愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2019.05.19

吉川gです。

やっと沢インしました。

メンバー:犬飼、吉川G

高地谷林道入渓地点9:00-林道11:30-タンポ12:00-下山完了14:00

高地谷林道に入ると途中に鹿除けと思われるゲートがある。過去の記録によると開けて入って良いらしいので、それにならう。鍵などはついていない。
思った以上に立派な林道だ。他にも釣り人と思われる人が出入りしていた。

天狗谷の入渓地点の前には広いスペースがあるのでそこに駐車する。
入渓するとすぐに堰堤。左岸側から巻くがやや悪い。

巻き終えると右岸側に林道跡を発見。たしかに入渓地点に林道入口があった。そこから入れば堰堤をスキップ出来そうだ。

堰堤を越えるとすぐに二段の滝。
一段目は滝身右側、二段目は滝身左側から登れる。ロープは出さなかったがシーズン初めの朝イチなので緊張。

実際最も緊張した滝はこれが最後。

とはいえ、その後も無数に滝が現れる。直登したり巻いたりして適当にやり過ごす。

最後の方の滝で2m程滑落してしまった。油断した。

最後までロープを出すことなく林道へ。

林道から外れて30分程度でタンポに到着。道は荒れているが藪漕ぎと言うほどではないと思う。

帰りはひたすら林道を下山。

2019.05.14

吉川gです。

職場の先輩と白馬鑓温泉に行きました。
諸事情で白馬鑓は諦めました。

5/11
6:00猿倉-10:00白馬鑓温泉 泊
5/12
4:00白馬鑓目指して出発-4:45引き返す-8:00猿倉

無茶苦茶熱いです。1分も入ってられません。あと日焼けに注意。
あと、来る人のほとんどがスキーヤーです。

2019.05.10

1皮です
風邪が治りきってませんでしたが
歩きだけなら大丈夫だろうと
GW最終の2日間に
これまで行ったことのない針ノ木岳~爺ケ岳間を歩いてきました
行程の半分ぐらいは夏道が出ていましたが
針ノ木~赤沢間は意外に大きい高低差があり
暑さも相まってへろへろ言ってました

【5日】扇沢―針ノ木雪渓―マヤクボ沢―針ノ木岳―スバリ岳―赤沢岳―鳴沢岳
【6日】鳴沢岳東方―岩小屋岳―爺ケ岳南峰―扇沢

今年の針ノ木雪渓はデブリが少なくきれい

快晴の針ノ木岳頂上。向こうは蓮華岳

テントから見た夕暮れの剱岳。夜に何度も雹がふって起こされた

夏毛に変わりかけのライチョウのつがい

岩小屋岳西方の稜線に発達した雪庇。雪庇上を歩いたつわものの足跡が続いていた

天気は悪化傾向。爺の中央峰方面から強風と雲が迫る

2019.04.28

ごきげんよう.犬飼です.

平成最後の思い出作りに御嶽をスキーで滑ってまいりました.

日程: 2019/4/28
メンバー: 原田さん,犬飼
天気: 晴れ
タイム:10:00御嶽ロープウェイ飯森駅~13:30九合目~14:15御嶽ロープウェイ飯森駅

昨年よりは雪が多く、滑りも快適でございました

帰りはちょっと足を延ばして王滝の湯。

2019.04.25

頂上をバックに、穴毛谷を降りていく

1皮です
Gさんの後を追って穴毛谷第4尾根に1人で行ってきました
4ノ沢から尾根に上がりましたが
ブッシュに雪が絡んでハング状になった尾根直下が悪く時間がかかりました

新穂高2:10―4:304ノ沢出合―9:204尾根上(2170m付近)9:40―12:00緑の笠―13:30頂上―19:20新穂高

左俣林道から橋を渡った辺りまでデブリだらけ
デブリの山を次々越えて4ノ沢出合
尾根には5ノ沢から取り付く計画だったが
薄暗い中で3尾根を見ると北側(4ノ沢側)に雪庇が出ており
4尾根にも雪庇があるかもと思い、4ノ沢側から取り付くことに変更
4ノ沢を上がり、右俣と左俣の分岐が近づいてきたら
傾斜の緩そうなルンゼが出てきたのでここを登ることにした

4ノ沢出合

右のルンゼを登った

第一岩稜に日が当たった

最初は緩い雪壁。朝日が当たり始めた第一岩稜がきれいに見える
雪が滑り落ちた後にできたU字溝のような跡をたどっていくが
傾斜がきつくなると雪から氷に変化
つま先で登り続けなければならず、ふくらはぎがつりまくった
ブッシュが出てくると傾斜はさらに急になり
シュルンドとブッシュに絡まったハング雪が行く手を阻んだ
木登りと雪かきに終始。ロープを1ピッチ出した
結局、ルンゼに入って4尾根に上がるまでに4時間ぐらいかかった(汗)
雪はおおむね安定していて
4ノ沢左俣Bルンゼ(第一岩稜の右側)から大きな雪崩が1回出ただけで
他は雪崩の音は聞かなかった

尾根上にはGさんたちの足跡がわずかに残っていた
暑さでばてばて。水をたっぷりふくんだ雪を食べてのどの渇きを癒やした
いくつか岩が出てくるがすべて横の雪壁を通ってすり抜けられる
時間があったら岩を登っても面白そう

日差しに真っ赤に日焼けして頂上。あとは下りばかりと思ったら
抜戸岳方面の稜線は雪が緩く、ずぼずぼはまりまくる
なかなか進まないので、脱水症状とシャリばて気味でへろへろになった
抜戸岩を過ぎてまもなくのコル(6ノ沢乗越)は雪庇がなく
急すぎない、いいスロープから続いていたので、そこから降りることにした
トラバース気味に杓子平まで行き、本谷方面へ大きく迂回
雪は柔らかかったが、雪崩の危険性は感じなかった
暗くなるころに新穂高に着いた

2019.04.23

お疲れ様です。吉川Gです。

友人N君と穴毛谷第四尾根に行きました。

20日
3:00新穂高〜5:30第四尾根取付き〜12:00笠ヶ岳山荘
21日
4:30出発〜4:45笠ヶ岳〜6:30クリヤの頭(ヒロサコ尾根東北支稜下降)〜9:30新穂高

新穂に着いたのが1時頃。少しは寝ないとキツイので1時間ほど仮眠して出発。
空には雲一つ無く、月明りでかなり明るい。
左俣林道に入り、ニューホタカの先のヘアピンカーブを過ぎると雪が出てきた。
去年ほぼ同じ時期に第三尾根に行ったNくんによると、去年はニノ沢の出合辺りまで雪は無かったとの事。去年とはかなり状況が違うようだ。

穴毛谷出合を少し過ぎて、林道から左岸に橋を渡ると、橋のたもと寸前までデブリが到達してきていた。

いくつもあるはずの堰堤は一ノ沢出合上部の一個以外は埋まっており、延々とデブリの上を歩いていけた。

四ノ沢出合に着く頃にはすっかり明るくなってきた。

第四尾根は四ノ沢と五ノ沢の間の尾根だが、取り付く場所が事前に調べてもよくわからなかった。
今回は四ノ沢出合を過ぎて、五ノ沢出合に入る前に適当なルンゼを見つけたので、そこから尾根に上がった。ほぼ末端から第四尾根に乗れた事になる。

↑第四尾根取付き

尾根に上がってからは、ひたすら雪の割れた部分を避けながら標高を上げていく。
日がだんだんと高くなってきて、非常に暑く、それに伴い雪の状態も少しづつ悪くなっていった。

尾根上では何度か岩場が進路を阻むが、岩は登らず雪面を巻いて登った。

久しぶりの山登りなので、とにかく辛い。緑の笠を越えて最後の山荘までの登りをこなすと疲労困憊。
笠ヶ岳山荘に着いたのは12時頃だったが、今日はもうここで止めようという事になった。
槍穂高を眺めながら快晴の中ビールを飲んだ。

翌朝は4:30出発。午後には天気が崩れるような予報だったため、暗いうちから出発した。

昨晩から終始風が強く、稜線上もそれなりに強かったが、風は冷たく無かったので辛くはなかった。

笠ヶ岳から少し南下したところで尾根が二手に分かれるので、雪庇が発達していない場所を選んで左の尾根を下る。視界が悪い場合は見逃しそうだ。

そこからは終始尾根の西側をトラバースする。斜面が急なのでなかなか辛い。さらに雪も緩んで歩きづらい。

クリヤの頭からヒロサコ尾根に降りる。途中一箇所懸垂下降した。
雪割れの箇所が多く、神経を使う。
東北支稜は見逃しやすいかと思っていたが、意外にもわかりやすかった。

一ノ沢出合に着いた頃にはまだ9時。大規模なデブリを横断して、左俣林道にたどり着くと、行き道では暗くて気づかなかった大量のふきのとうが春の訪れを告げていた。

2019.03.14

1皮です。西穂北西尾根に1人で行ってきました。トレースなしの面白い尾根でした。

【9日】新穂高5:15―13:30 北西尾根2450m付近14:30ルート工作―16:30テン場
【10日】テン場4:50―7:30西穂頂上―9:30テン場10:30―13:30新穂高

【9日】新穂高から林道を進み、穂高平を経て、柳谷を越えたカーブミラーがある辺りから尾根に入る。ワカンをつけずに一歩踏み出すと膝まで埋まったため、すぐにワカン装着。尾根は急になったり緩くなったりで、藪は少なく歩きやすい。積雪は少しずつ増え、標高2000mを超すとワカンがあっても膝から太ももほどに。その下には、先日の雨で固まったとみられる氷のような固い層があり、アイゼンワカンに変更。西尾根とのJPを超したところでテントを張る計画だったが、へろへろになったため、森林限界付近の平坦地にテントを設営。上部にトレースを付けに行くと、急な雪壁と大きなキノコが出てきたため、灌木にロープをフィックスしてルート工作。上部の緩い雪稜まで踏み跡をつけて、懸垂で降りた。一日中いい天気だった。

笠ケ岳が望める快適なテン場

キノコを越えた雪稜から飛騨尾根が見えた。もう真っ黒

【10日】南岸低気圧が発達しながら近づき、昼頃から雨の予報。深夜から時々、強い南風が吹き始めた。午前3時半に起床。ラテを付けて出発し、昨日フィックスしたロープをたどり、雪稜に出る手前で明るくなった。西尾根との合流点まですねから膝ラッセルが続き、新雪の下に固い雪面があるため嫌らしい登り。合流点手前で西尾根から上ってきた男女パーティーと出会う。彼らはロープウエーで降りるとのこと。こちらは身軽なので、先に行かせてもらい、前日か前々日に付けられたトレースをわざと外しながら、新雪の歩きを楽しむ。一瞬、雲が出たが、頂上でもまだいい天気。独標方面からも登山者が登ってくるのが見える。写真を数枚撮って、そのままUターンしクライムダウン。雪がそれなりにあり、頂上直下の急斜面はGWに下った時よりも安定した下りだった。テントを撤収した後も、ワカンなしではかなり脚が埋まるため、林道までワカン装着。一直線に下ることができ、雨が降り出す前に新穂高に到着できた。

西尾根との合流点付近から見た北西尾根の雪稜

頂上から西の斜面を降りていく

2019.03.11

早戸です。

今年もWCMに参加してきました。
今回は滝谷での開催。出合いからアプローチし、各パーティーそれぞれのルートを登りました。

私は参加日程の都合によりいつものパートナーと登ることになりました。新鮮さはないですがその分気兼ねなくクライミングを楽しみました。

我々に割り振られたルートはC沢右俣奥壁雲表ルート。

ベルグラは殆どなく、ほぼドライな状態でした。

1P目 【冬期クライミング】のトポによると小さな凹角からと書いてあったが、積雪が少ないせいかチムニーからスタート。少し登ると凹角状になった。ハング手前まで。15~20mほど。結構悪い。

2P目 ハングを右へ回り込もうとするが、スタンスが乏しくあまり時間をかけすぎるのもあれなのでクラックに決めたカムを掴んで人工で抜けました。
回り込んでからも結構悪い。20mくらい。

3P目 前述のトポでいうところの核心ピッチ。垂壁に走るクラックを使って登る。
トポの記述通りプロテクションをセットしながら登ろうと思うとかなりキツい。
登り自体はそこまで難しくないと感じたのでランナウトで押しきった。50m。凹角下まで。

4P目 傾斜が緩くなり易しくなるかと思いきや…。悪い上に脆い。ルートファインディングも難しかった。ベルグラが張れば凹角抜けてから左のスラブが登れるのかもしれない。20mほど。

5P目 脆い岩にもういい加減嫌気が差していたがここからまた脆い箇所が続く。15mほどでようやくトップアウト。これも結構悪い。

久々に不眠で23時間行動したら帰りの林道で足がつりました。

2019.03.05

早戸です。

タイトルの場所へ行って来ました。
矢鱈とルート名が長いので省略します。

周りに滝谷やら穴毛谷やらメジャー処の岩場が目白押しな為、あまり人が来ない場所だが稜線に上がれば穴毛谷、滝谷、穂高の稜線を一望できる素晴らしい場所。前衛壁から上部岩壁をつないで登って充実した1日になりました。

2019.02.14

山域:北アルプス、唐沢岳
メンバー:早戸、会員外1名

早戸です。

今年はどこも(錫杖、米子など)氷の発達が悪いという情報から壁はやめて以前から友人と気になっていた尾根へ行くことにした。

唐沢岳東尾根。音だけ聞くと涸沢岳西尾根の間違いかと思われる(実際言われた)が唐沢幕岩のある唐沢岳のほうだ。

年末に七倉へ行った時に中々見映えのする尾根であったことと、地形図を見ると上部はコブが連続し、1900m付近には岩壁の表記があり、登山大系でも立派な岩壁があるとの記述から面白そうだし見に行ってみるかと出掛けた。

七倉ダムから尾根に取り付く。しばらくは巡視路があり歩きやすいがそれが無くなると藪こぎが始まった。
シャクナゲの群生だ。花が一斉に開けばさそがし綺麗だろうが漕ぐにあたっては非常に邪魔だ。

それでも私と友人にしてはそんなに悪態をつかず冷静に対処していく。この手のものは好きではないが慣れたものだ。
藪ハングを豪快に藪レイバックでパワフルに突破する場面もあった。

1900m付近まで来るといよいよ核心の岩場が見えてきた。が、期待していたものとは大きく違う小さな岩場。とてもここまでギアを担いで来て登ろうとは思えなかった。

コブ部分はただ大きくアップダウンがあったのみ。
全体を通してだが表面がハードにパックされたモナカ雪でここらへんでかなり心が折れかけた。

結局、ジャンクションピークまで終始悪雪と藪に揉まれ、ようやっと唐沢岳へ到達。景色も良く報われた思いだった。無雪期でさえ訪れるひとの少ない場所と思うが2月の唐沢岳登頂者数は剱岳とさして変わらんのじゃないだろうか。

往路はとてもじゃないけど辿りたくないので西尾根から唐沢を下降した。
唐沢幕岩も今年は全くといっていいほど氷が発達していなかった。

クライミング的な要素は全くない登山でしたが気になるところに行ってみてそれが見られたし中々行けないピークまで行けたということだけで満足できました。

以上、写真はなし。

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