愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2009.07.13

丸山東壁 左岩稜ルート  7月11日  (記)波多野   会員外 神保

丸山東壁は憧れ続けていた所である。いや「やらなければいけない」と心に誓っていた。
内蔵助から1ルンゼに入ると左岩稜ルートの全貌がみられる。取り付きの見当を付けて基部に向かって進む。
取り付き地点がハッキリしないが、左岩稜へは何処からも入れそうなので、ザイルを結んで緩斜面のスラブをトラバースして岩の基部に取り付いた。
2ピッチ目は傾斜のある潅木帯を登る。途中にシュリングの残置と終了点にはアンカーが設置してある。15m先にもアンカーが確認できたので、ここは左岩稜ルートだと認識した。
しかしピンが何処にも見当たらない。トポとも内容が微妙に違う。
半信半疑のまま登り出すが5メートぐらいで行き詰る。グレードは4級ぐらいであるがランナーが取れていないし、その先もランナーが取れないので精神的にやられてしまう。
「ここは本当にルートなのか?」と疑問に思えてきた。
そして3年前の衝立ダイレクトカンテの思い出がよぎった。
「登れないことは無いがリスクが大きすぎる」との判断から、クライムダウンでビレーポイントに戻った。
3年前なら登っていたであろう。
パートナーとしばらくルートの確認をするが、ハッキリとした事は分からないままであった。
選択肢はもう下降しかなく、頭は悶々としたまま降りる。
基部に下りてからもルートの確認をするがハッキリしない。結局我々の答えは「トポでは3級になってる。それぐらいノーピンで行け」と言うことに落ち着いた。
憧れていた丸山を離れるのが忍びなく、2時間ぐらいその場にパートナーと話しながらとどまっていた。
そして「秋に緑ルートをやろう!」とパートナーと誓い、ようやく丸山を離れることが出来た。
悶々とした頭を空白にしたかった僕は、黒四ダムまでの急登を猛烈な勢いで登った。
ただひたすらに、苦しみに耐えながら全力で登っていたが、最後にはパートナーに抜かされてしまった。そんなことが、楽しくもありうれしく思う瞬間である。

次の日は御岳に行って、田の原~剣が峰~8合目~剣が峰~山頂一周~田の原のトレランをやりました。
最初の田ノ原~剣が峰までは、怒りの走りで40分で登りました。富士登山駅伝に向けての良いトレーニングになりました。

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