愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2016.03.31

岩佐です。

 

井戸さんと日帰りの予定で焼岳に行きましたが、下りでちょっとヘマをやり時間ロス。ヘッデンを点けてその日の内に下山することも可能ではありましたが、体調等も考慮し、無理せずビバークして翌日下山しました。

 

3月26日(土)

中尾高原口駐車場06:50 ~ 12:20中尾峠手前ピーク(2230m)12:50 ~ 14:45ビバーク決定・15:00登り返し ~ 17:20ビバーク

 

3月27日(日)

ビバーク地07:00 ~ 10:50駐車場

 

笠ヶ岳と抜戸岳

笠ヶ岳と抜戸岳

 

双六方面

双六方面

 

奥穂と前穂

奥穂と前穂

 

初日は一部トレースもあったが、殆どはノートレースのラッセルで、正午過ぎに中尾峠手前の2230mのピーク到着。残念ながら、焼岳山頂に向かうには既に遅いため、休憩後下山することにした。

 

訳あって登りとは違うルートで下り始めたが、若干ルート取りがずれていたようだ。下り始めてから250mほどの所で、登り返すことにする。時間は既に14:45。明るいうちにツエルトが張れるように、2230m地点まで登り返したらビバークすることに決め、直ぐにその旨緊急連絡先に連絡を入れる。私の携帯(ソフトバンク)はなかなかつながらなかったが、何とか井戸さんの携帯(ドコモ)が通じてひと安心。

 

2230mまで登り返すと、北風を避けられる程よく窪んだ所を少々削って平らにし、ツエルトを張った。幸い、ガス、バーナー、インスタントの飲み物を持ってきていたため、水を作って温かい飲み物を作ることができ、また夜中に何度かガスを炊いて暖を取ることもできた。風は殆どなく、また気温もさほど下がらず、穏やかな夜だった。

 

翌朝は、ゆっくり温かい飲み物と行動食を食べて下山開始。11時少し前に駐車場に戻った。

2016.03.29

新入会員の犬飼です.

初投稿になります.

先日,森さんにお付き合いいただき,

各務ヶ原の伊木山へマルチピッチとフリーの練習に行ってきました.

終始危なっかしい私でしたが,森さんの丁寧なご指導のおかげで無事登頂しました.

 

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※頂上に立ってます.

 

季節は春ということで,少しではありますが,桜が咲いておりました.

もう少しすると満開になるかと思います.

 

突然ですがここでなぞかけを解いてみたいと思います.

 

春の伊木山とかけまして

成果のあがらない婚活パーティーと解きます

その心は

どちらもサクラでいっぱいでしょう

 

お粗末様でした.

くだらないこと考えてないでクライミングの練習したいと思います.

2016.03.29

雪でナイフになった頂上。伊那谷の向こうに南アが見えた

雪で三角錐になった頂上。伊那谷の向こうに南アが見えた

1皮です

中アの南駒ヶ岳を歩いてきました

 

2541mピークから先はずっとナイフエッジと雪壁のトラバースで面白かったです

3月のこの時期が最も雪が多いのかもしれません

北アを小粒にした感じで、訓練山行として行くのがお勧めです

今回、アックスは1本しか持ちませんでしたが

ダブルアックスをお勧めします

 

 

伊奈川ダム(1090m)5:30~12:30頂上(2841m)13:00~17:30伊奈川ダム

 

林道をケサ沢沿いに1時間歩き、道標に従って登山道へ

樹林帯は道が凍ってアイスバーン状態

藪こぎぎみに歩きます

1900mの尾根に出ると雪が深くなりトレースなしのラッセル三昧

2411mのピークがなかなか近づいて来ない

森林限界は2541m付近

細いナイフリッジを後ろ向きに下りたり

岩場の下の雪壁をトラバースしたりして

そこから頂上まで2時間ぐらいかかりました

頂上の標識は雪の下に隠れていました

 

計画では仙涯嶺から越百山を回って帰る予定でしたが

時間も時間なのでUターン

 

帰りは、2250m付近で尾根が2つに分かれるところで

正面方向にある間違った尾根に行きそうになった

道標や赤テープも少ないから、雪が多い時は注意が必要かも

核心は帰りのアイスバーン

まだ新しいアイゼンなのに、泣く泣く履いて下りました(T_T)

 

2591mピークから先はナイフエッジが連続し、気が抜けなかった

2591mピークから先はナイフエッジが連続し、気が抜けなかった

本当の核心は樹林帯の下り。凍り付いて、ツルツルだ

本当の核心は樹林帯の下り。凍り付いて、ツルツルだ

2016.03.28

早戸です。

イボGと滝谷第四尾根へ行ってきました。

 

滝谷出合から大量のデブリ。歩きにくい。

雄滝は上部4〜5mだけ出ていました。

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左岸を1pロープを出して登りました。

プロテクションがあまり取れず悪かったです。

スクリューを持っていれば右岸の氷を登ったほうが楽だったと思う。

 

雄滝を越えてからは良くしまった雪面で歩き易かった。

恐らくここがナメリ滝だろうと思われる箇所以外はラッセルはほぼ無かった。

合流点を通過しC沢を詰めた。

夏に取り付きを間違えて酷い目にあったので慎重にスノーコルを探す。

C沢の奥壁が見え、左からは左股の沢が合流してきている。

場所は間違いないはずなのだがそこに見えるのはコルというか大量の雪が堆積した大きなナイフリッジ。

とりあえず10:00頃登攀開始。

半信半疑のまま登り始めたがどうやら合っていたらしく、ところどころに残置物も見えた。

岩には氷が張り付き、草付きも良く凍っていた。

アックスを気持ち良く刺しながらのクライミングでした。

雪の状態も良かったのでナイフリッジも快適。

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ツルムから懸垂し、Dカンテを登り始めたあたりで辺りは暗くなってきていた。

日没までに抜けられると思っていたが意外と時間がかかってしまっていた。

暗闇の中ヘッデン付けて最後のピッチを抜けた。

20:00頃四尾根終了。

ひと段落したがまだまだ気が抜けない。

涸沢岳までは年末年始に通った場所なのでほとんど迷わずに済んだ。

疲労と眠気で中々ペースは上がらないが月明かりに照らされた稜線はとても幻想的だった。

最後のクサリ場を抜け漸く涸沢岳直下に這い出た。

イボGに今、何時?と聞いた。

頭の中では22時くらいかな、と思っていたがイボGは23:55です、と答えた。

なんと、驚き。日が替わろうとしていた。

穂高岳山荘の冬季小屋へ逃げ込みようやく長い1日が終わった。

翌朝、6:00に起床し涸沢西尾根を下山した。

雪の着いた滝谷はすごくカッコよくてクライミングの内容、アプローチを含めとても充実した登山になったと思います。

夜間を含めた長時間行動もそこまでプレッシャーに感じず動けたので少し自信になりました。

ただ、眠かった。

イボGは稜線で幻覚・幻聴に襲われていたそう。

お疲れ様でした。

【行動時間】

3/25

20:30岐阜=23:45新穂高〜24:00就寝

3/26

1:30起床〜2:10出発〜4:30滝谷避難小屋〜5:00雄滝

〜9:50スノーコル〜10:00登攀開始〜20:00登攀終了〜23:55涸沢岳稜線〜24:10穂高岳山荘冬季小屋〜26:00就寝

3/27

6:00起床〜8:00出発〜12:15下山

2016.03.25

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久しぶりの城山南壁

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絵に描いたような富士山

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青い海を背景に!

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気持ちの良いクライミング

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上部に行くほど岩がしっかりして快適

 

こんにちは。

成瀬洋です。

先日、久しぶりに仁さんとクライミングに行って来ました。

仁さんと登るのは、ちょうど一年前の中山尾根ぶり。

前々から行きたいと言っていた、海金剛を目指しました。

最初は2日間とも海金剛で登るつもりでしたが、出発が少し遅くなったので、初日は城山南壁へ。

城山はポカポカ、を通り越して半袖でも暑いくらい。

伊豆って気持ち良いなーと、バトルランナー(4P、5.10b)とエクスカーション(6P?、5.10c)を登り、海金剛の麓、雲見のキャンプ場へ。途中のスーパーで伊豆で獲れたブリの刺身を購入。富士山がとてもきれい、海の眺めが素晴らしい旅路です。

キャンプ場には風呂もあり快適。夕食を食べて就寝し、翌朝7時半頃に出発。

アプローチの入口はキャンプ場から少し下ったところで、車道から山道に入ります。

30分ほど山道を歩き、下り坂になって左手に岩壁が見えたところでフィックスの張られた懸垂ポイント。

15mほど懸垂して海岸へ。スーパーレイン(7P、5.10a)の取り付きは、目の前の岩壁を回り込んだところでした。

8時半ころスタート。

1P目(5.8)成瀬リード。

簡単だけれど、なんだかいやらしい。クラックではあるけれど、花崗岩のクラックのように素直ではない感じ。クラックに導かれてブッシュで切るが、どうも本当は上部でスラブを右に行くのがルートのよう。

2P?仁さんリード。

ブッシュをかき分け30mほど。上部に壁が見えるが、本当のラインは右下から続いているよう。一旦懸垂して下のブッシュにある踏み跡へ。きれいなクラックが続いていて、それが3Pだとわかる。

気を取り直して3Pへ(5.10a)仁さんリード。

最初は5.7くらいで、右上するクラックが10aくらいのよう。

4P目(5.10a)成瀬リード。

浮き石や脆いところが多かった岩もだいぶすっきりしてきた。きれいなクラックを登り、最後がオフィズスサイズ。

5p目(5.10a)仁さんリード。

ここもきれいなシンクラック(うろ覚え)。ここまで来ると眼下に真っ青な海が見下ろせる。天気も最高!

6P目(5.9)成瀬リード

下部が少しいらやしく、そこからはオフィズス〜多い被さる岩の間を登る被りムーブ。

7P(5.7)仁さんリード。

クラックから上部のスラブへ。そして岩峰のてっぺんへ。12時過ぎくらいに到着。

懸垂を繰り返して取り付きに戻り、帰路に着きました。

スーパーレイン、思っていたほどすっきりとした壁ではなく、どちらかというとアルパイン的な感じもしました。

クライミング自体は簡単で快適。天気も良く、ジリジリと日焼けをしたほどでした。

ビレイポイント以外残置物がないというのも良く、ロケーションも抜群。

1泊2日、とてもたのしく思い出深いロックトリップになりました。

仁さんありがとうございましたー。

2016.03.25

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一角獣F1

 

 

 

 

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一角獣F2

こんにちは。成瀬洋です。

報告が遅くなりましたが、今月10日に中千丈にアイスに行って来ました。

友人に誘っていただき、総勢5名。

中千丈は初めて。ずいぶん前のロクスノにエリアが発表されていたので、本棚から引っ張り出してコピーしていきました。

雪が少なく、アプローチの大岩のところがけっこう悪かったです。

ジョーズ、一角獣、Zなど、個性的な氷瀑がまとまっていました。

雪が少ないため、氷が例年よりも長いとのこと。

ただし、氷自体は少し小さいようです。

まずは一角獣を登ろうということで、同行のNさんがF1をリード。

メインの氷瀑をリードさせてもらいました。

正面は氷が脆そうで、右と左は短いながらバーチカル。

下部を左寄りに登ったので、左のラインを登りました。

上部が若干ハングしているようでⅤ+くらいか。

無事に登り終え、立木で懸垂。

ジョーズはKくんがリード、ぼくはフォローで登りました。

移動してZへ。ここも若いKくんがリードし、50mいっぱいの立木でビレー。

フォローで登り、本日は終了。

暖かい日で氷も柔らかく、登りやすかったです。

いろんな種類の氷瀑がコンパクトにまとまっており、とても良いエリアでした。

シーズン初めにアックスやアイゼン、スクリューなどを新調して登る気満々でしたが、氷結状態やらいろいろで結局アイスは4回しか行けませんでした。山もいくつか行きたいルートがありましたが行けず終いで春になってしまいました。

冬の間も週2〜3で岩には行っていたので、また岩場通いをしています。

去年はクラックばかりだったので、今年はスポートをもう少しがんばろうと思います。

御在所のカリフォルニアドリーミング、錫杖のマルチ、瑞牆のマルチ(アレアレアなど)、明星、屏風の雲稜オールフリーなど、トライしたいマルチもたくさんあります。パートナーを探しています。お付き合いして頂ける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。

 

2016.03.22

朝日を浴びる北壁。氷のリボンから直接尾根まで見える。右は中央ルンゼに向かうパーティ

朝日を浴びる北壁。氷のリボンから直接尾根まで見える。右は中央ルンゼに向かうパーティ

 

1皮です。西村代表と憧れの鹿島槍北壁に行ってきました。

ルンゼ内は氷結が悪かったものの、完登できました。

【20日】大谷原5:45~8:30荒沢出合~13:00天狗の鼻

【21日】天狗の鼻3:50~6:00カクネ里~7:20正面ルンゼ取り付き7:30~9:40正面尾根のコル~11:00北峰~14:00天狗の鼻14:30~18:30大谷原

 

【初日】

徒渉は2回。1皮はネオプレーンの靴下をはいて渡るが、流れが強く、太もも辺りまでズボンを濡らしてしまう。西村代表はパンツ1丁になり、冷たさに悲鳴を上げていた。荒沢出合から荒沢を上流にちょっと遡り、天狗尾根の傾斜の緩い斜面に取り付く。暖冬の今年は、すでに枯れ葉斜面になったところもあった。尾根に出ると歩きやすくなりスピードアップ。気温は高く、濡れたズボンはすぐに乾いた。尾根上部の第一、第二クーロワールとも問題になるところはなく、順調に天狗の鼻に到着。尾根南側の斜面に、氷のリボンを狙う旧知のKさん、中央ルンゼに行くKさんのテントの横に、私たちのテントを張った。翌日に壁に向かうという緊張感を味わいながら、自家製梅酒をちびちびやりながら過ごした。

【2日目】

2時起床。北壁に向かうパーティの一番手で出発する。が、壁の降り口が分からない。過去の記録などから「最低コルの1つ先のピークを越えたところ」と覚えていたが、壁が急すぎて下りられない。唯一、もっとずっと先の天狗尾根が壁に吸収される辺りが唯一の降り場か。そんな風にうろうろしているうちに他のパーティーが続々とやってきた。以前も来たというKさん・Sさんコンビも、「こんなに奥じゃなかったけどな」と言いながら真っ暗な雪渓をバックステップで下りていった。われわれもすぐに下降とトラバース開始。しかし、2つめの尾根の所で、雪がなくて岩が出ているところにぶち当たり、Kさんらは懸垂してカクネ里に下り始めた。「去年はこんなに高い木が雪から出てなかったけどな」とKさん。積雪が2mぐらいは少ないらしい。われわれもロープを借してもらったm(_ _)m謝謝。70mロープで急な部分を下り、あとはカクネ里まで150mぐらいをクライムダウン。間もなく、北壁に朝日が当たり始めた。日が照りつける前にルンゼに入りたかったが、随分遅れてしまった。

Kさん・Sさんは氷のリボン、Kさん・Kさんの若者コンビは中央ルンゼ、われわれは正面ルンゼ、ここから分かれて進む。この日の北壁は他に、主稜2パーティ(うち1パーティは単独)。北壁をトラバースしているのが見える。カクネ里はデブリがあちこちに。19日に降った雨によるものだろう。主稜の末端を右に回り込み、正面尾根Bリッジの取り付きでガチャを準備。日が燦々と降り注ぎ、すでにチリ雪崩と小さな落氷が絶え間ない。上部にはでかい雪庇があって、落ちるのは時間の問題だろう。準備ができたらすぐ出発だ。

雪壁をダガーポジションで登っていくと、ルンゼは正面尾根Aリッジの取り付きを右に回り込み、南向きの斜面になる。気温は高く、氷はグズグズ。狭くなった部分の氷はかなり立っており、薄い!

すぐにノミックで氷の下の岩を叩いてしまい、先っちょ2ミリほどが欠けてしまった(T_T)。スクリューの歯も曲がった(T_T)。氷の状態はかなり悪いので、ロープを出すことに。でも60m伸ばした先は、雪壁と、薄く雪と氷が乗った岩と草付き。セカンドのビレーは、アックスを雪面に突き刺しただけでビレーポイントとする。まあ、落ちないでしょうという判断で。

そこからは延々と雪壁登りと、わずかな氷。チリ雪崩のシャワーを浴びながら登るが、暑いので気持ちがいいくらいだ。息絶え絶えになりながら、正面尾根のコルに到着。かなり斜めっており、休める場所じゃなかった。そこから右手の中央ルンゼに入って直上。正面尾根が斜面に吸収される辺りから正面ルンゼに入った。雪面は表面が堅く、中は比較的柔らかいものの、安定感はある。頂上に出る直前、60~70度ぐらいの急斜面なのに雪は柔らかくなり、支持力が極度に低下。手2本、足2本でバランスを取り、何とか乗っ越した。間もなく登ってきた西村さんと握手して喜び合った。気温はマイナス10度。北風が強く、すぐに下降に移った。

天狗尾根の下降も良くはない。細いリッジや急斜面をダブスアックスでバックステップで下りるところも。途中、30mの懸垂2回。天狗の鼻まで気が抜けなかった。テントなどを回収し、大谷原までは雪面は階段状に踏み固められ、簡単に下りられた。

正面ルンゼの入り口

正面ルンゼの入り口

カクネ里上部を登る西村さん。右手に主稜末端が見える

カクネ里上部を登る西村さん。右手に主稜末端が見える

ルンゼを右に曲がった辺り

ルンゼを右に曲がった辺り

下から見たのど元付近。氷が薄い

下から見たのど元付近。氷が薄い

アックスを緩く刺しただけの支点でセカンドをビレーする

アックスを緩く刺しただけの支点でセカンドをビレーする

急斜面を気持ちよさそうに登る

急斜面を気持ちよさそうに登る

中央ルンゼ上部

中央ルンゼ上部

カクネ里を眺めながら

カクネ里を眺めながら

北壁から北峰に飛び出す西村さん。北風が強くて、カメラのレンズが中途半端な開きに(^^;)

北壁から北峰に飛び出す西村さん。北風が強くて、カメラのレンズが中途半端な開きに(^^;)

 

2016.03.14

岩佐です。

1皮さんと宝剣岳に行きましたが、意外にも雪が多かったため、時間切れと判断してさっさと敗退しました。

上松Aコース登山口P00:35 ~ 07:45 敗退決定(2675m)08:00 ~ 11:00登山口P

ここのところ3月とは思えないほど暖かい日が続き、山では雪がかなり融けてしまったよう。そんなわけで、丸一日フルに行動すればなんとかなるのではないか、と思って立てた今回の計画であったが、ちょいと読みが甘かった。。。 1800m位までは殆ど雪が無いのでは?と踏んでいたが、10・11日に降った雪が意外に多かったようで、敬神の滝小屋を過ぎた辺りから登山道は雪に覆われており、嫌な予感。

徐々に雪の量は増えて、5合目あたりから脛くらいの深さ。敗退を決めた7合半目までには、所々腿まで沈むラッセル。この調子では宝剣山荘まではあと5、6時間はかかりそう。遥か先に見える宝剣岳を見て戦意喪失し敗退決定。

下山後登山口から見上げた宝剣・木曽駒は真っ白で雪がどっさり付いている。こりゃ日帰りは無理だわ (^_^;)

寂しい結果に終わったものの、久しぶりの山は気持ち良く、そこそこ運動もできたので、まあ良しとしましょう。(-_-)

 

Uターン地点から見た宝剣岳。まだまだ遙かに遠い、、、

Uターン地点から見た宝剣岳。まだまだ遙かに遠い、、、

2016.03.06

森です。滝根さんと谷川岳・東尾根に行ってきました。

 

3/4 9:00高山~16:30土合 登山指導センター

3/5 3:20登山指導センター~4:20一の倉沢出合~7:00シンセンのコル~第二岩峰~第一岩峰~11:00オキの耳(頂上)~トマの耳(頂上)~天神尾根~13:00谷川岳ロープウェイ~土合~22:40高山

 

3人で谷川岳に行く予定でしたが、もう一人の方がインフルエンザになってしまったとの事で、滝根さんと二人で谷川岳に行く事になりました。

道中、、最近始めた筋トレの事や山でのトレーニングの仕方など、聞きたかった事をいろいろと質問し、今よりもさらに効果的にやる方法をいろいろと教えて頂いた。

車の中で滝根さんと話すだけでも、私にとってはとてもプラスとなる時間でした。

登山指導センターのトイレは凍結していて、20時まではスタッフが一人いて、水を流してくれるのでトイレが使えますが、夜間は使用できませんでした。

到着して早々に酒盛りを始める(≧▽≦)滝根さんの奥様手作りのサンドイッチとおかずを頂きながら、(本当に美味しかったです。御馳走様でした。)ビール、ワイン、日本酒を飲む飲む(^^)

お酒は全て飲み干してしまい、「酒がちょっと足らんかったなあ~。」と滝根さん。私も少し飲み足りないくらいでしたが、明日の山があるんだから、これくらいでちょうどよかったかも。とゆうか、いつもそれくらいにしておけばいいのにね。。(´・ω・`)

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茅野のダイソーで買ったガチャピンのアイマスクと耳栓で爆睡。

 

2時過ぎに起きると、ちらほらと山へ入るパーティが現れ始めた。

3:20に出発。林道からアスファルトが所々出ており「こんな年は初めてだ。」と滝根さん。今年は雪が少なかったですもんね。

一ノ倉沢出合から一ノ沢の急登を上がる。先行パーティが1パーティいました。

シンセンのコルのすぐ先が第二岩峰。先行パーティが岩峰を登ろうとしていた。私たちも一段岩を上がってみる。先行のリードは苦労していた。「あ、私、絶対ムリ。」て思いました(^-^;

登った岩をクライムダウン。(滝)「落ちるなら左側ね。テラスあるから。」・・・じゃなくて、落ちないでね、って言うんじゃないすか、フツーは(;´Д`)

クライムダウンして第二岩峰の下側をトラバースして超える。雪が柔らかくて、変な足の置き方したらザーっと下まで落ちて行きそう(ー_ー)雪の下が岩になっている場所は、なかなかいいステップにならず滑る。ゆっくりゆっくり、そぉ~っと足をのせて体重移動。あ~怖。。((+_+))慎重にトラバースをして超えると、滝根さんが「この先はもうそんなに難しいところはないから。」と。ほっとした。すぐに裏切られましたけど。。(ー_ー)

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第二岩峰を超えて、急な雪壁を上がる。長い雪壁の急登を登ると、ものすごく大きな雪庇が見えてきた。この雪庇の右側をトラバース。

こんなに長い雪稜のトラバースをするのは初めてでした。怖いので下は見ないように見ないように。。((+_+))やはり雪が柔らかいのでステップが崩れそうだし、絶対落ちたらダメな高さ(;´Д`)滝根さんが「ここで落ちたら下まで行っちゃうから、ここは絶対落ちちゃダメだよ~。」って言うから余計に怖い(-_-;)先行パーティや滝根さんが遥か先に行ってしまっても、慎重に慎重に、ゆっくり歩いた。トラバース中はずっと1,2,3,4、・・・とムダに数を数えて歩きました。リズムつけると楽かなと思ったのと怖さ対策に(;^ω^)ガイドならロープ出すところだそう。やっとこさ長いトラバースを終えるとそこが第一岩峰だった。

ここで事件が・・(゚д゚)!

先行パーティはロープを出して第一岩峰をトラバースしている最中。

「トイレしたいので、向こう向いててください。」先行パーティのお兄さんと滝根さんに伝えた。小さなルンゼ状になった場所があって、そこなら目隠しになりそうだったけど、それなりに傾斜があった。トイレするにはちょっと怖いなと思い、向こう向いててねと伝えたからいいよね、と仕方なく近めな所でトイレする。すると先行パーティのお兄さん、どうやら残りのロープの長さを聞かれたらしく、こっちを振り向いた!!(゚д゚)!!

ああ。。。。( ノД`)おしりを見られてしまった。。。(泣)

「あと15m!!」って叫んでいたけど、絶対に見られた・・・(/ω\)でも仕方がない。。むしろごめんなさい、こんな至近距離でトイレして。。。その後も付かず離れずの距離でずっと一緒だった先行パーティの二人。頂上で会った時にはお互いの健闘を称えあったけれど、そういえばあのお兄さんはほとんどしゃべらなかった(・.・;)

第一岩峰。先行パーティが行った後、滝根さんが「安定してるって言ってたからロープ出さずに慎重に行こう。」と。いやいや滝根さん、安定してるかどうか、聞いてないですよね??聞いてないのを私は知っていますよぉ~(ー_ー)!!

確かにそんなに難しそうには見えなかったけれど、トラバースし始めると地味に悪い。あ~、騙された”(-“”-)”と思い、慎重に慎重に、時々ズリってなりながらゆっくり上がる。「ここ、一番悪かったです。」って言うと「え~そ~かあ??そんな事ないだろ~。」って(-_-;)

後はまた急登の雪壁を登る。最後、稜線に出るところの傾斜が強かった。ここでスノーバーを出し、スノーバーとピッケルをしっかり刺して登る。「スノーバーは守りの道具じゃない。攻めの道具だぞ。」と車の中で滝根さんが言っていたのを思い出した。スノーバーは雪面にしっかりと刺さり、びっくりするくらい支持力があった!すごい!なにこれ~!こんな使い方があるんだ!と感動(≧▽≦)スノーバーのおかげで最後の登りも意外と楽に行けた。

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雪庇の切れ目から稜線に乗超すと、そこがまさに頂上。ギャラリーの多さにビックリした!!「すごい!かっこいいですね~。」なんて言われてちょっと照れくさかったけど、でもすごく嬉しかったです♪(*^-^*)

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雪稜のバリエーションは、岩稜とは違った緊張感があり、技術的にもとてもいい経験ができました。まだまだへっぽこですが、もっともっと経験してたくさん山に行きたいですヽ(^o^)丿

滝根さん、ありがとうございました。

 

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