2015.03.03
こんにちは、早川です。
合宿の2日目、阿弥陀北陵の報告をさせていただきます。
メンバー:曽我、鵜飼、早川
早朝、ヘッデンを点けて赤岳鉱泉のテントを出発。
6:10に行者小屋に到着。
昨日から気温が上がり、雪もしまっていて歩きやすいコンディションでした。
傾斜がきつくなり、7:00頃にアイゼンを付け、更に登っていきます。
ここから3ピッチ、鵜飼君がリード。
軽々とリードし、私はビレイでロープを出すのが間に合わない位でした。
8:40に山頂に到着。
看板も完全に雪に埋もれており、最初、ここが山頂だと分かりませんでした。
土曜は快晴で周りの山々も綺麗に見えましたが、
日曜はこの天候ですから、何も見えません。
3人で握手して、写真を撮りました。
そして…
一般ルートから行者小屋に下山…のつもりで、
急斜面を後ろ向きになって下り、トラバースし、下山していくのですが、
何か去年通ったルートと違います。
あれ?こんなに悪かったっけ?
何か違うような…。
そんな風に思っていると、前方から登ってくる一組のパーティーと遭遇。
そこで、私たちは南陵ルートを下っていたことが分かりました。
ここから山頂まで登り返し、30分程ロスしてしまいましたが
山頂からは行者小屋へのルートを見つけることができ、
10:20に行者小屋まで下山となりました。
当初、阿弥陀北陵を登って赤岳まで縦走の予定が
午後から天候悪化の予報があったため、今回は阿弥陀北陵のみとなりました。
曽我さんにビレイや支点など教えていただき、
鵜飼君にはリードしていただき、皆さんありがとうございました。
私はここ半年以上、毎週フリーにばかり行っていて
この日も歩けるかどうか正直、心配でした。
私のペースに合わせていただいて、ありがとうございました!
おかげで、ひさしぶりの山を堪能できました。
私は暫くまた、毎週末フリーがメインになると思うのですが
フリーの技術を高めて、目標グレードを登って、そして山にも行きたいと思っています。
またよろしくお願いします!
2015.03.03
お疲れ様です。吉川です。
雪上講習会の二班の報告を簡単に行います。
二班は文三郎道のすぐ西の沢で行いました。快晴無風のベストコンディションでした。
メンバー:曽我、成瀬(洋)、鵜飼、宮﨑、上手、斉藤、吉川
講師の曽我さんを中心にまずは、あらゆる雪上での支点を試しました。
支点を作り、その支点にロープをつないだ滑落者が斜面を数メートル滑落する実験です。
まずは横向きに軽く埋めたピッケル。これは簡単に抜けました。
次に宮﨑さんが横向きにしっかり埋めたスノーバー。これは強いです。何度も試しましたが意外に抜けません。
次はザックを埋めてみました。これも強い。
最後にスノーボラードを試してみましたが、簡単に壊れました。
雪上の支点は雪質や傾斜、道具などによって判断が異なってくるため、経験が重要になってくると感じました。
次に雪上のビレイの実戦練習。
トップが中間支点をとる前の滑落と、とった後の滑落をビレイヤーが止める練習を各々二回ほど行いました。
制動確保を上手く行うと支点にもビレイヤーにも滑落者にもほとんど衝撃を与えることなく止めることが出来ます。
実際の現場で落ち着いて制動確保ができるかどうか、が難しいところです。
最後は三班に分かれ、雪洞を掘りました。
過去に雪洞を掘ったことがあるメンバーもいましたが、最も参考になったのがノコギリの活用でした。
ノコギリを使うことで効率的に雪を掘ることが出来る上に、雪のブロックも容易に切り出すことが出来ます。
雪洞山行などもやってみたいという話も出ました。
文章ばかりになってしまいましたが、以上です。写真等持っている方がいらっしゃいましたら、貼っていただけると助かります。
※写真追加(宮崎)