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20190713-15 犀川 倉谷川とか

2019.07.18

吉川Gです。

三日間で三本の沢を遡行し、二本の沢を下降しました。毎日雨に降られましたがかなり充実した三日間でした。

メンバー:Wさん、TSちゃん、吉川G
Wさんとは初めての山行というだけでなく、お会いするのも初めてでした。僕には思いつかない発想の計画でしたし、技術、経験、知識、全てにおいて参考になることばかりでした。
というわけで報告です。

13日
ブナオ峠に車を一台デポし、刀利ダムへ。
刀利ダムまでの県道は廃道同然の道なので、かなり遠回りとなる。1時間半程度か。
刀利ダムからは小矢部川の支流を遡行し、赤堂山と1129ピークの間のコルへ向かう。
難しい沢では無いがヌメリが強い。北陸の沢はこのタイプが多いとのこと。

藪を漕いでコルに出て、藪を漕いでコルから沢に降る。

ほとんどの滝はクライムダウンで降りられる。降りられなくても巻いて普通に降りることができた。

出発から3時間程?かけて目的の倉谷川へ降り立つ。

しばらくは河原歩きが続くが、突然ゴルジュ帯が始まる。
登山体系で5段12mとなっている箇所であろう。

ゴルジュ通しの突破は悪そうとのことで、左岸を高巻く。ただしこの巻きも悪い。滝上の支流に出て支流の滝を懸垂で降りた。

続く8m滝も正面突破は厳しそうで、今度は右岸の脆いスラブ壁を巻く。二つの滝を巻いて最後はまた懸垂で降りた。

ここから少し進んだ標高650m付近でこの日は終了。夜は雨が降った。

14日
いくつかの滝を超えるとゴルジュとなる。
このゴルジュは狭く、泳ぐほどでは無いがなかなか浸かるので、それなりには寒い。しかし造形は素晴らしい。

この次のゴルジュの出だしは綺麗な15m滝。ここは左の壁を直登するが、割と悪い。Wさんはフリーソロで登ったが、ロープを出してもらった。

このゴルジュは出だしの滝以外は特に問題はない。

その次が最後のゴルジュとなる。登山体系には出だしの釜の状態次第では高巻きとあるが、今回は出だしの滝を滝身左側から直登した。特に問題は感じなかった。

その先の二俣からは登山体系には記述の無い左俣へ。その先も直登できる滝が連続する。二本はロープをだして登った。

最後はなるべく水流のある谷を狙って藪を漕ぎつつ稜線へ。

ブナオ峠への登山道が付いている尾根より北側に出ることを期待していたが、南側に出てしまった。
大門山を往復し、不動滝沢?を下降。ほとんどの滝は直接クライムダウンできる。この沢も遡行すればなかなか面白そうだ。
不動滝の落ち口あたりで、荒廃した県道にぶつかった。ここから荒れ放題の県道を歩いて下って、適当な箇所から小矢部川の河原へ降りて幕営した。607m付近か。
この日は午後からずっと小雨が降っていた。

15日
朝になっても若干雨が降っている。しかし河川の増水の気配は無い。
まずは一旦県道に上がり、小矢部川の444mの二俣付近まで歩き、適当な箇所を降りて河原へ。
そこから猿ケ山方面の支流へ。今日は地形図上に「野々滝」と記された滝を見に行く。
しばらくは大した箇所は無い、河原歩きとちょっとした滝を越えていく。渓相は意外に明るい雰囲気で気持ちが良い。ただ天気は悪い。

606の二俣から右に入り、さらに先の二俣を左に入ったあたりから水は減り、谷が急峻になるが、雰囲気としては、一定の傾斜で小滝を登り続ける感じ。結構楽しい。
そしてついに野々滝と思われる滝に到着。残念ながらガスで上部は見えない。
大きい滝ではあるが、水量は少なく、なぜこの滝に名前が付けられているのか甚だ疑問である。

↑野々滝と思われる滝

この滝は右岸から悪い草付きを巻いた。その上は急峻なルンゼとなり、最後はこれまた悪い泥壁を登り、少し藪漕ぎをした後にぴったり猿ケ山に出た。
ここでぴったり猿ケ山に出られたのは幸運だった。猿ケ山からブナオ峠方面の登山道は踏み跡はしっかりしているが、薮で覆われており、この道を探すのは大変だったと思われる。山頂に出たからこそ問題なく見つけることができた。

ここからはこの登山道を下るだけ。ただし、藪が刈られていないため、身体はびしょびしょ。今回の山行でもっとも濡れた場面だった。2時間強でブナオ峠へ。大獅子山から先は藪が刈られて快適だったが、最後まで雨は降っていた。

倉谷川はアプローチの悪さからか記録が少ないですが、素晴らしい沢でした。北陸の沢の良さを堪能することができました。
ありがとうございました。

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