愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2015.08.19

酒井です。

前穂高岳4峰正面壁北条新村ルートへ、曽我さん上手さん森さんの4人で行ってきました。

 

取り付きに着いた時点(取り付きまでの経緯は4連休の森さんによる渾身のブログをご覧ください!)で決まっていたのは、抜けられれば3.4のコルビバーク、時間的に難しいければハイマツテラスビバークでした。

1P リード:上手

特別難しいところもなく緩やかにスタート

2P リード:酒井

高度感が少し出てくるが特に印象なし

3P リード:上手

2Pを伸ばしすぎたか短かかった

 

とりあえずハイマツテラスまで何もありません。

テラスに着くと既に曽我さんが核心の4Pをアブミを掛けリード中。
曽我さんだけ抜けたところで時間は16:00、ハイマツテラスのビバークが決定しました。

IMG_20150815_183016

酒井崖っぷち

18時頃就寝し、寒くて起きたのが23:30頃。
そこからは寝ては寒さで起こされを繰り返し、起床時間の3:00を迎えます。

 

明るくなったところで登攀を再開。
曽我さんが先に登って4人のザックを荷揚げしてくれたため、3人は空身で核心の4Pに挑むことができました。

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トップの曽我さんがみんなのアブミを要所に予めセットし、森さん上手さんが抜けた後、フォローの私が最後に全てを回収。
これが思いの外しんどい。

 

体力的に疲れるし、たどり着いたところでスリングが(宮崎さんの?)残置なのかPTのものか分からず大声で聞いたり。
事前に印など確認しとかないとダメでしたね。

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ようやく回収し終えて終了点に着いた時、すでに5P目を森さんが抜けた後でした。

 

5P リード:酒井

「トラバースして、一段下を回り込んでからカンテを登る」
とのことでルートを探します。

1度少し戻ってから一段下げてみるなどするも、どうしても「回り込んでからカンテ」へのルートが見つかりません。
上手さんからも見えるところでは相談しながらでしたが、トラバースして進んだ位置は上手さんからも見えず。

結構立っている壁なのでだんだん疲れてきますが、焦っても仕方ないのでフィフィを残置のナッツ(岩佐さんの?)に、ヌンチャクをハーケンに引っ掛け、しばし壁を見上げながら休憩。そして考えた結論はここから直上です。

登れそうに見えたからというのは勿論ですが、残置ハーケンが私のリーチで届く範囲に多く、多少左右に振られるもののまめに支点をとっていけば大丈夫だろうと。

高度感抜群の壁を集中して登り、終了点から解除のコール。
見えない位置であーだこーだとやっていたので、私より上手さんの方が安堵したのではないでしょうか。

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5P終了点から壁を見下ろす

後で曽我さんに聞いたらかなり手前から上がっていったようで、難しくないよと。森さんも同じ意見。
回り込む=ビレイヤーから見えないくらいまでトラバースしていく、というような認識があったのですが、これが間違いだった模様。
そして間違ったルートに入り込んだ人によるハーケンが、たくさん残っていくのではないかとの話でした。

 

6P リード:上手

お、壁の終わりが見える。としか覚えていません。

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私の北条・新村ルートは5P目のルート迷いとの格闘だけが鮮明に残り終了。続いて北尾根3.4のコルへ向かいます。

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北尾根をやったことのない私は二度美味しくいただき、3峰を気持ちよく登って、13:00前穂高岳登頂。
無事に4人で記念写真を撮ることができました。

 

その後、岳沢小屋などで休憩しつつ上高地へ下山。
今回もたいへん刺激的で楽しい山行に参加させていただきありがとうございました。
またよろしくお願いします!

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