愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2019.09.11

吉川Gです。

妻と石徹白の沢に行きました。

初河谷遡行〜倉谷下降
7日
初河谷駐車場10:00〜八反滝11:00〜巻終わり13:00〜幕営地16:00
8日
出発5:50〜ナメ鑑賞7:00-8:00〜尾根上9:00〜倉谷本流10:30〜車道13:30〜駐車場14:00


初河谷駐車場は妙に傾斜がある。ここから遊歩道を歩き、不明瞭になったあたりから入渓


いきなり核心の八反滝。
かなり戻って左岸から大高巻き1時間半。


次の滝。右岸高巻き。小一時間


三番目の滝。右岸巻き

この辺で1日目終了。


四番目の滝。水流左を直登。沢登りらしくなってきた。


五番目の滝。水流右を直登。


5個目の滝を越えると素晴らしいナメ。


6番目の滝。1400m付近。右岸のガリーから巻く。途中支流を横断するが、この支流を登って初河山の尾根を越す。
ただし、この先にも見たい光景があるので一旦この支流をスルーして初河谷に戻る。


苔のナメ。これも必見。


戻って尾根越え。
支流を遡って最後は少し藪漕ぎ。稜線から反対側に降りるところも少し藪漕ぎだが、谷まで降りれば藪は無い。


倉谷に降りると岩質が変わる。
基本は単調な河原歩き。懸垂などをする箇所は無かった。


最後は堰堤がたくさん出てくる。
地形図上で右岸側に一条線の道が出てくるあたりから確かに道が出てくるので、それを降って終了。

車道に出たら30分程度で駐車場に戻れる。

2019.09.04

吉川Gです。

ネット上で記録が無い沢に行ってきました。
地質図を見ると、舟伏山一帯は石灰岩で構成されており、石灰岩ならではの面白い地形が見られるのでは?と期待して遡行に臨んだのですが……


入渓


石灰岩


一番立派だった滝


石灰岩の露頭


wさんとフズリナの化石かな?と話していた石。そうであれば古生代の石だと分かる。


wさんは鍾乳洞が無いか探していた


トイ状滝


奥の断層も見たかったが、最後は土砂に埋まって何も確認できなかった。
最後の方は沢要素もない、魚もいない、植林でもなさそう、露頭もない。人が来る理由がない。

下山は同ルート下降。
ヒルの猛攻に遭ってしまった。

沢登りというより、地質調査でしょうか。

2019.08.28

夏休み中の吉川Kです。

だんだんと見ると憂鬱になるような日付になってきました。
アルプスに行けなくなり、せっかくの平日休みがもったいないなと思ってるところに、地元の同級生が「沢をやってみたい」と申し出てきたので、
行ってみたかった神崎川本流に一緒に行ってきました。

メンバー
吉川K、友人Nくん

行程
9:40 神崎橋
10:40 取水堰堤
11:10 S字ゴルジュ
12:25 白滝谷出合
13:15 30m廊下
13:45 天狗滝
14:20 ニ条斜瀑(遡行終了)
17:40 神崎橋

中学時代、共に野球部で白球を追いかけた同級生のNくん。休日出勤の振替休暇の消化にお盆明けのこの時期にまとまった休みをもらったとのこと。

4日ほど前まではアメリカで1ヶ月働いていたらしい。

沢に行きたいとの連絡を受けて、前日夜に久々の再会をして近くの「フィッシング遊」へフェルトの靴を買いに行った。
とりあえず靴だけでもそれっぽいものをと思って行き、SHIMANOの渓流釣り用を買わせたが、1万円近くして結局mont-bellのサワークルーザーの方が安かったという結果になった。

まぁ、フェルトもしっかりした感じだったし、釣りもしたいとか言ってたし、無駄な買い物ではなかっただろう。

そのあとは地元でのんで翌日のための燃料補給。

翌日。
燃料補給をしすぎたか、Nくん盛大な寝坊。

少し歩きだしが遅れたが、おかげで灼熱の林道を歩くことになり、入渓の喜びもひとしおとなった。

宇賀渓を超えて421号を走り続けると石榑トンネルが鈴鹿山脈を貫く。
トンネルを越えてしばらく下ると池田キャンプ場が見えてきて、神崎川にかかる神崎橋へ着く。

神崎川は滋賀県川なのでアプローチが遠いのかと思っていたが石榑トンネルのおかげですぐだった。

準備を整えて、取水堰堤までは45分ほどの林道歩き。

今回は靴だけはNくんに買ってもらい、あとは僕の装備を貸した。メットはチャリ用。

曇り予報だったが日向では強い日差しが降り注ぎ汗だくの林道歩きとなった。

アメリカはどこでも冷房がガンガンらしく、そんな環境にずっといたからと、日本の日差しがNくんにはこたえているようだった。

取水堰堤について堰堤を越えようとハシゴを登るが、ねずみ返しみたいに措置されていてグレードが高かった。
僕の中では最初の核心だった。Nくんも少し不安のようだったので上からザックを掴んで登った。

帰りはここを下るのは怖いので堰堤右岸をヤブこぎして巻いた。

さて、堰堤をこえ、ようやく遡行開始

しばらくゴーロだが、まもなく豪快な瀑流

「巻く」とか「へつる」といったことを教えながら左岸を巻いた。
釜がすごく深いが、底まで透き通る緑色はこの先の美渓を約束してくれているようだった。

やがて広い釜を持った小滝。
ここで初の泳ぎ。Nくんは泳ぎが苦手なようだが先行して泳ぎ、左岸に取り付いて滝上に登っていった。

ここを過ぎると大岩にあたり、水流がS字を描いて流れる。
流れが速いが、水流を見極めて泳いだり岩にしがみついたりしながら突破。

巻くこともできそうだった。

S字ゴルジュ

ツメカリ谷出合を過ぎると川幅が広がりゴーロ

このあたりから白滝谷出合まではずっとこんな感じで中だるみ。帰りもここは長いし、あんまり楽しくない。

Nくんも泳ぎに力を費やし、ちょいとお疲れ模様

白滝谷出合で中学時代の話なんかをしながらカップ麺を食べて休んだ。

白滝谷出合からはまたアトラクションが多め。

まずは30mほどの廊下の泳ぎ。

平泳ぎで先に行き、Nくんを待った。
ゴーグルをつけ水流に逆らうNくんだが、廊下中盤まできてタレた。

壁で一休みしてもうひと泳ぎ。
ここの泳ぎはかなり辛かった様子。

さっきの河原とは一変してまたゴルジュ帯へ渓相が変わってくると右手に下谷尻谷出合が。この谷もゴルジュとその奥に滝を従えて、なかなかの威圧感を放っていた。

大きな岩の間の淵を泳ぐと突如現れたのが
神崎川最大の核心、天狗滝

右岸から一般道にのって高巻きできるようで、右岸の上の方から滝見のための踏み跡とトラロープがあった。

ここは巻かずトライ。

遠くから見るに、水流が飛んでいる裏側に入れさえすれば右上に向かって階段状になっていそう。
水流裏側に入るまでの泳ぎが核心となりそうだった。

Nくんが果敢にトライするが、あと4〜5mのところで水圧に負けて流されてきた。

僕はまず滝壺を左岸(右側)に泳ぎ壁側へ。そこから壁づたいに行けるかと思いきやなかなかの水圧。

突っ込んで泳ぐが大量に水を飲み流された。

2人ともそんなトライを3回ほどして諦めた。
結局巻き。

巻きは若干悪い。

落ち口から見ると、水流裏の階段はなんとも簡単そうで、登るの楽しそう。
悔しい。

時間的にもヒロ沢出合までは行かなくてもいーかなと思いながら進むと二条の滝。

右側はスライダー
左は水流が多めの飛瀑

ここの左を登って右をスライダーして終わりにしようと話し、左の滝に取り付く。

しかし思ったより手がかりがなく登れなかった。

仕方なく左手の簡単なところを登った。

スライダーから始まり復路スタート。

天狗滝は登りで負けたので帰りは男気で滝壺ダイブ。

あとは流されたり、長めのゴーロに飽きたりしながら沢の中を帰った。

鈴鹿屈指の美渓、神崎川。
ハイシーズンの土日は人が多くてワンダーランドらしいが、そんな沢に静かな平日に来れたのはよかった。(それでもキャニオニングツアーみたいな一団と途中すれ違ったが)
休みが合って、一緒に来てくれたNくんにも感謝している。

Nくんは疲れたようだが、かなり満足した様子でよかった。

最近僕のSNS投稿を見て、沢登りをしたいという友人がたくさんいる。

僕も経験が浅いのでいろんなところに連れて行けるわけではないが、
沢の楽しさをなるべく多くの人に知ってもらえたら嬉しい。

帰りはアクアイグニス。

僕が来るときはのれんの左岸(右側)がいつも男湯である。何度も来てるが必ず左岸(右側)が男湯だが、

Nくんが前に来たときは逆だったらしい。

右岸の湯にも浸かってみたい。
全然変わらないらしいけど。

では。

2019.08.20

夏休み中の吉川Kです。

この夏休みの平日休みを生かし、お盆明けの今週にソロ北鎌〜西穂縦走を考えていたのですが、急に太平洋高気圧がやる気をなくし天気が不安定となったので、計画を取りやめ鈴鹿の沢に行くことにしました。

三重県側の沢で1人で行けそうなところを探していると見つけたのが小岐須渓谷。

御幣川(おんべがわ)の上流部のそこは「屏風岩」などのゴルジュ帯が素晴らしいと知り決めました。

本流で終わると早く終わりすぎるっぽかったので、地図を見ると上流に派生するいくつかの沢があり、そのうちの1つに、入道ヶ岳山頂へと向かう「池ヶ谷」を見つけたので継続で遡行することにしました。

9:30 小岐須渓谷山の家
9:55 一ノ谷出合い
10:10 屏風岩
10:45 池ヶ谷出合
11:05 CS10m滝
12:15 入道ヶ岳
13:45 小岐須渓谷山の家

小岐須渓谷に来るのは2回目。

昨年春に、野登山〜宮指路岳をトレランしに来た。その時にも屏風岩に立ち寄り、つり橋からそのゴルジュを眺めた記憶があった。

このあたりは「例のアイツ」が多いと聞くので衣服に隙間を作らないようにして準備を整える。

野登山方面の登山口から1分もせず入渓
橋が架かっていたであろう跡がある。(昨年もすでに橋はなかった)

すぐに淵が現れいきなりのちょい泳ぎから。

今回は水量も多いわけではないし、寒くないので、なるべく巻かずにどんな場所でも滝壺を泳いで滝芯を登るようにした。

やがて2条の滝
川底に足はついた。

ここを超えると堰堤2連続。

一旦左岸の林道に出て巻く。

テキトーなところから本流に合流して河原歩き。

河原から一ノ谷出合が見えてきた。
この先にも壮観なゴルジュや変わった滝があるそうだが、今回はパス。

しばし行くと、小岐須渓谷の代名詞「屏風岩」

下から見るとまた違った壮大さがあった。

地球の歴史みたいなものを感じた。

小岐須渓谷の中には大理石みたいな真っ白な綺麗な岩がたくさんあった。岩の種類について全然詳しくないので分からないけど、(石灰岩?)このあたり特有の岩なのかな?

屏風岩のゴルジュを抜けると仙ヶ岳出合

右側の本流にはまだ壮観なゴルジュが続いている。


これもちゃんと滝芯を登って。

3つ目の大堰堤出現。
堰堤すぐ下左岸から巻く。ちょっと悪かった。

そのあとはゴーロ。

池ヶ谷出合を一旦過ぎて、本流遡行の終点の大石橋まで行って林道にのり、林道を少し戻って池ヶ谷へ入った。

池ヶ谷は小岐須渓谷本流と比べると、というか、その他今まで行った沢と比べても暗い感じがした。
岩は黒々としているし、なんとなく(日が当たってないせいか?)水もきれいじゃなかった。

池ヶ谷は堰堤超えから始まる。
どっちからでも簡単に巻けそうだった。

最初は6m。
左から。

暗いけど、登れる小滝が小出しに出てくる感じで割と楽しい。

廊下が狭く切れ込んできたあたりで10mの大滝。

あわよくばと思って近くまで行ったけど、流石にフリーソロでは無理。
どなたかご一緒した時はトライしてみたいです。

ここを超えると登山道が横切る。

大きなCSのトンネルをくぐる。

大きなイベントはここまでだが、その後も2〜6mの連瀑が続いて飽きがこないように配置されている。

上流部から登山道が並行するようになると流石に渓相もしょぼくなった。
沢が枯れる手前に源頭を見つけて、手ですくって喉を潤した。

せっかくなのでもう少し詰めると草原に出た。

入道ヶ岳山頂。
よく来た山頂もこういうルートでソロで来ると達成感というか感慨深いものがある。
雨は降ってなかった。

おにぎりを食べて池ヶ谷コースの登山道を下る。

「例のアイツ」に取り憑かれたくなかったのでノーレストで駆け足で下った。
まぁまぁワイルドな登山道だった。

途中一度立ち止まると、「例のアイツ」の気配。
指先に違和感。

ヤツだ。

振り払いその場を退散。

いやはや数秒停滞しただけで取り憑いてくるとは、、

やはり立ち止まってはいけないと、林道までさらにピッチを上げて走り抜けた。

駐車場に着いて全身くまなくチェック。

幸いにも献血はなかったが
一匹ネオプレンソックスで踊ってるのがいた。

いつも思うが、本当にどっから入ってくるんだろう。

鈴鹿は近くて、沢も豊富でいいですが、
例のアイツだけが厄介です。

あと、今回はアブ?もずっと着いてきてうっとおしかったなぁ。

まぁそれが自然と遊ぶってことですかね。

カエルやカモシカにも会えました。

山に遊んでもらっている以上、手荒くてもどんな歓迎も受け入れなければいけませんね。

では。

2019.08.19

ごきげんよう.犬飼です.

台風のあとでしたので、
ゆるめの沢を歩いてまいりました.

「川上岳」と書いて「かおれだけ」と読むようです。
とくに難しいところはないうえ、明るく気持ちのいい沢でした。
藪漕ぎらしい藪漕ぎもなく、ハイキング気分で行くことができます。

日程: 2019/8/18
メンバー: 吉川Gさん,犬飼
天気: 晴れ
タイム:9:00山之口登山口~最初の丸太橋から入渓~12:30登山道に合流~13:30川上岳山頂~登山道より下山~16:00山之口登山口

2019.08.19

1皮です

笠ヶ岳穴毛谷七ノ沢に一人で行ってきました
沢登りというより
アルパイングレード3~4級ぐらいが続くフリークライミングルート
岩は固いので
晴れの日を狙って
デイパックひとつにクライミングシューズと昼飯を入れて
颯爽と登るのが楽しいかも
ロープもガチャもまわしもザックから出しませんでした

中尾高原口(970m)3:15―5:00穴毛谷最終堰堤―6:40 五ノ沢出合(1840m)6:50―8:00 七ノ沢8:10―11:00 2737mピーク11:10―11:50頂上12:00―16:15中尾高原口

槍見の無料駐車場はいっぱいで中尾高原口(新穂高の湯のところ)に駐車
30分ぐらい余計に歩かされるがしょうがない
満月に近い月夜で、道路や左俣林道はラテなしで歩ける

林道から穴毛谷方面の橋を渡った途端、藪こぎになる
最近、穴毛谷への人の入りが少ないせいか
林道上のブッシュの繁茂はひどくなる一方
年1~2回は入渓していて
つい2週間前にも入ったばかりのに
1つめの堰堤までに迷子になってしまった
2つ目の堰堤までの間は野に帰りつつある

2日前に数十ミリの雨が降ったはずだが
水はかつてないほど少ない
2年前に巨大雪渓で難儀した五ノ沢出合までサクサク進む
(http://chikusaalpineclub.com/blog/%E7%AC%A0%E3%83%B6%E5%B2%B3%E7%A9%B4%E6%AF%9B%E8%B0%B7%E4%BA%94%E3%83%8E%E6%B2%A2%E3%80%8020170915)
4月に大雪が降ったため心配していたが、雪渓が切れていて良かった

五ノ沢を後ろに、穴毛大滝を左手に見ながらガラ場をしばらく登り
左の尾根の上に生えるハイマツのちょっとした切れ目に向かって草付きを左上
最後は垂直木登りになるが、うまく尾根上に上がれた

尾根からは、近々行きたいと思っている六ノ沢が見える
しかし大きな雪渓がいまだに残っており
下部は2m以上の厚さがありそう
これでは簡単には溶けてなくならないだろう
六ノ沢を登れる年があるのだろうか

七ノ沢の河床にはクライムダウンできた
上を見ると5~10mぐらいの滝が続いているのが見えるが
側壁をすいすい登って行ける
岩は固いものの
指先までしっかりかかるガバは少なく
横向きホールドやピンチホールドを使ったステミングや
マントルが多いので
手がすっぽ抜けないように気をつけていく


水流の途絶えたゴルジュを越すとツメになり
少々の藪こぎで小尾根を乗り越す
ハイマツで隠されたわずかな踏み跡があった
小尾根からは抜戸岳~笠ケ岳間の稜線が見えた

六ノ沢の上流部にいったん下りて
抜戸岩北方の2737mピークにたどり着いた
下界より一足早く赤とんぼが飛び回っている笠の頂上を経由し
クリヤ谷から下山した
脚はいつもの通りガクガクになったが
2週間前と違って薄曇りだったので暑さは我慢できるぐらいだった

2019.08.16

吉川Gです。

二度目ですが、何度行っても面白い谷です。

帰りは流されるがままに。。。

2019.08.16

吉川Gです。

会員外の友人らと奇渓と名高い兵衛谷に行ってまいりましたが、昨年の豪雨の影響か(噴火の影響もある?)渓相はかなり変わっている様子でした。
かつての様な困難さも無いものと思われます。

10日
濁河温泉に車を一台デポし、巌立公園へ。この作業だけでも1時間かかる。

とりあえず濁河川の本流から入渓とする。

泳ぎなどで時間がとられるものと予想していたが、淵は全て埋まっているらしく、延々と歩き続けるだけ。
時間短縮にはなったが、面白味はあまり無い。


↑ここだけは悪かった。頭が引っかかるのでザックを下ろして通過。


↑二俣かな

ここから兵衛谷へ入る。


↑曲り滝

大きな滝は残っているが、過去の記録で見ていたような「出口の無い滝」などちょこちょことしたポイントは無くなっているようであった。
あと、魚影が濃いと聞いていたが、魚はほとんど見なかった。残念ながら死滅してしまったものと思われる。


↑この辺りは少し不思議な光景


ここは右壁からロープを出して登ったが、後続パーティによると簡単に巻けたとのこと。

やがて取水口が現れ、この少し行った辺りで幕営した。

11日

↓ナメから始まる


↑ここは水流左をシャワーで。面白い場所


↑写真では伝わらないが物凄い迫力。当然巻く。


↑有名な自然の石橋が掛かる滝。
水流の右側が直登できる。

↑ここの滝は右岸から巻くが、ここの状態が最悪。本山行の核心。
ぼろぼろのルンゼの先の岩をwさんがリードで登るが、上部に木がハング状に垂れ下がっておりそのどれもが引っかかっているだけの状態。必死で抜けてくれたが、後続は横の壁からユマーリングで越えた。


↑材木滝。ここでエスケープする事もできる。

↑材木滝の先にも滝は続く。

ここで結構な雨が降ってきて、さあどうしようという状態に。とりあえず進んでいると止んでくれた。


↑シン谷出合。ここを左へ。

↑すぐにまたデカイ滝が現れる。

ここは右岸からスーパー大高巻き。ちょっと悪いところもあるが、ピンクテープに助けられた。

ここを越えたところで幕営。

12日

次々とデカイ滝が出てくる。もう驚かない。全て巻き。巻道は結構踏み跡があるので助かる。


↑水が枯れ始めたので水をとる。この辺りから緑が減り始め、地球離れした光景に。


↑この滝は直登出来た。


↑日本最高所の滝を越えるとゴールは近い。


↑サイノ河原。ここで沢装備を解除。沢山の登山客がいた。

ここからは登山道伝いに濁河温泉へ下山。約3時間。

2019.08.07

吉川Gです。

友人K君と揖斐の高地谷 白倉谷に行ってきました。

僕が見つけてないだけかもしれませんが、ネット上には記録の無い大滝(中滝?)を発見しました。

朝に町内会の掃除があったので、それだけ参加して、K君車で揖斐へ。
高地谷林道の白倉橋付近に駐車。
10:20くらいに出発だったか?

最初は堰堤が二基ほどあるので右岸側の林道からを登って、堰堤を巻いて入渓。
最終的にはこの林道に降りてくることになる。


入渓直後からなかなかいい雰囲気。


それなりの水量、それなりの大きさの滝。
名渓の予感。


↑おそらく核心となる滝。今回はロープを出して登ったが、プロテクションは取れない。


ここもロープを出して登ってみた。巻くことも可能。


泳いでみるK君。巻くことも可能。


浅いゴルジュ。巻くことも可能?(巻く必要なし)


林道をくぐる。


岩をくぐる。ここは面白い。岩をくぐるとすぐに滝が。



ここは岩が脆いが、一応登れる。


15mの滝!こんなの聞いてない。
右手の草付きをロープを出して登攀。


すると、その上に三段20m!これもネット上では見かけない。

左岸から巻く。


林道に出て終了。遡行に4時間以上。意外に時間がかかった。


↑こんな感じ。750m付近の二俣の手前に最後の滝があった。

2019.08.06

夏休み中の吉川Kです。

暑いですね。

せっかくの夏休み、1人で行ける沢はないかなと探していると鈴鹿の白滝谷がヒットしました。

水量が多い日が楽しいと聞いたことがありますが、初めてのソロ沢なので、地形をよく知った場所、難しくないところ、登山道近いところというところから、ここなら自分1人でも水遊びができそうと考え山行を決めました。

白滝谷へ行くと伝えると、「俺も行く」と父親。
遡行だよ?と伝えると次の日沢靴を買ってきたので、急遽父親も参加しました。

かつて本会のメンバーであった父親は25年ぶりのヘルメットだということ。

年季の入ったそのヘルメットは、鈴鹿の沢水を浴びて往年の輝きを再び放っているように見えました。

メンバー
吉川K、吉川E

8:00朝明P–9:00ハト峰–10:00白滝谷出合–12:00ハト峰–13:00朝明P

沢靴をザックに入れてハト峰への登り。
最近は、年に数回鈴鹿を訪れる程度の父親。ゆっくり行くだの先に行けだの言いながらもノーレストでハト峰へ。

ハト峰から白滝谷登山道を滋賀県側へ下る。

白滝谷と並行してあるので沢の様子を伺いながら下ることができる。

水量は見た感じ少なそうだが、釜もあり、「楽しそう」と言うと父親は「俺は腰より上は浸かりたくなたい」と弱気発言。

まぁ嫌になったらすぐ登山道へエスケープすればいいさと、滋賀県側特有のルーファイに神経を使う登山道をのんびり下る。
(滋賀県側の登山道の中では白滝谷登山道は分かりやすかった気がする)

途中、植林小屋という廃墟を通る。
中には布団や畳らしきものがあった。

ハト峰から1時間ほどで神崎川本流と合流した。
神崎川本流も綺麗で、今年中に本流の遡行もしたいと思った。

沢装備に切り替えて、とりあえず景気付けに神崎川へダイブ!!

先日の川浦本流の冷たさとは打って変わって鈴鹿の水は快適温度。
父親もとりあえず膝まで浸かる。

十数年ぶりのバリエーションに「緊張する」と、若干こわばった顔をしていたが、遡行を始めるとすぐに「こりゃ楽しい」と言っていた。

白滝谷出合には赤布が。

白滝谷は困難な登りもなく快適に歩いて行ける。

途中5mほどの谷で父親が躊躇したが、巻いたほうが悪いんじゃない?と言うと滝芯を登っていった。

廊下っぽい感じのところもあり。

しばらく行くとこの谷の由来である(?)白滝

スタンスも豊富で難なく歩ける。
美しいところだった。

白滝までが序盤でそこからしばらくは大したイベントがない。

登山道がほぼ並行するようになったあたりで赤ナメ。
50mほどのナメ床が続く。

ここを白滝谷登山道が横切っていてここでおしまいにもできる。
というかこれ以降はいつでも脱渓できる。

降ってくるとき、溝状の滝を見たのでそこまではいこうと遡行を続けた。

溝状の滝。
ここは水量が多いと少し大変そう。

最後はチョックストーンの溝状

釜が深く、ちょいと泳ぎ。
自分はチョックストーンが挟まってる廊下っぽいところを泳いで滝芯を登った。
ここも水量があると大変そうだが、左手から巻ける。
父親はそちらから。



CSとその下の廊下っぽいとこを上から。

そのあとも登山道にそって沢は続くが面白くない。

適当なところで登山道にのってハト峰へ。

靴に履き替えてのんびりと朝明へ下りた。

ソロでいける沢を探して見つけた白滝谷。父親と2人になったが久々に親子で登山ができてよかったです。

滋賀県側には神崎川本流ほか、ツメカリ谷、赤坂谷などもあるので1人で行けそうな沢を見つけて行きたいです。

長いようで短い夏休み。
そろそろアルプスで登攀やらもしてみたいなと思う今日この頃であります。

では。

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