お疲れ様です。吉川です。
雪上講習会の二班の報告を簡単に行います。
二班は文三郎道のすぐ西の沢で行いました。快晴無風のベストコンディションでした。
メンバー:曽我、成瀬(洋)、鵜飼、宮﨑、上手、斉藤、吉川
講師の曽我さんを中心にまずは、あらゆる雪上での支点を試しました。
支点を作り、その支点にロープをつないだ滑落者が斜面を数メートル滑落する実験です。
まずは横向きに軽く埋めたピッケル。これは簡単に抜けました。
次に宮﨑さんが横向きにしっかり埋めたスノーバー。これは強いです。何度も試しましたが意外に抜けません。
次はザックを埋めてみました。これも強い。
最後にスノーボラードを試してみましたが、簡単に壊れました。
雪上の支点は雪質や傾斜、道具などによって判断が異なってくるため、経験が重要になってくると感じました。
次に雪上のビレイの実戦練習。
トップが中間支点をとる前の滑落と、とった後の滑落をビレイヤーが止める練習を各々二回ほど行いました。
制動確保を上手く行うと支点にもビレイヤーにも滑落者にもほとんど衝撃を与えることなく止めることが出来ます。
実際の現場で落ち着いて制動確保ができるかどうか、が難しいところです。
最後は三班に分かれ、雪洞を掘りました。
過去に雪洞を掘ったことがあるメンバーもいましたが、最も参考になったのがノコギリの活用でした。
ノコギリを使うことで効率的に雪を掘ることが出来る上に、雪のブロックも容易に切り出すことが出来ます。
雪洞山行などもやってみたいという話も出ました。
文章ばかりになってしまいましたが、以上です。写真等持っている方がいらっしゃいましたら、貼っていただけると助かります。
※写真追加(宮崎)