愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2016.01.25

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成瀬洋です。

ここのところ毎週瑞浪通いをしております。

土曜日も瑞浪でしたが、午後からは雪で撤退。

日曜日に乗鞍の善五郎の滝に行って来ました。

暖冬の影響で、結氷具合をリサーチしても1月頭頃のまったく凍っていない情報しかありませんでしたが、ここのところ冷え込んでいるし、週末は40年に一度の寒波到来らしいので、それに期待して向かいました。

高速は時速40kmの除雪車のおかげで、乗鞍高原温泉に着いたのが11:30頃。

「善五郎の滝」の看板が二カ所あり、地図を見ると上(第三P)からのほうがアプローチが短いようなのでそちらに車を停める。遊歩道らしいものはなく、トレースもゼロ。アプローチは遊歩道を10分ほどと近いはずですが、おかしい。

腰までラッセルしながら沢まで下り、もう一度登り返すとトレースがあったので辿ると、滝の上部に出ました。

下には遊歩道があり、ハイカーの姿も。

ちょうど、残置スリングがある支点に使えそうな木があったので、トップロープ支点をセットして懸垂。

滝は思っていたよりも大きく、部分的に垂直。

他に、名古屋から来た2人パーティーが登っていました。

高さは20m超、左のほうが飛沫が飛んでいますが、懸垂したラインはしっかり凍っています。

まずはそのラインをトップロープで登る。

メインの滝の右側に、10mほどの傾斜のない凍りがあり、トップロープをお借りしてそちらも登り、最後にメインの滝をリード。『岳人』の記事によるとⅣ〜Ⅴ−くらいのよう。

週末は40年に一度の寒波らしく、なかなか寒かったです。

4時30分頃撤収して今度は遊歩道から帰ることにしました。

下の看板の駐車場(カーブがある)から車道を700mほど歩いて車に到着。

乳白色の温泉に浸かって11頃帰宅しました。

2016.01.15

酒井です。
西穂高西尾根へ冬合宿に行ってきましたので報告します。

■メンバー:早戸、鵜飼、原田、森、酒井
計画では9.10日の二日で登り11日を予備日としていましたが、10日が荒れる予報であったため、テントで停滞&11日アタックの可能性も考慮し準備をしました。

原田車(原田、鵜飼、酒井)は前日23時過ぎに現地入りし仮眠、森車(森、早戸)は当日早朝入り。
森車が予定より遅れたこともあり、合流して全員揃ったのは9日6時30分でした。

ここで共同装備と食糧の割り当てが配られ、私はテントと5等分した食糧を担当。
しかし1/5にしては洗面器一杯分くらいある。でかい。
手渡された皆がぽかーんとするが、どんだけ食うつもりなの!?とは誰も言い出せず。

準備を終えたところで車を移動し、7時30分に林道へ入り合宿がスタートしました。

 

■一日目(1月9日)
7:30 新穂高 ~ 8:30 穂高平 ~ 12:00 1946のピーク ~ 14:30 2343のコル

一時間ほど林道を歩いて穂高平へ、そこから牧場のトレースを辿って西尾根に取り付き、急登をひたすら上がっていきます。
三連休の初日でしたが、既に先行PTがあったようで(後に判明する青い人達)トレースがついていました。

1946のピークで休憩していると原田さんが瀧根さんからのメールに気が付きます。
「ブリしゃぶと酒をたくさん用意してるから帰り休んでくといいよ」

ちょうど昼時で腹を空かせていた5人はあっと言う間にブリしゃぶに心を奪われ、翌日から荒れる予報の山行をいかに切り上げるかの言い訳探しの会議が。
そして前週に西穂に登った原田さんが山頂の写真を持っていたので、アリバイ工作もばっちり!
まあ、上手さんが写ってることを除けばですが…。

なんて話をしながらも、森さんの作るご飯も美味しいことを知ってるので、気を取り直して再出発。

1946のピークから2343のコルまでは緩やかになりますが、どうも隊列が延びてしまってしばしば後続を待つ形に。

この区間を終え、この日予定していた幕営地、第一岩峰手前の2343コルへ到着。(第一岩峰直下は先行PTが幕営)

まだ14時30分だったので、念入りに整地を行います。
雪庇を削り風防として、削った雪で地面を均しながらしっかり固めていきました。

そしてお楽しみのお酒に鍋料理。
全員が洗面器一杯分を持って上がった食材は、鍋5回転でもびくともしません。

食材を残したくないので皆がんばりますが(原田さんは潰れてさっさと寝た)、ようやく食材を半分消費したところで全員撃沈…。

翌日の予報をチェックしたところ、いくらか予報がよくなっていたため、そのまま翌日10日アタックが決まり21時就寝。
5人で寝るテントは暑いくらいでした。

 

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林道の入口へ向かう

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時折晴れ間が覗く

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眺望の無い尾根なのでたまに見えると嬉しい

 

■二日目(1月10日)
5:45 ベース出発 ~ 6:05 第一岩峰 ~ 第二岩峰 ~ 10:20 山頂 ~ 12:15 ベース帰還 ~ 14:00 下山開始 ~ 17:00 新穂高

3時起床。
引き続き鍋をやっつけます。しかしここでしっかり食べれたことで、この日しっかり動くことができました。(食べ切れませんでしたが…)

出発してすぐに第一岩峰に到着。
最初左巻きにルートをとりますが、短く表層雪崩が起きたことで一旦ストップ。
右巻きや直登も確認し検討しますが、ロープを出して左巻きと決定。

まず早戸さんが登りロープをフィックス、後続はタイブロックを掛けて登り、最後にうかぴーがフォローで。
少し時間を使いましたが、本日の核心部を無事にクリアしました。

この日は自分達が先頭だったのでここからは交代でラッセル。
まず最初に先頭に立ったのは原田さん。
やる気満々に見えましたが、程なくにこやかに最後尾へ下がっていくと、二度と先頭に立つことはありませんでした…。チーン。

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第一岩峰を越えて登っていく

2600m辺りで青い人達(ウェアやザックが青い3人組)が追いついてきて、彼らも交えて交代でラッセルラッセル。
元気一杯のうかぴーは青組にも混じってラッセルラッセル。
青組が休憩したので私がラッセルしていると、後方からずっとメンバーを見ていた早戸さんが上がってきてラッセル交代。
うずうずしていたのか異常に早い。前日のトレースのお返しをしたかったからとの弁だったが、単純に楽しいからやってるようにしか見えない。
変わって下がったうかぴーはつまらなさそうに歩いている。

うーむ、やはりラッセルは花形だのぅと思いつつも、とりあえず私は程々に。

第二岩峰に差し掛かってもそれほど風は強くなく、確保なしでも気持ちよく登れ、山頂直下のロープが張ってある最後の岩場を楽しく登り、西穂高岳登頂!
5人全員登りきることができました。

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時折西穂が姿を現すがまだ遠い

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ハイマツを踏みながら

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稜線を行く

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山頂直下のラストスパート①

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山頂直下のラストスパート②

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山頂直下のラストスパート③

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全員で記念撮影

 

寒いので写真を撮って即下山開始。
ルンゼを下って岩峰の南側を巻くルートをとることに。

ルンゼを下り初めてすぐのところが少し立っていて、森さんと原田さんは確保してクライムダウン。
お約束のように転ぶ原田さん。アイゼン滑落。チーン。

続いて森さん。「原田さんより重かった」(早戸談)チーン。

その後もふもふのルンゼを気持ちよく下りベースへ帰還。
休憩してから撤収し新穂高へ下山。

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ベースのテント

ひらゆの森で汗を流したら瀧根さんの家へ。お待ちかねのブリしゃぶです!
ビール、日本酒、ウイスキーとお酒も豊富で森さんが元気すぎる。

酔っぱらいながらも合宿の反省会。
瀧根さんに反省点聞いてもらいながらアドバイスをいただき、次回への教訓にしようと皆真剣に話を…していたのはやはり15分くらいで、次第にどうでもいいけどどうにも楽しい雑談に。

結局3時まで飲んでそのままリビングで雑魚寝。飲んで食べての最高の二日間でした。

参加された皆さん、お疲れさまでした。瀧根さん、ありがとうございました。

2016.01.15

酒井です。
能郷白山へ行ってきましたので報告します。

現地道の駅で待ち合わせをして能郷谷に着いたのが6:45、駐車場には既に車が4台。
準備をして出発します。

7:15 能郷谷ゲート ~ 8:15 登山口 ~ 12:00 前山 ~ 13:50 頂上 ~ 15:00 下山開始 ~ 18:00 登山口

ゲートから登山口(710m)は積雪なし。
登山口の渡渉では落ちられないので慎重にクリア。少し手こずり時間をとられましたが、まだこのあたり雪もうっすらで歩きは問題なし。

 

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登山口(710m)

尾根に出るまでが急登で、ここで高度をぐんぐん稼ぎ次第に雪深くなってきます。
この日は尾根に出てもさほど風もなく、気持ちのよい稜線歩きが楽しめました。

 

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尾根に向かっての急登

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山頂間近

山頂はさすがに少し風があったので、風除けを造ってお昼休憩。
食事をとってから来た道を戻り下山しました。

 
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山頂からの眺望 残念ながら晴れ間はなし

穏やかなお正月の一発目、冬合宿に向けてよい足馴らしができました。

2016.01.14

早戸です。

年末年始に友人K君(日本山岳会東海支部)と穂高縦走に行ってきましたので報告します。

 

ずっと行きたいな~と思っていた穂高縦走ですが 去年末はパートナー、仕事、ぎっくり腰など様々な問題により沈殿。

残念な年越しになってしまいました。

今年こそはと思っていましたが、なかなか正月休みをフルで利用できる人が見つからず

12月に入り今年もダメかと思っていたところにK君からお誘いをいただき、即決定。

 

K君は今年(2016年)仕事を辞め、海外遠征に行くのが決まっている。

非常にストイックで歩きもクライミングも強力なパートナー。

計画書上は何故か(年齢?)僕がCLになっていたが、計画段階から完全に彼がリーダーとして山行に臨みました。

 

12/29 一日目

 

僕はこの日、午前中仕事だったのであらかじめ荷物をK君に預けておき職場で直接ピックアップしてもらった。

ロープウェイの最終便は15:30。高速を飛ばして新穂高へ。

 

駐車場でとにかく荷物を詰め込みなんとかギリギリ間に合った。

山頂駅で荷物をパッキングし直し、西穂高山荘へ。なぜか体が重くバテバテなりながら1時間弱で到着。

 

その晩は西穂山荘テン場でテントを張り、明日からはあまり贅沢な食事はできないので小屋でおいしいご飯をいただいた。

食事後は次の日西穂を往復する予定で入山していた原田さん、上手さんと宴会。楽しい入山日となった。

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西穂山荘のテン場は意外に寒くあまり寝らなかった。

 

12/30 二日目

 

3:00起床。4:30頃出発。

寝不足で頭がボーっとしたままテント撤収した。 ヘッデンつけて西穂を目指す。

西風がかなり冷たい。

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西穂のピークに着くころには朝日が完全に顔を出していた。

 

さて、ここからが本番。

天気もいいし一気に穂高岳山荘まで行ってぬくぬくしたいな~なんて思っていましたが

数時間後にそんな望みは粉々に。

西穂山頂から懸垂下降でコルへ降り立ちそこからはルートファインディングの難しい稜線歩きが始まった。

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すぐのナイフリッジをK君が先行していたところ信州側で割と大きな稜線雪崩に会い、

K君の片足が持っていかれそうになったのでなるべく飛騨側を歩くことになった。

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当初はところどころスタカットで確保していくイメージでしたが悪いクライムダウンとトラバースの連続だったのと、

いちいちロープを出し入れする時間がもったいなかったので途中からはロープの長さを変えつつランニングコンテを織り交ぜて進んだ。

慣れるまで時間がかかったのもあるが、この区間が一番悪かったような気がする。

精神的にも消耗していた上に寝不足もたたってギアをいくつか落としてしまった。反省。。

 

16:00頃、天狗のコルに懸垂で降り立ちこの日の行動を終了。

穂高岳山荘なんてとんでもなかった。

この日はα米にレトルトハヤシ。

この山行で一番のご馳走でした。

この日のテントは昨日より更に寒かった。

足が冷たくてしょうがなかったので、足にダウンジャケットを巻いて寝た。

寝不足だったせいかその割には眠れた気がする。

 

12/31  三日目

 

2:30起床 4:00出発。

先ずはコブ尾根の頭を目指す。

登りはまだマシだったが相変わらず悪いクライムダウンとトラバースが続き、ルートファインディングに苦労した。

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コブ尾根の頭手前くらいで、後続の2人パーティーがいるのに気づいた。

後で話たが僕らと同じく槍を目指す予定の関西から来た方だった。

コブ尾根の頭を通過し、ジャンダルムへ。

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↑実はものすごく小さいですがジャンダルムの天使が写ってます。

 

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ジャンダルムから懸垂し、ロバの耳、馬の背など怖〜いリッジを通過しようやく奥穂高岳があと少しのところに。

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馬の背の通過は視界が無くどこまで地面なのかよくわからないほど真っ白だった。

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奥穂高岳山頂。寒かった〜

写真を撮り、穂高岳山荘へ向かう。

ここからは2週間前に涸沢西尾根で来ていたので少し安心でしたが視界が無いので間違い尾根に入らないよう慎重に行動しました。

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15:00頃無事山荘に到着。

ホッとひと安心。 前回の山行時にデポした酒、明宝ハム、チョコレート、燃料を手に入れとりあえず前半戦お疲れ様でしたということで宴会スタート。 image

K君の知人であるチーム猫屋敷の2人に頂いた豪華なツマミも堪能した。

次の日に下山する2人は前半分のゴミなどを持ち帰ってくれました。ありがとうございました。

 

1/1  四日目

 

5:00起床 6:30出発

連日の疲れもあり正直このまま寝ていたい気持ちを何とかねじ伏せ、出発。

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風は強いが初日の出を拝むことが出来た。

素晴らしい景色。

涸沢岳を越え稜線上からD沢のコルへの降り口が見つからず右往左往。

風が強く寒いのでこのまま涸沢西尾根で下ろうかという気持ちになりかけもしたが

後続の関西パーティーが降り口を見つけ懸垂下降していった。

それに続いて僕らも懸垂下降。

ここから関西パーティーと前後しながら一緒に進んだ。

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13:00頃北穂小屋に到着。

昼までに北穂小屋に着かなかったらこの日は北穂小屋までのつもりでしたが、

相談の結果翌日の予報が悪かったのと天気の良い今

うちに南岳まで行ってしまいたいということになり行動続行。

 

北穂小屋直下の斜面を下っていると前方から単独の登山者が見えた。

話を聞くと今日南岳小屋からここまで来たそうだ。 ということはトレースがある。

それなら時間も短縮できると思い、少し心に余裕ができた。

キレットの下りもそれほど容易では無くロープで確保しながらの行動が続いた。

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A沢のコルで15:30。

ここでビバークする案もあったが翌日天気が荒れた場合、ここで1日過ごすのはちょっと避けたい。

日没までに最低コルに辿りつければあとはなんとかなるだろうということで行動続行。

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日没間近の南岳への登り。 ここはヘッデン付けての行動になった。

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19:00頃、南岳小屋に到着。

ホッとした〜

トイレ完備の快適な冬季小屋でした。

 

1/2   五日目

 

朝起きて小屋の外を覗くと強風。

前日の夜よりも風は強くなっていた。 おまけに視界も無し。

とりあえず停滞する方向に。

11:00頃にもう一度覗いたときもあまり変わらず今日は1日停滞することに決定。

停滞中は暇だったのでスマホにたまたま入ってた将棋で時間を潰した。2戦2勝でした。

将棋以外の時間は食事以外はほぼ寝ていました。 疲れからか際限なく眠りました。

 

1/3  六日目

 

朝5:00起床。

まだ風が強いが予報では徐々に落ち着く見込み。

テントを撤収し、出発するタイミングを見計らうことにした。

9:00多少風はあるが視界もあるので出発。

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良い天気!

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快適な稜線歩き。

11:00槍の肩に到着。荷物を置いていよいよ穂先へ。

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多少ガスが出てはいたが素晴らしい景色が広がった。

長かった縦走のフィナーレは非常に感慨深いものがあり、なんとも言えない気持ちになった。

 

パートナーとガッチリ握手を交わし、下山に取りかかる。

下山は飛騨沢を一気に駆け下り15:00頃には新穂高へ着いた。

 

暖冬とはいえ穂高の稜線は厳しかった。

多くの課題が浮き彫りとなり、意識も少し変わったように思います。

忘れられない山行の一つになりました。

 

 

 

 

 

2016.01.12

1皮です

久しぶりに天下峰に行きました

パークレンジャー(10b)やスウィートジャム(11c)などで遊びましたが

花崗岩の結晶の痛さに指皮が我慢しきれず

数打つことはできませんでした

やっぱり、通い込まないと、易々とは登らせてくれませんね

 

ところで

トポに書いてない面白いワイドクラックをジム友から教わりました

体が入る程度のスクイズチムニーから上部のワイドに向かって

クラック全体が蛇行するように曲がっています

全長6~7mと短いものの

ハングしている片面の処理と、カムの決め方がかぎかも(キャメ5~6番以上?)

ジョシュアツリーのスティングレィ(13d)を第3登したというもっぱらの噂のI氏が

ずいぶん前に登った課題とか

是非登ってみたいという人が入れば、場所を教えますよ

トライしてみて下さい

2016.01.08

ミヤザキです。

中崎尾根から槍ヶ岳に行く計画が暴風雪のため二転三転し、甲斐駒ヶ岳へのハイキングでお茶を濁してきました。

メンバーは森さんと、後輩でアドベンチャーランナーの若岡くんの3人。

 

【27日】戸台9:00-14:00長衛小屋テント場

【28日】長衛小屋7:00-12:00甲斐駒ヶ岳-14:00長衛小屋

【29日】長衛小屋7:00-11:00戸台

 

 

そもそも、「南極マラソン出場に向け、冬山で寒さを体感したい」という若岡の頼みを受けて企画したのが中崎尾根。

26、27日は北アルプスは暴風雪の予報で28日も風速20m超が確実な状況となったが、一度は敗退覚悟での決行を決定した。

しかし出発の朝に3人そろったところで、みんなテンションが上がらない。

「やっぱり敗退すると思いながらラッセルするより、確実にピークを踏むほうが楽しいのではないか」。

リーダーとしても冬山初心者に暴風の稜線は歩かせたくないことから、戸台からの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳というプランに変更した。

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戸台の駐車場はけっこうな車の数。しかし河原に雪はほとんどなく、ごつごつした石の上は歩きにくい。

甲斐駒ヶ岳は雪煙を挙げているが、河原はほとんど吹いてない。

ドーナツ(行動食)をパンパンに詰めた森さんの80リットルザックは見かけほど重くはない。

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にぎわっている長衛小屋のテント場。凍ってない水場もあり、便利。

 

28日は甲斐駒だけ。

だらだら起きて、軽い荷物でさっさと登る。

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強風の駒津峰を過ぎたコルのあたりに荷物をデポ。

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山頂付近は風もたいしたことはなく、危険箇所もなく、アイゼンもピッケルもほとんど使わない。夏山か!?と思うほど楽な冬の3000m。

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山頂標識も手書きのユルいやつがちょうどいい。

しかし下りでは途中から持病の左膝痛がもたげてきたので、ゆっくり降りる。

 

29日は3時起床で仙丈ヶ岳に登り、その日のうちに撤収する予定だったが、未明から突風が何度もテントをたたき、出発しずらい状況に。

さらに冬山テント生活に不慣れで、シュラフも夏用を二枚重ねにして寝ていた若岡が体調不良を訴えた。

ミヤザキは、膝が不安。

森さんは、そもそも去年の冬合宿で仙丈ヶ岳に登っている。

三者三様にモチベーションが低いことから、あっさりと中止下山を決定した。

 

下山後は、伊那市の「たけだ」でソースカツ丼食べつつ、店員のおばあちゃん2人の絶妙な接客に笑い転げて帰宅した。

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2016.01.06

お疲れ様です。吉川です。続けざまにすみません。

年末年始は九州に帰省いたしました。
実家の行事等もあり、合間を縫ってという感じではありましたが、久しぶりに九州の岩場で登ってきました。せっかくなので僕の微妙な結果とともにご紹介したいと思います。(○はRP。以前登ったか、触ったことのあるルート。×は登れなかったヤツ)
九州にお越しの際の参考にしていただけると幸いです。

12/27~12/28
本匠(ほんじょう)
場所:大分県佐伯市本匠(東九州道佐伯ICから車で西に20分ほど)
岩質は石灰岩で、遊歩道の欄干からどっかぶりの壁にとりつく遊歩道エリアが印象的。旧本匠村全体にいくつかのエリアが点在しており、それぞれ車で移動するのが一般的だと思う。5.9~5.13台まで各種取り揃えております。

遊歩道エリア

↑遊歩道エリア全景

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↑ハエハエイダイダ5.10a

12/27
井ノ上タワー
・ちょっくら 5.10- OS
・なめくじら 5.10 OS
・よし登ろう! 5.11- ×
12/28
遊歩道エリア
・バットマン 5.11b ×
・ハエハエイダイダ 5.10a ○○(2本目は回収便)
宮前エリア
・山女 5.10b ○
・青巌峡ボーイ 5.11a ××××
・見返り美人 5.10c FL

青巌峡ボーイを四便も出して登れなかったのは情けなかった。最後はワンテン地獄みたいになった。後輩(イケメンE君)が洛陽5.13aにトライしていた。なんでそげん強くなったと?

12/31
四阿屋(あずまや)
場所:佐賀県鳥栖市(長崎自動車道鳥栖ICから車で西に10分ちょい。さらに駐車場から歩いて10分ちょい。ちょっと分かりにくい)
たぶん花崗岩。東海地方でいうと椿岩や伊木山程度の規模。妻と僕のお互いの実家から近い。

・初孫 5.10a ○

雨が降っていたが気合で一本。5.10aだがヒールフックで豪快なハング越えをする面白ルート、ただしびしょ濡れ。年の瀬に何をやっているのか。

1/2~1/3
日向神(ひゅうがみ)
場所:福岡県八女市黒木町(九州自動車道広川ICから車で東に約1時間)
旧黒木町の日向神ダム湖畔にある安山岩の岩場。かっこいい岩峰が立ち並び、景観が良い。あるジムのオーナーが「九州外から来た人は日向神で首をかしげて、本匠で納得した顔をして帰る」と言っていた。確かにエリアによっては少し辛く感じる。黒木瞳は黒木町出身。

日向神峡

↑日向神
1/2
道端エリア
・ビレイは広場で 5.7 OS
・だんだん 5.9 ○
・ルネッサンス 5.10b ○
愛のエリア
・初夢 5.10a ○
・夢中歩行 5.9 ○
1/3
奥壁エリア
・パンプダンス 5.11a ×
・つくつくほうし 5.8 OS
愛のエリア
・愛は勝つ 5.10b ×○
・エレキバン 5.11c/d TRムリ

2日目は前夜に遅くまで飲んで体調が×だったので、今回の目的だった「花鳥風月」は触ることすらできなかった。猛省。ルートによっては確かに辛い。夢中歩行は5.10aでも辛いのでは?(妻にはそれは言い過ぎだと言われた)

 

九州ツアー全体で5.11台を一本くらい登りたいと思っていたのですが、無理でした。今年も精進します。

2016.01.06

あけましておめでとうございます。吉川です。

さて、少し前のことで恐縮ですが、去年の12/19~20で涸沢岳西尾根~奥穂に行きましたのでご報告します。

メンバー:早戸、吉川、会員外2名(日本山岳会東海支部青年部 Hさん、Kさん)

12/19
春日井を前夜発しHさんの運転で新穂高温泉に夜中に到着。登山者用駐車場は数台しか停まっていなかった。
仮眠をとり、6時に出発。

白出沢の西尾根とりつきまで行くもののやはり雪は少ない。と言うか無い。
とりあえずワカンはここにデポすることにした。

標高2400m付近まではなかなかのスピードで進むことができ、どんどん高度を稼ぐ。
森林限界手前付近から足が埋まる程度の雪の深さになり、それっぽくなってきた。

シーズン初めだからか、最近歩きをサボり気味だったフリーに傾倒していたからかこの辺りから僕は辛くなってきた。
早戸さんは相変わらず元気な具合で、膝が痛いと言っているが嘘ではないかという感じだ。

201512涸沢西1 201512涸沢西5

F沢のコルからのルンゼの登り返しも問題なく通過するが、ここからがなかなか長い。天気は悪くないので精神的には楽だが、なんとか明るいうちには穂高岳山荘に着きたい。

201512涸沢西4

そんな感じで結局16時過ぎに穂高岳山荘に到着。
疲れはしたが、雪の少なさのおかげで登ることが出来た。
冬季小屋は貸切状態で、入り口付近の雪を掘って利用させてもらった。

12/20
5時起床

 

201512涸沢西2

201512涸沢西6
快晴の奥穂高岳を1時間程度で往復した。下降時にいわゆる迷い尾根の方向に導かれたが、視界が良ければすぐに気づく。迷い尾根の看板が何となく道標に見えなくもないので、気をつけなければいけない。下山は雪も少ないしということで白出沢を下ることにした。雪の下に隠れた岩で足がぐきぐきなって大変だったが、問題なく下ることが出来た。
最後にワカンを回収し(じゃんけんで負けた早戸さんとHさんが取りに行った)きっちり下山した。

条件が良すぎるくらい良かった上にメンバーも面白かったのでとにかく楽しい山行となりました。
今年も安全登山で、良い山にたくさん行けるといいなと思っています。どうぞよろしくお願いします。

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2016.01.02

日暮れ寸前の涸沢岳頂上付近。この直後、突風に襲われた

日暮れ寸前の涸沢岳頂上付近。この直後、突風に襲われた

 

1皮です

岩佐さんと穂高連峰から明神岳を縦走してきました

【29日】新穂高6:30~16:10涸沢岳~16:30穂高岳山荘冬季避難小屋

【30日】冬季避難小屋6:40~7:40奥穂高岳~13:30前穂高岳~15:30奥明神沢のコル

【31日】コル7:00~12:00明神岳2峰頂上~18:20上高地

 

【29日】

新穂高をゆっくり出発

登山指導センター前の駐車場はほぼいっぱい

好天予報の年末年始なので、登山者が多いのか

林道を2時間歩き、白出沢を越えたところから涸沢岳西尾根に入る

林道には10センチ程度の積雪があり、平年より少ないとは感じなかったが

尾根に入るとブッシュがたくさん出ており、寡雪であることが分かる

そこでトップスピードの男女2人組に抜かれる

冬季避難小屋で一緒になったが、わてらより2時間は早く到着したらしい(^^;)

尾根道はトレースばっちり。高速道路状態です

2400m台地でハーネス、アイゼンを装着し、そのまま蒲田富士へ

森林限界を抜けると、天気は快晴。気持ちいいです

 

蒲田富士の登り。右に見える飛騨尾根が荒々しい

蒲田富士の登り。右に見える飛騨尾根が荒々しい

蒲田富士付近は風も弱く、夜にかけて移動性高気圧が張り出してくる予報なので

このまま山荘まで行ってしまうことする

真っ黒なドームを見ながらお散歩気分

真っ黒なドームを見ながらお散歩気分

 

F沢のコルからルンゼを上がり、岩くずの斜面を斜めに登る

疲れで歩きが遅くなったころ、風速20mを超すような北西風が吹き始めた

何度も耐風姿勢で飛ばされそうになるのを我慢する

夕日が雲海の向こうに落ちそう

稜線上でこんな突風に吹かれ、真っ暗になったらやばいぞ

「一歩でも早く」と岩佐さんに叫んで頑張る

山荘が見えた時には、「助かった」と正直ほっとした

小屋には先着4パーティ、8人

それでも、わてらのテントが張れるくらい十分な広さがある

小屋の中は暖かく、強風がゴウゴウと屋根を鳴らす外とは別世界

ありがたや、ありがたや

 

【30日】

奥穂頂上まで往復する2パーティ-に続いて出発

昨日ほどじゃないが、まだ風は強い

ゆっくり歩いて頂上へ。氷点下24度。快晴で気持ちいい

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前穂方面には、当然のことならがトレースはない

涸沢側には大きな雪庇が張り出しているのが見える

視界が悪いと、ルート取りをかなり苦労しそうだが、今日は楽勝っぽい

「これも日頃の行いがいいからかな」と一人ごちてみる

 

不思議なもので、吊尾根に入った途端に強風が止んだ

斜面はクラスト状態のところが多いのかと思っていたが

積雪は意外にあり、膝ラッセルの場所も多数

雪はこの1~2週間ほどで一気に積もったらしく

弱層はなく安定しているように見える

でも腰~太ももラッセルの急斜面トラバースは

雪崩れると助からないので念のためロープをつけた

腰ラッセルのトラバース。

腰ラッセルのトラバース。

 

ロープをつけて、腰ラッセルの急斜面を渡る

ロープをつけて、腰ラッセルの急斜面を渡る

快適な下り

快適な下り

急な岩尾根が続く。リッジの上をバランスを取りながら歩いた

急な岩尾根が続く。リッジの上をバランスを取りながら歩いた

岩峰の下の急斜面でロープを再びつけた

岩峰の下の急斜面でロープを再びつけた

 

吊尾根から前穂高。

吊尾根から前穂高。

途中の岩峰から少し下りた急斜面で再びロープを付け、岩のリッジまで

あとはゴジラの背のような岩の上を歩いて行った

前穂の斜面は雪の部分を選んで適当に

頂上は雪で覆われ、ケルンが1つ見えていただけだった

前穂頂上から奥穂を振り返る

前穂頂上から奥穂を振り返る

 

頂上は風が強いので、少し下りたところで小休止

吊尾根通過に時間がかかったので、目標にした1・2峰間コルまでは行けそうもない

日が落ちるのと競争で奥明神沢のコルまで行った

途中2カ所ほど悪い下りがあり、ロープを出せば良かったと後悔した

コルの南東側を整地したら、風が当たらない快適なテンバに仕上がった

 

【31日】

朝から吹雪。でも時々青空が見え、視界はそれほど悪くない

明神岳主峰北側の岩尾根からスタート

右から1段上のテラスに上がってルートを観察

ロープなしでも行けないことはなさそうだが、昨日の反省もあり、アンザイレンする

登りだしの最初の数mが悪く、ロープをつけて良かったと思った

50m1ピッチでピナクルビレー

そこからしばらく歩くと、3~4mの急斜面の雪壁が見えた

最後は手前にハングしており、雪庇を切り崩しながら突破

 

雪庇を崩して越える。

雪庇を崩して越える。

 

雪庇の上に上がると、主峰がすぐ目の前に

頂上には行ったことがあるので、右からトラバースして1・2間コルに到着

雪がべったり付いており、悪そう

ロープを付け、左方向に斜めに登り始める

 

II峰の登攀。超悪い。

II峰の登攀。超悪い。

 

東斜面のテラスや、スラブには雪がどっさり乗っており

落としながら行くので時間がかかる

エイリアン2つと、ナイフブレード1本で支点を取った

15m先の残置支点で1p目終了

上から、神戸の女性2人パーティーが懸垂してくるのが見えた

彼女たちはそのまま主峰へ

2p目のクラックには雪と氷は詰まっていてさらに悪い

エイリアンのエイドと残置ハーケンに乗っかりながら行く

上部の緩斜面に移るところで足が攣り、神戸パーティが懸垂して残したロープをつかませてもらった

ありがたや、ありがたや

セカンドの岩佐さんの荷物を荷揚げしてあげた

雪の付着が激しい時は、時間節約のため、トップも荷揚げした方がよさそうです

 

あとはトラバースして行けばいいはずだが

視界がきかないこともあり、3峰の頂上に行ってしまう

今登ったルンゼを100mぐらいバックで下降

その間に、5峰台地からの往復だという神戸パーティが追い越して行った

そのトレースをありがたくいただく

5峰を越えるところも、リッジに乗ったり、トラバースしたりで、トレースがなかったら苦労しただろう

 

5峰台地で小休止

午後3時半で、日暮れまであと1時間ほどしかないが、このまま下ることにする

台地から細い尾根に入るところで少し迷ったが

何とかトレースの跡とテープを見つけることができた

途中でラテを付け、岳沢の縦走路に着くことには真っ暗になっていた

上高地でタクシー会社に電話すると

大晦日の夜なのに、釜トン入り口まで迎えに来てくれるという

ありがたや、ありがたや

新穂高までのタクシー車内は温々。やっと下りてこられたとうれしくなった

 

終わり

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