2015.10.02
お疲れ様です。吉川です。
スマホに書きためていたシリーズまだありました。第三弾です。これで終わりです。
写真すらありません。すみませんでした。今後速やかに描くように心がけます。
例によってかなり前ですが、8/23には鈴鹿の蛇谷に行きました。
メンバーは:学生時代の先輩のSさんとその職場の同僚のYさん。それに僕と妻を加えた4人です。SさんYさんと沢に行くのは今年で3回目で、夏の恒例行事となりつつあります。
8/22宇賀渓キャンプ場で沢登りメンバーと名古屋在住の先輩方を加えたメンバーでBBQ同窓会を開催した。
8/23晴れ
林道をたどって魚止滝を過ぎたあたりで入渓。
つばめ滝にぶつかったところで右の沢に入る。これが蛇谷である。
他の記録でも書かれているが、正直滝が多過ぎてどれがどれだかわからない。確認出来た滝で覚えているもののみ、記しておく。
四連の滝の9m滝は左側の壁を登った。高さはあるが、簡単なので問題ない。一応ロープを出した。
後半の8m滝は、本に載ってる遡行図によると容易に直登できるとあるのだが、水流が強くて全く容易ではない。目も開けられず目を閉じて手探りでホールドを探し、足を置いた。コンタクトを作ってて良かった。スタンスは小さいが、水流で足が押し付けられて逆に「乗ってる感」があった。水流で首が軋む気分だが、耐えながら滝身を横断して、後半は直上。
他のメンバーは左から巻いた。
違う滝だったのかなあ…
土曜の朝に雨が降ったせいか、水量が少し多いように感じた。と言うか、そうであってほしい。それもあって、滝の直登はあまりやれなかった。
最後は急に視界が開け、草原のような様相だ。鹿が多いせいか、踏み跡は無数にある。適当に一番高いところに向かって笹藪を漕いだ。
頂上直下で登山道に合流し、眺望の良い竜ケ岳山頂に到着。こんなに美しい山だったとは知らなかった。山頂に抜ける沢は気持ちが良い。
山頂に着いたときに、Sさんの靴にヒルが一匹くっついているのを発見したが、被害は無かった。全行程を通して見たヒルはこれだけ(但し、Sさんは前日にキャンプ場で被害に遭った)。蛇谷はヒルが多いと聞いていたが、やはり「ヒル下がりのジョニー」の効果だろうか。
下山は、キャンプ場のおじさんに勧めてもらった金山尾根を下山した。想像以上に整備されているが、傾斜は急であった。
2015.10.02
お疲れ様です。
合宿明けの土日、妻と八ヶ岳に行ってきました。
トレーニングの為にと思い、ビールやワイン等の酒類、鍋の材料やつまみなどを大量にザックに詰め、共同装備もなるべく僕が背負ってみたものの、やはり金物がないので合宿ほどの重さにはなりませんでした。逆にそれを全部食べてしまったので、カロリーオーバーだったでしょうか。
天気予報が悪かったからか(両日とも雨は降らなかった)、連休明けだったからか、登山者はまばらで静かな登山が楽しめました。若干紅葉していましたが、見ごろはまだ先でしょう。
最大の目的であった本沢温泉にも浸かれたし、良い休日となりました。
9/26 8:00美濃戸~行者小屋~地蔵尾根~横岳~硫黄岳~夏沢峠~16:00本沢温泉
9/27 6:20本沢温泉~夏沢峠~オーレン小屋~赤岳鉱泉~12:00美濃戸
本沢温泉には、内湯と外湯があり、それぞれ小屋で料金を支払います。内湯は小屋の中で、とにかく熱いです。
外湯は小屋から5分強程登ったところにある超開放的な風呂です。日本一高所の野天風呂とされています。
(写真も撮りましたが自主規制としておきます)
2015.10.01
1皮です
皆さん、ごめんなさい。先に謝ります
岩佐さんと二ノ沢からあけぼの壁を登る予定でしたが
暗いうちに通ったので二ノ沢の出合を行きすぎ
三ノ沢までの間の急なルンゼ(たぶん間ノ沢)を登ってしまいました
【21日】鍋平2:30~12:40二尾根右支稜~16:30クリヤの頭北方稜線上のビバーク地
【22日】ビバーク地5:40~6:15笠ヶ岳頂上6:35~12:30槍見
登山ブームのためか、最近めちゃ混みの穂高周辺
この日も槍見の駐車場には止められず、鍋平まで駐車しにいくはめになり
21日は30分、22日は1時間余計に歩かされた
最近よく歩いている穴毛谷
堰堤を次々と越え、真っ暗なうちに遡行を開始する
「また間違えるとだめだから(※昨年7月の三ノ沢参照)明るくなるまでまとうよ」
という岩佐さんの忠告に耳を貸さず、そのまま突っ込む
「早く行った方が敗退の可能性が減るでしょ」と答えていたが
それがあだになるとは…
秋本番ということで沢の水は少なく
靴下を脱いで徒渉しなきゃあ行けない場所はなかった
薄明るくなるころ、左手に急なルンゼが見えてきた
「たぶんこれが二ノ沢だ」
「後ろに一ノ沢出合が見えるからそうだね」
こんな会話をしてルンゼに入る
そしたらすぐに両岸とも高さ40~50mありそうな壮大なゴルジュ
二ノ沢ってこんなに狭かったっけ?と心の中で思いながら最初の滝に到着
うーん、悪そう。荷物重いし
段々になった左岸から、泥々で砕石の載った岩のマントリングを経て滝上へ
しばらく行くと二つめの滝
これは右岸からしか登れそうにないが、うーん悪そう
カムが取れず、「ウッ」と息を止めて何とか上へ
50mぐらいのピナクルがある二俣を右へ
まもなく3つめの滝
垂壁を登ってトラバースし、巨大チョックストーンを乗り越すが、悪い
息絶え絶えで滝上へ
そこまで何の疑問も持たず登ってきたが
ここまで来ると、右側の尾根がやけに低いぞ!
トラバースすれば歩いて上がれるぐらい
沢はさらに急になり、岩壁はどこにも見えないまま、ツメの草付きが見えてきた
「ルート間違えた~」と、後ろの岩佐さんに大声で伝えるが
「いや、その岩場だよ」と高さ10mぐらいのしょぼい岩を指さして
のんきな言葉を返される
ここはいったいどこ?このまま登り続けるべきか、下りるべきか
ここまで3つの滝とも、懸垂支点がどこに取れそうか確認しながら登ってきたが
2つめ以外は安全な支点が取れそうにないことが分かっていた
上に見える沢のツメの草付きは、一見したところあまり急傾斜ではなさそうだ
ルートを間違えたと分かった時点で下降するのがセオリーだが
そのまま登り続けることにした
そこからやぶ、藪、ヤブの3拍子
クマザサの急斜面では足が滑って、うつぶせに倒れることもしばしば
クマザサから手を離したらピナクルのある二俣辺りまで落ちていく傾斜なので必死です
2時間ぐらいの藪こぎで稜線(たぶん二尾根右支稜)の上に出た
右手の谷筋に巨大な岩場が見える
ああ、あっちがあけぼの壁だ(本当は四ノ沢第一岩稜)
まだ場所が把握できません
さらに藪こぎは続く
ザックに入っているキャメの5番やトライカムのオレンジは何の役にも立ちません
いい加減、全身が傷だらけになったころ、縦走路近くの稜線に出た
藪こぎを計6時間!
もう動くのは嫌だ!ということで、草原状のところでテントを張った
翌日は笠の頂上まで空身で往復し
槍見の駐車場まで下山
6時間の藪こぎをした跡では、鍋平まで1時間の車道歩きはらっくらくに感じました