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3/18-20 穴毛谷 第一尾根末端壁~第一尾根

2017.03.23

早戸です。

3連休は剱の予定でしたが天候の悪化が予想されたため穴毛へ転進。

パートナーがかねてから目をつけていた第一尾根を末端壁から登り第一尾根をトレースすることに。

1泊2日の予定で入山しましたが結果的に時間が足らず、もう1泊することになりました。

夜中1:30に槍見の駐車場に集合し1台車をデポして出発。

2:00新穂高から出発。末端壁取付きには4時ごろ到着。

ヘッデンつけて登攀開始。

氷なんだか草付なんだかよくわからないものにアックスをぶっ刺して体を上げていく。

荷物を背負ってのクライミングはしんどい。

1ピッチを登り明るくなってきた壁を眺める。左直上は傾斜が強く厳しそうなので右上しながら上がり二ノ沢側へ。

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ルンゼ状を上がったところできのこ雪が行く手を阻む。

キノコ崩しに苦戦を強いられ、衣服がかなり濡れてしまい震えが止まらなくなってしまったので

尾根に上がる少し手前のシュルントが横で口を開けているキノコの上を整地して行動終了。

夜中に降雪があったようで朝起きると新雪が15cm程あった。

 

明るくなる頃出発。濡れた衣服なので寒いがいきなりのキノコ掘削作業からスタートし尾根上へ出る。

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目の前に岩峰が立ちふさがり、これはどうしたものかと思っていたがパートナーの素晴らしいルートファインディングにより

1ノ沢側への懸垂下降にて活路を見出した。ここまでが末端壁からの技術的核心になるかと思う。

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ここで側壁から過去に登ったラインに合流したようで3、4ピッチ程ロープを伸ばし最後は掘削したキノコ雪のトンネルを抜けて尾根に出た。

そこからまた1ピッチ伸ばしたところで一旦尾根はなだらかになったのでロープを解除しワカンでのラッセル。

しばらく行ったところでまた岩峰が見えた。

その手前にちょうど良い岩屋があったので今日はここまでとする。

ガスが残っている分だけ湯を沸かし、できるだけ水分を取った。晩飯は行動食の余り。

今晩も濡れた衣服を脱ぎ、なけなしの乾いた服を素肌に着て就寝した。

夜中から降っていた雪が流れ落ちてきてテントを押しつぶさんとしていたが除雪するほどではなかった。

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朝、快晴。また濡れた衣服を奇声を発しながら着込み出発。

出だしはワカンを着けてのラッセル。降雪直後で雪が不安定なため念のためビレイする。

岩峰手前でアイゼンに変える。どうもこの岩峰は正面突破するほかないようだ。

ルンゼをあがり、灌木の生えたチムニーを登りキノコ雪の隙間を潜り抜けて安定した尾根に出た。

もう稜線はすぐそこだ。ここから3ピッチ程雪稜をこなし、ようやく稜線間近の安定した斜面に着いた。

ロープを解除しワカンに付け替え、稜線までラッセル。縦走路に出る手前に小さなキノコがあり、まだあんのかよ!と、ここで心が折れた。

何せ下降路のクリヤ谷は目と鼻の先なのだ。もういやだトラバースしてしまえ。

一応トラバース途中からキノコを巻いて稜線に出ることも可能だったが、もう気持ちはクリヤ谷へまっしぐらだ。

乾いた服が着たい。フライドチキンが食べたい。一心不乱に下山した。

 

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