愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2019.06.26

台高マニアの1皮です

奈良県川上村の吉野川水系本沢川黒石谷に行ってきました
滝はきれいでしたが、下から上まですべて杉か桧の植林
森の美しさが全くなくて興ざめでした

黒石谷出合5:15-8:40二俣(870m)-12:15黒石岳頂上(1348m)13:00-14:30出合

国道169号から大迫ダム湖沿いの道を右岸から左岸に渡り
3階建ての検問所(?)のような建物を過ぎたすぐのところが黒石谷出合と思われた
でも橋には何も書かれていない
しばらく進んで道が広くなったところで駐車
沢服に着替え、歩き始めたところで
ちょうど電動アシスト自転車で通りかかったじいちゃんに聞いたところ
「ここが黒石や。登山かい? 橋が傷んどるで、きいつけえや」と心配してくれた
登山道は歩かないからいいけど・・・

黒石谷右岸にある林道をしばらく歩き
河床に降りられる程度の高さのところで入渓
すぐに滝が続く
最近の雨量が少ないためか、どこもかしこも茶色いこけが付着しつるつる滑る
きれいなナメでも滑るので油断はできない
いきなり深い淵があり、胸まで漬かって「冷てえー」と独り言を言いながら左岸をへつって上流へ
大きな滝、大きな釜が次々出てくるが
そのうち寒さで震えが来る
まだ午前6時半ごろだし、針葉樹の森は日当たり悪いし、、、
大きな滝は右や左のがけや岩場を登って通過する
特に悪いところはない
流れ落ちる水の裏側から見える滝もあった
二筋に落ちる滝は右側チムニーから登った
870mの二俣を左へ
その分岐に石垣があった

流れの裏に穴がありそうと行ってみると・・・

水流の裏側に回り込めた

そこからもいくつか滝(忘れた)
1070mの奥の二俣で左に進むと倒木だらけになって嫌気がさし
すぐ右の急な尾根を上がって1280mの稜線上ピーク
黒石岳頂上はそこからすぐだった
頂上には小さなアブみたいな虫がいて不快
虫除けを忘れたため、着替えの最中にいくつも刺された

下山は、北方に続く尾根をまっすぐ降り
1270mで北東尾根へ
1070mで北西尾根に入りあとは適当に

地形図1070m地点(高度計は1080mをさしているが)ここから適当に左へ行く。尾根を外さないように

林道に降りるところが2m程度の高さの崖になっており
懸垂するのも面倒だったので
ザックをスリングでつり下げて先に降ろした上で
飛び降りたら足の裏が痛かった

おわり

2019.06.25

吉川Gです。
引き続き日曜も時間ができたので、「個人的に行ってみたい沢リスト」の一つの粥川左俣に行ってみました。
メンバーは友人らと3人で行きました。

ネット上には「奥美濃の宝」などと紹介されている記事もありますが、実際想像していた以上に素晴らしい沢でしたので、ここに紹介いたします。

以下記録

入渓地点は美並町の星宮神社からさらに県道315を奥に進んで、沢から道が離れる直前の最後のヘアピン付近。瓢ヶ岳への登山口にもなっている。星宮神社から先が通行止めになっていた記録もあったが、今回はそんな様子はなかった。

僕らはヘアピンからすぐに入渓したが、登山道に入って沢と道が交差する地点から入渓してもいい。
それにしても水が綺麗。そういえば星宮神社には名水◯◯選的なものがあるらしい。

少し歩くと左岸側から30mほどの滝がかかる。

ネット上にはこの滝を登った記録がいくつかあったので、この滝を登らないと面白くないのかなと思い、登ってみることにした。(実際にはこれを登らなくても充分楽しめる沢だった)
プロテクションはハーケンとカムなど。難しくはない。
懸垂で降りるが、回収でロープが引っかかって登り返す羽目になった。

しばらく進むと二俣。右からデカイ滝。左から二段の斜滝。ここは左を滝身から突破。

さらに進むと二段の美しい滝。

この二段目が登れなさそうなので左岸側から巻く。ここは三俣のような地形になっているが実際には二俣であり、左から入ってくる二つの流れは最終的には合流する。

ここから先、いくつもの小滝が出てくるが、全て直登できる。

途中林道が交差し、暗渠が出てくるので、この中をくぐる。

その先も小滝の連続。全て登れる。
一箇所8mほどの立った滝が出てくる。トップで登ったTBさんは滝身左側をフリーソロ で登ったが、上からロープを落としてもらった。

この後いくつかの小滝をこなすと平凡な渓相となり、右側に登山道が走っているところに到達する。
この登山道を登って瓢ヶ岳へ登っても良いし、登らなくても良い。僕らは登らなかった。
登山道を1時間ほど降ると、入渓地点へ戻る。

非常に素晴らしい沢でした。なんといっても水が綺麗。そしてほぼ全ての滝がシャワーで登ることができます。
ただし泳ぐところは皆無なので、泳ぎたい派には物足りないかもしれません。
奥美濃の宝どころか、奥美濃の至宝といっても差し支えないのではないでしょうか?

2019.06.24

吉川Gです。

出張の仕事が急に中断されたので、山行を計画中のパーティに急遽加えてもらいました。

メンバーは原田さんと僕と会員外4人の計6人です。

行き先は丹生川の沢上谷(そーれだに)
延々と続くというナメで有名な沢上谷です。

計画書をメーリングリストに送ったところ、瀧根さんよりメールがあり、車のデポ地を教えてくれるとのことで、わざわざ現地に来てくださいました。
さらに色々とトラブルがあったにもかかわらず、手伝っていただき本当に助かりました。
ありがとうございました。

ソマ街道が丹生川ダムより先から473号までの合流点まで通行止めのため、やや戻って西側から473号に合流して、ソマ街道に入りました。
出渓地点の林道に車をデポし、入渓地点へ向かいました。

以下記録。

入渓地点の県道からすぐに入渓。
最初は普通の渓相だが、すぐに独特のナメ床が始まる。

ちょっと進むと左から支流が入るので、奥にある滝を見にいく。10mの立ったナメ滝を右から巻いてしばらく進むと不思議な造形の五郎七滝に到着。(写真撮り忘れ)
しばし眺めて、元来た道を戻る。

本流の舗装道路のようなナメを歩くと、また左から支流が合流。この奥にも美しい滝があるそうなので、寄り道。
この支流は一般的な雰囲気。しかしその奥に断崖を一気に落ちる直瀑、岩洞滝がある。

断崖の岩質が大分県の原尻の滝に似ている。おそらく昔の火砕流の跡なのだと思う。

戻って相変わらずのナメ床を歩くと今回の真打ち、蓑谷大滝が現れる。

これは圧巻。他では見る事のできない部類の滝だ。一生に一度は見てもいいと思う。

蓑谷大滝は左岸側から巻く。斜面をひたすら登ると、立派な杣道にぶつかるので、それを歩いて滝の落ち口付近で再び沢に降りる。

↑立派な杣道

大滝の上はこれまで以上に素晴らしく広大なナメ床が広がる。

その先の二俣付近で瀧根さんに借りたソリでウォータースライダーを楽しんだ。
ちなみに岩質的にソリを使わないと、服が破けるかもしれない。

二俣は15mの滝がかかる右へ向かう。フィックスロープがあるのでそれを伝って登った。フィックスが無いとかなり怖そう。

その後も相変わらずのナメ床をヒタヒタと歩いて、出渓点に到着。行動時間は3時間程度だった。

帰りは荒城温泉恵比寿之湯に寄って帰宅。

多分日本で一番歩きやすい沢なのではないでしょうか?大雨の日の舗装道路を歩いているような気分になります。その独特の造形は一見の価値ありです。

2019.06.10

台高マニアの1皮です

宮川ダム(三重県大台町)左岸上流にある垣外俣谷という谷の左俣に行ってきました
ネットに記録を見かけない(右俣の記録はある)のはなぜかと思っていましたが
行ってみたらその理由が分かりました

宮川ダム5:40―11:30江股ノ頭南のコル(標高1055m)12:30―江股ノ頭(1270m)―白倉山―古ケ丸山―犂(からすき)谷出合―18:40宮川ダム

宮川ダム手前8キロほどのところにある犂谷出合にある公園にママチャリを残置しダムへ
ダム見学者用駐車スペースに置いて出発
山はガスっているが、天気は晴れに向かう傾向なので雨は大丈夫だろう
大和谷橋を過ぎて、未舗装になったダム左岸林道を進む

途中、漫才師かピエロが着るような派手な青色縦縞ジャケットと白いワイシャツ、蝶ネクタイが道に落ちていた
あまり汚れておらず、古くない感じ
もしや、行方不明者の「首〇り〇体」でもあるのかと思って
周りをきょろきょろしてしまった
人があまり来ない場所なのであってもおかしくないが、、、なくて良かった

林道終点から干上がったダム湖に下降(標高280m)
流木や土砂を乗り越えて上流に向かう
この平たんなゴーロ歩きが標高470mの3つめの二俣まで続いた
こりゃ沢登りというより、沢歩きだね

ここから江股ノ頭の南側のコルまで、短い距離なのに標高差は550mもある
地形図にゲジゲジマークはないが、大きな滝が続くかもしれないと気を引き締めて進む
そこの先を曲がれば滝が来るぞ
周囲の尾根も急峻なのでまくことも難しいかもしれないなあ
と思いながらゴーロを歩いて行くが
行けども行けども滝が出てこない
ゴーロの傾斜が多少急になったぐらい

これはおかしいぞと思ったときには
コルがもう目の前だった
この谷には滝がなかった、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
滝がない沢登りなんて、岩のない所へ岩登りに行ったみたいなものだ
大きな美しい滝が多い台高にあって珍しい存在かも

人が入らない谷だからなのか
鹿の角を拾った
台高に鹿は山ほどいるが
角は初めて見つけた

そこから露岩が多い急峻な山をいくつも越えていく
午前1時に仕事を終えて睡眠ゼロで出発したので歩行スピードは全く上がらない
強い西風と雨雲に追い立てられるようにヨロヨロ歩いて、瀕死の状態で県道着
ママチャリで上流へちんたら走ってダムに着いた

2019.06.09

吉川Gです。

比良の名渓奥ノ深谷へ。友人ら6人で行きました。

雨が降る中、林道をアプローチし、入渓。

最近揖斐ばかり行ってたので、水量に感動。


右の水流をかすめながら


抜けが悪いらしい。僕は登らなかった。


ウォータースライダー可能


滝が大量

泳ぎまくり、登りまくり。

サイコーな沢だった。

しかも大抵は巻けるので、気分によって登ったり登らなかったりできる。

登山道に合流したところで遡行終了。

2019.06.09

吉川Gです。

最近山を再開したという友人から連絡があり、一緒に沢に行くことになりました。

場所は揖斐の鍋倉山南東面の内谷というところです。
ネット上には記録は見当たらず。どんなところなのでしょう。

8時半頃、外津汲の集落南側の内谷出合のスペースに到着。外津汲は揖斐でも割と南の方で岐阜市からも近い場所だ。

とりあえず、すぐに入渓。

しかし、様子がおかしい。

ガードレールが見える…

何もないし、とりあえず横の林道に上がる。非常に立派な林道で、途中に小屋などもあった。結局、林道と沢が別れるところまで林道を歩いた。

気を取り直して、再度入渓。

人工物っぽいものがある。


橋の跡。かつて登山道があったか?


特に何も出てこない


ついにそれっぽい滝発見。
ただし左岸から巻いた。


お!


結構面白い滝だった。

この滝を過ぎるともう何もない。

最後は笹薮を漕いで稜線へ。
登山道を北に歩くと、ものすごく立派な避難小屋に到着。

この小屋から東に伸びる尾根を下って林道に合流しようとしたが、笹薮が酷かったので途中から沢を下って林道と合流。
あとはひたすら林道を下って外津汲の集落へ下山。

記録が無い理由はなんとなく分かったが、情報のない沢もなかなか面白いものです。

2019.06.09

早戸です。

御嶽山に初めて訪れたのは小学生のときだったと思う。父親は登山が趣味だというわけではなかったので装備もなくノリで行って逃げ帰った。
その後登山を初めてから何度か来る機会はあったものの頂上には至っていない。

今回は雨予報だったので人は少ないかと思いきや、登山口にはたくさんの登山客。
中には法螺貝を吹きながら登る者もいた。
珍しいものを見た気になったが、いささか吹きすぎではと思った。

私は雨のなか登山することは少ないが今回はひとりだったからか中々楽しくて気に入った。

今回は濁河登山口から飛騨山頂を経由し摩利支天山に行き、剣ヶ峯火口付近の立ち入り禁止区域を避けて賽の河原からトラバースし、継母岳まで。

継母岳のコルは展望良く、いい夜だった。

翌朝は天気悪く、早々に下山した。

気になる場所もあるのでまた行きたいと思う。

2019.06.02

お疲れ様です。吉川Gです。

また揖斐の沢に行きました。

メンバー:吉川K&G

林道舗装終了点(駐車地)8:45-大滝10:30-林道11:00-駐車地12:30

殿又谷の林道を進み、舗装が終わる辺りのスペースに車を停めて出発。

殿又谷第二砂防ダムという看板を過ぎたあたりから殿又谷へ降り、すぐに右から入る支流(石むし谷)へ。

最初は藪漕ぎのような感じ。

序盤は平凡な渓相。時々ナメ。

ちょっとした滝も出てくる。

1時間半ほどで、核心の二段20mへ。

一段目は簡単。滝身の左側をかすめながら登る。
二段目は左を巻くか、左の壁を登るか、滝身を登るか。
試しに滝身を一、二手登ってみるが、意外な水流の強さに断念。
左の壁をロープを出して登ることに。

結構緊張した。

それを過ぎればロープを出す事は無い。


↑岩のトンネル

↑意外と悪い滝

最後は林道にぶち当たって終了。
林道を1時間下って駐車地へ。

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