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2015.01.23 御在所岳アルファルンゼ

2015.01.27

位田です。

1月23日に成瀬(洋)くんと御在所岳のアルファルンゼに行ってきましたので、報告します。

IMG_3753

今回は、二人とも初めての冬の御在所(成瀬くんは御在所アイスが初めてでした、すみませ~ん)なので、どこに何があるのか、全体の感じを掴みに行くことも目的の一つ。

 

前夜に前線が通過し、冬型の気圧配置に加えて微妙な天気予報の中、6:30ゲート前に到着。

車のドアを開けていられないほどの強風に心が折れそうになるが、待っていても1,2時間で好転するはずもなく、「敗退なのか?」と私はこっそり思いながらトボトボと出発。

樹林帯に入ると嘘のように風が止み、今度は「いけるかも」とテンションが上がってくる。

でも、やっぱりところどころで強風を感じ、やっぱりまたテンションが下がってくる。

加えて私は冬合宿に参加できなかったことで歩きモチが下がってしまい、正月以来の歩きでスローペース。

成瀬くんに「もうちょっと早く歩けませんか?」と喝をいれられる始末…。

 

午後からは天気が回復するとはいえ、かなりの強風のため計画を変更。

アルファルンゼからの3ルンゼの計画でしたが、アルファルンゼのみとし、下りにロープウェイを使おうと思っていたけれど、運休の可能性が高いため、歩いて下山、ということに。

 

アルファルンゼの取り付きに行くのにはっきりとした踏み跡はなかったですが、対岸に見えているアルファルンゼの真下の沢の斜面の雪に亀裂が入っていたため(私はもっとこういう観察力を身に着けないといけないです…)、やや下の方で沢を渡ってほんの少しラッセルして、取りつきに。

前日の雨で表面の雪が解けて手では崩すことができず、これはこれで難しいものだと感じました。

 

さて、取りつきのわずか下のザレ場あたりから地面が凍り始めていたので、ここで準備を整えて、いざ開始!

風はとても強いですが、この日は気温が高く、吹きさらしの中で準備をしていても寒さを感じることはありませんでした。

 

10929954_665758440202134_2744967156967583442_n準備を整えて、いざ取り付きまで!

 

1P ゆる~い滑。

成「リードしますか?」位「する!」

というわけで、人生2日目のアイスリード。

50mほぼいっぱいまで伸ばして、楽しくリードさせてもらいました。

といいたいところですが、登るのはさておき、顔面に叩き付ける霰粒が痛すぎて、顔をあげられない…。

とにかく早く抜けたかったのもあって、目一杯伸ばせるだけ伸ばしたのがほんとのところ…。

易しいピッチでよかった…。

そこら辺の灌木で終了点。

1512410_665758393535472_3674028690619377309_n なめてるんですけどね、ちょっと上をむくだけで顔が痛い痛い!

 

 

2P バーチカルとまではいかないけど、私には立っているように見える…。

1Pでリードしておいてよかった~と思いながら、成瀬くんリード。

ここも前日の雨のせいで、一部シャーベット状になっていたりして、慎重に登りました。

終了点は登った左側の磐になんと!ペツルがうってありました。後で気づきましたが。

 

3P ここも私には立っているように見えるけど、とても短かったので、勇気を出してリード。

乗越した後は凍ったザレ場をザクザク上がっていって、灌木で終了点。

ただの歩きのはずが、あまりの強風に煽られて、四足歩行になりながら、なかなか頑張っちゃいました。

 

これで終わりかな~なんて、支点を作っていたら、ちょっと先に短めの滝が見えていて、そこまで伸ばせばよかったかな~、と思っていましたが、あとでわかったことですが、結局そこの滝は通りませんでした。

 

4P?

きっとこの暴風雪さえなければ、ロープなんていらないのでしょうが、成瀬くんも風に煽られるぐらいの強風だったので、念のためロープを出したまま登りました。

あまりの風でロープはからまるし、「なんでそんなにぐいぐい引っ張って登ってるの?」と思うと、実は風でロープがたなびいていたり、で、クライマーが見えているからわかるものの、もしこれでクライマーが見えておらず感覚でビレイをする時であればミスコミュニケーションに繋がりかねないので、こんなこともあることに気が付けてよかったです。

もともと今回は風も強く、ほぼコールが聞こえない状態で登っていたので、どう合図を送るか気をつけていたのですが、やはり現場で学べることは大きいです。

 

というわけで、無事に稜線に出たところで、ようやく太陽の日差し!

相変わらず風は強いのですが、太陽の光ってこんなに心があたたまるものなんですね。

半日ほぼ風に煽られて、「とにかく早く登ってしまおう」、なんてちょっとやっつけ気味に思いながら登っていた心のささくれが一気に癒されました。

 

10分ほど歩くと、裏道に合流。

風がよけられるところでようやく片づけをして、無事にとっとと下山となりました。

 

私は、前回の戸台でアイスのリードデビューをし、今回は簡単なところではあるけれど、初めてアルパインアイスをツルベで登ることができて、達成感でいっぱいです。

でも、雪の斜面の亀裂に気が付けなかったり、最後稜線に出る時に後ろから登ってきた成瀬くんが「ちょっと雪庇が出てますね」というのを聞いて、実はこっそりビビっていたり、まだまだラッセルが下手すぎたり、ルーファイが下手だったりで、これからどんどん経験値を積んで学んでいかないといけないな~、と思いました。

 

今回の授業料は、ペツルの17センチのレーザースピードライト(フランス帰りのやつ)をお供えしてきました…。

拾われた方はご一報お願いいたします。

 

 

 

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