテンションが下がってくる。

加えて私は冬合宿に参加できなかったことで歩きモチが下がってしまい、正月以来の歩きでスローペース。

成瀬くんに「もうちょっと早く歩けませんか?」と喝をいれられる始末…。

 

午後からは天気が回復するとはいえ、かなりの強風のため計画を変更。

アルファルンゼからの3ルンゼの計画でしたが、アルファルンゼのみとし、下りにロープウェイを使おうと思っていたけれど、運休の可能性が高いため、歩いて下山、ということに。

 

アルファルンゼの取り付きに行くのにはっきりとした踏み跡はなかったですが、対岸に見えているアルファルンゼの真下の沢の斜面の雪に亀裂が入っていたため(私はもっとこういう観察力を身に着けないといけないです…)、やや下の方で沢を渡ってほんの少しラッセルして、取りつきに。

前日の雨で表面の雪が解けて手では崩すことができず、これはこれで難しいものだと感じました。

 

さて、取りつきのわずか下のザレ場あたりから地面が凍り始めていたので、ここで準備を整えて、いざ開始!

風はとても強いですが、この日は気温が高く、吹きさらしの中で準備をしていても寒さを感じることはありませんでした。

 

10929954_665758440202134_2744967156967583442_n準備を整えて、いざ取り付きまで!

 

1P ゆる~い滑。

成「リードしますか?」位「する!」

というわけで、人生2日目のアイスリード。

50mほぼいっぱいまで伸ばして、楽しくリードさせてもらいました。

といいたいところですが、登るのはさておき、顔面に叩き付ける霰粒が痛すぎて、顔をあげられない…。

とにかく早く抜けたかったのもあって、目一杯伸ばせるだけ伸ばしたのがほんとのところ…。

易しいピッチでよかった…。

そこら辺の灌木で終了点。

1512410_665758393535472_3674028690619377309_n なめてるんですけどね、ちょっと上をむくだけで顔が痛い痛い!

 

 

2P バーチカルとまではいかないけど、私には立っているように見える…。

1Pでリードしておいてよかった~と思いながら、成瀬くんリード。

ここも前日の雨のせいで、一部シャーベット状になっていたりして、慎重に登りました。

終了点は登った左側の磐になんと!ペツルがうってありました。後で気づきましたが。

 

3P ここも私には立っているように見えるけど、とても短かったので、勇気を出してリード。

乗越した後は凍ったザレ場をザクザク上がっていって、灌木で終了点。

ただの歩きのはずが、あまりの強風に煽られて、四足歩行になりながら、なかなか頑張っちゃいました。

 

これで終わりかな~なんて、支点を作っていたら、ちょっと先に短めの滝が見えていて、そこまで伸ばせばよかったかな~、と思っていましたが、あとでわかったことですが、結局そこの滝は通りませんでした。

 

4P?

きっとこの暴風雪さえなければ、ロープなんていらないのでしょうが、成瀬くんも風に煽られるぐらいの強風だったので、念のためロープを出したまま登りました。

あまりの風でロープはからまるし、「なんでそんなにぐいぐい引っ張って登ってるの?」と思うと、実は風でロープがたなびいていたり、で、クライマーが見えているからわかるものの、もしこれでクライマーが見えておらず感覚でビレイをする時であればミスコミュニケーションに繋がりかねないので、こんなこともあることに気が付けてよかったです。

もともと今回は風も強く、ほぼコールが聞こえない状態で登っていたので、どう合図を送るか気をつけていたのですが、やはり現場で学べることは大きいです。

 

というわけで、無事に稜線に出たところで、ようやく太陽の日差し!

相変わらず風は強いのですが、太陽の光ってこんなに心があたたまるものなんですね。

半日ほぼ風に煽られて、「とにかく早く登ってしまおう」、なんてちょっとやっつけ気味に思いながら登っていた心のささくれが一気に癒されました。

 

10分ほど歩くと、裏道に合流。

風がよけられるところでようやく片づけをして、無事にとっとと下山となりました。

 

私は、前回の戸台でアイスのリードデビューをし、今回は簡単なところではあるけれど、初めてアルパインアイスをツルベで登ることができて、達成感でいっぱいです。

でも、雪の斜面の亀裂に気が付けなかったり、最後稜線に出る時に後ろから登ってきた成瀬くんが「ちょっと雪庇が出てますね」というのを聞いて、実はこっそりビビっていたり、まだまだラッセルが下手すぎたり、ルーファイが下手だったりで、これからどんどん経験値を積んで学んでいかないといけないな~、と思いました。

 

今回の授業料は、ペツルの17センチのレーザースピードライト(フランス帰りのやつ)をお供えしてきました…。

拾われた方はご一報お願いいたします。

 

 

 

2015.01.07

こんにちは。

ラッセルです。

年末の鋸岳〜甲斐駒ケ岳縦走山行について報告します。

最近はピークをまともに踏めてないので、
二人にとって気合いの入った山行でした。

12/28
3時には戸台から歩き始める
駐車場にはかなりの車が。

正直、雪は少なく
この時点でワカンとスコップをデポすることに決定(この判断が後々…)

夏道?的な感じで適当に沢を渡りながら
角兵衛沢の標識に到着。

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うん、雪が少ない…渋々登り始める。

とりあえず大岩の岩小屋を目指し歩くも、
中々着かない。
結局どれが岩小屋かわからず登る。

この時点で、僕は先週痛めた左脚の腱鞘炎でかなり痛く、思うように脚が動かない。
途中ロキソニンを飲み誤魔化しながら歩く。522128_10203252275492704_2004601106201392948_n

 

 

 

 

 

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10時30分
順調に角兵衛沢のコルに着いた。
かなり風が強い。
計画ではここにテントを張る予定だったが、
明日が天候が崩れると分かっていた為、
かなり悩んだが、中川の乗越まで継続することにした。時間もゆとり。がある。

そして快晴の尾根歩き。

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風もあまり無く、
この日にピークを踏まなければ、いつ踏む!って感じの天気
パートナーの鵜飼さんもルンルンで歩き、
ハイタッチをしながら
快適なピークハント。
第一高点〜第三高点と踏んだ。

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小ギャップをクライムダウンし、

そして大ギャップに到着。

ここからが、
この山行のドラマの始まりだった。

大ギャップには懸垂があると情報を聞いていた。

そこでアクシデントが起きた。

そう、僕らは懸垂ポイントを間違えたのだ。
(正規のポイントはだいぶ手前であった)

気付いた時には時既に遅し。

鵜飼さんが懸垂し、
「こりゃ50mじゃ届かんわー」

悪い雪稜で悪戦苦闘する

下部は切れていた。

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鵜飼さん登り返す

急遽、テラスで区切る

そこで、木を支点に下降開始。(捨て縄フル活用)

僕が悪戦苦闘。

まじで悪い雪稜。笑

そして鵜飼さんが悪戦苦闘する。

下降する地点を考え試行錯誤。

そしてなんとか50mロープ、ギリギリで安定した雪稜に降りる。

一安心。(既に1時間半経過)

と思いきや、

下降したロープは木々に屈折し

僕がそのまま下降したところでロープは抜けないと判断。

僕は屈折した木まで下降し

そこで懸垂を区切り、

(かなり足場悪い雪稜だった為かなりシビれた)

その木を支点に下降した。

お互いかなり頭をフル回転した為、
かなり疲労していた。笑

懸垂終了したのが既に15時半。
かなり時間を取られてしまった。

先を急ぐ。

第二高点を目指し、雪稜を登り
最高の夕日をバックに歩いた。

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本当に素晴らしい天気だ。

疲れと腱鞘炎の痛みが吹っ飛ぶ。

そして中川乗越まで快適なシリセード

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16時過ぎには中川乗越にテント幕営した。

幕営地はなるべく風の通らない岩の陰を選んだ

テント中では、
「頭を使う懸垂や、悪い雪稜とか、イレギュラーがアルパインだよね〜」

と酒の肴に楽しむ。

そして、19時頃…

テントが急に揺れ始める。

「あれ」

「あー、南岸低気圧かー」

と気楽に話す。

「あれ、やばいかな」


すぐ真横を、ジェット機が通るような音が鳴り始める。

「山テンさんやっぱ当たるな〜」
と気楽に話す。

そして…

数秒後に弾丸のようにテントに爆風が貫いた。

内々、こりゃマジなやつだかと気づく。

テントの揺れがハンパじゃない。

僕らは内側から
背中でテントを支えた。

支えなきゃテントのポールが折れると思った

その弾丸のような爆風が10時間は続いた。
(もちろん、寝れてません)

正直最初はビビっていたが、

後半はどこまでテントのポールが耐えれるかお互い楽しんでいた。

そして、早朝5時頃南岸低気圧は過ぎ去った。

僕らはほっとし、
そのまま気絶したように寝てしまっていた。

そして朝、7時に起き外を見ると吹雪いていた。

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2人で話し合い、甲斐駒継続を9時まで悩んだ。(寝ながらね)

そして、9時半。

積雪量や脚の腱鞘炎を考え、下山を決意。

正直悔しかった。

実際、体力的にはお互い余裕はあったし、前日に美しい甲斐駒ケ岳の峰が見えてただけに切なかった。

そして熊ノ穴沢を下り、
戸台の出合いまで出た。

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戸台の河原まで出ると行きとは景色が違い、

雪化粧を纏っていた。

積雪量は30〜40㎝ぐらい

大寒波の影響か?

雪に埋まった戸台の河原を早々と下り

僕らの年末の山行は終わった。

今回の山行でたくさんのことを学んだ。

天候が最高なのは素晴らしいが、

やっぱり悪条件、イレギュラーなことが起きた時に自分達の実力や力量が試される。

爆弾低気圧の中耐えた夜は良い体験したと思う。

今後の山行活かしていきたい。

今回山行で
ゆとり世代同士の鵜飼さんとタッグを組んだということで

大先輩にあやかり、
「YUTORI-BOYZ」と
名付けることにしました。笑

今回は歩くスタミナとメンタルが大事と感じ、やはり日頃の基礎トレーニングが大切です。

フリー能力も同時に向上し、
よりかっこいいピークを踏んで行きたいです。

おわり

 

2014.12.28

こんにちは

上手さんと赤岳・主稜へ、12/9(火)に行ってきましたので、ご報告致します。

文三郎からの主稜

文三郎からの主稜

この山行は、先輩会員を見習い、肉付け、いわゆる鉱泉でステーキを食べることも重要な要素として、

12/8(月)から始まった。

□12/8(月)

まず、今回の核心部の1つ。

今回は、プリウス(スタッドレス装着)で、美濃戸口まで来た。

せっかくなので、この車で美濃戸まで行けるか、チャレンジ。

柳川を渡る橋までは、普通にいけた。

ここからは、カーブからの上り坂である。

気合いを入れて、出来る限りのスピードで進むが、上り坂の途中で、ストップ。

2駆ならせめて、チェーンは必要だったようである。

美濃戸口へ、戻り、再度、出発。

本日は、鉱泉までだから、こん事もしてられる訳ですわ。

美濃戸へ到着すると、やはりプリウスはない。

こんなかわいいやつ↓がいた

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そして、堰堤広場には、大人気の

ランクル80

ランクル80

本日は、ぽかぽかの良い天気です。

結果として、本日中に登っておけば、良かった。。ほどの良い天気

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そして、テントを張り、

第2の核心、ステーキに臨む。

ニコニコです

ニコニコです

主稜もどうでもよくなっちゃいます。登った後がよろしいようです。

本日の鉱泉のお客さんは、NHKの日本百名山をガイドするような玄人ばかり。

皆さんアイスクライミングに来たようです。

旬だったんですね。

□12/9(火)

【行程】

赤岳鉱泉8:30~9:00行者小屋9:15~文三郎分岐主稜取り付き10時頃~15:00赤岳頂上15:30~16:45行者小屋17:00~17:30赤岳鉱泉18:15~20:30美濃戸口

いよいよ、第3の核心ある主稜である。

行者からの阿弥陀岳

行者からの阿弥陀

風が強そう。

例により、

原「またにしましょうよ。」

上「こんな計画では、どうしてもいかんといかんよ」

原「え~」

上「とりあえず、取り付きまでいきましょうよ」

と、子供をあやすような会話を経て、取り付きまでいくことに。

文三郎からの主稜

文三郎からの主稜

風も体してなく、良い感じ♪

先行に1パーティがいらっしゃる様子。

取り付き付近に到着してもまだ1ピッチ目をやっている。

これはゆっくりなパーティ(3人)であるようだ。

1ピッチ目上手さん

1ピッチ目上手さん

私たちは、ツルベで登攀。

2ピッチ目以降、上部岩壁までは、ロープをしまってもよかったが、大事に、ツルベを継続していった。

先行のパーティはともかくゆっくり、リーダーは怒鳴ってばかり。

上部岩壁の手前、凹角手前あたりで、先行パーティを抜かせてもらった。

下部岩壁を過ぎた頃から、天候が悪化。

稜線が近くなるに従って、風も強くなった。

雪も多く、ルートがはっきりしない中、草付を越えたあたりに、鎖が。

抜けたようだ。

あ~頂上から展望荘へ下りるルートである。

少々上がると、頂上山荘に到着。

ロープを解いて、休憩し、記念撮影

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地蔵から下りようかとしたが、更に強風なので、

文三郎で下山。

行者小屋に下りた頃には、日の暮れの頃。

赤岳から、「お疲れさん」と言われたように、赤岳とともに、主稜が顔を出していた。

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先ほどまでの天候がウソのようだ。いつ登るかって重要。

あとは、ヘッデンを灯し、鉱泉へテントの回収、撤収。

鉱泉では、花谷氏に、遅いね~って笑われながら、美濃戸口に下山しました。

また天気の良いときに、主稜登りたいですね♪

なにより、温泉に間に合ったのは、良かったです。。

ハラダより

2014.12.24

お疲れ様です。早戸です。

友人と鋸~甲斐駒の縦走の計画で入りましたが強風と僕の膝痛のため、甲斐駒は諦めて下山してきました。

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【1日目】

戸台大橋1:25~戸台駐車場1:50~角兵衛沢出合4:00~角兵衛沢のコル10:00~鹿ノ窓11:50

熊ノ穴沢左俣下降開始12:00~15:00熊ノ穴沢出合(幕営)

【2日目】

熊ノ穴沢出合7:00~10:00戸台大橋

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