愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

愛知県名古屋市の山岳会 千種アルパインクラブ

千種アルパインクラブ ブログ トップページ  >  

2016.05.04

森です。友人と群馬県子持山・獅子岩にマルチに行ってきました。

【コースタイム】

4/29 17:00小牧~22:00道の駅こもち

4/30 7:00道の駅こもち~7:15 7号橋駐車場~7:30出発~8:10「この先危険」の看板の分岐~8:15南東壁取り付き~8:50登攀開始~11:50獅子岩頂上~頂上の岩でフリークライミング~14:50 7号橋駐車場

登山口の7号橋駐車場は10台程車が停められます。地元の方がみえ、「最近熊が出てるから、鳴り物は持って行ってね。」と言われました。

出発してから30分程で「この先危険」の看板があり、そこから踏み跡を左へ入って5分程歩くと獅子岩南東壁の取り付きです。

Aさん夫婦、私のHさんのパーティに分かれ、私たちが先に登らせてもらった。

IMG_0812IMG_0813

1P 森

朝イチのリードは緊張します(;´Д`)久々の乾いた岩にドキドキ。ややレイバックぎみに登るところが緊張した。ボルト間隔が短く、フリーっぽい感じだと思いました。以前に早川さんと一度来た事があるのに、どこがどうだったかはすっかり忘れてしまっていました((+_+))

IMG_0843

2P Hさん

クライミングの上手なHさんは問題なく抜ける。「下から見るほど簡単でもないね。」と。そう、下から見ると超簡単そうに見えるのに。

IMG_0855

3P 森

右手のフレークを上がるのにちょっと悩んだけど、ガバを持ってよいしょと上がる。なんか山っぽくていいと思ったのはここだけ。

4P Hさん

このピッチが核心部。核心クライミングを楽しみながら登るHさん。「ガバがあるから、足よく探して来れば大丈夫だよ。」と。ガバだけど逆層(;´Д`)アンダーとか嫌だな。。フォローなので、とにかく頑張って抜ける。ガバはあるけど、結構登り応えのあるピッチでした。

5P 森

スラブ。短いピッチ。繋げて登れたと思うけれど、先がよくわからないので、ここでピッチを切る。

6P Hさん

超短いピッチ。トラバースして一段上がってすぐ終わり。すぐ上が獅子岩頂上なので、そのまま行けそうですが、Hさんは最後のピッチを私に譲ってくれた。

7P 森

右手の草付に上がってしまったので、岩をトラバースして戻る。トラバースって怖いから苦手(-_-;)

トラバースし終わって木の間を抜けると、獅子岩頂上。ハイキングのギャラリーでいっぱいだった。

「うわーすごい!ここ登ってきたの?」とか、「ちょっと見て!女の子だよ。すごいね~!」「さっき岩に張りついてる所見てたけど女の子だったんだ!すごいね~かっこいいね~。」などいろいろ言われて・・・(;^ω^)恥ずかしいけど嬉しかった。登り切ったところにギャラリーがいっぱいって、嬉しいゴールです(≧▽≦)

ちょうど3時間で登攀終了。一緒に行ったAさん夫妻のパーティも上がってきて、まだ時間があったので、頂上のスラブにボルトが打ってあったので、フリーで遊んだ。ここの岩は安山岩だそう。初めての安山岩。結晶とか乗れそうな足がないのに、てれっとしたところでも以外とフリクションが効いた。花崗岩や石灰岩しか触った事のない私にとっては新鮮でした。イボGが地質とか岩とか詳しいよって聞いたので、今度イボGくんから安山岩のうんちくを聞こうと思います。

フリーで遊んだ後、下山。

温泉に入り、「道の駅おのこ」へ移動。翌日は榛名山近くの黒岩へフリーに行きました。黒岩も安山岩で、かなり大きな岩場。ルートもたくさんありました。愛知からはちょっと遠いけど、伊香保温泉でも入りながら、また行きたいです。

 

2015.11.02

森です。31日、友達のE子さんと前尾根に行ってきました。 8:00裏道登山道P~9:50 P7登攀開始~15:30 P3登攀終了~P1~裏道登山道~17:30 裏道登山道P   紅葉シーズンで、御在所もたくさんの人で賑わっていました。 駐車場は6時はまだガラガラ、7時にはもういっぱいになってしまったそうです。(前日飲み過ぎて寝坊したので、E子さんから聞いた話) 友達のE 子さんは、前尾根に行った事がないとの事で、今回一緒に行ってきました。 登山道で、「森さん??」と声を掛けられた。日置さんだった。パタゴニアのスタッフメンバーで御在所に来たとの事。3人お揃いのパタゴニアの青いザックがとてもかっこよかった(^◇^) P7の1P目の終了点、春にお兄と来た時は終了点が一つ崩壊していたけれど、新しいボルトが打たれていました。 P5だけ、E子さんにもリードしてもらいました。 E子さん初めてという事と、渋滞もあり、時間はかかりましたが、充実した一日でした。 P3終了したのが15:30。ヤグラはまた今度にしようと言うことで、P3終了後にロープを片づけてP1、裏道登山道へ下山しました。 今年の御在所の紅葉は枯れ紅葉でした。

IMG_0433

 

2015.10.28

ogawayama2

上手です。

酒井さんと小川山セレクションに行ってきました。

駐車場よりパノラマコースで取り付きに向かいましたが, 迷ってしまい3峰の南稜を登るガイド山行の3人組パーティーに付いて行き,取り付きを教えて頂きました。

あと、2組くらいいましたがセレクションは貸し切りでした。

1P~2P;上手

1Pが短いのでつなげて上まで、クラックからダイヤモンドスラブ クラックはレイバックからハンドで上の

ガバを取る、スラブは初めのピンまでがすこし怖いが、その後は小さな凹みに足を入れて上まで。

3P;酒井

トラバースしてチョークストーンをくぐり、チムニーを上がり木まで。

4P;上手

クラックから左の小さなバンドに足を乗せ、後はクラック沿いに行き、木の横を通り(100岩場ではここでピッチを切っている)そのまま直上。

5P;酒井

一度下にクライムダウンして登り返し、ルーフをアンダーで持ち岩の下へ 最後は這って終了点まで。

6P;上手

上を見て右が5.7  左が5.9 らしい、せっかくなので5,9の方へ 分岐までは簡単

そこからハンドクラックを数手、抜け口でカムを使いたかったが合うのがなく、そのまま終了点へ。

 

終了点で3峰を登り切った方と手を振りあい 山頂を越え右に行って下山しました。

その後、親指岩の小川山レイバックやキツネ岩、タヌキ岩を視察して帰りました。

 

 

 

 

2015.10.27

森です。10/25、酒井さんと御在所、中尾根に行ってきました。

 

【コースタイム】

7:10裏道P~9:00中尾根取付き~9:10登攀開始~14:30登攀終了(P2オニギリまで)~16:50懸垂下降終了~17:5裏道P

駐車場でReパッキング。アブミは一台にしよ、って事で、力持ちの酒井さんに持って行ってもらう。

「カム#4、2個も要るかなあ??前、早戸くんと行った時は1か所くらいしか使ってなかったような。」と酒井さん。置いて行くか迷って、とりあえず2つ持って行くことに。

日向小屋に滝根さんがみえるので、挨拶に立ち寄った。「頑張って来いよ~。」と励ましを受け、中尾根取付きに向かう。この日は風が強く、取付きに着く頃にはかなりの強風で、体が持って行かれる程でした。

IMGP4593 IMGP4591

P4 1P目 森リード

「リード、チャレンジしてみていい?」「どーぞどーぞ。」のやり取りで、私、NPクラック、初リード。強風で寒く、手がかじかんで感覚がなかった。残置ピンの所で1テンしました…(´Д`)うんうん言いながら登って、チョックストーンの下をくぐって1P目終了。長身の酒井さんには、チョックストーンの下をくぐるのは狭かったみたい。「てゆうか、#4フツーに使うじゃん。誰??1つ置いて行こうとしてた人は~!(ー_ー)」と酒井さんに言ってみた。その先のピッチも#4が大活躍。うちらのレベルなら、#4を2個持ってきて正解だとその時は思った。でもよく考えてみれば、#4を2つ使ったところはなかったか。。(´・ω・`)

P4 2P目 酒井さんリード

短いピッチ。前尾根の方から滝根さんが「ガンバ~!!」と大声で手を振ってくれていた(*^▽^*)テンション上がるぅ~⤴⤴

IMGP4594

2P目終了後、また岩の下をくぐって、P3までクライムダウンで下りた。

IMGP4595

P3 森リード

10:20だった。まだまだ時間に余裕がある。リードを志願してチャレンジヽ(^o^)丿相変わらずの強風((+_+))私はナッツを使った事がなかったけれど、このピッチで初めてナッツを使ってみた。すごくよく効いて、カムよりも安心だと思った。これからはナッツを上手く使えるように練習しよう!

懸垂でツルムのコルへ。ここへ来ると風はさらに強く、近くにいるのに声が聞こえないくらいだった。

P2 (4P目)酒井さんリード

せっかく持ってきたアブミだったけれど、使わず左へトラバースして行く方が易しいと聞いていたので、(森)「ここもリードしてみていい??」(酒)「お~、今日の森さんはやる気が違うねェ~。」とリードをチャレンジしてみた。でもこのトラバース、怖い(>_<)グレード的に言えばP4,P3の方が上なんだから、行けるはず、と自分に言い聞かせてみるも、上のガバフレークに手が届かない・・・(T_T)風が強くてマジで吹き飛ばされそ~(;´Д`)30~40分は岩にはりついていたっかな・・(^-^; (酒)「交代する??」の声に、即返事でお願いします<m(__)m>した。

リード交代して酒井さんに行ってもらう。リーチのある酒井さんはガバフレークを持って、「これ、届いちゃうんだよね~。」と余裕で抜けてく。フォローで行ったら以外とすぐに抜けられた(´・ω・`)なんだ、、、結局は怖さ核心か。。このチキン野郎め!!と心の中で自分を罵った(;´∀`)いやしかし、やっぱフォローは楽でいいな♪(^^)トラバースして上がった所でピッチを切った。

(5P目)森 リード

(酒)「あとは階段状だから、歩いていけるよ。」と言われて終了点まで上がったけれど、言うほど歩きではないよ、酒井さん・・(T_T)歩きだと思ったからギアも持ってないし(;´Д`)超絶ランナウト。。たまたま持っていた#2を1か所キメた。易しい所だけど、ランナー取りたい(;´Д`)

P2 オニギリ(6P目) 酒井さんリード

最初からここは酒井さんにリードしてもらうつもりでいたので、当たり前のようにリードしてもらった。フォローで行ったけど、よくこんなとこリードしたなあ~と感心した。結構難しい。ビレイしていても風で体が持って行かれる。両膝を岩にくっつけていないと、体が支えられない程の風だった。

最後の所はリードの酒井さんは右から回り込んで行った。私はフォローなので、左側から行った。右側から回り込んだ方が易しいらしい。登攀終了したのが14:30だった。「いい時間だね。寒み~し、早よ帰ろ~よ。」と懸垂開始。

 

ツルムのコルまで懸垂で下りた後、私がリードで行けなかったP2の1P目の所でロープが引っかかって抜けなくなってしまった。またここを登らないといけない(;´Д`)私はリードで行けなかった場所なので、ロープ1本で酒井さんに登ってもらい、無事ロープを回収。ほっ。

ツルムのコルからバットレスの方へ下りるため、ルンゼを懸垂。コルにある木に残置スリングがあり、もう一段下にも懸垂ポイントがあった。(酒)「下にいい支点があるよ。」と言われたけど、ロープもぐちゃぐちゃで、荷物もまとまっておらず、ロープ整えて一段下まで降りて。。。というのが面倒で時間かかるから、この木で懸垂しようと言った。でもそれが後で後悔する事に・・(;´Д`)

50mでギリギリ下りられた。ルンゼの岩が脆く、落石が危ない。上のロープの結び目が岩に引っかからないように少し下に下げてから懸垂したけど、下のロープの長さにもそれほど余裕はなさそう。下りて行ったら、ギリギリ安定した場所に立てるくらい、片方のロープは短かった。

そして・・ロープの結び目が岩に引っかかって抜けない( ̄◇ ̄;)今度はロープ2本ともダメな状態。まじか。。(´゚д゚`)このルンゼ、登り返すの???うう(泣)

ザックを置き、タイブロックを付けて登ってみる。怖・・(;´Д`)てか、私登れるのかな??ここ・・。チキン野郎なので、なかなか上がれない。しばらくして(酒)「交代しようか??」と。即返事でお願いします<m(__)m>した。

交代して、酒井さんがタイブロックをつけて登る。ステミングでルンゼを上がって行った。落石、大丈夫かなあ。。と心配。結局、ツルムのコルのまでルンゼを登り返し、ロープの結び目を外してもらって、下の支点から懸垂で下りてきた。ロープを外す時、引っかかっていた大きな石が落ちる事が避けられず、正面から落ちてきたそう。右にも左にも避けられないので、スーパーマリオみたいに上にジャンプして、落石を避けたんだとか( ゚Д゚)怖・・。ホント、無事で何より。面倒くさがらず、最初から下の支点で懸垂すれば良かったと、自分の判断が悪かった事を後悔。反省した。

登山道に出たところで、この先電波が悪くなるので滝根さんに下山報告。

中尾根をリードもできて、P2まで行けて、充実した一日だったけど、反省点も多かった。裏道を歩きながら、懸垂下降全般に時間がかかったり、トラブルがあったり。登っている時も、次のピッチに移動する時にロープがぐちゃくちゃで、それを処理するのに時間がかかったり。こういう事がスムーズにできて、トラブルも回避できるようになりたいね、と話しながら帰った。帰りのルート選択も、落石の多いルンゼじゃなく、2ルンゼの方へ下りた方が安全だったかもね、と。反省点や今後の課題も見えた一日でした。

IMG_0415

 

 

2015.10.11

宮崎です。だいぶ遅くなりましたが、夏合宿4日目、西村、宮崎、早戸、吉川の4人の記録です。

真砂沢テント場5:30-6:30源治郎尾根Ⅰ峰中央ルンゼ取り付き8:30-10:00剱岳南東壁(?)取り付き-14:30剱岳山頂-17:30真砂沢テント場

 

合宿四日目、三日分の疲労をため込んだ足はガチガチだった。

「みんなそれぞれの目標を達成したし、予定を一日早く繰り上げて下山してもいいんじゃないか…?」

そんな空気すら前夜のテント内には蔓延。しかしその夜に遅れて合流した西村代表のテンションは、それを許すほど低くはなかった。

みんな覚悟を決めて繰り出した先が、あまり歩かなくて良い上部岩壁とつなげれば12ピッチになるという源治郎尾根Ⅰ峰側壁だった。

狙いは中央ルンゼから成城大ルートへの継続。下りは懸垂下降で帰る気満々だ。

 

意気揚々と出発した4人は中央ルンゼへ。しかし雪渓が取り付きに繋がっていない…。

雪渓の端はすっぱり切れ、落ちたら明らかにOUT!!な口を開けていた。

そこで、取り付きから10mほど下で雪渓を飛び越え、岩壁を越えてアプローチすることに。きれいな凹角のフィンガークラックがあるのでいけるだろう…と楽観ムードで取り付いた。

写真 2015-09-22 7 41 31きれいなフィンガークラック。隣は奈落

 

ところがどっこい、クラックにたどり着くまでが悪い悪い。

足元が不安定なスラブ状の岩盤に取り付くと、乗っていたi-pad大の落石がイボGの膝を直撃。イボGが耐えてくれたから良かったものの、当たり所が悪ければその後ろにいた自分も含めて奈落の底だった。

「ここは甘くないぞ…!」

一気に全員の緊張が高まる。まずは4人の体重を支えるビレイポイントを構築しなければならず、先頭の早戸くんが一旦カムを突っ込み、さらにハーケンをカンカン。ていうかまだ全員ハーネスはいていないし!

そんななか、西村代表がもよおしてしまう。「えっ、このタイミングで…!?」と他3人は狼狽したが、もよおしてしまったものはしかたがない。代表の判断に躊躇はない。

用を足すため西村代表はハーネスをつけずにA0、他の3人はクラっときて落ちないように、しっかりとセルフビレイを取った。

取り付きではよくあることなのだが、ちなみに早戸くんは「ハーネスしててもできますよ」と自信満々だった。

ともあれ、ようやく早戸リードでクライミング開始。スラブをトラバースし、フィンガークラックに取り付いた。

しかしどうにもこれも甘くはなさそうだ。

「やめとこう」「あきらめよう」「くさい」と下から口々言われ、悔しそうにセットしたカムをはずす早戸くん。フリーなら行けると思うが、そもそもその先が取り付きに繋がっている保証もない。

てことで、中央ルンゼは取り付き以前に敗退。でもこういう本番の緊張感のなかでの敗退は、1回の講習会以上に勉強になる。と、ポジティブシンキング。

写真 2015-09-22 8 17 07懸垂で雪渓に戻る

 

さて、目標を失った4人はどうしようかとはたと思案。

そこで2日目にも平蔵谷から剱岳本峰南壁に登っている早戸くんが提案。「源治郎尾根から少し外れたところに、めっちゃ●●に似た岩がありますよ!」

ほほう、●●岩とな! そこ、行ってみよう!

写真 2015-09-22 9 34 51右手の稜線上にある●●岩めざして進む

写真 2015-09-22 9 45 02近くに行くと、●●な形がより鮮明に

標高が上がるほど会話の中身が低くなる千種アルパインクラブ。各人の頭のなかにはマライア・キャリーの歌が流れていたという。

しかしここで代表から「創立30周年も近いし、会の品格を疑われるような表現は避けるように」とのお達しが。

襟を正し、「●●にも似てるけど、facebookのいいねボタンにも似てるよね」などと会話の方向性を修正する。

 

がしかし、割れた雪渓や登られてなさそうなルンゼが立ちふさがり、●●岩も意外と手強い。

Ⅲ級くらいの岩壁を各自フリーソロで登ったあと、楽なルート楽なルートと迂回しながら高度を上げ続けていると、だんだんと遠くなっていく。

しかも横からみるとあまりそそり立ってないのでそそられない。

「これだったら南壁行く?」とまたしても臨機応変に目標変更。

南壁は2日目に早戸くんが登っているので間違えようがない。

写真 2015-09-22 11 17 14休憩地点から見上げた南壁

草付きを詰め、正面左の小さいルンゼが2本並んだあたりが南壁A2稜だと教えられ、西村・宮崎組がそこに。その右手から回り込むなだらかな稜線がA1稜だということで、早戸・吉川組が向かった。

ここでようやくロープを出す。ただ早戸くんによると、Ⅲ級で登山靴でも行けるくらい簡単とのこと。

 

1ピッチ目:西村

簡単、と言われていたが、西村代表が登りだしてすぐに何かがおかしいことに気づく。

うめき声が聞こえる。ロープがなかなか伸びない。そして頭上からは「頼むよー!」「張り気味でー!」という声が。マジ!?

たっぷり1時間以上かけて、「ビレイ解除!」との声。フォローで登ったら、その理由がわかった。

岩がもろい、もろすぎる。ガバと思ってつかんだらもげる。もげるガバはガバじゃない。常に岩を押さえつけるようなムーブになる。

背中にしょったままのクライミングシューズがうらめしい。

ピナクルで終了点を作っていた西村代表。ボディビレイに切り替え、フォローの宮崎が先に5mほどクライムダウン。新たに終了点を作る。

2ピッチ目:西村

さっきよりはマシだがまだまだもろいリッジを登っていく。1ピッチにひとつくらい、推定40年もののさびた残置ハーケンがある。

3ピッチ目:宮崎

またもクライムダウンでリッジから広いルンゼ状の地形の上部へ。簡単なトラバースでロープをのばし、草付きを上がる。

4ピッチ目:西村

コンティニュアスで左上し、顕著な凹角の下まで。

5ピッチ目:宮崎

ギザギザのクラックが入った顕著な凹角をステミングを駆使して登る。流れで登山靴のまま登り始めてしまったが、ここもクライミングシューズで登るべきだった。

最後はかぶったチョックストーンを豪快に乗り越える。そのムーブのときにザックが岩をこすって、落石を起こしてしまった。西村代表間一髪避ける。やはり登られていないルートは危ない。

とはいえこのピッチは「たーのひぃー!」と叫んでしまうくらい楽しい。最後の最後でクライミング欲が満たされるとは…。体感5.9くらい。クライミングシューズなら5.8か。

ハイマツでビレイ。そこから山頂の早戸くんが見えた。

写真 2015-09-22 14 57 21ようやく合流

とりあえず出会うなり「どこが登山靴で余裕のⅢ級じゃ!死ぬかと思ったわ!」と文句を言う。

逆に早戸・吉川組は30分ほどで山頂に到着し、我々を2時間半近くスマホをいじりながら待っていたという。

我々はどのルートを上ったんだ…?

というかこれは本当に剱岳南壁だったのか…??

皆の頭のなかに「???」がくるくる回りながら下山開始。

カニのよこばいの先の鉄の杭を使って平蔵谷へ懸垂下降した。(これはむしろ平蔵のコルまで歩いて降りたほうが早い)

平蔵谷から見ると、南壁の全体像がわかってきた。カニのたてばいが南壁A4稜なので、そこからA3、A2、A1と数えていく。

西村・宮崎組が登ったのは、A1稜のさらに東側、言わばA0稜みたいなところ。南東壁と言ってもいいかもしれない。

早戸・吉川組はさらに東側の無名ルート。ただ、踏み後はあったことから、迷い込むクライマーは千種の人々だけじゃないのだろう。

ただ、高度感もあり、山頂に抜けるだけに、今後もっと人が登ることでスッキリした好ルートになるかもしれない。

 

平蔵谷は長治郎谷よりも上部のガレ場が格段に下りやすく、雪渓もつながっているので気持ちよく走って降りられた。

最終夜は西村代表持参のハンバーグカレーを食べ、四日間の登山活動を無事に終えられたことを喜びながら、みんなで酒を飲み尽くして就寝した。

 

2015.10.01

槍穂の日の出

槍穂の日の出

1皮です
皆さん、ごめんなさい。先に謝ります
岩佐さんと二ノ沢からあけぼの壁を登る予定でしたが
暗いうちに通ったので二ノ沢の出合を行きすぎ
三ノ沢までの間の急なルンゼ(たぶん間ノ沢)を登ってしまいました

【21日】鍋平2:30~12:40二尾根右支稜~16:30クリヤの頭北方稜線上のビバーク地
【22日】ビバーク地5:40~6:15笠ヶ岳頂上6:35~12:30槍見

登山ブームのためか、最近めちゃ混みの穂高周辺
この日も槍見の駐車場には止められず、鍋平まで駐車しにいくはめになり
21日は30分、22日は1時間余計に歩かされた
最近よく歩いている穴毛谷
堰堤を次々と越え、真っ暗なうちに遡行を開始する
「また間違えるとだめだから(※昨年7月の三ノ沢参照)明るくなるまでまとうよ」
という岩佐さんの忠告に耳を貸さず、そのまま突っ込む
「早く行った方が敗退の可能性が減るでしょ」と答えていたが
それがあだになるとは…

秋本番ということで沢の水は少なく
靴下を脱いで徒渉しなきゃあ行けない場所はなかった
薄明るくなるころ、左手に急なルンゼが見えてきた
「たぶんこれが二ノ沢だ」
「後ろに一ノ沢出合が見えるからそうだね」
こんな会話をしてルンゼに入る
そしたらすぐに両岸とも高さ40~50mありそうな壮大なゴルジュ
二ノ沢ってこんなに狭かったっけ?と心の中で思いながら最初の滝に到着
うーん、悪そう。荷物重いし
段々になった左岸から、泥々で砕石の載った岩のマントリングを経て滝上へ

しばらく行くと二つめの滝
これは右岸からしか登れそうにないが、うーん悪そう
カムが取れず、「ウッ」と息を止めて何とか上へ

陰鬱なゴルジュを登る

陰鬱なゴルジュを登る

 

一つ目の滝リード中。トラバースが悪い。

一つ目の滝リード中。トラバースが悪い。

 

1つめの滝を左岸から越す

1つめの滝を左岸から越す

 

2つ目の滝。

2つ目の滝。

 

2つめの滝。悪いっす

2つめの滝。悪いっす

3つめの滝。これを越えるだけで必至です

3つめの滝。これを越えるだけで必死です

いつまでたっても、あけぼの壁は出てこない いつまでたっても、あけぼの壁は出てこない

50mぐらいのピナクルがある二俣を右へ
まもなく3つめの滝
垂壁を登ってトラバースし、巨大チョックストーンを乗り越すが、悪い
息絶え絶えで滝上へ

そこまで何の疑問も持たず登ってきたが
ここまで来ると、右側の尾根がやけに低いぞ!
トラバースすれば歩いて上がれるぐらい
沢はさらに急になり、岩壁はどこにも見えないまま、ツメの草付きが見えてきた
「ルート間違えた~」と、後ろの岩佐さんに大声で伝えるが
「いや、その岩場だよ」と高さ10mぐらいのしょぼい岩を指さして
のんきな言葉を返される
ここはいったいどこ?このまま登り続けるべきか、下りるべきか

ここまで3つの滝とも、懸垂支点がどこに取れそうか確認しながら登ってきたが
2つめ以外は安全な支点が取れそうにないことが分かっていた
上に見える沢のツメの草付きは、一見したところあまり急傾斜ではなさそうだ
ルートを間違えたと分かった時点で下降するのがセオリーだが
そのまま登り続けることにした

そこからやぶ、藪、ヤブの3拍子
クマザサの急斜面では足が滑って、うつぶせに倒れることもしばしば
クマザサから手を離したらピナクルのある二俣辺りまで落ちていく傾斜なので必死です
2時間ぐらいの藪こぎで稜線(たぶん二尾根右支稜)の上に出た

こんなところを突き進む

こんなところを突き進む

急傾斜の藪でがんばる岩佐さん

急傾斜の藪でがんばる岩佐さん

右手の谷筋に巨大な岩場が見える
ああ、あっちがあけぼの壁だ(本当は四ノ沢第一岩稜)
まだ場所が把握できません
さらに藪こぎは続く
ザックに入っているキャメの5番やトライカムのオレンジは何の役にも立ちません
いい加減、全身が傷だらけになったころ、縦走路近くの稜線に出た
藪こぎを計6時間!
もう動くのは嫌だ!ということで、草原状のところでテントを張った

翌日は笠の頂上まで空身で往復し
槍見の駐車場まで下山
6時間の藪こぎをした跡では、鍋平まで1時間の車道歩きはらっくらくに感じました

雷鳥岩のお隣にある小さな岩をクライミング。

雷鳥岩のお隣にある小さな岩をクライミング。

影笠

影笠

2015.09.29

お疲れ様です。吉川です。

2015年夏の剱岳合宿で剣尾根主稜を登った記録です。
トラブルはあったものの、天候や運に恵まれ、無事登らせてもらえました。

剣尾根は剱では手強い部類の尾根だと聞き、出発前の僕の不安は膨れ上がっていくばかりでした。ウェブ上には剣尾根の記録は意外に少なく、あっても情報が少なかったり断片的な情報だったりで、ネットサーフィンだけでは僕の不安を拭えず、市の図書館に足を運び、登山大系や「日本のクラシックルート」を探し出して剣尾根主稜の記述を熟読した上で今回の山行に臨みました。

メンバー:宮﨑、吉川

行程:
20日 真砂沢ロッジ~長次郎谷出合~八ツ峰5.6コル~6峰、7峰、クレオパトラニードル登攀~池ノ谷ガリー下降~剣尾根R10~コルE
21日 コルE~剣尾根主稜~長次郎の頭~長次郎のコル~空荷にて剱岳本峰ピストン~長次郎左俣~熊の岩~真砂沢ロッジ

記録:
20日
5:30。明るくなり始めた真砂沢ロッジを出発。軽量化を意識していたが一泊分の装備はずっしり重い。
すぐに長次郎谷の出合に到着。前方に何パーティかの登山者が雪渓を登っているのが見える。

「傾斜が強くなる前に」と思い、アイゼンを装着して5分ほど歩いたところで不意に左足のアイゼンが外れた。あれれ?ちゃんと締めたはずなのに。
「アイゼンが外れました」と宮﨑さんに伝え、もう一度靴をよく見ると、なんと左足の踵部分のソールがベロンと剥がれているではないか。すぐに「いや、靴が壊れました!」と状況を訂正。さすがの宮﨑さんも「ええー!?」と焦っている。
セミワンタッチアイゼンの踵部分のコバがソールを剥がす方向に力を加えていたらしい。7年使った靴なのでさすがに寿命か。
靴の破損は致命的だ。BCのテントで五日間膝をかかえている僕の姿が頭をよぎる。
いや、まだソールがすべて剥がれたわけではない。テーピングで応急処置しよう。でも僕のテープは自宅だバカヤロウ。
宮﨑さんのテーピングを貰ってぐるぐる巻きにしてみたところ、なんとか形になった。アイゼンも着けられるし、八ツ峰の縦走までならいけるのではないか?行けるところまで行ってみることにする。
靴破壊

5.6のコルには歩いて上がれるとのことだったが、確かにどう見ても歩いて登れそうである。これなら間違えない。
5.6のコルに上がると3人パーティが6峰に向かって登攀中で、終わるのを待って我々もロープを出して登った。

1P目 リード吉川
壁を右に回り込んでルンゼをコルへ上がる。ロープスケールでちょうど50m。
ピンが取れそうなところが見つからなかったが、とる必要もないと感じ、ノープロ。
2P目 リード宮﨑
出だしが悪い。直上はかなり悪いので、少し左から登った。途中凹角に入るとまた悪いので右のカンテ出て登った方が良い。
終了点は肩のような場所のブッシュでとる。

そこからすこし登って、懸垂下降。
7峰は歩いて登って、ギャップを懸垂下降。

そこからは右側についている巻き道を歩いていった。チンネが見えてきたところで、手前にクレオパトラニードルが現れた。予定にはなかったが、宮﨑さんの2年前の宿題でもあるのでクレオパトラニードルにも登ることにした。

クレオパトラニードル 1ピッチ リード吉川
どこから登るのかよくわからなかったが、弱点だろうという場所からフラットソールで取りつく。
カムやナッツ、ハーケンを駆使して登るつもりで気合をいれて登ったらすぐに残置ハーケンが出てきて拍子抜け。ですよねー。
岩の表面はパリパリ剥がれ、ガバは信用できないので持ちにくいホールドで登った。ハーケンはバチ効きなので安心。
終了点からは懸垂で降りた。ただ置いている岩にしか見えない(でも全然動かない)ピナクルに残置スリングが大量に巻いてある。

クレオパトラニードルの寄り道のおかげでタイミングが合い、チンネの終了点のコルで日本山岳会東海支部青年部のTさんやFさんのパーティと、千種の鵜飼、酒井パーティと落ち合うことになった。ここでFさんと酒井さんからテーピングを譲っていただき、ボロボロになったテーピングを補強した。今のところ悪化もしておらず、テープも潤沢にあるため行動を続行することにした。Fさん、酒井さん、ありがとうございました。
チンネを登る
チンネ左稜線の酒井さん?

池ノ谷ガリーの下降は悪い。ボロボロガレガレの谷を神経を使いながら降りてゆく。このタイミングでガスまで出てきて無駄に雰囲気まで出てきやがった。視界が聞かず目的のR10を探すのも困難になりそうだ。
池ノ谷ガリー霧
池ノ谷尾根の末端付近から雪渓が出てきたのでアイゼンを履いて、さらに下降を続ける。いくつかのルンゼを見送ると、霧の向うに明らかに傾斜の緩いルンゼが出てきた。R10だ。懸案だった雪渓からの乗り移りは数十センチの隙間程度だったのでジャンプで解決。

R10は見た目こそ草付きの穏やかな谷だが、その正体はガレッガレのルンゼだ。もうガレ場にはうんざりだが、今日最後の我慢だと自分に言い聞かせて登る。30分程度でコルEに到着。この時点で16:45。さすがにビバークポイントを探したい。コルEの早月尾根側を見下ろすと10mほど下ったところにちょっとしたスペースがあるように見える。踏み跡らしきものもあるので下ってみたところ、3テン程度のテントなら張れそうなくらいの平らなスペースを発見した。明らかに人為的なものを感じる。これは素晴らしいビバークサイトだ。土木工事ともいえるほどの整地をしてくれたどこかのどなたかに心の中で感謝する。
この先コルDやコルCにもビバークできそうな場所はあったが、剣尾根上では安全面も含めてこの場所が最も良い場所だろう。この剣尾根ホテルからは富山の夜景もきれいに見える。
剣尾根ビバークサイト
素晴らしいビバーク地

ここにツエルトを張り、早月尾根を眺めながら夕食を済ませた。夜のうちに靴のテーピングをしっかり補強した。踵に巻いているので登りには強いが、下りではすぐに破けてしまう傾向にあるようだ。明日の登山の無事を祈って就寝。

21日
前日と同じく、明るくなる5:30頃に出発。今日はハイマツの激しい藪漕ぎからスタートだ。強い傾斜の尾根を枝をかき分け掴んで登っていく。踏み跡は何となくある。
意外とすぐにコルDと思われる場所に到着。正面には20mの壁が立ちはだかる。ここは宮﨑さんが登山靴のままリードで突破。意外に傾斜の強いフェースで、残置は少ないが割と悪い。心配ならクライミングシューズを履いたほうが良いと思う。
そこを過ぎると尾根はやせ、ハイマツも少しずつ減ってきた。ちょっとした岩登りと藪漕ぎがつづく。

すこしいやらしい個所をクライムダウンするとコルCに着く。コルCそのものはビレイも面倒な位狭いが、早月尾根側に少し下ったところでビバークできそうだ。
ここからが、剣尾根主稜の核心になる。
門全景
核心全景

1P目 リード吉川
門1P目
A1のピッチなのでアブミをもって登り始める。最初の5mはフリーで直上。そこから右に5~6枚ほどのスリング付きハーケンが約5mにわたって並んでいる。ここがA1だが結局、ハーケンの効きを確かめながらA0で抜けた。現代のクライミングシューズでならA0で問題ないだろう。強い人はフリーで抜けられるだろうが、僕には荷物が重くてさすがにキツイ。リッジを回り込むとあとは弱点を突きながらフェースを登る。踏み跡に出たところでビレイ。
そこからは少し歩き。そして今回のメインの「門」だ。またもやガスが出てきて不要な雰囲気が出てきている。
「門」 リード宮﨑
門2P目
凹角に向かってバンドを歩き、途中のクラックにそって登る。クラックの序盤は傾斜が強いこと以外は問題ないが、簡単な左へのトラバースをこなした後の傾斜が少し緩くなったクラックは岩がもろくなり悪い。落ちそうな浮石もある。
リッジに出たところで終了。次のピッチは簡単なもろいルンゼだが、一応ロープを出して約50mを吉川リードで登った。このピッチでいわゆる「門」をくぐる。
稜線に出たところでガチャ類やロープを仕舞い、靴を登山靴に履き替え、残りはすべて歩いた。微妙な個所もあるにはあったが、すべて登山靴のままフリーで抜けることが出来る。稜線の下部に比べると岩も少しはしっかりしているのでちょっとは安心して登れる。1個所だけ、ザックを背負っているとつらいⅢ級程度のチムニーがあったが、短かったのでザックを下ろして登って、トップが手でザックを受け取って引き上げた。
剣尾根ナイフリッジ
途中にこんな場所もある

剣尾根の頭はどこだか分らなかったが、無事長次郎のコルに到着。ここでまた千種のパーティとすれ違う。今回は計ったようによく人に会う山行である。コルに荷物をデポして空荷で劔岳頂上を往復した。頂上でお互いの健闘を称えた。
0821劔頂上
長次郎谷の下降はやはりかなりガレガレでめんどくさいが、池ノ谷ガリーに比べるとまあマシだろう。でもガレ場の通過はもういいよ。この日は前夜の靴の補強がうまくいったようで、最後まで追加の補強をすることなくもってくれた。

二日ぶりに真砂沢ロッジに着くと合宿メンバーに加え、瀧根さんもいらっしゃった。もうヘトヘトだ・・・
瀧根さん曰く、青年部のTさんが僕の靴をかなり心配していらっしゃったとのことだった。確かに今回は運よく切り抜けることが出来たが、毎回うまくいくとは限らない。やはり靴が壊れれば行動は断念した方が良いだろう。今回はあまり良い判断ではなかったかもしれない。
実は山の中で僕の登山靴のソールがはがれたのは、これで3回目だ。限界の状態で山に履いて行っているのも問題かもしれないが、よく起こる現象だともいえるので、今後も気をつけたい。

以上です。剣尾根は良いルートですが、アプローチが大変でした。もしもまた登ることがあったなら、今度は絶対馬場島からのアプローチにするでしょう。もう池ノ谷ガリーは降りたくない・・・

2015.09.28

酒井です。

剱岳チンネ左稜線へうかぴーとペアで行ってきました。
 
 
扇沢から7時発のトロリーバスに乗って黒部ダムへ。
そこからしばらくは参加全員の6人で真砂を目指して歩きましたが、私とうかぴーは熊の岩ビバークの予定だったため、途中から2人で先行することに。

真砂沢ロッジまでの一般道も基本的に歩きにくい区間が多く到着は14時。しばらく休憩してから熊の岩までの所要時間が3時間弱で、この日は17時30分までみっちり歩きました。

熊の岩のテントは5張りほど。雲海に浮かぶ針ノ木岳がとても美しく見えていました。

FB_IMG_1443010446748[1] 
 
二日目は4時に起床。朝食を済ませツェルトをたたみ、ビバーク装備をまとめてデポ。明るくなった5時すぎに熊の岩を出発です。
取り付きへはガレガレを登って降って到着したのは7時。ちょうど先行PTが1P目をやっているところで、抜けていったあたりでこちらも準備完了。チンネ左稜線のスタートです。
 
 
1P Ⅲ級 リード:うかぴー
ウォーミングアップ。

2P Ⅳ級 リード:酒井
プロテクションを取れるポイントが少なくびびりながら登る。

3P Ⅲ級 リード:うかぴー
50mでぎりぎり。

4P Ⅲ級+ リード:酒井

5P Ⅰ級 リード:うかぴー
歩き。

6P Ⅱ級 リード:酒井
先行PTは普通に歩いていったようだが、途中から高度感もありそうだったので、確保してもらって登った。

7P Ⅲ級 リード:うかぴー
6P目から連続するフェース。少し岩が脆く感じる。うかぴーはあっという間に登っていく。

8P Ⅳ級 リード:酒井
9P目が気になって全然覚えてない。

9P Ⅴ級 リード:うかぴー
核心ピッチ。断トツで立っていてホールドも全体的に小さくなる。存在感も高度感も抜群。
ハングはやはり難しく、フォローだったので力任せに登ったが、リードで同じ登り方はできないと思う。まだまだ登る力が足りない。

10P~
高度感あるリッジを行く。伸ばせるところまで伸ばして切る感じで余韻を楽しんでいるうちに終了。

1443061672089[1]

FB_IMG_1443011112246[1]

1443061691891[1] 
 
核心ピッチだけが抜けて難しく感じた。
ちなみに核心で先行PTも詰まっていたのでのんびりと景色を眺めていると、八ツ峰に宮崎さんと吉川さんを発見。

IMG_20150920_120830[1]
 
チンネの登攀を終えたところで一時合流。しばらくの歓談の後、2人は剣尾根へ向かって行きました。

私の日程の都合で二日目に登攀をやらなければいけなかったので、付き合ってくれたうかぴーに感謝です。
初めての剱岳でしたがルートも幾つか知ることができ、是非また登りにきたいですね!

2015.09.26

鵜飼です。
合宿4日目、登攀としては最終日。名物ルートをまったり行こう、ということで八ツ峰へ

5:00真砂 ~ 9:00取り付き ~ 12:00登攀終了 ~ 15:00真砂

 

4日目ともなるといい加減しんどい、他の4人が見えなくなったらテントに帰ろうなどとボヤキながらのんびりと行く。

長次郎谷の雪渓が切れる喉でアイゼンを外し、そこからは右側を取り付きまでアイゼン無し。

なんやかんやで熊の岩と同じ高さまで来て取り付き、3パーティ程先行が居るけど問題なし

resize0848

1p(鵜飼)

出だし、目の前にあった逆さL字のクラックが妙に悪かったけど後は全部ガバ

resize0834

2p(森)

ハイマツの上へ抜ける。

resize0839

3p(鵜飼)

出だしのカチカチからのスメア足上げが怖かった。あとはガバ

resize0842

4p(森)

リッジが怖い

resize0848

5p(鵜飼)

ガバ

 

八ツ峰の頭まで抜けようかとも思ったけど、意外と12時。

頭まで行っていると日暮れになりそうだし、右俣のガレ場をまた通るのは嫌なので

5,6のコルへ下降。しかしこの下りも怖かった。

 

下りの喉の所で、沢に突き刺さる謎の柄を見つけ、

これはもしや!バイル!と思い引っこ抜くとポール。

3つ折れのBD製ポールを手に入れた。

resize0857

 

 

2015.09.25

合宿2日目。

早戸、森で平蔵谷からアプローチし、南壁A2稜へ向かいました。

 

森さん、僕の調べが足りなかったばかりに全然違う壁を登らせてしまってすいませんでした。

間違ってたことに気付いたのは下山してから。そのせいでここを南壁だと思い3日目に登ることになった代表と宮崎さん。どうもさっせん。

 

割と踏み跡なんかもしっかりしていて他にも間違えてここを登るパーティがチョコチョコいるようです。

赤線が今回登ったと思われるライン。多少ズレもあるかもしれませんが大体こんな感じだと思います。

全然違いますね。。笑

A1とも取付から大きく違います。

剱岳

残置は1ピッチにひとつあればいいほう。って感じでロープ出したり出さなかったりで5ピッチくらい登りました。

僕的にはそこそこ楽しかったので良しとしたいと思います。笑

IMGP4579

頂上はすごくいい天気でした。

 

補足情報として、

アプローチで使った平蔵谷雪渓はアイゼンなしで登りました。下りはあった方が楽。

シュルンドも通行を妨げるものはなし。

下山路で使った長次郎谷も同様。コルからかなり雪渓が後退しておりガレ場の下りが長かったです。(右・左ともに)

この時期の雪渓は状態がかなり悪いと踏んでいましたが意外にも、といった印象でした。

 

森さん、お疲れ様でした。

【行動記録】

真砂沢5:30~南壁(ではない)取付10:00~山頂14:00~長次郎左俣~熊の岩16:00~真砂沢18:00

© 2020 千種アルパインクラブ (CAC) All rights reserved.