2016.02.08
本流二ノ滝
右側壁ルート
成瀬洋です。
友人に誘われて、大谷不動に行って来ました。
初めての大谷、アプローチが大変だと聞いていましたが、ヒロケン本とは違うアプローチでおよそ1時間で到着。
すでに3張くらいのテントが張ってあり賑わっていた。
テントを張り、まずは不動裏の滝へ。
ここも例年より雪が少なく、F1がいつもより大きいとのこと。
F2がメインで、トポだと左がⅤ−、右がⅤ+ですが、左は水が飛び散っていてビシャビシャ、右は細くて表記グレードより難しそうそう。
とりあえず、左を登りだす。出だしからほぼ垂直だけれど、それよりもシャワーが大変。
袖からも水が浸入、グローブもビショビショで、飛沫で目が開けていられないほど。
難しくはないものの、一瞬でずぶ濡れになってしまった。
スクリューも入りが悪い。ロワーダウンし、仕方ないということで、本流に向かう。
F1は左から巻いてメインの二ノ滝へ。
高さ55m。出だしと上部が少し傾斜が強いⅤ+。
一気に上までリードしてロワーダウンで下降。
まだまだアイスに慣れていなく、登るのに時間がかかってしまうように感じる。
左岩壁の滝を見つつ、沢で水を汲んでテントへ。
翌日は右側壁ルートへ。この氷も出だしと上部が垂直。
昨日は柔らかくて刺さりも良かった氷も冷え込んだおかげで硬くなっていた。
寒くて、おまけにグローブは濡れたままなので一気に冷える。
氷柱を数m登ったところで指が冷えきり、テンション。
少しインチキをしてしまったが、二回目で上まで登り、ロワーダウン。
この日は10パーティーくらい入っていて、また氷結状態が十分でない氷もあり、どこも順番待ちだった。
仕方ないので、本流F1を登って早めに下山した。
大谷不動の全体像がわかったこと、50mを越える氷瀑のリード、
まだまだ恐怖心が大きく力を使ってしまうけれど、友人の軽やかな登りを見て登り方の勉強にもなった。
少しだけ、ここでのアイスクライミングがわかったような気がした2日間でした。
声をかけてくれた友人に感謝。
2016.01.25
成瀬洋です。
ここのところ毎週瑞浪通いをしております。
土曜日も瑞浪でしたが、午後からは雪で撤退。
日曜日に乗鞍の善五郎の滝に行って来ました。
暖冬の影響で、結氷具合をリサーチしても1月頭頃のまったく凍っていない情報しかありませんでしたが、ここのところ冷え込んでいるし、週末は40年に一度の寒波到来らしいので、それに期待して向かいました。
高速は時速40kmの除雪車のおかげで、乗鞍高原温泉に着いたのが11:30頃。
「善五郎の滝」の看板が二カ所あり、地図を見ると上(第三P)からのほうがアプローチが短いようなのでそちらに車を停める。遊歩道らしいものはなく、トレースもゼロ。アプローチは遊歩道を10分ほどと近いはずですが、おかしい。
腰までラッセルしながら沢まで下り、もう一度登り返すとトレースがあったので辿ると、滝の上部に出ました。
下には遊歩道があり、ハイカーの姿も。
ちょうど、残置スリングがある支点に使えそうな木があったので、トップロープ支点をセットして懸垂。
滝は思っていたよりも大きく、部分的に垂直。
他に、名古屋から来た2人パーティーが登っていました。
高さは20m超、左のほうが飛沫が飛んでいますが、懸垂したラインはしっかり凍っています。
まずはそのラインをトップロープで登る。
メインの滝の右側に、10mほどの傾斜のない凍りがあり、トップロープをお借りしてそちらも登り、最後にメインの滝をリード。『岳人』の記事によるとⅣ〜Ⅴ−くらいのよう。
週末は40年に一度の寒波らしく、なかなか寒かったです。
4時30分頃撤収して今度は遊歩道から帰ることにしました。
下の看板の駐車場(カーブがある)から車道を700mほど歩いて車に到着。
乳白色の温泉に浸かって11頃帰宅しました。
2015.12.24
酒井です。
斉藤さんと阿弥陀の広河原右俣へ行ってきました。
クリスマスルンゼでアイスを楽しんだ後、右俣に戻り阿弥陀南陵まで抜ける計画です。
7:00舟山十字路 ~ 7:50出会 ~ 10:00クリスマスルンゼ ~ 11:30右俣帰還 ~ 14:30阿弥陀南陵上の稜線 ~ 17:00舟山十字路
私の「アイスもできて稜線へ抜けられるアルパインムードのあるルートで」という希望に斉藤さんがチョイスしてくれたのが広河原。
そしてクリスマスルンゼの名前に私が釣られ右俣を行くことに。結果、リクエスト通りのルートでとても楽しめました。
出発時、舟山十字路に車は3台。途中で6人PTと会ったが彼らは左俣とのこと。
他には右俣を降りてくるPTとすれ違いますがこの日に出会った人はこれだけ。落ち着いた雰囲気の中アイスクライミングを楽しみます。
クリスマスルンゼ 斉藤さんのリードでさくさくと
クリスマスルンゼを終えてから稜線に向かいますが、何度も二股に分岐するので考えながら歩かなければいけません。
しかしナメ氷が続いているとついついそっちの沢を伝ってしまいます。
ルートを間違ったりしつつも修正して、阿弥陀南陵バリエーションルートのP3直下あたりの稜線に抜けました。(南陵に出るつもりだったので少し頂上寄りに出た)
あとはバリエーションと言えど踏み後のしっかりついた道を下るだけ。景色を楽しみながら無事に下山しました。
12月はこれでアイスを3回。安定して登れるようになってきましたが、もう少し足に負担をかけずに登れるようになりたいですね。
来年もよろしくお願いします!
2015.12.21
成瀬洋です。
日曜日に斉藤さんと大同心ルンゼに行って来ました。
異常気象の影響で、まだ南沢もしっかり凍っておらず、
今シーズンの大同心大滝の記録も見当たりませんでしたが、
転戦も視野に入れつつ、少し冷え込んで来たので少し期待して向かいました。
美濃戸05:40~北沢~07:00赤岳鉱泉07:40~11:00大同心稜~北沢~13:40美濃戸
鉱泉手前から見える大滝は鉛筆のように細いものの、一応白い氷ができていました。
取り付きまでは数センチしかない雪の上についたトレースを辿り、
アイゼンを付けていなかったのでF1は適当に巻いて大滝へ。
上部垂直部の氷は細いが登れなくはなさそう。
3人パーティーがトップロープで登っているところを良いタイミングで登らせてもらう。
2Pで登ることにして、ザックを背負って上部垂直部下のアンカーまで成瀬リード。
部分的に柔らかいところがあるものの比較的安定している様子。
岩に打たれたハンガーに支点をつくりピッチを切る。
横から見る上部の氷はポロポロでいかにも脆そう。
それでも氷ごと崩れることはなさそうなのでザックを荷揚げすることにして空身で成瀬リード。
案の定ポロポロ。
スクリューを打てる所も限られてるものの氷が脆いのでこまめにプロテクションを取って少しずつ登る。
今回、いろいろとギアを新調したのですが、ハンドルタイプのアックスはやはりラク。
スクリューから何からいちいちお金のかかるアイスってやっぱりブルジョア的と思う。
無事に大滝を登りきり、自分のザックを荷揚げ。
フォローの斉藤さんはザックを背負って登ってきた。
目の前には日の当たった大同心。
その後、傾斜の緩い氷瀑をふたつ登って適当なところからトラバースして大同心稜に出て下降。
春のようなポカポカ陽気の青空の下、遠くの白嶺がとても美しい日曜日でした。
2015.12.17
ミヤザキです。
12月9日、シーズン初アイスをやりに、ケンジさんとサンサホウ?サンジャホウ?…とにかく三叉峰ルンゼに行ってきました。
美濃戸7:20-8:40赤岳鉱泉9:00-F1取り付き10:00-15:00石尊稜上部-16:30石尊稜取り付き-赤岳鉱泉17:00-18:30美濃戸
アプローチは北沢から。暖冬の今年は全然雪がなく、アイスキャンディーもご覧の通り。山も黒々。
それでも赤岳鉱泉から上は雪道になり、石尊稜に入る分かれ道もピンクテープがあってわかりやすい。
北沢を詰めて右岸から合流する2本目の沢を入る…と間違えるという事前情報から支沢に入らず、石尊稜下部岩壁に向かって登ってから木が密集したところを過ぎてもろい岩場をトラバース&クライムダウン。
結局普通に2本目の沢を詰めてきたであろうトレースと合流した。
で、すぐにF1。低いのでフリーで。
で、すぐに核心のF2が見えた。
トポでは12mとなっているが、下部のバーチカルなところは7、8mくらい。
シーズン初アイスの最初のリードのピッチとしては、けっこう辛いなーと思いながら、ピックを新品に交換したクオークの感触を確かめる。
なんとかアックステンション休憩1回で落ちずに抜ける。
しかし、アイス3回目のケンジさんは大苦戦。なかなか上がってこない。
終始テンションかかりながら1時間くらいかけて上がってきたところで、名言が出た。
「ワタシ、山を始めて初めて『無理かも』と思いました」
たしかに、初アルパインの御在所前尾根のF2ダルマ(通称)もそうだったし、中尾根も左方カンテもチンネ左稜線も、涼しい顔して登っていたというケンジさん。
初めてのしんどい楽しい思いを味わってもらえて、誘った甲斐がありました。
しかし核心F2はまだ終わらなかった。
カラビナとスリングの回収に失敗して落としてしまったという。
「ワタシが行きます」と、ケンジさんがザックを置いて空身でロワーダウン。無事回収し、今度は滝の右岸の岩壁からトラバースして滝の中間に取り付くという。
しかしこれもうまくいかなかったようで(ビレイ点からは見えない)、テンションがかかる。
だったら滝の落ち口にランナーを一本残しておくべきだった。大事には至らなかったけど、これはアドバイスできなかったこちらのミス。
「氷を登りマース」という声が下から聞こえ、ほとんど引っ張り上げるような感じでようやく戻ってきた。
ここで2時間半近く費やしてしまったが、ケンジさんには良い練習になったようだ。その後はコツをつかんだのかサクサク登っていた。
F2から上は、凍ったナメの回廊から3~5mくらいの小滝の連続で、つるべで登ったのでケンジさんにもリードをしてもらう。
二俣を右に入って滝を一つ越え、さらにミックスクライミングでかぶったチョックストーンの脇を抜けたところで、横岳の稜線が見えるポイントに出た。
右には石尊稜へと上がるトレースがついているので、ここで三叉峰ルンゼのアイスは終了だろう。
石尊稜へと上がると、上部岩壁まであと100mといったところ。時間は15時くらい。上部岩壁抜ける時間はないなーと、計画変更して石尊稜を下ることに。
草付き雪壁のクライムダウンはなかなか難しかったが、木もたくさん生えているのでつかまりながら降りる。
下部岩壁を見下ろせる地点から懸垂下降25m×4回で石尊稜取り付きに。木が多くて結び目が引っかかりそうだったので、ロープ1本できざんだ。
赤岳鉱泉から先はヘッデン下山になったが、ヘッデンを忘れたケンジさんはスマホのライトで下山。かなり明るかった。
さらにミヤザキは持病の左膝痛が再発してしまい、美濃戸までの道のりがはてしなく長かった。翌日には人生で初めてMRIを撮った。
ともあれ、直後に暖気が入って裏同心ルンゼもかなり溶けたというから、三叉峰ルンゼを快適に登れるタイミングとしてはベストだったようだ。
時期は限られるが、かなり楽しいルートなのは間違いない。激オススメ。
2015.03.23
摩利支天沢は雪が深くてラッセルが大変でしたが
登山体系では「氷が途中で切れていて、登れないことが多い」と書かれているF3も登れました
メンバー:岩佐、1皮
美濃戸口3:00-5:50摩利支天大滝-8:50F3 -11:00北西稜11:50-16:00頂上16:30-19:30美濃戸口
南沢の登山道を行き、南沢小滝・大滝の入り口から20分ほど。右手に沢筋を2~3つ越え、左岸に青いテープの巻かれた木があるところが摩利支天沢出合。トレースが残っていて、20分ほどで大滝の下に到着。F1は雪の下だった。
豪雪の今冬、大滝の取り付きが高くなっていて、氷柱は15mほどと小さく見える。でも氷は硬くて登りにくい。1皮リード。立木でビレー。そのままロープを引きずって行き、F3は岩佐リード。取り付きに大穴があって、氷に乗り移るのが怖いっす。F3上部は膝ラッセル。その上の二股を左に入り、急斜面のところは、用心のためロープをつけてスタカットで。狭いガリー状を抜け、上部の緩斜面に入ると、北西稜が目前に見えた。ロープをたたんで左へ左へと行き、稜線上に出た。そこで大休止。予想以上に時間がかかった。
北西稜にも雪が平年より多く、バランスが必要だった。上部城塞の右手チムニーを予定していたが、時間が押していたので左から回り込むルートに変更。夕方4時に頂上着。氷点下10度で、3月なのに真冬のような登攀だった。阿弥陀南稜はナイフリッジになっていた。行者小屋を経て、美濃戸口まで降りた。
2015.02.10
こんにちは鵜飼です。
WCMでアイスの弱さを知ったラッセルと共にアイスの練習をしに八ヶ岳へ行ってきました。
7日土曜日
天気があまりにも良い為、これはランドネ日和ですわってことで
F2(ラ リード) → 乙女の滝(う リード) → ナイアガラ(ラ リード)
と登り、そのままえっちらほっちら時々ラッセルをしながら硫黄岳ピークへ
やはりピークを踏むというのはそれだけで気分が良い
滝はどこも穴だらけでしたが、陽の当たるアイスはなんとも気持ちが良いもんでした。
晩御飯は赤岳鉱泉で豚しゃぶ、、、ステーキはどこへ行ったんだ!!
原田さんや吉川君、東海支部の方々と合流しプチ宴会でした。
それでも担いだ2リットルの日本酒は消費できませんでした。
8日土曜日
予報通り、朝から雪。
トウチョウマニアの原田さんは頑張って登ってるんだろうなぁっと
のんびりと7時に起床、せっかくシングルロープを担いで来たことだしっと
初めてのアイスキャンディ。利用時間が8時半からだったのでちょうど良かった。
2月ともなればやはりボロボロらしく、アイスというよりフリーの気分で登る
ハング越えなんかをしたり、なんやかんや楽しめました。
ニューアイテム、テムレス防寒手袋は帰ってからそっこーで2つ購入しました。
改造してラッセルにも対応させようと思います。
東海支部との集合写真はレンズの曇りで、、、
2015.01.30
1皮です
尾勝谷塩沢右俣に岩佐さんと行ってきました
ちょいと時期遅れということもあり
一日中貸し切りでした
戸台大橋手前の路側帯2:30-7:30F1 8:00-13:00F7ぐらい?14:00F114:30-18:00
戸台大橋手前数百メートルの道路際に、登山届け提出箱が設置してあり、そこの路側帯に駐車。案の定、車はほかになく、先行パーティーはいないよう。そこから黒川に架けられた作業用の橋から左岸に渡る。路面は、昼間に溶けた雪が再凍結してスケート場状態。ツルッと足が滑ると、バックドロップを食らうので要注意。すぐに尾勝谷の左岸に渡り、15分ほどで工事現場の飯場が対岸に見える所に到着。その上流にある橋は渡らず、そのまま左岸の林道を上流へ。そこからはくるぶしぐらいのラッセルとなった。2日前に南岸低気圧が通ったんで、暗いうちだと道が分からないんではと心配していたが、うっすらとトレース跡が残っており、迷うことはほとんどなかった。
道なりに再び右岸に渡ると、まもなく巨大堰堤に達する。右岸の階段を登るが、カチコチに凍り付いていて、怖い思いをした。その後も真っ暗なので周りは何も見えないまま進むが、帰り道に見たら、取水口のある塩沢出合までは林道が続いていた。(暗闇でも歩けるように、ここまで詳しく書いてみました)
林道はそのまま塩沢の右岸に続き、右左、右左と徒渉を何度となく繰り返していくようになる。途中、細い倒木を数本まとめて通しただけの手作り橋数カ所もあった。だんだん新雪が深くなり、すねに達する。空が明るくなるころ、谷の向こうに稜線が見えてきて、二俣が近いことを知る。この当たりまでくると膝ラッセル。巨岩は1m以上の雪の帽子をかぶっている。岩が雪に隠され、ゴーロ歩きで足首がグギグギ痛むことはないものの、雪が深くてなかなか前に進まない。だんだん急になり、ノーアイゼンでは上がれない氷にぶつかった。その上部には大きな滝が見えるので、ここがF1らしい。ラッセルがあったせいもあるが、ここまで5時間もかかってしまった。
F1はノーロープ。F2(リード1皮)は、2段になっており、トポの写真とは氷の付き方がずいぶん違うがⅣ+程度か。50mほどで立木でビレー。F3(岩佐)も氷の外見が違う。間違って別の沢を登っているかのよう。45mでⅣ+。F4からは時折85度ぐらいの傾斜のある連続滑滝をノーロープ。傾斜が70度ぐらいに緩くなると、10~20センチの積雪が表面にあり、アックスで払いのけるのに難儀する。傾斜が緩くなって下を見ると、意外に高さがあるのでびっくり。その上は二俣のようになっており、正面には草付きに薄く張ったベルグラ、右方面には谷が続いている。過去の登攀記録では正面の氷を登るとなっており、それを信じてベルグラに取り付く(F6か7?、1皮)。アックスは岩をたたくしスクリューも取りづらく悪い。45mぐらいで倒木ビレー。
その上は40~50m先で谷筋が右に曲がっており、次の氷は見えない。岩佐さんがロープをつけたまま上部の様子を見に偵察に行く。40度以上の急斜面の腰ラッセル。おまけにチリ雪崩が時々襲ってくる。それに時間はもう13時。雪崩が怖いし、ラッセルに時間がかかるので、ここで終了するってことに。倒木と立ち木で懸垂して取り付きに戻った。
帰りはトレースをたどるはずなだけだが、4時間もかかった。途中、高さ数百メートルはありそうな壁にびっくり。左脇にはルンゼも見えて、こっちの方がはるかに近いし、楽しかったかもと、ちょっと後悔。真っ暗になる前に、巨大堰堤の凍った階段を降り、車まで。車から取り付きまで往復9時間かかったが、静かな氷登りを楽しめた
【補足】左俣を登ったつもりになってましたが、「氷の付き方を見ると、右俣に行ったのでは」とN素さんから指摘がありました。調べてみると、確かにそのとおり!のようです。塩沢の二俣で気をつけてましたが、なぜ右俣に入ってしまったのんでしょう、、、いまだに謎です。
2015.01.09
年末年始どこか行きたいけど、仕事納めが遅く天気も悪そうでうずうずしているメンバを募り、戸台にアイスに行って来ました。
当初はH氏も参加予定でしたが、流行病によりキャンセルとなり、ひろみさんと私(しょうこ)の二人で行って来ました。
女子(?)二人で楽しい年末年始を過ごすことができました。
12/31
4:30戸台大橋
9:00丹渓山荘 9:30
11:30五丈の滝、F2、駒津沢F1
19:15丹渓山荘
1/1
6:30起床
8:30出発
9:30舞姫の滝F1 取り付き
12:30丹渓山荘
13:45出発
17:00戸台大橋
初日、丹渓山荘までの長~い道のりは、まだ真っ暗の中、途中の渡渉ポイントがわからず、右往左往して時間がかかってしまいました。
(対岸からじっとあざ笑うようにキラキラした瞳がたくさんこちらを向いていたのが怖かったです―裕)
はしごがあったのですが、水量が多く苦労しました。
帰りはさらに水量が増してました。
丹渓山荘から五丈の滝までのアプローチは、前日までにたくさんのパーティが入ったようでトレースはありましたが、雪が載ってドボンとなって、ひろみさんが絶叫して大変でした。
五丈の滝とF2は薄いながらも登れました。
五丈の滝。このドーム、登りはヒヤヒヤでしたが、帰りの懸垂で、しっかりぶち抜いてしまいました。
翌日からの後続のかた、申し訳ありません…。
五丈の滝の次のF2。右のラインを登っています。写真では写ってないですが、左下に滔々とした釜があります。
懸垂下降時は要注意!ですよ~。
奥駒津まで行きたかったですが、時間が遅くなりそうなので、目の前にある駒津沢F1を登ることにしました。
登る前にひろみさんに、バーチカルラインの方を登っても良いか聞いて、許可をいただいたので、張り切って登りました。
新しく買ったノミックと、(ひろみさんの)新しいオレンジ色のスクリューで、大変楽しく登れました。
(私のスクリューはここで「バーチカル用」という新しい地位を確立しました!―裕)
大変楽しく登っているようですね。
ひろみさんも、何やら叫びながら登っていたので、楽しんでいたようです。
(顔面にアックスをぶつけ、腫れた唇で「私、もうここ登れなくてもいい。もうおろして~(泣)」と叫んでました―裕)
ルートは思ったより長く(トポ見たら70mと書いてました)、時間も遅くなったので、途中でピッチを切ってトラバースして横の木から懸垂。
ひろみさんは、薄い氷を超えてくるトラバースが怖かったようで、ずいぶん駄々をこねておりましたが、後ろから来たパーティのお兄さんに、「ロープがあるから大丈夫ですよ」となだめられて、渋々トラバース。
(駄々というより、もうマジで半泣きでした…-裕)
その後、懸垂して降りて後続パーティのビレイヤーに「お待たせしてすみません」と声をかけたら、ビレイヤーのお姉さんは、顔面中央から流血しており、ちょっとびっくりしました。
そんなこんなで暗くなって丹渓山荘に帰還。
まったりと片付けながら、「後続パーティの二人、遅いね~」なんて話していたら、お兄さんずぶ濡れで帰還。
(滝の懸垂は気をつけなくてはいけませんね―裕)
ちょっとびっくりしました。
21時には就寝、気が付いたら2015年を迎えていました。
2014年最後のごちそうは、北海縞エビとしょーこ母の数の子でした。たいへんおいしゅうございました。(裕)
翌日は舞姫の滝へ。
雪が降って結構寒かったですが、舞姫は南面なので結果的には冷えて登りやすかったのかな。
ここのF1とF2で、ひろみさん、リードデビューしました!!
おめでとうございます!
これが一応初リードの証拠写真なのですが、この下に滝があるかんなんて、わかんないですよね…。
F1は短いけど、それなりに立っていました。
そこそこ時間が押し迫ってきたので(という言い訳で)、舞姫の滝は一番簡単そうなラインを登らせてもらいました。
貸し切りの舞姫。
2015年の最初に舞姫を触ったのは私たちだと思うと、萌え萌えしちゃいます。
ただ、氷がスカスカであったりつららだったりして、あまり良いプロテクションが取れなかったことが怖かったです。
時間があれば、(トップロープで)遊びたかったなぁ。
戸台はアプローチが長くてしんどかったですが、そのせいか人も少なくて、長い滝を登れてとても楽しいところでした。
2015.01.04
岩佐です。
中本さんと御在所に今シーズン初アイスに行ってきました。
スカイラインゲート05:45 ~ 08:00頃? αルンゼ取り付き ~ 11:45頃? 3ルンゼ終了 ~ 13:30 スカイラインゲート
お昼くらいまで軽~く遊んで帰りましょう、ということでのんびり歩きだす。昨日か一昨日雪が降ったようで、スカイラインゲートから結構な雪がある。踏み跡がしっかりあるので歩きやすいけれど、αルンゼ取り付き手前では踏み跡にふくらはぎ程度の新雪が載っておりズボズボ潜る。
αルンゼの結氷具合はまずまずで、交替で2ピッチ登って稜線に出た。ここからは藤内沢に下って3ルンゼに行くはずが、なぜか藤内沢手前の沢(前尾根北側?)に降りてしまったようで、急斜面を登り返す羽目に。尾根に上がってから藤内沢までの下りは腰までの雪。雪の滑り台よろしくシリセードで下ってから3ルンゼ目指して登り返すが、ここも雪が深くてどっと汗が出た。
3ルンゼは意外にも貸切。氷の発達具合は「登れるけれどイマイチ」の状態でした。ここも無理矢理2ピッチにして交替で登って本日のアイスクライミング終了。あとは裏道登山道をテクテク下って駐車場まで。下山途中に中又の氷をチェックしましたが、こちらはまだまだ登れそうにありません。
半日遊んだだけでしたが、1年ぶりのアイスは楽しかったです。私の安物カメラが寒さでやられてしまって使い物にならなかったので、写真はありません。