愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2020.08.05


1皮です
少し前になりますが
三重県大台町の宮川ダムのさらに奥にある垣外俣谷右俣に1人で行ってきました
広葉樹の森に囲まれた多数の滝がきれいでした

宮川ダム見学者用駐車場(280m)5:50―8:10垣外俣谷二俣(330m)―9:50奥の二俣(457m)―13:50 1190mピーク-14:10古ケ丸山(1211m)-犂谷出合(168m)―16:20宮川ダム

国道422号線沿いの犂(からすき)谷出合にある駐車スペースにママチャリをデポ。車で8キロ上流の宮川ダムへ。ダム見学者用の駐車スペースに駐車し、小雨の中歩き出す。崩落による通行止め中の大和谷林道入り口にある吊り橋を通り過ぎ、林道終点から水の切れたダム湖に下りる。曇り空は明るくなったり暗くなったりを繰り返し、時々雨脚が強まっている。330mの二俣までの途中でアマゴ釣りのおじさんが1人。吊り橋付近に駐車していた××ナンバーの人だと思われる。邪魔をしないように河原の反対側を歩いて上流に向かうが、気づいたおじさんから「釣りか」と大きな声で聞かれた。上流で先に釣られては困るのだろう。「山だよ」とジェスチャーで応え、先を急ぐ。

二俣で一休み。右俣には、ミニ槍ケ岳のような尖峰が見える。雨は降りしきり、ガスでけむっている。重々しい雰囲気に、足を踏み入れるのをちょっとためらう。登れない大きな滝が出てきたらどうしようなどと考え始めると足がUターンしそうなので、チョコメロンパンを食べエネルギーを注入し、来週の仕事の段取りなどを考えて気を紛らわす。

ゴルジュの入り口。小雨が降っておりくらーい雰囲気

 
地形図によると、この先はゴルジュを示すゲジゲジマークはないが、川がグネグネ曲がっており、たぶん滝が続くのだろう。出発してしばらく行くと、両岸が高さ20mぐらいに立ったゴルジュが現れた。その先は左に曲がっていて見えない。普通は大きな滝があることが多いが、耳を澄ましても轟轟という重低音は響いてこない。なぜだろうと思って屈曲地点まで来ると、長さ10mぐらいの淵の先に3mほどのかわいらしい滝。水は少なかったので、泳いで這い上がった。その後、5~10mぐらいの斜瀑がいくつも続いた。水が少ないせいで、全体的にぬめり気味だ。5mぐらいの直瀑は巻いたが、河原に歩いて下りられず、5mぐらいの懸垂。この頃から大雨になり、全身どろどろぐしょぐしょになった。

まもなく457mの奥の二俣着。左岸の斜面が大崩壊しており、合流点は巨岩や砕石で埋め尽くされている。水はあくまできれいだが、川底や石はすべてが斑点模様。台高名物のオタマジャクシが並んでいるためまだらに見える。どこを歩いても踏んでしまいそうなほど数が多い。

目的の右俣はまもなく東へ方向を変える。滝がだんだん大きくなり、不安定な砕石斜面をまくことが多くなった、20m位の滝をまく時には、大きな岩崩れを起こしてしまい、無数の岩や石がガラガラッと轟音をだてて滝壺に落ちて冷や汗をかいた。650mの川の屈曲点には30mぐらいの美しい滝があった。新緑の中の一筋の滝に見とれた。
滝をまいた後、早く本流に戻るため傾斜が緩そうに見えた壁を登りかけたが、意外に急傾斜だったためクライムダウンで切り抜けたところが2カ所あった。この沢では、ほぼ平坦な所をトラバースして本流に戻れるところまで、できるだけ大きくまいた方がいいだろう。

900mの最奥の二俣でゴルジュっぽい右俣に進むことを選んだが、小滝を2つほど越えると、ぼろ壁になって進めなくなったため右の尾根にトラバース。そのまま尾根を稜線まで登り、古ケ丸山北方にある1190mのピークに着いた。相変わらず雨が降り続いている。沢登りの日に一日中雨降りだったのは初めて。泳いでも日が照ると衣服がすぐ乾いて気持ちいいものだが、今日は全身濡れまくりの気持ち悪い日だった。

古ケ丸山を越え、ハイカーの男女2人を抜き、ママチャリをデポした犂谷出合着。バテバテで8キロの登り坂をママチャリで走ってダム駐車場に到着。手足に4匹のヒルが付いており、1匹からは今後1年間は生きられるぐらいに丸々と血を吸い取られていた。

終わり

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