2016.03.06
森です。滝根さんと谷川岳・東尾根に行ってきました。
3/4 9:00高山~16:30土合 登山指導センター
3/5 3:20登山指導センター~4:20一の倉沢出合~7:00シンセンのコル~第二岩峰~第一岩峰~11:00オキの耳(頂上)~トマの耳(頂上)~天神尾根~13:00谷川岳ロープウェイ~土合~22:40高山
3人で谷川岳に行く予定でしたが、もう一人の方がインフルエンザになってしまったとの事で、滝根さんと二人で谷川岳に行く事になりました。
道中、、最近始めた筋トレの事や山でのトレーニングの仕方など、聞きたかった事をいろいろと質問し、今よりもさらに効果的にやる方法をいろいろと教えて頂いた。
車の中で滝根さんと話すだけでも、私にとってはとてもプラスとなる時間でした。
登山指導センターのトイレは凍結していて、20時まではスタッフが一人いて、水を流してくれるのでトイレが使えますが、夜間は使用できませんでした。
到着して早々に酒盛りを始める(≧▽≦)滝根さんの奥様手作りのサンドイッチとおかずを頂きながら、(本当に美味しかったです。御馳走様でした。)ビール、ワイン、日本酒を飲む飲む(^^)
お酒は全て飲み干してしまい、「酒がちょっと足らんかったなあ~。」と滝根さん。私も少し飲み足りないくらいでしたが、明日の山があるんだから、これくらいでちょうどよかったかも。とゆうか、いつもそれくらいにしておけばいいのにね。。(´・ω・`)
茅野のダイソーで買ったガチャピンのアイマスクと耳栓で爆睡。
2時過ぎに起きると、ちらほらと山へ入るパーティが現れ始めた。
3:20に出発。林道からアスファルトが所々出ており「こんな年は初めてだ。」と滝根さん。今年は雪が少なかったですもんね。
一ノ倉沢出合から一ノ沢の急登を上がる。先行パーティが1パーティいました。
シンセンのコルのすぐ先が第二岩峰。先行パーティが岩峰を登ろうとしていた。私たちも一段岩を上がってみる。先行のリードは苦労していた。「あ、私、絶対ムリ。」て思いました(^-^;
登った岩をクライムダウン。(滝)「落ちるなら左側ね。テラスあるから。」・・・じゃなくて、落ちないでね、って言うんじゃないすか、フツーは(;´Д`)
クライムダウンして第二岩峰の下側をトラバースして超える。雪が柔らかくて、変な足の置き方したらザーっと下まで落ちて行きそう(ー_ー)雪の下が岩になっている場所は、なかなかいいステップにならず滑る。ゆっくりゆっくり、そぉ~っと足をのせて体重移動。あ~怖。。((+_+))慎重にトラバースをして超えると、滝根さんが「この先はもうそんなに難しいところはないから。」と。ほっとした。すぐに裏切られましたけど。。(ー_ー)
第二岩峰を超えて、急な雪壁を上がる。長い雪壁の急登を登ると、ものすごく大きな雪庇が見えてきた。この雪庇の右側をトラバース。
こんなに長い雪稜のトラバースをするのは初めてでした。怖いので下は見ないように見ないように。。((+_+))やはり雪が柔らかいのでステップが崩れそうだし、絶対落ちたらダメな高さ(;´Д`)滝根さんが「ここで落ちたら下まで行っちゃうから、ここは絶対落ちちゃダメだよ~。」って言うから余計に怖い(-_-;)先行パーティや滝根さんが遥か先に行ってしまっても、慎重に慎重に、ゆっくり歩いた。トラバース中はずっと1,2,3,4、・・・とムダに数を数えて歩きました。リズムつけると楽かなと思ったのと怖さ対策に(;^ω^)ガイドならロープ出すところだそう。やっとこさ長いトラバースを終えるとそこが第一岩峰だった。
ここで事件が・・(゚д゚)!
先行パーティはロープを出して第一岩峰をトラバースしている最中。
「トイレしたいので、向こう向いててください。」先行パーティのお兄さんと滝根さんに伝えた。小さなルンゼ状になった場所があって、そこなら目隠しになりそうだったけど、それなりに傾斜があった。トイレするにはちょっと怖いなと思い、向こう向いててねと伝えたからいいよね、と仕方なく近めな所でトイレする。すると先行パーティのお兄さん、どうやら残りのロープの長さを聞かれたらしく、こっちを振り向いた!!(゚д゚)!!
ああ。。。。( ノД`)おしりを見られてしまった。。。(泣)
「あと15m!!」って叫んでいたけど、絶対に見られた・・・(/ω\)でも仕方がない。。むしろごめんなさい、こんな至近距離でトイレして。。。その後も付かず離れずの距離でずっと一緒だった先行パーティの二人。頂上で会った時にはお互いの健闘を称えあったけれど、そういえばあのお兄さんはほとんどしゃべらなかった(・.・;)
第一岩峰。先行パーティが行った後、滝根さんが「安定してるって言ってたからロープ出さずに慎重に行こう。」と。いやいや滝根さん、安定してるかどうか、聞いてないですよね??聞いてないのを私は知っていますよぉ~(ー_ー)!!
確かにそんなに難しそうには見えなかったけれど、トラバースし始めると地味に悪い。あ~、騙された”(-“”-)”と思い、慎重に慎重に、時々ズリってなりながらゆっくり上がる。「ここ、一番悪かったです。」って言うと「え~そ~かあ??そんな事ないだろ~。」って(-_-;)
後はまた急登の雪壁を登る。最後、稜線に出るところの傾斜が強かった。ここでスノーバーを出し、スノーバーとピッケルをしっかり刺して登る。「スノーバーは守りの道具じゃない。攻めの道具だぞ。」と車の中で滝根さんが言っていたのを思い出した。スノーバーは雪面にしっかりと刺さり、びっくりするくらい支持力があった!すごい!なにこれ~!こんな使い方があるんだ!と感動(≧▽≦)スノーバーのおかげで最後の登りも意外と楽に行けた。
雪庇の切れ目から稜線に乗超すと、そこがまさに頂上。ギャラリーの多さにビックリした!!「すごい!かっこいいですね~。」なんて言われてちょっと照れくさかったけど、でもすごく嬉しかったです♪(*^-^*)
雪稜のバリエーションは、岩稜とは違った緊張感があり、技術的にもとてもいい経験ができました。まだまだへっぽこですが、もっともっと経験してたくさん山に行きたいですヽ(^o^)丿
滝根さん、ありがとうございました。