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尾勝谷塩沢右俣(?) 20150125

2015.01.30

1皮です

尾勝谷塩沢右俣に岩佐さんと行ってきました

ちょいと時期遅れということもあり

一日中貸し切りでした

戸台大橋手前の路側帯2:30-7:30F1 8:00-13:00F7ぐらい?14:00F114:30-18:00

 

戸台大橋手前数百メートルの道路際に、登山届け提出箱が設置してあり、そこの路側帯に駐車。案の定、車はほかになく、先行パーティーはいないよう。そこから黒川に架けられた作業用の橋から左岸に渡る。路面は、昼間に溶けた雪が再凍結してスケート場状態。ツルッと足が滑ると、バックドロップを食らうので要注意。すぐに尾勝谷の左岸に渡り、15分ほどで工事現場の飯場が対岸に見える所に到着。その上流にある橋は渡らず、そのまま左岸の林道を上流へ。そこからはくるぶしぐらいのラッセルとなった。2日前に南岸低気圧が通ったんで、暗いうちだと道が分からないんではと心配していたが、うっすらとトレース跡が残っており、迷うことはほとんどなかった。

道なりに再び右岸に渡ると、まもなく巨大堰堤に達する。右岸の階段を登るが、カチコチに凍り付いていて、怖い思いをした。その後も真っ暗なので周りは何も見えないまま進むが、帰り道に見たら、取水口のある塩沢出合までは林道が続いていた。(暗闇でも歩けるように、ここまで詳しく書いてみました)

 

林道はそのまま塩沢の右岸に続き、右左、右左と徒渉を何度となく繰り返していくようになる。途中、細い倒木を数本まとめて通しただけの手作り橋数カ所もあった。だんだん新雪が深くなり、すねに達する。空が明るくなるころ、谷の向こうに稜線が見えてきて、二俣が近いことを知る。この当たりまでくると膝ラッセル。巨岩は1m以上の雪の帽子をかぶっている。岩が雪に隠され、ゴーロ歩きで足首がグギグギ痛むことはないものの、雪が深くてなかなか前に進まない。だんだん急になり、ノーアイゼンでは上がれない氷にぶつかった。その上部には大きな滝が見えるので、ここがF1らしい。ラッセルがあったせいもあるが、ここまで5時間もかかってしまった。

 

F3をリードする岩佐さん

F3をリードする岩佐さん

F1はノーロープ。F2(リード1皮)は、2段になっており、トポの写真とは氷の付き方がずいぶん違うがⅣ+程度か。50mほどで立木でビレー。F3(岩佐)も氷の外見が違う。間違って別の沢を登っているかのよう。45mでⅣ+。F4からは時折85度ぐらいの傾斜のある連続滑滝をノーロープ。傾斜が70度ぐらいに緩くなると、10~20センチの積雪が表面にあり、アックスで払いのけるのに難儀する。傾斜が緩くなって下を見ると、意外に高さがあるのでびっくり。その上は二俣のようになっており、正面には草付きに薄く張ったベルグラ、右方面には谷が続いている。過去の登攀記録では正面の氷を登るとなっており、それを信じてベルグラに取り付く(F6か7?、1皮)。アックスは岩をたたくしスクリューも取りづらく悪い。45mぐらいで倒木ビレー。

 

1皮さん、悪いF7?(F6?)リード中

1皮さん、悪いF7?(F6?)リード中

その上は40~50m先で谷筋が右に曲がっており、次の氷は見えない。岩佐さんがロープをつけたまま上部の様子を見に偵察に行く。40度以上の急斜面の腰ラッセル。おまけにチリ雪崩が時々襲ってくる。それに時間はもう13時。雪崩が怖いし、ラッセルに時間がかかるので、ここで終了するってことに。倒木と立ち木で懸垂して取り付きに戻った。

 

帰りはトレースをたどるはずなだけだが、4時間もかかった。途中、高さ数百メートルはありそうな壁にびっくり。左脇にはルンゼも見えて、こっちの方がはるかに近いし、楽しかったかもと、ちょっと後悔。真っ暗になる前に、巨大堰堤の凍った階段を降り、車まで。車から取り付きまで往復9時間かかったが、静かな氷登りを楽しめた

【補足】左俣を登ったつもりになってましたが、「氷の付き方を見ると、右俣に行ったのでは」とN素さんから指摘がありました。調べてみると、確かにそのとおり!のようです。塩沢の二俣で気をつけてましたが、なぜ右俣に入ってしまったのんでしょう、、、いまだに謎です。

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