愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2015.05.10

森です。8日、兄と伊木山のマルチへ行ってきました。2pで易しいルートが数本あり、マルチの練習にいい場所でした。岩が脆いので落石に注意しました。毛虫が多くて多くて・・・( ;´Д`)上からぶらぶらしてるのが落ちてくるし、知らないうちに肩に乗っかってるし‼︎Σ( ̄。 ̄ノ)ノお弁当にまで近づいてくるし!で( *`ω´)もうホントに気が狂いそうでしたW(`0`)W

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2015.05.10

お疲れ様です。吉川です。

斉藤さんと4/25~26で鹿島槍 東尾根に行ってきました。
意外にも条件が良く、快適な登攀ができましたが、体力が落ちているのは否めませんでした。

以下、報告。
4/25
大谷原6:30→一ノ沢ノ頭9:30→二ノ沢ノ頭10:30→第一岩峰基部12:20
4/26
第一岩峰基部4:10→第二岩峰基部5:30→7:18北峰7:30→9:08冷池山荘9:30→12:00大谷原

4/25 晴れ
6:05に大谷原に着いた時には既に5台ほどの車が停まっており、曽我さんの車もその中にあった。鎌尾根パーティは既に出発されたようだ。
林道の分岐を左に進み、S字カーブを少し過ぎた黄色い看板のところに赤テープがあり、そこから尾根に上がった。

写真 2015-04-25 6 57 411

↑こんな看板

 

斜面に雪は無いが一応踏み跡じみたものがあって歩きやすい。稜線に近づくと雪が出てきた。心配していた藪はほとんど締まった雪に埋まっており、サクサクと歩くことができる。比較的新しいトレースがあるが、先行パーティがいるのか、それとも前日以前のものなのかどうかはわからない。一ノ沢の頭手前付近からはちょこちょこと藪が出てきたが、充分我慢できるレベル。

写真 2015-04-25 8 30 022

↑こんな感じ

 
二ノ沢の頭には幕営した跡があった。左側を見ると鎌尾根と思われる尾根上に2人組パーティが見えたため、斉藤さんが名前を呼んでみたが、さすがに気づかれなかったようだ。そういえば僕は千種のコールを知らない。
日差しが強く、気温もどんどん上がっているように感じたが、二ノ沢の頭から第一岩峰基部までの間もほとんど雪が緩むことはなかった。途中の長い雪面のトラバースは技術的には問題ないが、滑り始めたら止められるだろうか。吸い込まれるような高度感に少し緊張する。
幕営予定地の第一岩峰基部に到着した時点でまだ12時過ぎ。先に進むかどうか悩むが、この先にビバークポイントがあるかどうかもわからんし、もうヘトヘトだ。今日はこの辺で許してやろうということでテントを張ってゆっくりと過ごす。
この場所でも3張くらいは幕営できると思うが、今回は貸切。

写真 2015-04-25 12 51 46

↑ライチョウ

写真 2015-04-25 13 34 566

↑テント場

 
二ノ沢の頭には二張ほどテントがあるのが見えた。
明日は早く下山してやろうぜということで、2時起き4時発予定にしてワインとウイスキーとビールを飲んで18時に就寝。

風の音で目が覚めたが、まだ21時。昼間はほとんど無かった風が、夜になってどんどん強くなっていく。これはもう眠れないパターンだ。朝になるまで横になったまま耐える。なぜか頭の中ではさだまさしの「償い」が鬱々と流れ続けている。
許してくれ…

4/26 快晴
2時起床。風が強い。夜に朝食用のアルファ米を調理して凍らないように寝袋に入れておき、起きてすぐ食べるという吉川得意(?)の時短テクを実践したが、斉藤さんは冷たくて食べられないといって残していた。すみませんでした。
ちなみにこの方法なら起きて10分で朝食が終了する。皆様もお試しあれ。

起きた時は強かった風もほとんど無くなったので、ゆっくり撤収し、ヘッドランプをつけて第一岩峰の登攀を開始。
1ピッチ目 吉川
凹角のルンゼ状を登るわけだが、今回は雪が繋がっておらず、下部は岩が出ている。中間部は堅い雪。上部は草付。50m登って灌木でビレイ。明るくなってきた。
2ピッチ目 斉藤
ガレ場&ザレ場。落石注意。雪が出てきたところで終了。終了点はブッシュ。

写真 2015-04-25 12 52 391

↑第一岩峰 中央の凹角を登る

 
第二岩峰までは雪稜。トレースは南側の雪面をトラバースしていたが、怖かったので藪が出ている尾根に上がってみたら、その方が簡単だった。
第二岩峰基部も少しスペースがあり、ビバークできそうだ。
第二岩峰は1ピッチのみ。吉川リード。アックスが邪魔で仕方ない。「ジャマだコノヤロー」とか言いながら登ってたら、「大事なクォークにそんな事言ったらダメ」と斉藤さん。確かに一流の人間は道具を大切にするだろうが、僕は三流以下のクライマーなのでどうか見逃していただきたい。
例のCSのチムニーは中に入らず、外に出て思いきって登れば簡単。

写真 2015-04-26 5 42 141

↑第二岩峰

 
第二岩峰から北峰まではダラダラと雪稜を歩く。日差しが暑すぎる。
北峰山頂に着き、握手。あとは一般道を冷池山荘方面へ。

写真 2015-05-10 1 17 04

↑ラッスンゴレライ

 

南峰から先は夏道が出ている。冷池山荘から赤岩尾根へは少し嫌な雪のトラバースがあるが、雪は締まっており、トレースもあるので問題無し。赤岩尾根を少し下ると西沢方面にトレースが何本か伸びている。よく見ると西沢を下っている二人パーティも見える。30秒程考えて西沢へ突入。北国育ちの斉藤さんは滑るように降りていく。スキーとスケートの要領なんだとか。一方南国育ちの僕は滑るとすぐに転んでスピードが上がらない。山スキーはやらないのでスキーなんてできなくて良いと思ってたが、こんなところで差が出るとは。
グリセードができれば一瞬で降りられそうだ。(シリセードは濡れそうなのでここではやりたくない)
そんなこんなで午前中に下山完了。
林道の雪は昨日よりかなり融けていた。

帰りしな松川村のすずむし荘に行ったら「風呂の日(26日だから?)」で入浴料が半額の250円だった。色々とツキに恵まれた山行だった。

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