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八ヶ岳天狗尾根 20170310

2017.03.15

1皮です

 

八ヶ岳の天狗尾根に1人で行ってきました

前日午後発で出合小屋泊まりの予定でしたが

名古屋発が遅くなったため、日帰りに変更しました

 

美し森1:00-2:55出合小屋3:20-7:00稜線-9:30ツルネ-12:15美し森

 

明るい月夜の下で歩き出す

強風が吹きつけるが、南風らしくあまり寒くはない

草木も眠る丑三つ時

キョロキョロして変なものを目にしないように

地面を見つめて歩き続ける

そのとき、獣臭さが鼻を突いた

目をふと上げると、5mほど前の林道上に大きな雄ジカが1頭

横向きの体に、頭だけこちらを向けている

一瞬、目が緑色に光った

 

1秒、2秒、なんで逃げないんだ?

人が怖くないのか?

もしかしてコイツ、発情期か?

発情した雄ジカは熊をも恐れないというではないか

恐怖を感じた瞬間、私の口が叫んでいた

「ガルルルルッ、ワン」「ガルルルッ。ガルルルッ。ワンワン」

とっさの時に、人は予想外の反応を示すことがあるという

それを身をもって体験した

なぜ犬のまねなのかは分からないが、、、

シカは、「犬の声を出す変な奴」とでも思ったのか

笹藪の中に悠々と歩いて行った

(後で調べると、シカの発情期は秋とか。ただのえさ探しの最中だったようだ)

 

堰堤をいくつも越える辺りから雪が深くなってくるが

風の通り道以外はトレースがあってサクサク進む

2時間弱で出合小屋着

風がビュービュー吹いて、雪も降り出したので30分ほど休む

風でプレハブがミシミシ鳴っている

今日は喉が渇いてしょうがない。これは体調が良くない証拠

何となく嫌な感じだ

 

それでもハーネス、ヘルメットを装着し出発

赤岳沢という標識の方面に進む。ここもトレース、赤テープありだった

そのまま尾根に乗り、どんどん進む

所々でトレースが消えている

雪は降り続いている。新雪は20センチぐらいか

尾根が細いところが増えてきた

木の揺れ具合から、もう森林限界に近いだろう

真っ暗な時に岩場を登るのは嫌なので明るくなるまでしばらく休憩

東の空が明るくなり始めて再出発

すぐにカニのはさみと呼ばれる岩場が目の前に見えた

森林限界に近づくと、カニのはさみと呼ばれる岩が見えた

森林限界に近づくと、カニのはさみと呼ばれる岩が見えた

 

はさみの真ん中は登れそうだが、ロープを付けるのは面倒くさい

他に登れそうなところはと探すと、左側のバンドを行けそうだ

危ない所もなく岩場の後ろに回り込んだ

すぐに急な尾根。アックスを突き刺しながら通過

間もなく高さ50mぐらいありそうな大きな岩場の下に着いた

リッジ上をそのまま行けそうだが

腐った残置ロープが少し雪面に出ているルンゼを右にトラバースして

左上ルンゼをダブルアックスで行き、岩場を越した

 

そしたらまた50mほどの岩

この尾根は同じような形の岩が多いな

左斜面の傾斜が緩そうなので

バンド沿いにどんどん行き、岩の後ろに出て

くの字型にバンドを上がって越えた

右下から適当に登った

右下から適当に登った

 

すると3つ目の巨大な岩が見えた

木の生えた斜面を進み、岩の下まで来ると

これはちょっと難しそうだと分かった

この岩場を右上する。下は切れ落ちている

この岩場を右上する。下は切れ落ちている

 

 

登るなら正面の岩場を右にトラバース気味に越えるしかないだろう

岩場に雪がべったり載っていて、岩はスラブっぽく見える

ロープなしで、ホールドを掘り出しながら慎重に行く

一瞬アイゼンが滑ってヒヤッとしたが

雪をどければガバが出てくるので特に問題なし

横に足を動かす一歩が3級ぐらいか

ハーケンが2、3カ所にあった

その岩を右から越えると、雪煙の中でとんがった岩が見えた

それを左から越し、ちょっと登ると稜線の縦走路に出た

結局ロープもガチャも使わなかった

猛吹雪に煙るとんがり岩

猛吹雪に煙るとんがり岩

稜線で、強烈な風に吹かれヨロヨロ

稜線で、強烈な風に吹かれヨロヨロ

 

稜線上は風と雪が強い。正面から顔に当たって、かき氷を食べた時のように頭が痛い

寒すぎるので、赤岳頂上は割愛

ツルネに急ぐが、強風と吹雪で視界は10mほど

小尾根が入り込んでいる2504mピークの辺りで、何度も方向を見失う

ただの縦走路なのに、、、冬は侮れませんな

結局、コンパスを頼りに脆いルンゼをどんどん下って行ったら

キレット小屋があると思われる鞍部に出た(視界がなくて小屋は見つけられなかった)

深い雪の中をツルネまで登り返す

稜線に出てから、ツルネのピークまで2時間半もかかってしまった

雪が深い東稜を下山

 

美し森からの帰り道、車の中から稜線が晴れているのが見えた

さっきは何も見えなかったけど、今行ったらきれいだろうね

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