愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2015.09.17

お疲れ様です。吉川です。

書きためシリーズ第二弾です。お騒がせしてすみません。

8/9(日)に妻と沢登りに行きました。去年も行った鈴鹿の渋川です。
短いながらも、スパイスの効いた沢ですね。

9:30愛郷の森→?時 橋→13:00愛郷の森

この日、愛郷の森は貸し切りらしく、管理棟で「車は最も奥に停めて欲しい」と言われた。指定された場所は、沢まで0分で誰も来なさそうな広場だったのでむしろ好都合だった。

入渓してしばらくは単調な河原歩きと堰堤を巻くことの繰り返しだが、沢が大きく曲がったところで、3mの滝が現れる。前回は滝身の右を登ったが、悪かった記憶があったので今回は左岸のクラックから。

次の2段8mはなかなか迫力がある。ロープを出し、去年と同じく滝身の左側を登る。釜が深いのでプレッシャーは少ない。

sibutaki2段8m

4m斜瀑?も去年と同じく右側のボルダーから突破。

いくつか滝を越えるとあっという間に核心の3m滝(他の記録では「左岸ハング」呼ばれている)に到着。去年まであったはずの左岸の残置スリングが無い(ボルトの頭だけ残っている)。とりあえずそこから登ってみるが、とてもムリ。滝の直登も試したが、水流強すぎ。メガネが吹っ飛ばされそうだ。コンタクト作っとけばよかった~。結局は左岸のさらに右の壁を一段登ってそこから左に落口までトラバースした。

この3m滝を抜けたところで、10人程のパーティに出会った。ガイドらしき方がハンガーボルトで支点を作ってロープで確保しながらメンバーをウォータースライダーの要領で降ろしている。これがキャニオニングかー、初めて見た。

渋川には沢ではあまり見ないような新しいハンガーボルトがたくさん打ってあるなあと去年から不思議に思っていたのだが、なるほどこれは登攀用ではなく、キャニオニング用だったのか。

そのあと、ちょっとした滝を登ったりちょっとしたゴルジュを泳げば、終了点の橋に到着。下山は林道で一瞬だった。

愛郷の森で、名物?のジェラートを食べて帰宅。

 

2015.09.17

お疲れ様です。吉川です。

文章だけスマホ上で書いておきながら、なかなかアップしておりませんでした。もう別にいいかなとも思いましたが、せっかく文章を作ったので、アップさせてください。

というわけであまりにも前ですが7月の三連休に小川山に行きました。

森さんと予定していた初日の烏帽子岩左稜線は、残念ながら雨で潰れてしまいましたが、残りの二日間はフリー、マルチなどで楽しめました。
以下、わりと個人的な報告になりますが、ご了承ください。

7/18
雨予報だったが、可能性を信じて朝4時に愛知を出発。長坂ICではやんでいた雨も、結局川上村では当然のように降っていた。
廻り目平キャンプ場に着いてからもやむ様子が無いため、ロープワーク等をして時間を潰す。烏帽子岩左稜線は諦めるしかないだろう…
今回は日本山岳会東海支部青年部の方々や学生さん、岐阜登高会の方々などと合同でキャンプだったのだが、一部金峰山に登りに行った方々以外は諦めムードで、ビールを飲み始める方もいた。
それでも僕は、一縷の望みにかけて酒は我慢していた。
14時頃になり、ついに雨が止んだ。おお神よ。さっそくアプローチが楽で濡れてても登れそうなフェニックスの大岩へ妻と学生さん数人とで向かった。
トポが無いのでよくわからないが、簡単そうなルートを3本ほど、クライミングができる喜びを噛み締めながら登った。どれも5.7~5.8程度かと思うが、濡れているので登れただけでも充分だ。
今回、外岩クライミングが初めての学生さんもいたのでトップロープで登ってもらい、ビレイもやってもらった。
フェニックスの大岩は、アプローチが良く、簡単でボルト間隔が狭いルートもあるので、外クライミング初心者の練習には最適かと思う。

夜はビールなどを飲み、みんなでクライミング談義等で盛り上がった。

7/19
昨夜の打合せで、この日は妻と学生のYちゃんと3人で屋根岩2峰のセレクションに行くことになっていた。セレクションは以前から興味があったので、楽しみだ。
キャンプ場を6:30発。アプローチの途中で有名な「不可能スラブ」を見学。段クラスのスラブがいかに凄まじいものなのかがよく分かった。
多少迷ったものの、そんなに時間はかからず取付きに到着。すでに何パーティも登っており、順番待ちも3パーティ程いた。休憩がてらゆっくり準備して、登攀を始められたのは8時を回った頃だった。
1P目 吉川妻
短いハンド~フィストのクラック。妻はなかなか苦戦していた。僕はフォローで登ったが、想像より難しかった。

IMG_1324
2P目 僕
スラブ。少し怖いが落ち着いて登ればOK。
3P目 僕
バンドのトラバースからチムニー。
4P目 僕
出だしのクラックから出るところが難しく感じた。そのあとにワイドクラック。

IMG_1330
5P目 僕
横向きのクラックをトラバース。かっこ悪いムーブになるが、面白いピッチ。最後はほふく前進。
6P目 僕
Y字型のクラック。分岐からは左のクラックを登った。全ピッチの中で、一番難しいと思う。
終了点からは屋根岩3峰を登っているクライマーがよく見える。
ロープアップの際、ロープが引っかかってしまったのだが、終了点からビレイヤーに声が届かなくて苦労した。短いピッチなのに不思議である。

終了点で休憩したあと、反対側から右側をトラバースして下山した。

キャンプ場に戻ったのが13時頃。早戸さんに電話すると、スラブ状岩壁左岩壁にいるとのことだったので、僕たちもそちらへ向かった。

僕たちがスラブ状岩壁左岩壁に着くと、ちょうど早戸さんが「水曜日のシンデレラ5.11a」をオンサイトしたところだった。早戸さん曰く、「個人的には4つ星ルートで、超オススメ」とのことだったので、僕もトライすることにした。
一便目では核心?でパンプしてテンション。時間も押してたので、もうやらないつもりだったが、周りの方々の後押しもあって、二便目でRPできた。
外岩のイレブンはハタチの頃に2本程登ったのが最後なので、実に約6年振りのイレブンでした。皆様ありがとうございました。
「水曜日のシンデレラ」はロープスケールで30m(今回は60mロープで登った)ほどだが特別難しいムーブや悪いホールドなどは出てこないので、長さと怖いトラバースに耐えれば戦えるルートだった。

夜は昨夜に続き宴会。BBQや焼きそばが最高に美味しかった。

7/20
僕はこの日、行ったことの無いマラ岩周辺に行ってみた。早戸さんはバナナクラックを触りに行ったようだ。

あわよくば、カサブランカや卒業試験なども登ってみたかったが、案の定人でいっぱいだった。
というわけで以下の二本をやった。

川上小唄5.8
スラブかと思いきや、持つところはたくさんある。終了点からの景色はものすごい。かつて、キムタクも登ったらしい。
ホリデー5.9+
特に前半が怖い。途中のスラブの箇所でRCCボルトを踏んで登ってしまった。2便目以降はやらなかったのでRPならず。

こんな感じの連休でした。山では天気が悪かったようでしたが、こちらではいろんなことをやれたので幸せでした。また、やる気や根性にあふれた熱い学生の方々からは強い刺激を受けました。
最後に、今回キャンプ等の段取りを準備してくださった皆様、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

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