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台高・大和谷支流の滝ノ谷 20180715

2018.07.20

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台高マニアの1皮です
宮川ダム(三重県大台町)の奧にある滝ノ谷に1人で行ってきました
下りで何度も迷って、登りとほとんど変わらない5時間もかかってしまい
台高は下りこそ核心との思いを強くした

大和谷左岸駐車スペース(林道終点、340m)7:00~13:00 1332mピーク13:40~18:40駐車スペース

駐車スペースのすぐ横にある涸れ沢に入渓
急斜面の巨岩を縫うように登って行くと
50mぐらいで1つ目の滝登場
新しいアプローチシューズが、濡れた岩に滑る
10mぐらいの高さでせいぜいⅢ級ぐらいしかないが、とても怖かった
すぐ上が2つ目のナメ滝
滑って登れず、ザックの中の下山用に履く予定だったアプローチシューズに交代
3つ目の大きな壁を巻くと
上部の取水口につながる登山道に出たのでそのまま上へ
でかい滝のところで太公望がヤマメを狙っていた

滑りやすい1つ目の滝

滑りやすい1つ目の滝

さらに滑りやすい2つ目の滝

さらに滑りやすい2つ目の滝

巻いた3つ目の滝

巻いた3つ目の滝

その滝は巻いたが、小さく巻きすぎたために危うい斜面を登るはめに
しばらく行って、左前方に涸れ沢があるところで本流は右に大きくカープ
その滝は巨岩にふさがれ登れそうにないので
手前の谷から巻こうとしたが、上部でハングしたガリーを登ることに
カムの掛け替えでなんとか登り切ったが
取り付く前にもう少し周囲を観察すべきだったと反省した

巻き道が悪かった滝

巻き道が悪かった滝

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次の大きな滝も登れないので巻き巻き
植林帯があり、林業用の踏み跡があった

その上は穏やかになって
5mぐらいの登れる滝が次々出てくる
下降ルートとなる左手の尾根が低くなってくると
緩やかな斜面に美しい自然林が広がった

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ツメは急になってきたので右手の斜面に逃げると
標高1250mほどの稜線に出た
1332mPまでは指呼の間だった
折からの猛暑で、日あたりのいい場所は灼熱
日陰で乾いた服に着替えた
暑すぎるので池木屋山はパスした

灼熱の頂上

灼熱の頂上

1332mPからは南南東方面の顕著な尾根を下る
テープなどはないが、何となく踏み跡らしいものを追っていく
1243Pから南南西に向かい
そこから西へ南へと方向を変えて下る
しかし尾根はだんだん斜面と見分けが付かないようになり
たぶん982m地点を西向きに下った辺りで自分がいる地点が分からなくなった
しかしさらに数十m降りるとモノレールの残骸が横切っているのを見つけ
「無事に降りられるぞ」と、思わずバンザイしてしまった
だが、モノレールは左手の急斜面に吸い込まれるように降りている
六丁峠は尾根筋にあるから、モノレールは違う場所に向かうのかもしれない
しかも踏み跡のようなものはモノレールの左右にはない
モノレールに沿って降りるか、尾根らしきものを降りるか迷った末に
尾根らしきものを選択
しばらく降りるが、すぐに尾根は斜面に吸収され
ただの樹林帯になってしまった
どうやら道を誤ったらしい
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先月登った焼山谷を挟んでその向こうの尾根にあるピークにコンパスを合わせたりするが
自分がいるのがただの斜面のために位置を特定できない
灼熱の樹林帯をモノレールまで登り返す元気はなく
南の方角へ斜面をトラバース気味にだらだら降りていくことにした
沢の音が近づいてきたら、赤テープが続いているのを見つけた

「やった。これで六丁峠に出られる」と思った
山抜けの地点を2カ所トラバースしていくと
コンクリートで固められた建物の土台跡に出た
よく見ると焼山谷の取水口が見える
あちゃー、全然違う方向に降りてしまった
しょうがないので、焼山谷の出合まで降り
そこからダムの管理登山道経由で六丁峠まで登り返し
暗くなる前に駐車スペースに着くことができた

しかし今回はこれで終わらなかった
車で林道を走り始めて間もなく
プシューという音が車体の後部から聞こえた
角の尖った砕石が大量に落ちているこの大和谷林道
危ないなあと思っていたが、嫌な予感が当たってしまった
しかし急斜面だったのでそのまま走り続け
平坦になったところで停車
右後輪がぺったんこだ
間もなく日暮れ
ラテを付けて蚊に何カ所も食われながらスペアタイヤに交換
もう2度とこの林道には来ないぞと思いながら下山した

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