愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

愛知県名古屋市の山岳会 千種アルパインクラブ

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2019.09.23

1皮です
満月の日に、ウサギの餅つきを見ようと
兎洞(うさぎぼら)~兎岳に1人で行ってきましたが
夕方から翌朝までは曇り空で
お月さまは望めませんでした

【14日】芝沢ゲート(700m)5:20―兎洞出合巨大堰堤上6:00―9:00二俣(1160m)―12:00上の二俣(1570m)―14:00 1750m地点Uターンー上の二俣―14:30兎大滝―16:30 1900mビバーク地点
【15日】ビバーク地点5:20―8:20立俣尾根上―10:20兎岳(2818m)10:45―12:10聖岳(3013m)12:20―17:50芝沢ゲート

【14日】
3連休の初日ということもあり
真っ暗なうちに到着したのに芝沢ゲート前の駐車場はすでに車でいっぱい
少し戻って路肩に駐車し出発する

昨年の台風で林道は崩れており
2カ所で山側を迂回する道が造られている
すぐに弁天岩の所にある橋に到着
目の前の沢が兎洞の出合のはずだが
地形図にはない巨大な堰堤が立ちふさがっている
堰堤には左右に階段が付けられ、右岸側の階段で乗り越した
堰堤の上流部はしばらく河原が続く
水際を歩いて行くが
巨岩で通るのが面倒なところは一段上がったところを歩く
ところどころ、踏み跡らしきものがある

堰堤もう1基と取水口を越え、さらに河原歩き
頭上に通る林道の橋をくぐり
左岸の林道が見えなくなったらやっと深山の雰囲気になる
二俣を右に行くと、すぐにまた堰堤
その上流部には、木と木の間をロープが通されスリッパが干してあった
釣り人のものだろうか
すぐ上流の右岸には直径3mはあろうかというカツラの巨木があった
左岸にはすだれ状のきれいな滝が出てくるが、本流上は滝が全くない
地形図にははるか下(1200m)ぐらいから
ゴルジュを示すゲジゲジマークが続いているのだが、、、

流れが北向きに変わったら、滝が出始めた
3つの滝をシャワーを浴びて登る

地形図を見ると、またすぐに東向きに流れが曲がるはずだが
上流を見るとずっと北向きだ
これはおかしいと直感
どうも気づかぬまま奥の二俣(1570m)を越し
本流(右俣)ではなく左俣に入ってしまったようだ
せっかく登ったのにと、思いながら滝を微妙なクライムダウン
奥の二俣まで戻った。2時間のロス

あらためて本流を進むとまもなく大きな滝が前方を遮った
兎大滝という2段の滝だろう
水量は多く、右側は巨大なチョックストーンがはまっており
とてもじゃないが登れそうじゃない
両岸とも立っており、巻くために少し戻って樹林帯に突入
人があまり入らない沢と見えて
踏み跡は全くなかった
巻きからは2段の上の滝も見えた
壁が出てくる度に上へ上へと巻き上げられ
かなり上から大滝上流の支流に下り本流へと戻った

奥の二俣で2時間ロスしたため、
そろそろビバーク地点を探さなければならないが
両岸が迫っており適地がない
その上のいくつかの滝を越すと
流れの少し横にわずかな平坦地を見つけたので
ここで寝ることにした
鉄砲水が来れば流されてしまうが
今日は天候が安定しているから大丈夫でしょうということで
ここからはドコモの電波がキャッチできたが、ソフトバンクはバツだった
今回の山行の目的でもある満月は
夕方から霧が出て見えずに終わった
夜はシュラフカバーだけでは少し寒かった

【15日】
2日目も標高差はまだまだあるので明るくなると同時にスタート
最初に滝を越すと、右岸が崩壊していて沢はガレで埋まっていた
さらに上の滝をシャワーを浴びながら越え
トリカブトが咲き乱れる斜面に出た
あとは顕著な滝はあまりなく
立俣尾根に上がった
兎洞は名前こそ厳しそうだが易老沢よりは簡単で
大きな滝を登らない限りガチャ類は必要ないかも
ロープ、ガチャ、まわしをもちろん持ってきたが
ビバークの時に枕として使っただけだった

ここからは獣道に沿って尾根を上がる
何カ所か激しいハイマツの藪こぎとなり
兎岳まで2時間以上かかった
他に顕著な獣道が立俣尾根コルからほぼ等高線沿いに北斜面に回り込んでいたので
そちらから兎岳北方の縦走路にトラバースした方が良かったかも

稜線上は灼熱&人の波(大げさか)
兎岳から聖岳まで200m下がって400m登り
そこから駐車場まで2300m下って、8キロほどの林道歩き
肩も脚もガタガタになった

【追記】
沢の途中で墜落機のものと思われる残骸があり、中にはこんなものも

エンジンの部品、コンデンサのようなものなど多数
コックピットにあったと思われるスイッチの部品には
GE製と書かれた銘板があり
墜落機は米軍機の可能性があるのかも

試しに機関銃の部品を持ってみたら重さは30キロぐらいだろうか
沢のどの辺りに落ちているのかは書かないが
もし持って帰った場合
金属製の弾が発射できる状態と判断されれば
所持、譲渡とも懲役3年以下の銃刀法違反の罪に問われる恐れがあるので
気を付けて

2019.08.15

今回二年越しの計画、後立山連峰縦走に行ってきました
幸い4日間天気に恵まれ全行程を完歩できました
時間経過はデジカメの記録からと思っていましたが、設定が出来てなくて詳細は報告できません
出発時間と到着時間ぐらい書いておきます

8月10日
千種駅より始発のしなの1号で信濃大町到着、すぐに扇沢行きのバスがありそれに乗車
AM11時頃扇沢到着
針ノ木大雪渓登山口にある登山指導センターに計画書を提出
AM11:30歩き出す
雪渓上は少し寒いかなと思ったが、とても暑くかなりの汗
PM4時針ノ木小屋に到着、小屋にテント泊の申請をしたが、この時点でテン場は満杯
ビバーグしてくださいと言われ、水を購入後テン場を探した。
比較的小屋の近くに見つけ設営、今回もストッククシェルターを使用したが、居住性の悪さと
結露で嫌になる

 

 

 

 

8月11日
AM1時起床、2時出発
満点の星空で今日の晴天が約束されたよう
暗いうちに最初のピーク針ノ木岳に到着、この後スバリ岳、赤沢岳と比較的アップダウンの少ない
稜線をゆく、鳴沢岳手前で朝を向かえる
爺ガ岳をスルーして冷池山荘到着、ここでカップ麺と水を購入、鹿島槍に向かう
今までの山と違いやはり百名山の鹿島槍ヶ岳でかい
キレット小屋で宿泊を聞いてみるもやはり満杯、五竜山荘を目指す
PM6時五竜山荘到着、テント泊の受付をするもここも満杯、当然宿泊も満杯
シュラフとマットを持参するからとお願いして正規料金で入ることができた
場所は自炊場の土間、他の登山者は同じ料金で布団付き、少し納得がいかなかったが仕方がない
夜半に雨と雷、1時間ほどでやんでしまう
この後、明日の天気が心配なのか多くの登山者が、ガラガラと扉を開けて出入り
明け方まで続きあまり寝られなかった
同じ料金です

 

 

 

 

8月12日
AM4時起床、この時点で計画の無謀さと実力のなさを実感、計画を諦めかけ、ゆっくりと起きて5時出発
唐松岳から八方尾根を下山か白馬岳から下山と考えていたが、キレット小屋で知り合った韓国人登山者と
天狗山荘で話していたら欲が出てきた
夜間行動ができれば親不知まで行けると思えるようになってきた
不帰を越えたら山容が変わってきた
白馬大雪渓が見えたところで、長谷川くんを思い手を合わせた
白馬山荘は下から見るとほとんど要塞、800名宿泊可能とのこと
雪倉岳を越えたあたりで日没 日本海に沈む夕日が綺麗だった
赤男山近くの水場で3リットル程給水し朝日岳に到着、白馬から朝日岳も遠かった
吹上のコルで遅い夕食 誰もいない真っ暗なベンチでの食事、7年前の船窪岳に行った時を思い出す
黒岩山を越えていよいよ栂海新道に入る
眺望のない真っ暗な道、栂海山荘で明るくなってきた 遠くに白鳥山が見える、遠い
白鳥山を越えても相変わらずアップダウンの続く長い道のり、流石に疲れてきた
後立山連峰最後のピーク入道山を越えると日本海まで長い下り
3000メートルから海抜0メートルはとても長かった
8月13日PM3時日本海到着

 

 

 

 

反省点
妻との緊急時の対応の打ち合わせが出来てなく、西村代表をはじめ千種の皆様にご心配とご迷惑をおかけしました
まだ話はできていませんが、やはり下山予定日を過ぎてから連絡をする等
これに関連して、朝日小屋で泊まることになっていいたが、時間がなく朝日小屋をパス
冒頭スケジュール通り完了と書いたが実際は変更があった

キャンピングギアとしてストックシェルターを使用したが使いにくさを改めて認識
同じくヘリテージのクロスオーバードームが良いと思う

食料に関して手付かずの食品を持ち帰った
一回の食事でどれだけ摂取するか、再度検討の余地がある
行動食も同じで持ち帰っている
空腹時でも昔から言われているチョコレートを食べるとある程度行動できた
しかし持続時間があまりなくやはりナッツとの併用が良い
今回ナッツとチョコは持参したが暑さで溶けてしまい、携行の仕方が悪く食べられなかった
パワージェルのようなサプリメント食品とナッツとの組み合わせも良いか
ジェットボイルを持参したが、重量の面と大きさで他のクッカーとストーブも再検討
ショルダーストラップにボトルホルダーを取り付け給水したが、ザックを担ぐ際には
ストレスを感じた
あるセクションでは頻繁にストックを使ったり使わなかったりで、その都度ザックに取り付け
これもストレスを感じた
トランスジャパンの選手がするようにショルダーストラップに取り付けるようにする

2019.06.09

早戸です。

御嶽山に初めて訪れたのは小学生のときだったと思う。父親は登山が趣味だというわけではなかったので装備もなくノリで行って逃げ帰った。
その後登山を初めてから何度か来る機会はあったものの頂上には至っていない。

今回は雨予報だったので人は少ないかと思いきや、登山口にはたくさんの登山客。
中には法螺貝を吹きながら登る者もいた。
珍しいものを見た気になったが、いささか吹きすぎではと思った。

私は雨のなか登山することは少ないが今回はひとりだったからか中々楽しくて気に入った。

今回は濁河登山口から飛騨山頂を経由し摩利支天山に行き、剣ヶ峯火口付近の立ち入り禁止区域を避けて賽の河原からトラバースし、継母岳まで。

継母岳のコルは展望良く、いい夜だった。

翌朝は天気悪く、早々に下山した。

気になる場所もあるのでまた行きたいと思う。

2019.01.18

空木岳から南駒ケ岳にかけての稜線が明るくなってきた。明けの明星がきれい

1皮です
中アを歩いてきました
2300m以上は雪がそれなりにありました
【5日】伊奈川ダム下ゲート6:15~16;30東川岳南西尾根2550m地点
【6日】東川岳南西尾根2550m地点5:50~7:00東川岳~9:40空木岳~12:00南駒ケ岳~17:00伊奈川ダム下ゲート

【5日】
駐車場には他の車はいない
9キロの林道は、足が痛くならないようにゆっくり歩く
昨年秋の台風による林道崩壊箇所は少しだけ修復されていた
兎平から山道に入ると、雪が少ないのが分かる
東川を渡る吊り橋が壊れており(これも台風の仕業だろう)
少し上流に河原を歩いた所から右岸から左岸に渡った
水流がそれなりにあり、渡れそうな所は少なかった
2300mぐらいから膝ラッセル
北西風が強く、視界も悪くなってきた
2389m地点から木曽殿山荘へのトラバース道(夏道)に入るが
腰ラッセルとなりカメの歩みを続けるうちに夏道を見失った
そのまま樹林帯を強引にトラバースしていくものの
雪崩れそうな嫌なルンゼが出てきたため
東川岳から南西方向に伸びる尾根に上がることを決断
2550m付近で尾根に出た
ちょうど森林限界付近で、尾根上には高さ10m位の岩があった
この岩は南駒ケ岳からもよく見えた
尾根上は風が強いため、数十m南に下がった斜面の雪を削ってテン場とした
テントに入った時には真っ暗になっていた
今日は誰にも会わなかった

【6日】
まだ暗いうちに出発
尾根上の岩場を左から抜け森林限界を越えるが
ハイマツの上に積もった雪は柔らかく
膝から太ももまでズボズボはまる
空が明るくなってきたころ、東川岳の頂上についた

木曽殿山荘まで標高差180mを駆け下り空木岳へ
この辺りは風が強いらしく、雪の表面はクラストして歩きやすくなった
いくつもの岩のピークを越え、空木岳頂上

伊奈谷側から登ってきた4人組と一緒になり、写真を撮ってあげた
天気は快晴
計画は越百山までだが、時間的な心配があり、とりあえず南駒まで行くことにする
南駒まではいくつもピークがあるが
西側斜面をずっとトラバースするように歩いたので楽だった
氷になっているところもあり気をつけた
南駒頂上ではや正午

越百まで行くのはやめ、西尾根(夏道)を下りる
途中、膝程度の柔らかい雪の斜面をトラバース気味に下りるところがあり
風もなくて太陽の暑さがじりじりくる感じで、雪崩れないか肝を冷やした
岩の尾根から懸垂すれば良かった
2411mピークまでずっと膝ラッセルで下りなのにヘロヘロに
そこからは、たぶん正月の入山者のものであろうトレースが出てきて助かった
登山道から林道に下りる箇所は台風のせいで崩壊していて面倒くさかった
ちょうど暗くなるころに車に着いた

2019.01.09

槍平からラッセルと続けると、やっと大喰岳西尾根が見えてきた

1皮です
西村代表と南岳西尾根を目的に行きましたが
きつい寒波のため取り付かず、ハイキングで終わりました

【12月29日】新穂高7:00-13:30槍平
【30日】槍平6:30-10:00大喰岳西尾根取り付き-槍平-15:30新穂高

強い冬型の天気のため、入山者は自分たち以外いないのではないかと思ったが
中崎尾根と涸沢岳西尾根がそれぞれ4~5Pぐらいいた
南岳は自分たちだけで、ラッセルが思いやられる
林道には前日入山らしいトレースがあるものの
雪が降り続いていて白出までも案外時間がかかった
滝谷出合からは足首からすね程度のラッセル、槍平手前はひざラッセルだった
槍平は強風が渦巻いており中崎尾根の下部が見える程度の視界しかない
寒いのでとりあえず避難小屋の中に入った
この日は西尾根の2300mほどまでの予定だが
新雪が平坦地で40~50センチほどあり
すでに時間は午後1時半
標高差100mラッセルするのに1時間はかかるだろうから
明るいうちに到達するのは難しいとして今日取り付くのはあきらめ
偵察に行くことにした
小屋の東側から南沢方面にラッセルし始めると
ひざから太ももの雪、時々腰まで潜る
ためしに、目の前の中岳西尾根の斜面を登ってみると胸ラッセルだった
この段階で
「3日間しかないわれわれに登り切るのは難しい」と西尾根敗退を決めた

テントを張らなければならないが「小屋内は幕営禁止」と書かれており
「自分たちのテントで避難小屋を占拠してしまい、こんな暴風雪の日の夕方や夜に遭難寸前で到着した登山者が入れなかったら困るだろう」という西村代表の発案で槍平小屋の東側に設営した
風が来ない場所で、それなりに快適だった
張り紙にはお構いなしに小屋内でテントを張ったパーティーが複数いた

翌日も強風と雪
でも午後には晴れ間が出るという予報だったので
行けるところまで行こうと、大喰岳西尾根に向かった
小屋からトレースは全くなく、2人が交代で膝から太ももラッセルを続ける
時々、飛騨沢方面からの強風に襲われ、めちゃくちゃ寒い
気温は氷点下18度にも下がっている
大喰岳西尾根取り付きまで来ると、やっとクラストした斜面が出てきたが
すでに時間は午前10時過ぎで、稜線まで往復する時間はないと判断
Uターンして槍平でテントを撤収し、そのまま新穂高に下山した
穂高平で青空と槍穂の稜線が見え、翌日の好天を予想させた
われわれの実力不足ということで、特に悔しいという気持ちも浮かばない
昔はこの位の積雪が普通だったのだろうが
悪天だと短期間で南岳を登るのは難しいと痛感した

2018.12.10

西風が強い常念頂上 視界は2キロぐらいはあるが、もっと風の強い槍穂は雲の中

西風が強い常念頂上
視界は2キロぐらいはあるが、もっと風の強い槍穂は雲の中

1皮です
常念岳に登ってきました

この週末は寒波襲来と言われていましたが
University of WyomingのDepartment of Atmospheric Scienceのデータによると
7日に輪島上空5500mの寒気がマイナス22度程度で
寒気が北に偏っていたとみられることから
常念なら暴風雪にはならないだろうと見込んで入山

8日午後~9日朝は風雪でしたが、それ以外は青空ものぞく好天気
ただ、それまでの寡雪とも相まって
冬山登山がただのアイトレになってしまいました(なんだかなあ)

9日朝は新雪が20~30センチ積もり
頂上での気温はマイナス21度でした

【8日】三股林道ゲート6:30-13:30前常念岳避難小屋
【9日】小屋6:00-7:40頂上-8:30小屋-13:30三股林道ゲート

避難小屋が雪に埋もれていないことに驚き

避難小屋が雪に埋もれていないことに驚き

長上に向かう途中で、背後から朝日がかすかにのぞいた

長上に向かう途中で、背後から朝日がかすかにのぞいた

前常念から主稜線までの尾根から望む常念岳

前常念から主稜線までの尾根から望む常念岳

2018.12.09

吉川gです。

ありったけのロープをザックに詰めてボッカトレーニングに行きました。

場所:小秀山
メンバー:G、妻

雪はほぼ無かったですが、頂上付近の霧氷が美しかったです。

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夫婦滝は当然凍ってない

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乙女渓谷8:30→ニノ谷-山頂13:00-13:30→三ノ谷→乙女渓谷16:30

2018.12.02

吉川Gです。

12/1〜2で赤岩尾根から鹿島槍に登りました。

メンバー:犬飼、吉川K、G

今年はなかなか冬が本格的に来てくれない。行き先をギリギリまで悩んだがK君の後立方面はどうですか?という意見が決定打となり鹿島槍に行くことにしてみた。

12/1
スキー場にも道路にも全く雪が無い。
大谷原駐車場への道路は最後の1kmが冬季通行止めになっている。「雪崩により危険な為」との事だが、この雪の無さで雪崩の危険とはどういうことか。
歩き始めは7時過ぎ。
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空はガスで真っ白。そしてアラレかミゾレのような雪が降っている。歩き始めても林道には全く雪が無く、赤岩尾根取り付きの堰堤のトンネルをくぐって赤岩尾根を登り始めても全然無かった。どんなにゆっくり歩いても暑くて汗が噴き出る上に雪に濡れて不快感はMAXだ。暑くて寒い。最悪の状態。

それでも2000m付近の高千穂平あたりから急に雪が増え、足首ないしは膝ラッセルとなった。

しかも赤岩尾根の終盤にはナイフリッジなども出てきて、意外と苦労させられた。
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稜線に出ると雪と風がより強くなる。しかも視界が無いせいか、気づけば自然に爺ヶ岳方面に歩いていた。ヤバイヤバイ。
まあでもまだ12時過ぎだし、このまま爺ヶ岳でも登ってみるかということで、往復してみる事に。
しかし風は強まる一方。視界は無くなる一方。みるみる我々のトレースは消されていく。まつ毛も凍ってきて、鼻が凍傷にでもなりそうだ。
これはもう無理と、引返すことに。K君は割と余裕そうだったが…

吹雪の中、引き返し、そのまま冷池山荘へ。14:00着

12/2
昨日とは打って変わって快晴。風もほとんど無い。
鹿島槍までの縦走路は獣のトレースが縦横無尽に付けられている。6:30発。

鹿島槍までは特に危険な箇所は無い。激しい急登も無く、朝日に照らされて憎たらしいまでに美しい鹿島槍や剱岳を眺めながら快適に歩いた。
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8:30南峰着。北峰は今回は無し。
東尾根は上部は雪が付いているが、下部は藪っぽい。
五竜や八方尾根のスキー場付近も全く雪が無さそうだ。
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帰りはそのまま来た道を戻るだけ。
昨日は誰にも会わなかったが、この日は赤岩尾根で数人の登山者とすれ違った。
13:00駐車地着。

薬師の湯につかって帰宅。

2018.11.05

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1皮です
北穂まで日帰りアイゼントレーニングに行ってきました
ラッセルあり、クラストあり、岩ありで、いいアイトレになりました

釜トン(標高1315m)2:40―5:30本谷橋-6:50左俣出合―9:10カール-10:20A沢のコル-12:10頂上-17:40釜トン

釜トンから安房峠方面に上がったところに駐車
天の川も見える満天の星空の下、ママチャリで出発する
某所に駐輪。シャカシャカ歩き、本谷橋を渡らずにそのまま左岸を上流へ
夏ごろに横尾尾根から土砂崩れがあったらしく
以前あった踏み跡のほとんどは消えていた
不安定な砕石斜面をへつったり
濡れないように気をつけて流れを跳んだりして上がっていく
広々とした河原に出た辺り(1900m)で日の出
右俣と左俣の分岐点が見える

その辺りからすね程度の積雪があり、早々にアプローチシューズから冬靴にチェンジ
水流は意外にあり、氷で滑らないように気をつけながら上がっていく
ところによって積雪はひざまで
5年前の南岳アイトレ(http://chikusaalpineclub.com/blog/date/2013/11)と比べると亀の歩みで進む
右岸の氷瀑は前よりかなり凍っていた
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カール(2500m)まで来ると上空は雲に覆われ
北穂や南岳の頂上付近は強い西風が吹いて、ガスに覆われていた
5年前はカールから真西のコルに上がったが
今日は左にカーブし、A沢のコルへ
クラストした斜面を選んで進むが
時々ひざまで軟雪に埋まって骨が折れる
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振り返ると長谷川ピーク。雪がない

振り返ると長谷川ピーク。雪がない

巨大なトトロ(?)が目の前に

巨大なトトロ(?)が目の前に

A沢のコルは風が強いと思いきや
北西に位置する長谷川ピークに風を遮られてそれほどでもない
そこから岩尾根
北西風が強く、エビのしっぽが発達している
気温はマイナス3度ほどで寒くない
岩に書かれた夏道の○印がところどころ露出しているが
雪で隠れて分かりにくい場所は
右へ行ったり左へ戻ったりして登れそうな尾根を外さないようにした
途中、トトロの頭のような形をした巨大な岩があった

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尾根の東側に回り込むとひざ程度のラッセル
小屋が見えてからはバテバテで、20歩歩いては息を整えた
小屋は冬仕舞いの準備中だった
下りは北穂沢に十分な積雪があったので一直線にザクザク下った
河童橋付近は訪日外国人客が群れをなしていた

終わり

2018.10.16

吉川Gです。

三連休に休みをつけて友人達と台湾に行ってきました。
当初は沢登りをやりたいというような野望もあったのですが、情報が無さ過ぎて断念。
というわけで台湾最高峰の玉山に登ることにしました。

玉山に登るにはとにかく申請が煩雑です。
登る事よりもそちらが核心になります。
それに関しては以下にまとめてみました。

http://takuya1988.blog.fc2.com/blog-entry-139.html
なぜかリンクが貼れないので、興味がある方はコピペして見てください。

玉山登山は一泊二日で山荘泊まりが一般的です。
10/7 初日
駐車場にレンタカーを停めて、排雲登山服務中心と警察で入山手続きを済ませ、シャトルバスに乗って塔塔加の登山口へ。標高は2600m程度。

初日は山荘まで。4時間程かけて標高を800m上げる。
景色の変わらない緩やかな道をダラダラと登りつづける。緯度が低いので森林限界が非常に高い。山荘周辺は3400mもあるが、まだ森の中だ。
この日は排雲山荘に泊まるだけ。早く着いたので、周辺を散策しようと思ったが、ガスが出てて何も見えない。夕方からは雨が降ってきた。

10/8
朝1:50に起床。雨は降ってない。晴れている。そんなに急がなくてもコースタイム的には余裕なのだが、山荘の食事は2:00から。しかもレンタカーを返す時間を逆算するとこれくらいに出なければならない。

山頂までは急なガレ場。しかし危険を感じるほどでは無い。
入山制限がかかっているとはいえ、100人近くが登っているのでやはり混雑する。みんな日の出が目当てか。

山頂に着くのが速くなり過ぎそうだったので、山頂直下の風の避けられる屋根があるところで明るくなるまで待つ。流石に寒い。
他のパーティもここで待っていた。

5時過ぎになって、行動再開。その場所から山頂には20分程で着いた。
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3952m。山頂はやはり結構な混雑で、日の出を避けて登ればよかったと思った。
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並びに並んで標識の前で写真を撮り、早めに下山した。モタモタしてるとまた混雑しそうだった。

あとはひたすら来た道を戻って下山完了。帰りはシャトルバスが来てなかったので、登山口から駐車場まで歩いた。30分程度だったか。

この日は台北まで行って夜市を観光。夜中まで飲んで24時間行動となった。
20代最後の登山。思い出深いものとなった。

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