岩佐です。
上手さんと、中山尾根を登ってきました。
美濃戸03:25~北沢~04:45赤岳鉱泉05:20~06:30中山尾根取り付き07:00~11:30登攀終了11:50~地蔵尾根~13:10行者小屋13:30~南沢~14:35美濃戸
北沢林道の雪の量は2週間前に大同心南稜を登りに来た時と殆ど変わらない。
赤岳鉱泉は2週間前より少ないくらい。とても12月とは思えません。
中山乗越からは中山尾根に続くトレースがあり、それを辿って取り付きまで。
雪が少ないのでズボズボ埋まることもなく、藪漕ぎもなくて、
アプローチはとても楽だった。
取り付き手前でハーネス、アイゼン、ガチャ類をつけ、丁度明るくなる頃に取り付きに到着。
アプローチでは雪は少なかったが、壁にはそれなりに雪がついており、
冬のアルパインの雰囲気はバッチリ!
結構立っている壁を見てちょっとビビりながらも、登攀開始。
下部岩壁
1P目(岩佐)30m:ヒロケン本の通り、右に一旦下がってから凹角を登る。
下部は岩がつるんとしていて、ホールド・スタンス共に甘め。
アンカーはハンガーボルト1つと残置ハーケン。
2P目(上手)30m:左側に回り込んで草付を登る。出だしがスラブで
ちょっと怖い。
この後はコンテで、本来ならば雪稜であろうはずの
岩と草付きの尾根を登り上部岩壁まで。
上部岩壁
1P目(岩佐)35m:急な凹角を登って中段まで行くと、そこからは
傾斜が強くかぶった岩。ハング下には支点が3つあり、
思い切って抜けられる。
2P目(上手)45m:岩と草付のところを登り、ピナクル下まで。
3P目(岩佐)40m弱:ピナクル正面を登り、最後は結構悪い
岩と草付を登って終了点まで。終了点にはボルト2本と
ハーケン1本あり。
最後はバンドからトラバースし、縦走路を辿って
地蔵尾根から行者小屋に降りた。
帰りは南沢を下ったが、夏道に雪が数センチ乗っかっているだけで
冬靴では歩きにくいことこの上ない。
こんなに雪の少ない南沢は初めてでした。
お天気に恵まれ、気持ちよく登ることができました。
上手さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。
以上