愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2019.04.25

頂上をバックに、穴毛谷を降りていく

1皮です
Gさんの後を追って穴毛谷第4尾根に1人で行ってきました
4ノ沢から尾根に上がりましたが
ブッシュに雪が絡んでハング状になった尾根直下が悪く時間がかかりました

新穂高2:10―4:304ノ沢出合―9:204尾根上(2170m付近)9:40―12:00緑の笠―13:30頂上―19:20新穂高

左俣林道から橋を渡った辺りまでデブリだらけ
デブリの山を次々越えて4ノ沢出合
尾根には5ノ沢から取り付く計画だったが
薄暗い中で3尾根を見ると北側(4ノ沢側)に雪庇が出ており
4尾根にも雪庇があるかもと思い、4ノ沢側から取り付くことに変更
4ノ沢を上がり、右俣と左俣の分岐が近づいてきたら
傾斜の緩そうなルンゼが出てきたのでここを登ることにした

4ノ沢出合

右のルンゼを登った

第一岩稜に日が当たった

最初は緩い雪壁。朝日が当たり始めた第一岩稜がきれいに見える
雪が滑り落ちた後にできたU字溝のような跡をたどっていくが
傾斜がきつくなると雪から氷に変化
つま先で登り続けなければならず、ふくらはぎがつりまくった
ブッシュが出てくると傾斜はさらに急になり
シュルンドとブッシュに絡まったハング雪が行く手を阻んだ
木登りと雪かきに終始。ロープを1ピッチ出した
結局、ルンゼに入って4尾根に上がるまでに4時間ぐらいかかった(汗)
雪はおおむね安定していて
4ノ沢左俣Bルンゼ(第一岩稜の右側)から大きな雪崩が1回出ただけで
他は雪崩の音は聞かなかった

尾根上にはGさんたちの足跡がわずかに残っていた
暑さでばてばて。水をたっぷりふくんだ雪を食べてのどの渇きを癒やした
いくつか岩が出てくるがすべて横の雪壁を通ってすり抜けられる
時間があったら岩を登っても面白そう

日差しに真っ赤に日焼けして頂上。あとは下りばかりと思ったら
抜戸岳方面の稜線は雪が緩く、ずぼずぼはまりまくる
なかなか進まないので、脱水症状とシャリばて気味でへろへろになった
抜戸岩を過ぎてまもなくのコル(6ノ沢乗越)は雪庇がなく
急すぎない、いいスロープから続いていたので、そこから降りることにした
トラバース気味に杓子平まで行き、本谷方面へ大きく迂回
雪は柔らかかったが、雪崩の危険性は感じなかった
暗くなるころに新穂高に着いた

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