森です。10/25、酒井さんと御在所、中尾根に行ってきました。
【コースタイム】
7:10裏道P~9:00中尾根取付き~9:10登攀開始~14:30登攀終了(P2オニギリまで)~16:50懸垂下降終了~17:5裏道P
駐車場でReパッキング。アブミは一台にしよ、って事で、力持ちの酒井さんに持って行ってもらう。
「カム#4、2個も要るかなあ??前、早戸くんと行った時は1か所くらいしか使ってなかったような。」と酒井さん。置いて行くか迷って、とりあえず2つ持って行くことに。
日向小屋に滝根さんがみえるので、挨拶に立ち寄った。「頑張って来いよ~。」と励ましを受け、中尾根取付きに向かう。この日は風が強く、取付きに着く頃にはかなりの強風で、体が持って行かれる程でした。
P4 1P目 森リード
「リード、チャレンジしてみていい?」「どーぞどーぞ。」のやり取りで、私、NPクラック、初リード。強風で寒く、手がかじかんで感覚がなかった。残置ピンの所で1テンしました…(´Д`)うんうん言いながら登って、チョックストーンの下をくぐって1P目終了。長身の酒井さんには、チョックストーンの下をくぐるのは狭かったみたい。「てゆうか、#4フツーに使うじゃん。誰??1つ置いて行こうとしてた人は~!(ー_ー)」と酒井さんに言ってみた。その先のピッチも#4が大活躍。うちらのレベルなら、#4を2個持ってきて正解だとその時は思った。でもよく考えてみれば、#4を2つ使ったところはなかったか。。(´・ω・`)
P4 2P目 酒井さんリード
短いピッチ。前尾根の方から滝根さんが「ガンバ~!!」と大声で手を振ってくれていた(*^▽^*)テンション上がるぅ~⤴⤴
2P目終了後、また岩の下をくぐって、P3までクライムダウンで下りた。
P3 森リード
10:20だった。まだまだ時間に余裕がある。リードを志願してチャレンジヽ(^o^)丿相変わらずの強風((+_+))私はナッツを使った事がなかったけれど、このピッチで初めてナッツを使ってみた。すごくよく効いて、カムよりも安心だと思った。これからはナッツを上手く使えるように練習しよう!
懸垂でツルムのコルへ。ここへ来ると風はさらに強く、近くにいるのに声が聞こえないくらいだった。
P2 (4P目)酒井さんリード
せっかく持ってきたアブミだったけれど、使わず左へトラバースして行く方が易しいと聞いていたので、(森)「ここもリードしてみていい??」(酒)「お~、今日の森さんはやる気が違うねェ~。」とリードをチャレンジしてみた。でもこのトラバース、怖い(>_<)グレード的に言えばP4,P3の方が上なんだから、行けるはず、と自分に言い聞かせてみるも、上のガバフレークに手が届かない・・・(T_T)風が強くてマジで吹き飛ばされそ~(;´Д`)30~40分は岩にはりついていたっかな・・(^-^; (酒)「交代する??」の声に、即返事でお願いします<m(__)m>した。
リード交代して酒井さんに行ってもらう。リーチのある酒井さんはガバフレークを持って、「これ、届いちゃうんだよね~。」と余裕で抜けてく。フォローで行ったら以外とすぐに抜けられた(´・ω・`)なんだ、、、結局は怖さ核心か。。このチキン野郎め!!と心の中で自分を罵った(;´∀`)いやしかし、やっぱフォローは楽でいいな♪(^^)トラバースして上がった所でピッチを切った。
(5P目)森 リード
(酒)「あとは階段状だから、歩いていけるよ。」と言われて終了点まで上がったけれど、言うほど歩きではないよ、酒井さん・・(T_T)歩きだと思ったからギアも持ってないし(;´Д`)超絶ランナウト。。たまたま持っていた#2を1か所キメた。易しい所だけど、ランナー取りたい(;´Д`)
P2 オニギリ(6P目) 酒井さんリード
最初からここは酒井さんにリードしてもらうつもりでいたので、当たり前のようにリードしてもらった。フォローで行ったけど、よくこんなとこリードしたなあ~と感心した。結構難しい。ビレイしていても風で体が持って行かれる。両膝を岩にくっつけていないと、体が支えられない程の風だった。
最後の所はリードの酒井さんは右から回り込んで行った。私はフォローなので、左側から行った。右側から回り込んだ方が易しいらしい。登攀終了したのが14:30だった。「いい時間だね。寒み~し、早よ帰ろ~よ。」と懸垂開始。
ツルムのコルまで懸垂で下りた後、私がリードで行けなかったP2の1P目の所でロープが引っかかって抜けなくなってしまった。またここを登らないといけない(;´Д`)私はリードで行けなかった場所なので、ロープ1本で酒井さんに登ってもらい、無事ロープを回収。ほっ。
ツルムのコルからバットレスの方へ下りるため、ルンゼを懸垂。コルにある木に残置スリングがあり、もう一段下にも懸垂ポイントがあった。(酒)「下にいい支点があるよ。」と言われたけど、ロープもぐちゃぐちゃで、荷物もまとまっておらず、ロープ整えて一段下まで降りて。。。というのが面倒で時間かかるから、この木で懸垂しようと言った。でもそれが後で後悔する事に・・(;´Д`)
50mでギリギリ下りられた。ルンゼの岩が脆く、落石が危ない。上のロープの結び目が岩に引っかからないように少し下に下げてから懸垂したけど、下のロープの長さにもそれほど余裕はなさそう。下りて行ったら、ギリギリ安定した場所に立てるくらい、片方のロープは短かった。
そして・・ロープの結び目が岩に引っかかって抜けない( ̄◇ ̄;)今度はロープ2本ともダメな状態。まじか。。(´゚д゚`)このルンゼ、登り返すの???うう(泣)
ザックを置き、タイブロックを付けて登ってみる。怖・・(;´Д`)てか、私登れるのかな??ここ・・。チキン野郎なので、なかなか上がれない。しばらくして(酒)「交代しようか??」と。即返事でお願いします<m(__)m>した。
交代して、酒井さんがタイブロックをつけて登る。ステミングでルンゼを上がって行った。落石、大丈夫かなあ。。と心配。結局、ツルムのコルのまでルンゼを登り返し、ロープの結び目を外してもらって、下の支点から懸垂で下りてきた。ロープを外す時、引っかかっていた大きな石が落ちる事が避けられず、正面から落ちてきたそう。右にも左にも避けられないので、スーパーマリオみたいに上にジャンプして、落石を避けたんだとか( ゚Д゚)怖・・。ホント、無事で何より。面倒くさがらず、最初から下の支点で懸垂すれば良かったと、自分の判断が悪かった事を後悔。反省した。
登山道に出たところで、この先電波が悪くなるので滝根さんに下山報告。
中尾根をリードもできて、P2まで行けて、充実した一日だったけど、反省点も多かった。裏道を歩きながら、懸垂下降全般に時間がかかったり、トラブルがあったり。登っている時も、次のピッチに移動する時にロープがぐちゃくちゃで、それを処理するのに時間がかかったり。こういう事がスムーズにできて、トラブルも回避できるようになりたいね、と話しながら帰った。帰りのルート選択も、落石の多いルンゼじゃなく、2ルンゼの方へ下りた方が安全だったかもね、と。反省点や今後の課題も見えた一日でした。