愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2009.07.27

1ルンゼ→左方カンテ
09/07/20(月祝)  Kabz ・ Nakm(記)
   
 
 天気予報サイトでは3連休の内、晴れるのは20日のみということで、出発を決定。 
 19日21時少し前に中尾温泉に到着。駐車場はおおかた乾いていて、テントを張り終える頃には満天の星空がとても綺麗。少し心配なことは、徒渉する2つの沢の水量。行ってみなきゃ分からない、ということで眠りにつく

03:50起床、出発04:50  
 2つの徒渉点は予想通り水量多く、いつものように石飛できそうもないので、靴のまま膝上まで水に浸って渡った。快晴です。登山道途中から見える錫杖の岩壁も今日はクッキリ見えます。
07:20  
 1ルンゼ取り付きに到着したものの、ルンゼは上方まで濡れていて、左のフェースも全体に 黒くなっている。とても登れる状態ではないので、打ち合わせ通り左方カンテへ移動する。
取り付きには女性一人を含む4人がいて、登る準備をしていた。私たちも準備がてら、ピッチの担当を話し合う。核心3ピッチ目は私が担当。Kabzさんは次の核心6ピッチ目と決まる。 
 ロープは50mと45m。
08:30
1ピッチ目:Nakm、 濡れているルンゼを避けて、左側の乾いているリッジを登る。

IMG_0820

2ピッチ目:Kabzさん、 石の堆積したルンゼ内はまだ濡れている為、慎重に登る。

3ピッチ目:Nakm、 取り付きから乾いていたので、核心はフリーでと意気込んだが、「こんなに被っていたっけ~」と弱気。暫く迷った挙句 結局A0で乗っ越す。

4-5ピッチ目:Kabzさん、 4ピッチ目は15~17m先の台座から登ることにしたので、4と5を続けて登ってもらえた。登りだしのチムニーは水が滴り落ちていて、結構上の方まで湿っているようだ。 確保ロープを短めにして墜落に備える。

IMG_0826_2

セカンド:Nakm、 ホールドへ滴り落ちている滴が表面張力を起こしている。リードの気持ちをひしひしと感じながらズリズリと体を這わせて上がる。乾いているところは快適。

5ピッチ目の残り:Nakm、 ロープの足らなかった分を登る。濡れてなくてよかった。

6ピッチ目:Kabzさん、 ザックをデポし、核心をA0で「よいしょ!」と越える。長いピッチを快適に攀っていく。

12:30
6ピッチ終了点;  終了点では先行した4人パーティが懸垂下降の準備中だった。少しお話したqら横浜の山岳会で、何と元会員のDobsさんの知り合いでした。
最終ピッチは脆いので省略。

下降:注文の多い料理店、 
リーダーらしき人から、「一緒に下降を」とお勧めあり。もっちろん、甘えさせていただいた。効率よく6本のロープを使って懸垂し、無事着地。丁寧にお礼を言って、横浜の4人と別れた。取り付きへ戻り、帰りの準備をすませ、ゆっくり下山。沢の水量は膝下まで減っていた。

予定だった1ルンゼは次回の楽しみとしました。

2009.07.26

25,26の予定で奥穂高南稜へTuさんと行きました。
沢渡で仮眠、朝、バスは5時45分と思いゆっくりしていたら、なんと5時から動いていた。
夏休み中は5時02分が始発になるらしい。
天気予報では、曇り後晴れとなっていたがなんだかあやしい。
河童橋は、先、先、週よりも人手が多い、夏休みで家族ずれが目立つ。
2時間程で岳沢ヒュッテ跡に着く。前の時にはなっかた仮設トイレがあった。
朝から、穂高の中ほど上に掛かっている雲が気に掛かる。
前穂高から下山してきた人の話では、上は雨が降っていて、特に吊尾根のトラバースがひどいらしい。小屋跡から、岳沢を少し登ると雪渓が出てきた。アイゼンを持ってくれば好かったが車に置いて来てしまった。
扇沢の大滝が見えるがその上はガスっている。程なくして、雨が強く振り出した。
慌てて下りだしたが、雪渓の上は、下りが滑りやすく転ぶと表面についている泥で真っ黒に汚れる。
一名お尻が真っ黒であった。
上高地に着いたら、晴れ間もありお日さまも顔を出すが、山は黒い雲をかぶっていた。
先々週は、明神東稜から前穂高へ。今回は奥穂高南稜、草つきと藪、そして岩稜と小さな岩場。
変化に富んだ静かな稜線は、ところどころに咲く小さな草花が疲れを癒し、時々ヒヤッとする登攀の緊張感はこれぞアルパインと言う満足感をあたえてくれる。
これからも、どんどんイクゾー

曽我

2009.07.25

久しぶりに今週末は休みでした。
梅雨明けしたのかしてないのか、前夜はかなりの雨、雨、雨。
ほとんど諦めモードでしたがとりあえず都会の汚れた空気を吸う毎日から脱出!ということで
岩場へ向かいました。
今回は某○CIのスタッフの方2名とご一緒です。
当初はミズガキでクラックの予定でしたが、この雨では無理だろうと思い、比較的乾きの早そうな
甲府幕岩に転進しました。

朝には雨は止んでましたが予想通り岩はかなり濡れてましたので出来そうなとこを選んで遊びました。
ペンタゴン(5.9)でアップした後、
イエローマウンテン(5,9)★★★ OS
ピリカ(5.10bc)★★ OS
ダーティークライマーズ(5.11b)★ RP 

時折ポツポツしましたが吹く風は気持ちよく晴れ間ものぞき、
久しぶりの岩場でしっかりと体内浄化ができました。
帰る頃には岩もずいぶん乾いていました。

N村

2009.07.25

白山  7月24日  (記)波多野

富士山で現地練習の予定だったのですが、天気が悪そうなのでホームグランドの霊峰白山でトレーニングをしました。
第一ステージ:標高1238m~2038mまでの標高差800m登りのみ 48分
第二ステージ:標高2038m~2448mまでの標高差410m登りのみ 38分
第三ステージ:標高2448m~2702m~2448m標高差250mの往復 25分
第四ステージ:標高2448m~1238mまでの下りのみ、2時間半以上掛かりました。
スタミナ切れで死んでいました。

本場での練習が出来なかったのは残念でしたが、白山では有意義なトレーニングが出来ました。
第一ステージのタイムから予想すると、我がチームの山頂区(標高差618m往復)記録保持者の56分を、破れる様な手応えを感じました。
富士山はそんなに甘くは無いかぁ~
大会まで残り一週間、大きなプレッシャが有りますが、「やるんだ!」の気持ちで臨みます!

2009.07.19

DSCF8463aどすこい(5.11a)を登る1川さん

雨のため18・19日に予定していたカサメリ沢は中止。
かわりに1川、N本、Y田、I佐の4人で、鳳来に行ってきました。

天気予報では12時ごろから雨だったため、午前中にササッと登って帰ろうということになり、
1川&I佐は気合を入れて名古屋を夜中の2時に出発、鳳来駐車場に4時到着。
暗い中をヘッデン点けて歩き始め、ガンコ岩に4:30到着。カエル君が迎えてくれました。正面から見ても横から見ても、なかなか可愛い・・・

Imgp3486s  DSCF8434s

しかし、こんな早い時間にフリークライミングに行くもの好きは、やはりアルパインクライマーだけ?
さすがにまだ薄暗かったので、明るくなるまで時間を潰していると、N本&Y田の二人が到着。
5時半から皆で登り始めました。トライしたのは、

オランウータン(5.11c)
ムーヴ12(5.11d)
タップダンサー(5.10d)
冷たい男(5.11a)
どすこい(5.11a)
ユカ(5.11a)
かんたん(5.10a)
講習会ルート(5.7)

どなたがどのルートをRP/OSしたのか記録していなかったので分かりませんが(ごめんなさい)、
1川さんとN本さんは、相変わらず難しいルートを簡単そうに登ってRP、又は1テン、2テン程度で上まで抜ける。

新人(?)Y田さんは、タップダンサーや冷たい男をテンションかけながらもリードで登り健闘。
RPは講習会ルートだけだったけれど、着実に力がついていて上達しているようです。
同じく新人I佐は、かんたんをRP。その後、先月来て大変な思いをしたタップダンサーを
再びTRでトライしましたが、結果は・・・。
やっぱり10後半のルートは難し過ぎ、結局また1川さんにスリングとカラビナを回収してきてもらいました。

途中で何度も空が暗くなり、ずぶ濡れになるのを覚悟していましたが、
結局雨は全く降らず、午後4時近くまで丸一日遊びました。

I佐

2009.07.16

1川&姉で鳳来に行ってきました
駐車場出てすぐ右に入りレモンウォールに向かって歩く
背中の痛み&全身の疲労感&蒸し風呂のような暑さのためバテバテ
オレンジロックを過ぎ、尾根を越えるとそこは岩のパラダイス・・・ではなく日差しの当たる灼熱地獄
こりゃとても登れんとあきらめ、オレンジロックへ退却

さらに
落ち葉フェイスのおばあちゃんの味噌汁(10b)だと思って取り付くと
ムヅい、ムヅすぎる・・・1本目のピンも5メートルは上・・・
トポをよく見たら、檜フェイスの愉快な船長さん(11d)であることが判明(^_^;)

気を取り直しおばあちゃんの味噌汁
洛陽(11ab)
サマージャンボ(11c)
大名行列(11bc)
アンパンマン(10d)

姉さんはおばあちゃんをtrで試登の後rp

Imgp3482鳳来で初10bおめでとう

1川は全然調子が上がらず
大名行列では最上部でヒールフックが外れてふい落ち
指皮をめくってギブ

夏のオレンジロックは暑すぎです

1川

2009.07.13

丸山東壁 左岩稜ルート  7月11日  (記)波多野   会員外 神保

丸山東壁は憧れ続けていた所である。いや「やらなければいけない」と心に誓っていた。
内蔵助から1ルンゼに入ると左岩稜ルートの全貌がみられる。取り付きの見当を付けて基部に向かって進む。
取り付き地点がハッキリしないが、左岩稜へは何処からも入れそうなので、ザイルを結んで緩斜面のスラブをトラバースして岩の基部に取り付いた。
2ピッチ目は傾斜のある潅木帯を登る。途中にシュリングの残置と終了点にはアンカーが設置してある。15m先にもアンカーが確認できたので、ここは左岩稜ルートだと認識した。
しかしピンが何処にも見当たらない。トポとも内容が微妙に違う。
半信半疑のまま登り出すが5メートぐらいで行き詰る。グレードは4級ぐらいであるがランナーが取れていないし、その先もランナーが取れないので精神的にやられてしまう。
「ここは本当にルートなのか?」と疑問に思えてきた。
そして3年前の衝立ダイレクトカンテの思い出がよぎった。
「登れないことは無いがリスクが大きすぎる」との判断から、クライムダウンでビレーポイントに戻った。
3年前なら登っていたであろう。
パートナーとしばらくルートの確認をするが、ハッキリとした事は分からないままであった。
選択肢はもう下降しかなく、頭は悶々としたまま降りる。
基部に下りてからもルートの確認をするがハッキリしない。結局我々の答えは「トポでは3級になってる。それぐらいノーピンで行け」と言うことに落ち着いた。
憧れていた丸山を離れるのが忍びなく、2時間ぐらいその場にパートナーと話しながらとどまっていた。
そして「秋に緑ルートをやろう!」とパートナーと誓い、ようやく丸山を離れることが出来た。
悶々とした頭を空白にしたかった僕は、黒四ダムまでの急登を猛烈な勢いで登った。
ただひたすらに、苦しみに耐えながら全力で登っていたが、最後にはパートナーに抜かされてしまった。そんなことが、楽しくもありうれしく思う瞬間である。

次の日は御岳に行って、田の原~剣が峰~8合目~剣が峰~山頂一周~田の原のトレランをやりました。
最初の田ノ原~剣が峰までは、怒りの走りで40分で登りました。富士登山駅伝に向けての良いトレーニングになりました。

2009.07.11

メンバー N本、I佐、Y田
日程 7月11日(土) 9:00-18:30

ジャストミート 5.10b
がんばれ!タイガース 5.10d
シャムロック 5.11a
モルのひまわり畑 5.11b/c
ドルフィン 5.12a
レインマン 5.12b

今日はいろいろな生き物を見てきました。

狸の死骸にはじまり、へび、カメムシ、はち、みみず、尺取虫、わけの分らない動きをする奇妙な虫。

特に最後の虫は今までに見た事もない姿(足がいっぱいあって、触覚があった、う~ん、普通?)
で変な跳び方をしていた。

まあ、そんなことはどうでもいいかもしれないのですが、今日は一日誰にも会わなかったので、
生き物たちが印象に残っていたのかもしれません。
(今、ビールを終え、日本酒っす。既に酔ってるかも。。)

当然の如く、Nモッツァンはレインマン以外の全てのルートOS。
レインマンも2便目にはRPという驚異的なパワーでした。

初心者2人はやっぱり5.10台中心の一日。

N先生にレストのワンポイントアドバイスをもらいましたが、難しい。

時折聞こえる鶯の声、涼しい風にハンモックに揺られてまさにパラダイスの一日でした。

I佐さん、写真UPおねがいしま~す。

         *********************

はい、はい、I佐です。
貸切のパラダイスは最高でしたね。

私は結局一日中ジャストミートだけをしつこく7回トライしただけで終わってしまい、
おまけにRPもならず残念でしたが、それでも十分楽しかったです。
今度またパラダイスに行く機会があったら、その時にはなんとかRPしたいものです。

登りのほうはこんな調子でしたが、
そよ風ふく木陰でのお昼寝は最高でした。(何しに行ってんだか…)
まったりした雰囲気で登ってレストしてを楽しむフリークライミングって、なかなか良いものですね。
ということで、皆さん今年のお盆はクライミング強化!ということで、一緒に小川山に行きませんか?

では、昨日撮影した写真を↓↓↓

2009071211501853b
アル中さん、11aのルート(シャムロック)にリードで挑戦!

20090712195439b52ドルフィンを余裕でこなすN本氏。腰からヌンチャク取るポーズがキマッテマス!

2009.07.08

白山 石徹白川 倉谷 7月5日 西田 (記)波多野 
4日から5日で中央アルプスの越百谷を予定していたのですが、やはりこの次期は連日の雨で増水が予想されたので、サブプランの倉谷に行くことにしました。
13年くらい前から気になっていた所ろでしたが、沢登りに行く機会が減ったこともあり中々入れずにいた沢です。

堰堤を6個越えてから入渓する。出だしは悪場もなく穏やかな流れを楽しみながら順調に遡行する。
最初に出てきた大きな滝は左岸から高巻くが、下降に懸垂を強いられた。ここは登山体系通り右岸からだったか・・・しかしそんな事は気にしない。
核心部の連爆帯の一発目の滝が現れた。2段15メートルくらいである。2段目が垂壁になっており悪そうだ。
直登の可能性もあるが、無理せず右岸から大きく高巻く、途中沢床に下りるポイントはあったが、上部には大きな滝が見えたのでそのまま高まきを続ける。
この高まきが少々悪く2ピッチザイルを出した。そして何よりもネマガリタケの藪が我々の前進を阻んでくれる。慣れていないパートナーは、あっという間に見えなくなってしまう。ごそごそと藪をかき分けている音でついて来ていることを確認する。
1時間くらいの高まきで沢床に降りた場所は、最後の大滝の落ち口5メートル手前であった。
自分でも絶妙のルートファインディングだと感心してしまった。
登山体系では遡行に8時間~9時間掛かると書かれていたが、沢登り初めてのメンバーとゆっくり遡行しても、5時間くらいで稜線に抜けれました。
連爆帯を全部高巻いてしまったことがいけなかったのか、あっけなく終わってしまった印象です。
登山体系でも巻いているようですが・・・。

水が枯れてから縦走路までの2時間半の藪こぎは大変でした。ここでも密度の濃いネマガリタケの壁が我々を待ち受けていました。
沢登り初めてのパートナーが、いきなり藪グレード5級の洗礼受けることになってしまった。
「下積みと言うことで勘弁」

2009.07.05

CA3A0009

鳳来に行ってきました。

メンバー 1川、N本、I佐、Y田
日程  7月5日(日) 9:00-17:30

鴨鍋 12a
結婚しようよ 5.11c/d
お散歩すえちゃん 5.11a
花の舞 5.12a
蛍の光は歌えない 5.12a
ドキンちゃんの入園式 5.10c/d
鴨葱 5.10d
鴨南蛮 5.11c
やさしいけど登ってね 5.10a

20090707102500d1fアル中さん、がんばれ~

200907071023282ee鴨葱登る1川さん

初心者のI佐、Y田は5.10のグレードのみトライ
精鋭二人は上記全てのルートをトライし、多数OS

写真は鴨鍋をリードするNモッチャン。

自分がトライしたルートはドキンちゃんと鴨葱の2本のみ。

ドキンちゃんは2便して結果は2テンでした。

ハング越えでパンプしてしまう。

鴨葱は結局ハングを超えることができず、1川さんにヌンチャク回収をお願いしました。

他のルートは難しすぎて、2つのルートしか触ることができませんでしたが、

のんびりとした一日で、ハンモックでくつろぎました。

次回はもう少ししつこくトライしてみよう。

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