愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2019.07.19

台高マニアの1皮です

ネット上に沢登りの記録がない櫛田川水系蓮川宮ノ谷上流部の砥石谷(三重県松阪市)に行ってきました
稜線手前で断崖に出てしまったのと
ただでさえ滑りやすい下りの一般登山道は大雨でヌルヌル状態になり
車に戻るのに時間がかかりました

宮ノ谷登山口6:15-犬飛峡ゴルジュ-10:10風折滝10:20-14:20 1340mピーク14:40―15:00池木屋山(1396m)-17:45宮ノ谷登山口

宮ノ谷登山口の駐車場からそのまま下に降り入渓
風折滝までは、水越谷(風折滝上部左俣)に行った2017年7月13日と同じだが
ここ数日で60数ミリの降雨があり、水流は強い
すぐに犬飛峡ゴルジュ
水が多いだけあって、奥から轟轟と滝の重低音が響いてくる

左岸の岩の突起をつかんで泳いでいくが
水圧に耐えきれず何度も流され
4度目になんとかゴルジュの中程にある岩棚に到達した
水が比較的ぬるくて助かった
平年より涼しい梅雨とはいえ、7月なので当然か

ゴルジュを抜けると、7~8mの斜瀑が
直径10数mの大きな釜にものすごい量の水を注ぎ込んでいる
ここも泳いで右岸の凹角に取り付こうとするが
こけでつるつるして登れない
いったん戻ってエイリアンをザックから準備
エイリアンのエイドで傾斜の落ちるまで数メートルを登り
後は滑りやすいスラブを登った
その先の蛇滝もうねりながら水しぶきを上げている
右岸を流されないようによろよろ登った
その後は穏やかになり
本谷と水越谷の合流点(522m)で一服
ここまで2時間半もかかってしまった

水越谷に入り、主に右岸側を上っていく
左岸にはトラロープがあちこちに張られている
本谷との合流点から風折滝まで約1時間
水量が多いため、滝は轟音を立てており、全く折れていない
梅雨時しか見られない迫力ある直漠に見とれた
一瞬、日が照って下山までこのまま天気が持つかなとも思ったが
甘い見通しだったことをあとで思い知らされた

2年前に来た時も風折滝をまいたはずだが
どこからまいたのか全く覚えていない
地形図と実際の地形を見比べて
まけるところは1カ所しかないと判断
おおむね安定した登りで傾斜が緩くなる部分(880mぐらい)まで上がり
そこからできるだけ大きくまかないように
トラバース気味に獣道などを通ってルンゼを下降
砥石谷と水越谷の合流点から水越谷側の上流20mぐらいの地点に下りられた
まくのに1時間ぐらいかかったが、ロープは使わなくても全然大丈夫だった

合流点からは双方の谷に滝があるのが見える
砥石谷の滝はいずれも直登したり、すぐ横の岩を登ったりして抜けていける
案外早く頂上に着けるかなと、このときは思った
釜はやや黒く、砥石に使える岩なのかもしれない
水量はどんどん減っていき
1100mぐらいで谷は壁にぶち当たった(゜◇゜)
そういえば宮ノ谷本谷に行った時も
最後は壁になって右の尾根に危ういトラバースで逃げたことを思い出した
池木屋山は周囲を壁で守られているのかもしれない




まっすぐ登って行けそうにないので右の尾根に逃げたが、そこも岩尾根
岩の間から生える木をつかんで真上に登って行く
稜線まで200m以上、ひやひやの木登りだった
この岩尾根は池木屋山の東方にある1340mピークにまっすぐつながっており
なんとか無事に着いてほっと一息
そこで乾いた服にチェンジ
すでに14時を過ぎており、ガスが立ちこめて暗ーい雰囲気
一般道でも下りは悪い台高だけに、さっさと出発
池木屋山の頂上で写真を1枚撮りすぐ下山にかかるが、まもなく雨が降り出した

木の根だらけの尾根は滑るのでスピードが上げられない
高滝が近くなると土砂降り
ガスで視界が悪いせいで道を間違え、そのたびにUターン
斜面をトラバースして下りていく部分が多くなり
ずるっと滑って数十メートル下の河原に何度も落ちそうにもなった
たかだか1000mの下りに3時間近くかかって、這々の体で登山口着
へっぴり腰で下り続けたため
脚の裏の変な筋が何日も攣っていた

おわり

2019.07.18

吉川Gです。

三日間で三本の沢を遡行し、二本の沢を下降しました。毎日雨に降られましたがかなり充実した三日間でした。

メンバー:Wさん、TSちゃん、吉川G
Wさんとは初めての山行というだけでなく、お会いするのも初めてでした。僕には思いつかない発想の計画でしたし、技術、経験、知識、全てにおいて参考になることばかりでした。
というわけで報告です。

13日
ブナオ峠に車を一台デポし、刀利ダムへ。
刀利ダムまでの県道は廃道同然の道なので、かなり遠回りとなる。1時間半程度か。
刀利ダムからは小矢部川の支流を遡行し、赤堂山と1129ピークの間のコルへ向かう。
難しい沢では無いがヌメリが強い。北陸の沢はこのタイプが多いとのこと。

藪を漕いでコルに出て、藪を漕いでコルから沢に降る。

ほとんどの滝はクライムダウンで降りられる。降りられなくても巻いて普通に降りることができた。

出発から3時間程?かけて目的の倉谷川へ降り立つ。

しばらくは河原歩きが続くが、突然ゴルジュ帯が始まる。
登山体系で5段12mとなっている箇所であろう。

ゴルジュ通しの突破は悪そうとのことで、左岸を高巻く。ただしこの巻きも悪い。滝上の支流に出て支流の滝を懸垂で降りた。

続く8m滝も正面突破は厳しそうで、今度は右岸の脆いスラブ壁を巻く。二つの滝を巻いて最後はまた懸垂で降りた。

ここから少し進んだ標高650m付近でこの日は終了。夜は雨が降った。

14日
いくつかの滝を超えるとゴルジュとなる。
このゴルジュは狭く、泳ぐほどでは無いがなかなか浸かるので、それなりには寒い。しかし造形は素晴らしい。

この次のゴルジュの出だしは綺麗な15m滝。ここは左の壁を直登するが、割と悪い。Wさんはフリーソロで登ったが、ロープを出してもらった。

このゴルジュは出だしの滝以外は特に問題はない。

その次が最後のゴルジュとなる。登山体系には出だしの釜の状態次第では高巻きとあるが、今回は出だしの滝を滝身左側から直登した。特に問題は感じなかった。

その先の二俣からは登山体系には記述の無い左俣へ。その先も直登できる滝が連続する。二本はロープをだして登った。

最後はなるべく水流のある谷を狙って藪を漕ぎつつ稜線へ。

ブナオ峠への登山道が付いている尾根より北側に出ることを期待していたが、南側に出てしまった。
大門山を往復し、不動滝沢?を下降。ほとんどの滝は直接クライムダウンできる。この沢も遡行すればなかなか面白そうだ。
不動滝の落ち口あたりで、荒廃した県道にぶつかった。ここから荒れ放題の県道を歩いて下って、適当な箇所から小矢部川の河原へ降りて幕営した。607m付近か。
この日は午後からずっと小雨が降っていた。

15日
朝になっても若干雨が降っている。しかし河川の増水の気配は無い。
まずは一旦県道に上がり、小矢部川の444mの二俣付近まで歩き、適当な箇所を降りて河原へ。
そこから猿ケ山方面の支流へ。今日は地形図上に「野々滝」と記された滝を見に行く。
しばらくは大した箇所は無い、河原歩きとちょっとした滝を越えていく。渓相は意外に明るい雰囲気で気持ちが良い。ただ天気は悪い。

606の二俣から右に入り、さらに先の二俣を左に入ったあたりから水は減り、谷が急峻になるが、雰囲気としては、一定の傾斜で小滝を登り続ける感じ。結構楽しい。
そしてついに野々滝と思われる滝に到着。残念ながらガスで上部は見えない。
大きい滝ではあるが、水量は少なく、なぜこの滝に名前が付けられているのか甚だ疑問である。

↑野々滝と思われる滝

この滝は右岸から悪い草付きを巻いた。その上は急峻なルンゼとなり、最後はこれまた悪い泥壁を登り、少し藪漕ぎをした後にぴったり猿ケ山に出た。
ここでぴったり猿ケ山に出られたのは幸運だった。猿ケ山からブナオ峠方面の登山道は踏み跡はしっかりしているが、薮で覆われており、この道を探すのは大変だったと思われる。山頂に出たからこそ問題なく見つけることができた。

ここからはこの登山道を下るだけ。ただし、藪が刈られていないため、身体はびしょびしょ。今回の山行でもっとも濡れた場面だった。2時間強でブナオ峠へ。大獅子山から先は藪が刈られて快適だったが、最後まで雨は降っていた。

倉谷川はアプローチの悪さからか記録が少ないですが、素晴らしい沢でした。北陸の沢の良さを堪能することができました。
ありがとうございました。

2019.07.06

吉川Gです。

早戸さんや他友人らと鈴鹿の矢原川左俣に行きました。予定にはありませんでしたが、大滝も途中まで登りました。

9:30坂本棚田駐車場出発
我々の他にも1パーティが先に出発していた。

集落の脇を抜け、鹿よけ柵の扉を開けて林道を奥へ進む。
雨が続いたからか林道はヤマビル達のダンスホールと化している。支流を渡ったあとの尾根の先端あたりから谷に降りて入渓。
過去に遡行したことのあるWさんによるとかなり水量が多いとのこと。

しばらく進むと5m程の滝。右から巻く事も可能だが、水流の右壁や水流の左をかすめながらのシャワーなど、色々な所から登れる。

その後、いくつかの小滝をやり過ごすと20m滝。直登もできるそうだが、ここは右岸側のフィックスの張ってある巻道から登る。巻道もなかなかに悪い。フィックスが無ければロープは出すべきだろう。

そしてすぐにこの沢の核心、不動滝100m。
下部はロープを出さずに水流を右岸から左岸へ横断。ここから先が問題だ。
今日は水量も多いし、右壁のスラブもびしょびしょに濡れているため、ほとんど見学のつもりだった。(一応装備やクライミングシューズは持ってきていたが)

しかし、せっかくなのでという事で取り付いてみることに。リードは早戸さん。クライミングシューズを履いてトライ。※僕はリードする気がしなかった。

出だしは右壁の濡れたスラブから。見た目は緩いが、プロテクションが取れない。見ているだけで緊張する。10m以上?のランナウトののち灌木でプロテクションをとる。
その後も微妙な草付を登ってテラスの上でピッチを切った。

僕は面倒だったのでフェルトシューズのまま取り付いてみたところ、あまりの状態の悪さに愕然とした。
濡れたスラブは苔のようなものでヌルヌル。フェルトソールでは一ヶ所たりとも立つ事が出来ない。さすが早戸さんだ。

2ピッチ目は吉川リード。今度はちゃんとクライミングシューズに履き替えた。
このピッチは緩くて短い斜瀑の滝身右を登り、落ち口を横断して右岸側に渡る。
滝身右には意味深なリングボルトが二個連打されている。
やはりリングボルトの箇所で行き詰り、ボルトを踏んで越えた。
右岸の立木でビレイ。

3ピッチ目はいかにも悪そうな立った草付きフェース。早戸さんリードで行ったが、ハング下のリスにハーケンを打って、ムーブを起こしたところで敗退。
他の記録を見るとほとんどここで敗退している。

ここは右岸を巻いて、落ち口付近から懸垂でハーケンを回収した。

落ち口の右岸側によく踏まれた道があったので一か八か降りてみると都合良く20m滝の下に出た。

あとは同ルート下降。

16:00に駐車場着。体の至る所にヤマビルがくっついていた。

2019.07.02

台高マニアの1皮です

ネット上に沢登りの記録がない櫛田川水系蓮川太良羅谷(三重県松阪市)に行ってきました
先日の宮川水系垣内俣谷左俣(三重県大台町)と同じように
行ってみて初めて、人が行かない理由が分かりました
人の知らないことを知り、人生がまたひとつ豊かになりました(涙)

江馬小屋谷出合6:00―太良羅谷―10:20 1114mピーク11:00-12:40桧塚奥峰(1420m)13:00―15:00江馬小屋谷出合

太良羅谷出合は堰堤工事をしているため駐車できず
500m離れた江馬小屋谷出合に駐車
県道を経由し、谷沿いの林道を歩いて入渓
山懐に深く刻まれた本流の谷ではないので
すでに中流域のような狭さ
2日前に60mmの雨が降ったため水量はまあまあだが
全般的には小雨傾向のため滝はぬるぬるする
3~5m程度の小さな滝を越えていく

しばらく行くと前方が明るくなり
壮大な山抜けで谷は流木と土砂で埋まっていた
ふっとい倒木をえっちらおっちら越えていく

すると、610mの二俣
行く予定だった左俣は流木で埋まり
はるか上流まで人工林が続いているのが見えた
右俣は目の前に10m位の滝があり
足は自然にそちらの方に向いていった

しばらく滑滝が続いた後は
さらに壮大な山抜け
稜線直下から全部崩れていた
こりゃだめだ、、、、と思ったが
よく見るとすぐの右岸に支流があるのが分かった
そしたら足が自然にそちらに向かっていた

谷は狭まって暗くなり、いくつか滝を越えるが
岩質がもろく、ガバでも信頼できない
大きな滝では左のガリーを登ったが、岩がぼろぼろでシビアだった
だから大きな山抜けが起きるんだね、この谷は

5mぐらいのきれいな滝の中ほどにある見晴台のような岩の上には
鹿の頭の骨と背骨がきれいにそろって落ちていた
この見晴台から下を眺めながら
心安らかに冥土に向かったのかなあ、この鹿は

そのうち水がなくなりまた倒木帯
左の尾根に上がり、そのまま稜線へ
1115mピークはすぐだった
稜線上にはうっすら踏み跡と赤い目印が点々とあり、迷うことはない
1144mピーク、1186mピークは、エゾハルゼミの大合唱に包まれていた

雨予報だったのに、ほぼ一日中晴れ
暑さにばてばてになりながら、台高で最も美しいピークのひとつ・桧塚奥峰についた
珍しく3人のハイカーとすれ違った

シロヤシオの花びらのじゅうたん。なぜかモノクロになってしまった

下山は、いま登ってきた尾根を1210mぐらいまで降り
そこから南方の支尾根へ
わかりにくいが、テープが巻いてある
850mぐらいから林道に乗り
炎暑の中をヌタハラ谷経由、絵馬小屋谷出合まで歩いた
宮ノ谷から奥は昨年の台風の影響なのか
土砂崩れや倒木があって車両が通行止めになっていた

おわり

2019.07.02

どうしても沢に行きたかったので、行ってみました。
ロープウェイ乗り場の裏から入渓。
遡行は1時間程度で終了。

雨降ってて、時間が無いけど沢には行きたい時におススメ。

吉川G

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