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2014 夏合宿@瑞牆

2014.08.18

位田です。

先日の夏合宿の報告をさせていただきます。

 

2014年の千種アルパインクラブの夏合宿は、8月15~17日で前穂東壁を予定していましたが、あいにくのお天気のため、昨年に続き瑞牆でクライミングに変更となりました。

この夏合宿に焦点を合わせて、トレーニングや準備をしてきていたため、非常に残念でしたが、気持ちを切り替えて、といきたいとことですが、これまた微妙な天気…。

 

というわけで、しっかり雨の降る名古屋を出発し、本当に現地の天気は大丈夫なんだろうか、と8:30に瑞牆キャンプ場に集合してみると、曇り空に怪しい風が吹き、まぁ贅沢言わなきゃ登れるでしょうという具合。

まずはテントを設営し、1日目の行き先をフェイス中心のカサメリ沢とクラック中心の不動沢に決定し、出発。

駐車場でそれぞれ行きたいエリアに分かれてみると、カサメリ班は曽我さん、上手さん、成瀬(洋)さん、ラッセル、現地で合流のNさんの5名、不動沢班は西村代表、岩佐さん、早戸さん、斎藤さん、位田の5名、と綺麗に半々に分かれました。

 

私は不動沢班でしたので、ここからの報告は不動沢を中心に報告させていただきます。

 

屏風岩正面壁の「おしん」あたりを触ってから「不動沢愛好会ルート」や「JECCルート」が代表のオススメでしたが、「おしん」は順番待ち、「愛好会ルート」や「JECCルート」は濡れていたために、今日のトライは無理な様子。

代表が乾いてそうなところを探しに行ってくださり、まずは屏風岩エンペラー・タワーの「寒々ルート」から始めることにしました。

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クラック初心者の私はまだまだトップロープで練習しないとリードは出せないので、早戸さんがリードで。

下部はそこそこ湿っていた上に、上部はフィストの部分が終わると意外に広くて、確かに乾いていたけれどカムの持ち合わせがなく、終了点までかなりのランナウト。

早戸さんいわく、「朝一にリードでやる課題じゃない」だそうです。

そんな早戸さんに続いた斎藤さんと私はまずはトップロープで楽しんでみましたが、二人して「これはリードやりたくない!」という結論。

そうしている間に代表と岩佐さんが「おしん」の様子を見に行ってくださっていて、私たちが「おしん」に戻ってくると、しっかりトップロープが準備万端でしたので、斎藤さんから。

最初の1手目のフィストの極まり方がイマイチだったようで、「え~?極まんないよぉ?」と女子アピールしていましたが、上部のワイドあたりではぐいぐい登ってましたね。

続いて早戸さんリード。

代表のナッツプチ講習があったので、積極的にナッツを使って登る、という楽しみ方をしていました。

が、ナッツの溝が効きすぎて、回収が大変そうで、流血しながらの回収でした。

ナッツを買う際の参考にさせていただきます。

んで、私はというと、上部のワイドが苦手な感じで、「寒々」とどっちがリードしなくちゃいけなかったとしたら、「寒々」ですかねぇ。

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さて、1日目のメインといえば、「よろめきクラック」です。

今回「クラック触りた~い」と不動沢班に入ったのですが、ワイドなんて全然頭になかったのですが、折角の機会!

もちろんトップロープですが。

そして、ここで早戸さんの渾身のMOSトライ!

いや~、めっちゃかっこよかったです!

雄叫びも出て、ここのところ「あ~、クライミングして~」と何度かボヤいていたのが満たされたような、ナイスクライミングでした。

ここは本人に語っていただきたいところなので、私のダラダラは割愛させていただきます。

ちなみにコンディションとしては、下部は決していいとは言えず濡れていましたが、上部はそれなりに乾いていました。

岩佐さんは以前に登っていらっしゃるそうですが、下部のコンディションの悪さに2便出しましたが、2便目はサクサク綺麗に登られてました。

流石です。

「気合でした」だそうです。

気合なら私も売るほどあるはずなのですが・・・。

ワイドは特に、中でどのように動いているのか見えず、片方の岩が透明だったらいいのに、と思いませんか?

もちろん西村代表もあっという間に登ってしまい、ちょっと目を離していたら、瞬間移動していました。

ズリズリ少しずつあがるのがワイドなんじゃないですか・・・?

斎藤さんと私は3便ずつ出して、か~な~り手こずって、ワイドの洗礼を受けましたが、二人ともワイドのコツを少し掴めたので、これからのフリーシーズンに瑞浪でワイド特訓することにします。

回収は皆さんのプレッシャーと応援に支えられて、なんとか私が回収させていただきましたが、なによりも岩佐さんのビレイに感謝です。

登っているというよりは、ほぼ引っ張り上げていただいているような状態で1時間近くビレイしていただきました。

ヨレすぎて全然登れないのですが、テンションかけてもほんの少しも下がらないような状態で、ほんとにありがたかったのと申し訳ないのとで、なんとか抜けて回収できてよかったです。

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※写真追加しました。

 

とここで終了。

カサメリ班と合流して夕食です。

行き先が変更になったりバタバタしたのに、幹事の成瀬(悠)さんが準備してくださり、おなか一杯いただきました。

ありがとうございます。

山岳会の合宿のご飯ってどうすればいいんだろう、と不安だったのですが、とても参考になりました。

お酒も入って宴もたけなわな頃、なんと空が光り始めました…。

「花火でしょう?」なんてみんな気づかないふりをしていましたが、しばらくのちかなり本格的に降り始め、そのまま朝まで降り続いてしまったのでした。

 

合宿は2日目朝で終了となり、代表と曽我さんと岩佐さんとはここで解散。

残りのメンバーは、お買い物とジムで登って終了となりました。

 

前穂東壁に行けなかったのは残念ですが、私は個人的には代表と岩佐さんのクラック講習を受けられたのは大きな収穫でした。

どうもありがとうございます。

成瀬(悠)さん、とりまとめや食事の準備など、本当にどうもありがとうございました。

 

ダラダラと長くて文章ばかりですみません。

写真つけたり、カサメリ班のこと付け加えたり、逆に長すぎる部分とか削ってください。よろしくお願いします。

 

お疲れさまです。

ラッセルです。

千種アルパインクラブ瑞牆合宿 カサメリ編を追記します。

8月15日金曜日。晴れ。(前日は大雨)

ラッセルは不動沢かカサメリか迷うも、

行ったことのないカサメリをチョイス。

カサメリチームは洋平兄さん、曽我さん、上手さん、洋平さんのお友達Nさん、そして僕。

カサメリは雨でも登れるという噂を聞いていたので、

かなり期待し沢を渡る。

すると… … …

 

かなりの湿りけである。 Nさん曰く、日が当たり岩が結露してるとのこと。

そこから乾いている岩を探し、転々とする。

そこで、目に付いたのが…

金のわらじとぞうりむしのラインがある岩だ。

かなりかっこいい。(一目惚れ)

気持~ち他の岩より乾いているように感じたのでトライすることにした。

 

一便目。

状態が悪いとはいえ、オンサイトが狙えるグレード。

頑張ろうとしたが、

雨のヌメヌメ具合にメンタル負けし…

テンション!

結果。3便目でなんとかRP。

上部のムーブ核心すね。

そして洋平さんは、金のわらじにトライ。

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『濡れてる~』

と呟きながらも ムーブをバラしておられました。

この日はRP出来ませんでしたが、 次は行けそうな感じ。

やっぱり兄さんは強いな~

僕もトライするも…テンテンもいいことでした(いいコンディション触りたい)

明日は十一面壁だ!!

と気合いを入れるも、 晩に大雨が降り翌朝、撤退。(本当に悔しい)

次の日はクライミング欲を物欲としてぶつけるのでした。(笑)

初めての合宿の幹事ということで至らない点もあったと思いますが、

皆さん怪我なく終われて良かったと思います。

そして…

 

今週の瑞牆は晴れると良いな。笑

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おわり。

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