お疲れ様です。吉川です。
5/2〜3に燕〜大天井を歩きました。簡単に報告いたします。
メンバー:早戸さん、吉川、吉川妻(会員外)
1日の夜に出発して、深夜に市営無料駐車場に着く予定だったが、現地に行ってみると中房温泉手前10km付近でゲートに阻まれた。なんかよくわからんけど翌朝5:30に開くらしい。どうしようもないので少し戻ったところの広い路肩で車中泊して朝を待つことに。
僕のダウンジャケットが見つからなかったので、仕方なくTシャツの上にカッパだけ着て就寝。これが大失敗だったということに気付くのはもう少し先の話。
5/2
寒さとエンジン音で目覚めたのは5時。すでに道路に車列ができていた。慌てて準備して列に並ぶ。駐車場はそこまで広くないので、停められなかったら大変だ。
ゲートが開いて、車列についていくと、ギリギリ第一駐車場に駐車できた。そこから5分程歩いて中房温泉へ。この日は快晴。GWの人気の山域とあって、ものすごい人数だ。登山道を歩き始めても人が見えない瞬間が無い。ここは栄か?いやまさに銀座だ。
合戦尾根は中盤から雪が出てきたものの最後までアイゼンを付ける必要は無かった。先頭の妻は快調なペースで他の登山者をドンドン抜いて行く。早戸さんの膝もそこまで問題ないようだ。
燕山荘に着くと素晴らしい眺望が我々を迎えてくれた。北側から見た北鎌尾根は不思議と短く見える。
ここから大天井岳までの縦走路にはほとんど雪が無いようだ。
↑北鎌尾根
あとはなだらかな尾根を歩くだけだ!
…と思ったのは最初だけ。
歩き始めてみると、なんか長い。やたら長いぞこの縦走路。意外と起伏もあるし。
日差しも強く、とにかく暑い。背負ってきたビールもぬるくなってんだろうなぁ。
こうなったら購入しかない…!大天荘についたら絶対冷えたビールを買ってやる!
喜作レリーフから先は大天井岳を直登して山頂を越え、大天荘に向かう事も出来るが、途中左にそれて雪面をトラバースした方(これが夏道?)が早そうだと判断し、そちらへ向かう。
しかし、この雪面が意外と悪く、結局アイゼンを履くことにした。
急がば回れとはまさにこのことです。
やっとのことで、大天荘に到着。
ビールだ!ビールをよこせ!
と小屋に駆け寄るも、人気が無い。テント場もガランとしている。
やられた!大天荘は営業期間外だった。
渋々、ヌルいビールを雪面に差し込んで、テントを張り始める。
↑テンバ
その晩、早戸さんが作ってくれたビビンバと、冷えたビールが最高に美味かったのは言うまでもない。
5/3
↑夜明け
日の出を見て、テントを撤収し、大天井岳へ。この日も快晴。山頂は貸切で、やはり素晴らしい景色だ。良い山じゃないか大天井。
なんだか咳が出てきた。
燕方面への帰り道は大勢の登山者とすれ違った。大天井方面へ縦走する人でも、昨日は燕山荘までという人がほとんどだったようだ。
なぜだか咳が止まらない。
燕山荘で、一旦荷物を置いて、燕岳を一時間弱で往復し、合戦尾根を駆け下りて下山完了。
鼻水まで出てきた。
↑ツバクロ
中房温泉に入って、小川山に向かう頃には頭がボーッとしてきた。
ああ…キャッチアコールド。
間違いなく、初日の夜にTシャツで寝たのが原因だろう。
皆さんも車中泊には充分御用心を!
大天井直下のトラバースを除けば、アイゼンやピッケルは必要ありませんでした(トラバースしなくても大天荘には行ける)。やはり今年の融雪はとても早いようです。