1ルンゼ→左方カンテ
09/07/20(月祝) Kabz ・ Nakm(記)
天気予報サイトでは3連休の内、晴れるのは20日のみということで、出発を決定。
19日21時少し前に中尾温泉に到着。駐車場はおおかた乾いていて、テントを張り終える頃には満天の星空がとても綺麗。少し心配なことは、徒渉する2つの沢の水量。行ってみなきゃ分からない、ということで眠りにつく
03:50起床、出発04:50
2つの徒渉点は予想通り水量多く、いつものように石飛できそうもないので、靴のまま膝上まで水に浸って渡った。快晴です。登山道途中から見える錫杖の岩壁も今日はクッキリ見えます。
07:20
1ルンゼ取り付きに到着したものの、ルンゼは上方まで濡れていて、左のフェースも全体に 黒くなっている。とても登れる状態ではないので、打ち合わせ通り左方カンテへ移動する。
取り付きには女性一人を含む4人がいて、登る準備をしていた。私たちも準備がてら、ピッチの担当を話し合う。核心3ピッチ目は私が担当。Kabzさんは次の核心6ピッチ目と決まる。
ロープは50mと45m。
08:30
1ピッチ目:Nakm、 濡れているルンゼを避けて、左側の乾いているリッジを登る。
2ピッチ目:Kabzさん、 石の堆積したルンゼ内はまだ濡れている為、慎重に登る。
3ピッチ目:Nakm、 取り付きから乾いていたので、核心はフリーでと意気込んだが、「こんなに被っていたっけ~」と弱気。暫く迷った挙句 結局A0で乗っ越す。
4-5ピッチ目:Kabzさん、 4ピッチ目は15~17m先の台座から登ることにしたので、4と5を続けて登ってもらえた。登りだしのチムニーは水が滴り落ちていて、結構上の方まで湿っているようだ。 確保ロープを短めにして墜落に備える。
セカンド:Nakm、 ホールドへ滴り落ちている滴が表面張力を起こしている。リードの気持ちをひしひしと感じながらズリズリと体を這わせて上がる。乾いているところは快適。
5ピッチ目の残り:Nakm、 ロープの足らなかった分を登る。濡れてなくてよかった。
6ピッチ目:Kabzさん、 ザックをデポし、核心をA0で「よいしょ!」と越える。長いピッチを快適に攀っていく。
12:30
6ピッチ終了点; 終了点では先行した4人パーティが懸垂下降の準備中だった。少しお話したqら横浜の山岳会で、何と元会員のDobsさんの知り合いでした。
最終ピッチは脆いので省略。
下降:注文の多い料理店、
リーダーらしき人から、「一緒に下降を」とお勧めあり。もっちろん、甘えさせていただいた。効率よく6本のロープを使って懸垂し、無事着地。丁寧にお礼を言って、横浜の4人と別れた。取り付きへ戻り、帰りの準備をすませ、ゆっくり下山。沢の水量は膝下まで減っていた。
予定だった1ルンゼは次回の楽しみとしました。