愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2014.12.07

こんにちは、酒井です。

今回は宮崎さんと森さんの3人で、御在所前尾根へ行ってきましたのでご報告します。(遅くなりすみません)
私にとってアルパインクライミングのデビューとなりました。

 

当初は森さんと2人の予定でしたが、直前に宮崎さんも参加できることになり、宮崎さんに2人をピックしてもらい御在所へ。
3連休3日目のこの日は、駐車場でクライミングの準備をするグループを2~3見かけるなどほどほどの入り。休日ならこんなもんなのかな?という凡そ予想通りな印象でした。

今回のリードの担当は
P7P6 森さん
P5P4 酒井
P3P2 宮崎さん
です。

私はシステムの実践練習ということで、簡単なP5P4をやらせてもらうことに。
ちなみに、宮崎さんはアイゼン+ダブルアックスのスタイルです。

 

P7(9:00)~P6(11:00)
P7を順調に終えてP6を登っていると、別のポイントから登ってきたPTとラインが交差しそうになりました。
休日のアルパインルートではよくあることなのでしょうか。お互い譲り合いながらうまくラインをずらしながら登っていきます。
このPTも3人だったので似たようなペースで進み、結局下山までご一緒でした。

IMGP4232.2

 

P5(11:20)~P4(13:00)
ここは私がリードをさせてもらいました。
終了点で支点を作りセカンドとサードのビレイをするのですが、2人が同時に登ってくるあたりから忙しくて混乱してきます。
これをやりつつ写真まで撮っちゃう森さんってば素晴らしいと思ったり、まとめてたロープをぼろっと落としたり、どうにかこうにかP5終了(汗
次はもう少しなんとか!と思いますがP4でもさほど上達せず。もっと経験を積んでがんばります。

IMGP4233

 

P3(14:00)~P2(16:10)
P3は特に問題なく終え、なかなかの存在感をみせるP2へ。かの有名なダルマを見上げワクワクしてきます。
クラックからフェースに出るところ?で苦労するようで、私は一番最後だったので自分なりに対策して登ったところ案外すんなり。
登ってる途中の景色も素晴らしくとても楽しかったです。

1417954762271IMG_20141124_142431

 

P2を懸垂下降したあと、前壁ルンゼを懸垂で降りて裏道に合流することになりました。
木で支点を取り私が先頭で降りていくのですが、ロープ中間25mの印を過ぎても地面は視認できず、感覚的に足らないような気がしてきます。
壁が切り立ったところで地面を確認できましたが、案の定ロープが足りていませんでした。5~6mくらいの不足でしょうか。

このまま降りると、暗闇の中をピーピーと笛吹きながら歩くはめになると先日の救助講習で習ったばかりだったので、残りのロープの長さで着地できそうなところを探し、右に振った盛り上がっているところにちょうどよく着地できました。

その後下降器を外してロープを引いたのですが、引っ掛かっているのかうまく動きません。
仕方ないのでとりあえず叫んでみたところ、宮崎さんの反応はあったのですが何を言っているのかはわからず…。
う~ん、困ったなと考えていると、引っかかりが解消したのかロープが動き、私が下降器を外していることがわかったようで、順に2人が降りてきました。
山では思っていた以上に言葉での意思疎通が難しいものですね。勉強になりました。

IMG_20141124_163839

 

その後は裏道に合流し、日は落ちてしまったものの無事に17:30下山。とても充実した初アルパインを終えることができました。
お二人には終始ご指導いただき本当にありがとうございました。次の御在所は中尾根に行ってみたいので、是非よろしくお願いします!

2014.10.29

岩佐です。

錫杖で、左方カンテから烏帽子岩東肩ルートの継続登攀をしてきました。

 

【メンバー】上手、岩佐

 

【記 録】

2014年10月26日

槍見P 3:25 ~ 5:15 左方カンテ取り付き 5:55 ~ 9:55 左方カンテ終了点 10:25 ~ 12:22 烏帽子岩東肩ルート取り付き 12:45 ~ 14:40 烏帽子岩頂上 15:00 ~ 18:00 西肩コル下 18:45 ~ 20:20 クリヤ谷登山道 ~ 21:45 槍見P

 

【報 告】

冬山シーズンになる前に日帰りで良いのでもう一度どこか登りに行きたいと思い、上手さんを誘ってみたら、OKとのこと。以前から錫杖左方カンテを登りたいと聞いていたので、ルートは左方カンテに決定。ただこれだけではちょっと寂しいので、烏帽子岩の東肩ルートとくっつけて継続登攀の計画を立てた。

 

私は前日5時起き、出発前の仮眠も1時間半程度しか取れず睡眠不足。上手さんも睡眠は殆ど取っていないとのことで、槍見駐車場に着いたら二人とも睡魔に負けて15分程寝る。できればあと2、3時間は寝たいところだが、左方カンテは混むので、眠いのを我慢して3時25分に出発した。

 

取り付きに到着した時はまだ真っ暗で、我々が一番乗り。明るくなるのを待って直ぐに登攀を開始した。上手さんからスタートして交替で登り、4P目で追いつかれたガイド山行パーティーに先を譲って、2番でルート終了点に到着した。左方カンテを登るのは今回が4度目だが、本当のルートてっぺんまで登ったのは今回が初めて。終了点の草原はとても気持ちよく、紅葉ピークの新穂高側の景色が素晴らしい。

錫杖141026a

錫杖141026b

錫杖141026c

 

行動食を食べて少し休憩した後、烏帽子岩に向けて出発。前衛壁から烏帽子に行くのは初めてで、プチ冒険にちょっとワクワクする。暫くは踏み跡を辿るが、途中で踏み跡が左右2つに分かれている。右側は途中で踏み跡が消えており、その先を覗いてみると絶壁で先に進めそうもない。左側(北沢側)にはバンドがあるが、その先がどうなっているのか分からない。やはり右側が正しいのかと、もう一度行ってみるが、やっぱり違う感じ。右に左に行ったり来たり30分程ウロウロした後、北沢側のバンドを辿ってみることにする。

 

このバンドは幅が狭く、下まで切れ落ちている。ミスは許されないのでロープを出し、確保してもらって先まで行ってみる。途中から急斜面の木登りで上がっていくと、P2のてっぺんに出た。ここから両側が切れ落ちた稜線を伝って、東肩ルート取り付きに到着した。

錫杖141026d

P2側から見た烏帽子岩。右の階段状の所が東肩ルートの一部。

錫杖141026e

東肩ルート1ピッチ目。岩はもろい。

 

東肩ルートの登攀は、1P目、3P目、4P目を岩佐、2P目、5P目上手さんで烏帽子岩頂上に到着。取り付きまでのアプローチで若干時間をロスしたため、予定より遅れて到着したが、あとは2ピッチの懸垂下降なので、19時くらいには槍見駐車場に戻れるだろうと思っていた。
しかし、そんなに甘くなかった。。。

錫杖141026f

錫杖141026h 東肩ルート最終ピッチ

昨年曽我さんと東肩ルートを登り西肩側に懸垂下降した際に、2ピッチで降りられることが分かったのだが、昨年あった懸垂支点の残置スリングが無くなっていた。たぶんこちらの方向だろうと思われる所で、這い松に懸垂支点をセットして下降開始。途中2ピッチ目の懸垂支点となる太い松の木がある筈と、注意しながら降りていくが、見つからない。15mほど降りた所で二人の体重を支えられそうな這い松があったので、一旦ここでピッチを切る。

 

ここから2ピッチ目の懸垂下降をするが、どうやら本来の懸垂地点よりもやや西寄りに降りてしまったようで、昨年見た2ピッチ目の支点となる松の木(たぶん同じ木)が随分右側にある。振り子トラバースして移動できたものの、この場所からロープを回収するとなると、ハングの左側の角に当たって回収はできそうもない。昨年の経験から、この松の木から降りれば、ロープがある程度余る状態で懸垂下降できると記憶していたので、2ピッチ目の懸垂支点の這い松からならば下に届くはず。下を覗いてみるとロープが地面まで届いているのかどうかは分からないため、取り敢えず降りてみることにする。

 

ロープが下まで届いていないことも考え、途中懸垂支点が作れる所がないか見ながら下降するが、適切な場所が見つからない。30mほど降りた所から下はハングしており先が見えないため、降りてみないことには分からない。下降してみると、なんと地面から6、7m(?)位の所にロープの末端があり、下まで届いていない。ハングしているため、クライムダウンもできない。ロープスリングがあれば、ロープに結束して降りることも可能なのかもしれないが、自分の手持ちは既に2本を使ってしまい。残り1本のみ。あとは上手さんが持っている。となると登り返してどこかで支点を作って下降するしかなく、ハングした壁を宙ぶらりんの状態で登り返す。

 

2つのルートを登って体力を使った後の登り返しは堪える。登っても登ってもロープが伸び、なかなか高度があがらず嫌になる。やっとの思いでハングを越えると、しんどいロープの登り返しから立った壁のホールドを掴んで岩登り。アプローチシューズなので登りにくいが、ロープ登りよりはマシか。支点が作れそうな所を探しながら登って行くと、左側に直径4㎝ほどの幹の這い松があるが、一人の体重を支えるのが精一杯。這い松を補強するためのリスやクラックも見つからないので、諦めて更に登る。すると右側にクラックを発見。自分が持っているプロテクションは、ナッツとキャメロットのグレー、C3の黄色と赤のみ。あとは上手さんのザックの中。手持ちのプロテクションを使えるのはクラックに挟まった何となく不安定な岩の両脇にあるクラックのみ。それでも一人だけならば支持力がありそう。取り敢えずC3の赤とナッツで支点を作る。その40㎝ほど下はしっかりとしたクラックで、カムの3番があれば懸垂下降ができるちゃんとした支点が作れるので、上手さんに降りてきてもらう。降りてきた上手さんに懸垂の仮固定をしてもらってキャメロットを受け取り、3番をセットして支点を補強。(いつか回収に行かなければ。。。⇒15/09/12に全て回収。) やっと下まで懸垂下降することができた。ギアを片付け行動食を食べて暫し休憩した後、真っ暗な中をヘッデン点けてクリヤ谷側に猛烈な笹薮漕ぎで下った。登山道に出てホッと一安心。あとは槍見まで、熊に遭遇するのを避けるために二人交替で笛を吹きながら下山した。

 

毎回山に行くと思うことだが、懸垂下降は本当に怖い。良く登られている半ばゲレンデ化したようなルートならば、しっかりした懸垂支点があることが多いが、あまり登られていない烏帽子岩のようなルートや古い残置しかないクラシックルートの懸垂下降は、一つ間違えれば命懸け。アルパインクライミングは本当に面白いけれど、一歩間違えれば命を落とすことになる危険な遊びだと言うことを改めて痛感した山行だった。また、こういった不測の事態に備え、先に懸垂下降をする者は、ある程度のギアを持っておかなければならないと思った。

 

そんなわけで、情けない終わり方となったが、とにかく無事に下山できて本当に良かった。まだまだ自分は未熟であるということを思い知らされたが、色々と勉強になった山行だった。
要修行!
下山が遅れ、会の皆様にはご心配をおかけしました。

2014.10.09

こんにちは ハラダです。
9/27-28に前穂・北尾根に、友人と行ってきましたので、
報告いたします。

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印象深い、昨年10月頭、ヒュッテ大槍からの北尾根

【記録】

□9月27日(土)

上高地8:20~10:20横尾(徳沢園にて大休憩含む)~12:00本谷橋(20分ほどの休憩含み)~13:30涸沢ヒュッテ

□9月28日(日)

起床3:00-涸沢ヒュッテ4:00~5:25Ⅴ・Ⅵのコル5:45~7:15Ⅲ峰取り付き7:30~9:30前穂頂上11:20~13:10岳沢13:40~15:00上高地

 

今回は、温めていた計画がひょんな事から、決まった。

常々、北尾根いきたいな~って、つぶやいていたものの、千種のメンバーにはいつでもいけるよって、流され~流され~

ふと、友人とどっかいこうって話から、北尾根と提案すると、いいですね~ときた!

お互い、山岳会に入っているものの、自立した本チャン山行は、初。(更に私は、本チャンさえも初・・)

 

さて

今回の行ったルートを分かり易く、

昨年10月末の北穂・南陵から

昨年10月末の北穂・南陵から

てなルートを辿り、行った訳です。

 

今回の旅路は、9月26日金から始まった。

名駅で友人と22時に合流し、沢渡まで移動し、一杯飲んで、車で寝た。

その一杯飲んでいるときには、予習である。

予習とは、ヤマケイから出ている、DVDを友人が持参してくれて、これを鑑賞。

先生は、谷口K先生。

そんな具合に寝た。

 

9月27日、私たちは、涸沢までの予定なので、ゆっくりめの7時に起床。

ここで、大切なミーティングである。

数々のギア、ロープを持参してきているのものの、ここで、昨夜の予習から、省力化を図るべく、整理である。

その結果、9mmのダブルロープ1本、カム一式、ナッツ一式、スリング4、ヌンチャク5と、絞っていき、ロープ担当と、ギア類担当と分散して、担いでいった。

そして、乗り合いのタクシーで上高地へ。

で、徳沢園、横尾、本谷橋で時間稼ぎをしつつ、涸沢ヒュッテに13時半に到着。

紅葉の涸沢は、初めての経験である。

涸沢ヒュッテのビアガーデンから

涸沢ヒュッテのビアガーデンより

なるほど、これは山が笑っているとはこういう事をいうのですね、なるほど、なるほど。

 

さて、山小屋フリークとしては、一度涸沢ヒュッテには泊まってみたかった。

常々、通過、テントを利用していまい、なかなか泊まる機会がない。

そして、今回は、ともかく北尾根に行きたかったので、軽量化、精力分散を図るべく、小屋泊に。

当初の電話予約の時点では、混雑が予想されるので、

1つの布団に、3人でお願いしてますって、話であったが、

当日の受付では、2人でお願いしますって(だいぶいい)、

さらに、結果としては、1人で寝れた(そんなに混まなかったのだ)。

寝ることには、良かったが、ビアガーデンのおでんが生煮えで、あんまりであった。

 

13時半に到着した我々は、ビールを飲んだり、寝たり、ご飯食べたり、寝たり、ビール飲んだり、寝たりを過ごし、十分な睡眠を得、3時に起床。

9月28日

4時、ヘッデンを点け、ぼちぼちとⅤ・Ⅵのコルへ。

道は、悪くなく、始めにほんの少し雪があったくらいで、アイゼンは不要。

5時半頃、Ⅴ・Ⅵのコル到着。

ちょうど、日の出の頃であった。

Ⅴ峰、Ⅳ峰とルートを間違えないよう、丁寧に歩いていった。

Ⅴ峰からⅣ峰を望む

Ⅴ峰からⅣ峰を望む

Ⅲ峰では、ロープを出し、1P目、友人がのぼっていくと、

「はらださ~ん」って、ビレイしている私を呼ぶ声が!

「お~!!いわささん!」

先に行ってしまっているだろうと思っていたところに、Ⅳ峰東壁(松高ルート)をこなした岩佐さん登場である。

こんな広い北アルプスの中で出会えるなんて♪

こんなところまで、私のビレイを視てくれるなんて、なんて千種は暖かいんだとも♪

「頂上で待っててくださ~い」、「了解で~す」ってⅣ峰とⅢ峰で会話をし、

私ものぼっていった。

2P目、いよいよ私のリードである。

ふむふむ支点だらけやないですか、そして、リードする必要あるのかなって、

思いながら、大事に支点を取り、壁の前できる。

あまりに支点を取りすぎたせいで、流れが悪い、重い。

リードをしたはしたはでやること、考えることが一杯ですね。

3Pロープを出したところで、ロープをしまい、Ⅱ峰である。

Ⅱ峰あたりからの涸沢

Ⅱ峰あたりからの涸沢

Ⅱ峰、いけますねって、歩いていく。

最後のクライムダウンでは、ロープを出し、懸垂をし、終了。

Ⅰ・Ⅱのコルからの奥又白池

Ⅰ・Ⅱのコルからの奥又白池

そして、9時半、頂上へ到着。

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この日は、360度視界良好。

西穂

西穂方面

槍ヶ岳方面と手前が北尾根

槍ヶ岳方面と手前が北尾根

焼岳、乗鞍岳、御嶽山

焼岳、乗鞍岳、御嶽山

そして、岩佐さんたちをまっていると、

Ⅱ峰に

Ⅱ峰をこなす岩佐さん

Ⅱ峰をこなす岩佐さん

クライムダウンする上手さん

クライムダウンする上手さん

10時45分、岩佐さんたちも頂上へ到着。

その後、皆で、重太郎新道を経て、上高地へ下った。

 

この度の山行は、メンバーとともに、天候にも恵まれた良い山行ができたことは何よりでした。

そして、千種での活動なくして、北尾根をいくことが出来なかったことは確かなことで、

よりよく学び、考え、知ろうと思うばかりです。

2014.10.02

岩佐です。

上手さんと、松高ルート~明神主稜線のリベンジ山行に行ってきましたので、以下報告します。

 

行動記録

 

9月27日 5:27上高地5:35 ~ 6:50徳沢7:08 ~ 11:20松高ルート取り付き12:00 ~ 17:40 松高テラス△

9月28日 △5:30 ~ 10:45前穂高山頂 ~ 15:00上高地

 

報 告

 

<9月27日>

 

沢渡駐車場を4時40分頃出発する筈が、タクシーがなかなか来ずに困った。タクシーを諦めてバスターミナルに向かう人もチラホラ。その後暫くして次々とまとまってタクシーが到着し、単独の方々3人と乗り合いで上高地に向かった。バスターミナル周辺は、既にバスで到着した人たちで賑わっている。これなら最初からバスで行った方が良かったかも。

 

取り付きまでのアプローチは二人とも思うようにスピードが上がらず、また私の体調不良もあって遅めの11:20に到着した。登攀開始は12時、上手さんリードでスタート。

 

1P目草付きのルートファインディングは、分かりにくい。迷い、途中で軌道修正しながら、残置ハーケンがある小テラスでピッチを切る。右側30mほど先には、北条・新村ルートの取り付きが見える。

 

2P目は岩佐。正しいルートに戻るため、一旦左に回り込んでから右上するが、ロープが屈曲して流れが非常に悪い。あと15mほど先に終了点らしき場所が見える所まで来たが、ここまでで既に結構なランナウト。傾斜は緩めだが、ロープで体が後ろに引っ張られて登りにくく、これ以上のランナウトは避けたい。少し上がると、運よくクラックを発見。カム2本で支点を作り、無理矢理2P目を切る。

 

3P目。上手さんが、15mほど先にあるトポ3P目のスタート地点らしき所に向かう。そして、ビンゴ! 漸く正しいルートに合流する。しかし、この時点で既にかなりの時間を費やしてしまっている。

 

4P目以降のリードは全て岩佐。まずはトポ3P目の悪い草付き。いつ抜けるか分からない痩せた灌木に支点を取りながらの不安定な泥と草の斜面の登攀は、正直言ってちっとも楽しくない。

 

5P目(=トポ4P目核心ピッチ)ビレイ点から、核心部分にかかっている白いスリングが見える。登り始める前に上手さんから、「2週間前に、奥又白に泊まっていたパーティーから、松高ルートの核心部を登っている時にガバホールドが取れてしまった、と聞きました」との情報提供あり。「ええええっ?!」と仰天、怯む。しかし、登ってみると残置スリングの左上にはしっかりとガバが残って(?)おり、無事越えることができた。取れてしまったガバとは、一体どの部分のことだったのだろう。。。 松高ハングを越え、凹角を抜けて松高テラスに到着。

 

020 松高テラス目指して登ってくる上手さん

 

ほっとしたのも束の間、上手さんが松高テラスまで登ってきた時点で既に17時近くである。日没まであと30分程度でどうしようか迷ったが、明日の明神主稜線縦走を考えると、ここは何としても上に抜けたいところ。そんなわけで、日没と競争しながら6P目登攀開始。昨年同様トポの5P目15mと6P目30mをつなげて登るが、あと15mという所でかなり暗くなってしまった。上手さんが登る頃には真っ暗になってしまいそうだったため、上手さんの案を受け入れ、無理せず松高テラスに下降してビバークすることとなった。この時点で、今回も多分明神縦走は諦めざるを得ないだろう思ったが、最終判断は翌日の北尾根登攀後まで待つことにする。

 

壁のビバークは落石が怖いのであまりしたくはないが、それさえなければ松高テラスでのビバークは快適だ。残置ハーケンの他に、小さいカムがきめられるクラック、そして灌木もあり、ツエルトも張りやすい。それに、なんと言っても景色が最高だ。

 

<9月28日>

 

岩佐リードで5時半登攀を開始。最後の45mを登りきり、北尾根3・4のコルを目指す。コルに向かって下っている時にビレイ中の原田さんを発見し、声をかける。山で仲間に会うのは嬉しいものだ。原田さんパーティーの後には7人ほどの順番待ち。この調子では明神を縦走すると最終バスに乗り遅れる可能性が高いため縦走は諦め、原田さんに前穂山頂で合流しましょうと告げる。

 

先行パーティーが登って行き、岩佐からスタート。交替で登り、ロープを解いて前穂山頂には10:45に到着した。待っていて下さった原田さん、お友達の菊池さんと合流して記念撮影し、重太郎新道経由で色鮮やかな木々を眺めながら上高地に下山した。

 

027山頂で記念撮影

 

またもや明神主稜線を歩くことができずに残念でしたが、恵まれたお天気のもと登攀が出来ました。松高ルートの最初の3ピッチは、どこでも登れそうに見えるためにルートファインディングが難しいですが、それがこのルートの面白さなんでしょうね。(頼りない灌木でしか支点が取れない草付は怖いですが。。。)アルパインを満喫できる、好ルートだと思います。上手さん、お疲れ様でした!

2014.09.30

こんにちは、9月に入会しました鵜飼です。

アダ名はウカP、ウーピー、なんでも結構です。先に言っておきますと純国産です。

 

9月頭のホテル錫杖浮遊事件で記憶に新しい、錫杖岳へ

前回登る予定で出来なった「見張塔からずっと」を宮崎さん、成瀬(ラ)、位田さんの4人で行ってまいりました。

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深夜出発で寝ずの山行ということで運転手の自分以外は寝ていない状態で出発

寝ててイイですよとはいったものの、皆ギンギンでブログには書けないようなトークで盛り上がり

槍見に5時到着、駐車場がほぼ満車でビックリ。

寒いだの眠いだの言いつつも結局ノースリーブになるラッセル。

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錫杖沢あたりで陽が差し込み始め、ガスもなくなり朝靄に浮かぶ穂高連峰が美しい

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7時には取り付きに到着。

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パーティ分けは宮崎・鵜飼 、 ラッセル・位田 と決まっていたので

登攀順序をリーダージャンケン、宮崎さんの圧勝、1ピッチ目ジャンケンに自分が勝利し

アルパインのリードデビュー&一本目となりウっキウキ

というわけでやっと本題です。

 

 

1ピッチ 鵜飼

記念すべき初リード。これ以上ないくらいの岩のコンディション

出だしに2,3個ランナーを取るも、それ以降はノープロ

トポには16mくらいでテラスに出ると書いてあったがさっぱり見当たらず

ユルユルのスラブなので気にせずルンルン気分でロープ目一杯出してテラスに辿り着く

(トポでいうところの2ピッチ目のテラスで、どうやらスタート位置が高すぎたようだった。)

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2ピッチ 宮崎

テラスから殆ど歩きのトラバースを30m弱、水が流れてる所をちょっと上がってロープ一杯。

プロテクションはほぼ取れないが、その必要も感じない。

 

3ピッチ 鵜飼

ビタビタの坂道をまたちょっと上がると3mほどの小ハング壁、上部は草がボーボー

ガバガバのアンダーからクラックに手を勢い良く突っ込むと、中に小さなチョックストーンがあって、小指を軽く突き指する。

悶えながら、逆側のガバに手をかけると、スイカサイズの石が普通に動く、、、

文句言いながら乗っ越して草付きボーボーをしばらく這い上がり、草が切れた所にアンカーを取る。ここもロープ一杯

 

セカンドビレイ中、乾いた金属音が、、カコーンカコーン。どうやらカムを落としたようだ

それも束の間、更にガコーンガコーン、、、、どうやらスイカ君を落としたらしい、、、、ちゃんと伝えておけばよかった、、

そして自分は自分で草付きを這い上がってる時にLapisブラシを落としていた、、、落とし物の多いピッチ

 

上で合流した時に位田さんにブラシの話をしたら

位「あ~あったあった青いやつ~」

ウ「そうそう青いの!俺の!返して!」

位「拾わないよそんなん」

ウ「・・・・(^q^)」

宮崎さんの落し物は奇跡的な生還を果たすのに、、人徳ってやつですかね

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この先はロープ要らないということで中央稜の下のテラスまで普通に歩く

ここまでで9時過ぎ、非常にいいペースに思えたが

落としたカムを後続から受け取らないといけないので待機。

とにかく景色がいい、そして暑い、御嶽の噴煙も見えました。

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しかし待てど暮らせど2人は上がって来ない、待つこと1時間。

カムを受け取り藪こぎルートで待ちに待った大洞穴へ

最終ピッチをリードで登りたいという宮崎さん、どーぞどーぞってことで

 

改めて後半戦 1ピッチ 宮崎

出だしの薄被りが悪い、思ってたんと違う!ってくらいで

子供の顔が過ったらしい宮崎さん慎重にカム&ナッツの固め取りでクラックへ

濡れてると悪いとの情報を市川さんより頂いていたものの、パリパリに乾いており快適そのもの

ハンドも極まるし、ホールドもある、どっちにしようか迷ってよくわからないムーヴで登る

基部のフェイスが悪いという総意でした。

ビレイ中、笹ヤブがガサガサいうので、熊!と思ったらラッセルの頭が生えていました。

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後半 2ピッチ 鵜飼

でかいチョックストーンまで上がって行きそこからトラバース。直登は草がボーボーで無理臭いし時間がない

トラバースも思ってたより悪くプロテクションも小さめのナッツくらいしか決まらない、この小気味よい緊張感の中

宮「がーんば~がんば、がーんば~~ がーんーばーウーカーP~♪」

とロート製薬の替え歌を、歌う宮崎さん。かなりぶち壊しですが、緊張をほぐしてくれたんですよねぇ

乗っ越したら立って歩ける傾斜で灌木まで歩いて終了。ナイスピッチ!!

丁度ガスが出てきて視界が悪かったけど晴れてたら爽快な高度感を堪能出来たに違いない

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後半3ピッチ 宮崎

ロープだけ一応出したものの歩いて終わり。染み出しに注意

時々、おっさんの雄叫びが聞こえる。うん、いつも通りです、異常なし

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後半4ピッチ 鵜飼

出だしだけエイヤッしてあとは草付きボーボースラブ。

ロープ一杯だして適当に終了。 ラッセルそのポーズ好きなの?

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後半5ピッチ最終 宮崎

いよいよラスト、2本あるクラックの左を登る

クラックといっても殆どフェイス登り、ピラミッドみたいな浮石と、百科事典をガッツリ掴んで焦るもエンジョイクライミング

あれ?ピッケルピークじゃない?まぁいいや一応ピークだし終了~

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右のクラックを選んだラッセル、渾身のクライミング!体感13b!(笑

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宮崎・鵜飼班、13時半頃登攀終了。ガッスガスで視程100m程でしたが

ラストの位田さんが登り始めた頃にガスが晴れて、ご褒美の穂高連峰を頂きました。最高です。

そして位田さんがピークに立ったらまたガッスガス!流石やで!

 

下山開始15時、本当の核心はここから。

目の保護にサングラス、粉塵対策にマスク、腕の保護に長袖シャツ・・・

うーんノーコメントで、、、

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意地でもノースリーブで行くらしい、、、、

 

頂上から降りて、踏跡を辿り岩稜を右巻きに~というイメージで下る

早々に踏跡が薄くなりプッツリなくなってしまう。

主に位田さんが文句言いながら強引に真っ直ぐ藪こぎするも、全然進まない上にかなり時間をロスしていて焦り始める

藪こぎすること約1時間、ようやくしっかりした踏跡&テープ付きの道に出る。

(ピッケルピークまでは普通に稜線を歩くのが、正解だと思われる)

「山って意外と何処でも歩けるもんだなぁ」と妙な感動を覚えたり

踏跡&テープ、これはもう県道レベルやでぇとか訳のわからんこと言いながら、

巻きつつ下りつつ、おそらく南尾根P5,6?あたりで何故か道が左右に分岐している。テープも両方についている

岩の基部を歩く道と、西側に下る感じの道。 西側には行かないだろってことで左へ

そのままちょっと下ると「これがコル地形です!」みたいなコルに出る

そのコルも越え、少しだけ登って小ピークを越えると開けた樹林帯が出てくる。

その先にもテープと踏跡は薄っすら続いているものの、どうやらこれも偽物?で

開けた樹林帯に入ってすぐに東側にテープが2本、背丈程の笹をすり抜けると牧南沢が

そのまま小一時間下って行くとホテル錫杖、もとい錫杖岩屋に到着。

 

後続を待ちがてら、ホテル錫杖で幕営していたパーティと軽く雑談していると

女性の方が、「松茸ご飯、余ってるからよかったら食べて」と勧められる

「いやいや、下山するだけなので大丈夫です」

と山で他人の食糧を貰うのは気が引けると断る

しかし、それでもラッセルにもよかったら~と勧める女性。

ラッセルと目が合う。

(゚∀゚)

たぶんこんな顔だった。

松茸ご飯、美味しゅうございました。

 

帰りは、やたらと「私は混浴でもいいよ!」とゴリ押ししてくる位田さんを華麗にスルーして

平湯の森に滑り込み、風呂と食事を頂き、撤収

 

下山中、宮崎さんから「うーぴーは今のところ落ち度がなくて面白く無い」という謎の批判を浴びたので

何か面白いことは無いかと執筆していましたが、終始エンジョイクライミングしていた自分としては

特にハプニングがあるわけでもなく、、、次回はネタを提供出来るよう頑張ります!

 

今回の山行にあたり、諸先輩方には多大な心労をお掛けしたと思いますが

おかげ様で特にトラブル無く登ることが出来ました。ありがとうございます。

 

また、27日土曜に発生した御嶽山噴火により

亡くなられた方々のご冥福を深くお祈り申し上げますとともに、

被災された皆様、そのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

 

 

 

2014.09.30

こんにちは。

ラッセルです。
先日、9/28日に錫杖岳。『見張り塔からずっと』に行って参りました。
宮崎さんに、今回の山行リーダーは
『最近フリークライマー化しているラッセル。』
とご指名を受け、背筋がピンと伸びる!

メンバーは2パーティに分かれ、
宮崎、鵜飼ペア
ラッセル、坂井ペア

となった。

深夜1時に名古屋発。
5時前には、槍見館に到着。
快晴。スムーズに7時には取り付きに到着し、
登攀開始。(先日のサホウカンテで取り付きをチェックしていたため完璧なスタート!)

IMG_4778

どっちのパーティが先行するか。

もちろんジャンケンです。

結果は見事に、ラッセル、坂井ペア惨敗。

もしかしたら、ジャンケンを負けたほうが先行かも!っと一瞬期待するも…

やっぱり宮崎ペアが先行でした。(笑)

1p宮崎ペアが登り始める。

ここはかなり岩が脆いため、

ラッセルペアはかなり間を空けてのスタート。

IMG_4786

1pリード、ラッセル。

快適なスラブ。
残置がたくさん。
少しランナウトするが快調に登る。
50mいっぱい出しピッチを切る。
ピナクルとカムで支点を構築。
フォローの坂井さんは岩の脆さに驚きつつも、よいスタートを切る。

2pリード、坂井

少しトラバースし、直上するハズが、
なぜかロープを15mほど出したところできる。笑

3pリード、ラッセル

直上し、スラブ帯に行くor小さいハングに行くか迷うも、
スラブ帯を選択。

IMG_4772

しかし、ロープが足りず支点が作れない。

仕方ナイので脆いスラブをクライムダウンし、
小さいハングを越え、そこでブッシュで支点を作る。

そこからは草付きスラブでロープを出すか、しまうか迷うも、とりあえず、ロープを出すことに。(かなり迷ったがこの選択で、かなり時間が掛かってしまうことになる)

そして何ピッチか繰り返すと、中央稜のコルに。
宮崎ペアが見えた。
かなり待たせてしまった。
宮崎ペアはかなり前の段階でロープをしまった模様で早くコルに出ていた。

そして藪漕ぎトラバースをし、

大洞穴に到着。

resize0198
その時既に、坂井さんは初藪漕ぎで戦意を喪失。笑

7pリード、ラッセル。5.8 30m

大洞穴フェースからのクラック。(写真のリードは宮崎さん)

IMG_4739
クラックのムーブはレイバックからのハンドになった。足のスタンスが沢山あるので安心。いいルート。
ピナクルで支点を作る。
坂井さんもお決まりの声を出しながら(わかりますよね?笑)上がってくる。

次のピッチを坂井さんにリードするか、聞くも…
顔を上げると…

『やめとく!』

即答。

僕は『いいんすか!\(^o^)/』

有難く、リードを頂く。

p8 クラックからのフェース 5.8 50m

IMG_4775

最初は凹角の脆いクラックを登って行く。

浮き岩に気を使いながら登る。

ハンドはバチ効き。

そして右にトラバースし、フェース。

IMG_4777

効くホールドを探しながらスリルのあるトラバース。楽しい。

そして直上し、スラブに出てブッシュで支点を作る。
フォローの坂井さんからは…

『いつもの声』のみが本峰に響き渡り

こだまする。笑

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そして、僕は笑いながらビレイする。

坂井さん曰く、トラバースのパートが怖かったので、思わず出ちゃった♡だそうな。

そして緩いスラブをそのままトラバースし、

最終2ピッチの取り付きへ。

このピッチは
リード坂井 50m
草付きの階段状のスラブを直登。
いっぱい出してピッチを切る。
フォローの僕は急いで(ダッシュで)登る。

いよいよ
最終ピッチ
リード、ラッセル 25m 5.7

快適なクラック。

面白そうなワイドのコーナー方に取り付き

ムダにフィストを極める(笑)

IMG_4779
(このピッチは登っている時間よりも、撮影している時間の方が長かった。笑)

そして本峰頂上へ。

先に着いていた宮崎ペアとハイタッチ。

そして、最後に坂井さんも頂上へ。

IMG_4788

IMG_4784

最後はランジで決めてくれました(笑)うそです。

余韻に浸るのもつかの間。

既に15時が回っている。

このままでは、
最大の核心である牧南沢への藪漕ぎがヘッデンを付けることになってしまう。

それだけは避けたい。

急いで下山にかかる!

しかし、

案の定迷う。

ひたすら藪漕ぎ。

藪漕ぎすること…

30分。

1時間…。

メンバーの顔に焦りが。

鵜飼さんと僕のココロの声
(ビバークか。明日仕事だし無理。)

一旦、登り返す。

そして踏み跡に出た。

後々分かったのが、下山のスタート位置がそもそも間違っていたようです。反省。

そしてゆっくりと下り、槍見館に着いたのは夜の7時。

無事下山です。

反省点は…

・草付きスラブでのロープを出すか、しまうか判断。
・下降路のルーファイ。経験値を積まなくては。

『見張り塔からずっと』はオールナチュプロでかなり良いルートでした。

山岳会に入って一年経とうとしてますが、
今まで登ったルートは本チャンでなく、マルチだな〜と痛感。
とても勉強になりました。

今後は…
今からのシーズン山。になりますが、
フリーグレードを伸ばしたいのも本音です。
(ルート、ボルダーも大好きなので )

両立出来るよう
最近は仕事終わりにこんな夜遊びを始めました。

IMG_4679
今年の目標達成出来るよう頑張ります。

ラッセル、坂井ペア編

おわり。

2014.09.23

岩佐です。

大変遅くなってしまいましたが、14・15日の岩佐・早戸パーティーの報告と、今回の山行の総括報告を致します。

■岩佐・早戸パーティー: 北条・新村ルート報告■

上高地からのアプローチおよび登攀詳細については、原田さん・宮崎さんから既に報告していただいておりますので、省略させていただきます。

我々のパーティーは、岩佐リードで登攀を開始しました。核心の4P目は早戸さんがフリーでリード、5P目は岩佐がリードしましたが、本来ならばピナクルテラスから一段下がって右にトラバースするところを、判断を誤りピナクルからそのまま真横にトラバースしてしまいました。右に行けばいくほど悪くなり、4つ目の残置ハーケンにヌンチャクをかけた途端ハーケンがいとも簡単に抜け、その拍子に8mほど墜落。岩を登り返そうと試みましたが、若干かぶっており思うようにいかず、プルージックとタイブロックを使って支点まで登り返しました。墜落前に、抜けたハーケンの手前の残置ハーケンのすぐ隣にあったリスに念のためにナッツをきめておいたのですが、このナッツのお蔭で更に墜落することを止めることができたようです。北条・新村ルートが開拓された時は、クライミングシューズではなく登山靴で登られたということを考えれば、私が取ったルートは明らかに間違いであったと、もっと早く気づくべきでした。完全なる私の判断ミスです。

009早戸さん、核心ピッチリード中

 

登り返した後、アンカーを作るためにハーケンを1本打ち足しましたが、墜落で既にナッツに衝撃がかかっていることと、いつ抜けるか分からない残置ハーケンに1本新しいハーケンを足しただけではアンカーとして不安があったため、小さいものの足場もある左側に移動してアンカーを作り直す旨早戸さんに告げ、そちらに移動。上部のピナクルにスリングをかけてアンカーを強化し、早戸さんにアンカーまで来てもらいました。そこから早戸さんにバトンタッチ。私は墜落で右足を負傷したため、その後の2ピッチも早戸さんにリードをお願いし、登攀終了。18:30近かったと思います。

016岩佐墜落地点からのピッチ

 

我々が5ピッチ目を登る時点で既に17時を回っていたため、斉藤・宮崎パーティーは登攀を中止し、懸垂して奥又白池に行くとのこと。登攀終了後何とかビバークできる場所を探してツエルトを張っている時に、早戸さんから奥又を横断するヘッドランプ2個を見たと聞き、無事に懸垂下降できたのだと知ってホッとしました。(実はこれは別のパーティーで、斉藤・宮崎パーティーはハイマツテラスでビバーク。)

我々がビバークした場所は斜めになった非常に狭い所で数歩先は切れ落ちていたため、寝ている間に落ちないようにそばにあったクラックにカム2本をきめてセルフビレイ。狭いので寝返りを打つこともままならず、足も伸ばせずに膝は曲げたまま。シュラフカバーに入ることも出来ずに寒い思いをして一夜を過ごしました。   寒さのあまり2時前に起きて火を焚き、ゆっくりと朝食を取りながら明るくなるのを待ちました。夜が明けるとツエルト撤収。昨晩から他のパーティーとの連絡を試みましたが結局連絡はつかずじまい。昨日登攀できたのは我々1パーティーのみで、状況から判断して他のパーティーは直ぐに上高地に下山すると考え、早戸さんと相談した結果明神縦走は断念して北尾根~前穂山頂~重太郎新道経由で出来るだけ早く下山することに予定を変更。12時過ぎに上高地に到着しました。   3時頃曽我パーティーが上高地到着。5時半には斉藤パーティーも無事下山し、沢渡に移動。駐車場の隣にある温泉で汗を流し、帰途につきました。

■総 括■

今回は反省すべき点が多く、課題を残した山行となりました。以下箇条書きでまとめます。

1.複数パーティーで異なるルートを登攀する場合、特にメンバーに初心者が含まれる場合は、無理をせずに定着式にして一日の終わりにベースに戻ってくるようにした方が良い。

2.緊急事態が発生した時の対処の仕方が決められていなかったため混乱を招き、曽我パーティーのメンバーの皆さんに大変な心配をおかけした。予定通りに合流できなかった場合の連絡方法や、連絡が取れなかった場合にどうするのかを予め決めておくべきだった。携帯では連絡が取れなかったため、無線の利用を検討する必要あり?

3.登攀はできるだけ早く開始することが大切。初日に取り付き到着が予定していた時間よりもかなり遅くなってしまったが、その時点でメンバーの体力等も考慮し、同日の登攀はやめて奥又白池で待機、翌日登攀するという選択もあった筈。

4.CLはその時の状況でベストと考えられることを基に判断をするため、CLの指示に従うことは重要。

5.アルパインは、まずは体力。日頃から体力トレーニングを行なっておくこと。

6.荷物を担いでの登攀では、極力軽量化に努めること。

7.登山は歩くのが一番遅い人にペースを合わせるのが基本。それを考えると、今回の計画は若干欲張り過ぎ・無理がある内容であった。また、事前に参加メンバーの体力を把握しておくべきであった。

8.当たり前だが、残置ハーケンはいつ抜けてもおかしくないことを忘れないこと。

9.ルートファインディングの力を養うこと。

他にも各自反省点があるかとは思いますが、今回の山行で経験したことを次回からの山行に活かしていただければ幸いです。様々な事情から3パーティーがバラバラになってしまい、皆で前穂北尾根~明神縦走が出来なかったのはとても残念でしたが、個人的にはこれまでに一緒に山に行く機会が無かった皆さんと行動することで、山に対する考え方などを知ることもでき、有意義な山行となりました。今後の皆さんの活躍に期待します。

2014.09.19

ミヤザキです。

お盆に雨で中止となった前穂東面夏合宿のリベンジ山行として、7人という大人数で前穂四峰正面壁に向かいました。

 

【14日】上高地バスターミナル5:00-8:00中畠新道分岐8:20-12:00北条新村ルート取り付き-登攀開始13:00-下降開始17:20-17:40ハイマツテラス

2014-09-14 08.08.24中畠新道分岐で二日分の水を補給。正面奥に前穂

2014-09-14 11.15.41

四峰正面壁。雪渓は予想以上に残っていたが、6本爪アイゼンとミゾーのチコハンマーという軽量化重視の装備で突破。

 

上高地から7時間もかかって北条-新村ルートの取り付きに到着。

大人数だと休憩時間にしろ、歩きのスピードにしろ、ひとつひとつの行動が遅くなってしまうことを痛感した。

ここまでの話は「ようやくアプローチに着いた」という名言を残した原田さんの記録に期待して割愛。

 

先行は岩佐・早戸組。

2014-09-14 12.32.48

赤いアルパインクライマーソックスにクライミングシューズをはく千種の若頭・早戸くん。

「変ですかね?」と聞くので「うん、かなりダサい」と率直に答えると、いそいそと脱ぎ始める。

これが原因で(?)、数時間後に彼の足首は血まみれになる。

2014-09-14 12.37.17

ということで素足でビレーする若頭。それはともかく、人の頭の上で盛大にオナラするのはやめてほしい。

岩佐・早戸組の姿が見えなくなるのを待って、斉藤・宮崎組も登攀開始。

 

1P:リード斉藤

草付きのガリー右側の岩を快適に40mくらい。

しかし、フォローの宮崎がここで大失態。

終了点で回収したヌンチャクを渡そうとしたとき、今ここで落としてはいけないものランキング1位のATCが、環付きビナごと宙を舞った。

ああ~

と思うまもなく消えていくオレのATC。

まさかの1ピッチ敗退が頭をよぎるが、ここは探すしかない。斉藤さんにはボディビレイに切り替えてもらい、クライムダウンしながら探索。

半泣きになりながら取り付きまで降りると、なぜか松高ルートに行ったはずの上手さん原田さんがいた。

「ATC、落ちてきませんでした?」

わらにもすがる思いで聞くと、

「見てないけど、ドサっていう音がした気がする」

と原田さん。近くにあるのは間違いない。が、あたりは一面草付き。ここでゆっくり探している時間もない。

迷っていると、

「オレの貸そうか?こっち3人パーティーだから、一人はなくても大丈夫でしょ」と原田さん。

は、はらださん…(涙)

ということでありがたい提案に迷わずルベルソをお借りして、この先3日間くらいは原田さんへのリスペクトを忘れないで生きよう……と心に誓いながら1ピッチ目を登り直し。

 

2P:リード宮崎

ATCの件に動揺していてよく覚えてないけど、適当に30mくらい登ってピッチを切る。

 

3P:リード斉藤

ちょっと登ってハイマツテラスまで。この前半3ピッチはⅡ~Ⅳ級とのことだが、ほとんど残置ハーケンでランナーを取れるお気楽なピッチ。

問題はここからだ。

 

4P:リード宮崎

ハングを2つ超えるⅣ級A1の核心ピッチ。

人工登攀の経験は一度しかなく、8月のアブミトレーニングにも行けずじまい。加えて1ピッチ目の失態。

楽しみより不安がかなり勝っているが、行ったらなんとかなるやろ!と気合いを入れて突撃だ。

最初の小ハングは壁に下がってるお助けスリングつかみつつ、フリーっぽいムーブで突破。ビバーク装備と水の入ったザックが重い。

核心の大ハングを前に、しばし立ち往生。どうやって抜けるんだ、これ…??

ヒントは右にたれている残置スリング。これに届くようにハーケン打とうとしたが、探したらリップの上にも残置ハーケンがあった。

自分のアブミに乗ってから残置スリングに右足突っ込んで立ち込み、左ハンドジャムから仰向け気味にガバをとり、一気に体をあげてマントル返す。

と書くとあっさりしているが、しんどい!標高2800mでこんなムーブやらせんな!とハアハア言いながら声にならない悪態をついていたら、3m横の終了点にフリーで抜けたという若頭がいた。

「おつかれっすー。ここまだ使ってるんで、一段下に終了点作ってくださーい」

2014-09-14 16.28.46

あれ、まだそんなとこ?と思ったが、どうやら5ピッチ目のトラバースをリード中の岩佐さんが苦戦しているようだ。

息を整えていると、若頭のおしりからまたも「ブーッ」と音が。こういう逃げ場がないうえに空気の薄いところで人の頭上でオナラをするのは、本当にやめてほしい。

2014-09-14 16.28.26

とりあえずフォローの斉藤さんに残置した自分のアブミの回収をお願い。「怖いよ-」とか女子アピールしながらなんだかんだ登ってくるのが斉藤スタイル。

 

それにしても、岩佐さんが進まない。

「×○△※×□■※×○●!」

何やら叫び声が聞こえる。

ハーケンを打つ音も聞こえる。

どうもただごとではないようだ。

2014-09-14 16.33.59

かれこれ1時間以上もハンギングビレイをしていると、さすがに足がしびれてくる。エコノミークラス症候群になりそうだ。しかも寒い。

ようやく岩佐さんがピッチを切り、早戸くんが動き出す。

それに合わせて、斉藤さんに核心部を突破してもらう。

雲が上がってきた。夕方だ。時計を見る。17時過ぎ。

残り2~3ピッチだが、先行する二人を待ちながら登っていては、夜間登攀になってしまうだろう。

「降りようよ」

斉藤さんの提案は、至極真っ当だった。

2014-09-16 08.12.40

ハング&トラバースのピッチだったということは、終了点から懸垂下降しても開始点に戻ることはできず、着地点の地形も見えない。

緊張の懸垂下降は、経験豊富な斉藤姉さんがトップで。

ハングしているので空中懸垂になり、降り立った場所は急斜面のガレ場。

それでも灌木をつかみながら左にトラバースして、無事ハイマツテラスへ戻ることができた。

日が暮れかけているので、これ以上の下降は無理。

人生初のテラスビバークが決定した。

 

 

 

【15日】ハイマツテラス9:00-12:00前穂高岳北尾根縦走路-14:00前穂高岳山頂14:15-16:00岳沢小屋16:15-17:30上高地バスターミナル

2014-09-15 05.30.15

ツェルトの内部が明るくなって、目が覚めた。外を見ると、常念山脈から朝日が上がっていた。

前夜は斉藤さんが持参したウイスキーで一度は寝付いたものの、22時ごろに目が覚めてからは寒さでなかなか寝付けなかった。

ロープやザックをマット代わりに敷いて寝心地はそんなに悪くなかったが、ガタガタと震えが止まらなかった。

軽量化のためシュラフは持ってこなかったが、シュラフカバーも持ってこなかった斉藤さんはクレイジーだと思った。

2014-09-15 05.31.53

岩壁にロープをフィックスし、そこにツェルトを通した我々のテラスハウス。 ハーネスをはいたままセルフビレイを取りながら寝たのも初めてだ。

一度夜中に谷側に寝返りして体重ををかけてしまい、ロープの高さを保つために壁に浅くはめていたナッツが外れて、ツェルトがつぶれた。

ドキドキしたが眠かったので放っておいたら、斉藤さんが立て直してくれて感謝。

 

朝日を浴びながら朝食を食べ、出発準備を進めるが、二人とも動きが遅い。

この日はもう当初の予定通りの明神縦走はできない。したがって行動の選択肢は3つ。

①敗退下山  ②北条新村ルート続行 ③松高ルートに変更

前日夕食時に話し合った結果は②だった。恐怖の核心ピッチをもう1回登るのは精神力が必要だが、二度とここに来ることはないかもしれない。

 

なんとか出発しようかという7時ごろ、人が登ってきた。

どこかで見覚えがある。昨年12月に南沢大滝でも会ってる成田賢二ガイドだった。

先を譲ると、おばちゃん二人を叱咤激励しながら引っ張り上げていく。速い。しかしこちらはまたしても時間をロス。

気を取り直し、あらためて出発しようとした9時ごろ、またしても人が登ってきた。

どこかで見覚えがある。というか曽我さんだった。

「昨日長いこと壁にぶらさがっとったでしょ。怪我したかと思って救助に来たよ」

丁重に救助をお断りし、ようやく出発。

 

4P(再):斉藤リード

前日は宮崎がリードしたので、この日は斉藤さん。「ねえ、怖いんだけどー」と女子アピールしながら、抜けてった。

前日の自分同様、アブミの回収はフォローに。一度こなしているムーブなので、フォローではたやすい。

ただし、前日に足をかけて登った白い残置スリングが切れそうだ。斉藤さんが体重かけたらミシミシ言っていたらしい。

近いうちに誰かが落ちるロシアンルーレットを放っておけず、別のスリングにかけかえておいた。ちょっと短くなったが、まあいいだろう。

 

5P:宮崎リード

前日に岩佐さんが苦戦していたピッチ。

やや下り気味のトラバースは怖いが、スタンスはけっこうある。ガバだと思って握った岩がはがれて落ちたときは、「ウォッ」と声出ちゃったけど。

 

6P:斉藤リード

ちょいちょいテクニカルなムーブで高度感のあるカンテを登る。

トポにはこの2ピッチ合わせてⅣ級+、A0と書いてある。特にA0するところはなかったが…。

 

7P:宮崎リード

今までのピッチはなんだったんだというくらいガバガバですっきりした快適なⅢ級。植物がたくさん生えてるテラスみたいなところでカムとピナクルで終了点を作る。

 

8P:斉藤リード

草付き、灌木のなかを右上。案の定ロープの流れが悪い。フォローの宮崎は登山靴に履き替え、ロープ巻きながら登る。

 

これでようやく前穂北尾根に合流。

適当にルートファインディングしながら北尾根4峰を登ったが、奥又側を巻いた踏み跡に入ったら失敗。ガレた下りから3、4のコルに。

 

【前穂北尾根3峰】

1P:宮崎リード

ロープ使う必要ないし、登山靴で登れる、と某先輩に聞いていたので突っ込んでいったら、どうも正規ルートとは違うところを登ってしまったっぽい。

案外悪いじゃないか、と途中でロープ1本だしてもらい、めいっぱい伸ばしてピッチを切る。

 

2P:斉藤リード

洞窟みたいなチムニーに突入し、右上の窓から出て、50m近く伸ばして終了。

これも正規ルートとは違ったっぽい…。

 

3P:宮崎リード

正規ルートを外れたまま、ラインとしては自然な山頂に抜ける凹角を登る。

残置ハーケンもほとんど見当たらないので、カムで支点。1カ所ハング気味だったが、ガバなので思い切って抜けられて気持ちよい。

三峰はたしかに登山靴でも登れるが、ロープはあって良かった。

 

二峰の懸垂下降ポイントは、3mくらいの簡単なクライムダウンだった。

あとは歩いて山頂へ。二日がかりでようやく前穂高岳のピークを踏めた。

2014-09-15 13.54.51

 

山頂からは重太郎新道で岳沢まで2時間、さらに1時間で上高地に無事下山。

しかも北条新村ルート1ピッチ目で落としたATCと環付きビナを、“救助”に来てくれた曽我さんが発見・回収してくれていた。

 

最後はみんなを5時間近く待たせてしまい恐縮しながらの合流でしたが、二日間ともにがんばった斉藤ねえさんはじめ、いろんな人にお世話になって、思い出深い山行になりました。

2014.09.08

お疲れ様です、早戸です。

早戸・成瀬(ラ)、鵜飼(新入会)で錫杖へ向かいました。

 

まず、1日目錫杖岩屋に幕営具をデポして左方カンテへ。

1~3ピッチは早戸リード。

久しぶりに乾いた岩でクライミングを楽しめた。

4~7ピッチは成瀬(ラ)がリード。

IMG_0425[1]

 

木登りのピッチもリーチを活かしてフリーで突破。

抜けたら槍穂の絶景。とても気持ちのいいクライミングでした。

IMG_0426[1]

下降は後続がいた為、少し待ちながら下降した。

 

快適な岩屋でタープ(ブルーシート)を張って前衛壁を眺めながら宴会。

就寝前に小雨が降り出したが岩屋のおかげで気にせず就寝。

が、夜中2時頃トイレに起きると沢が増水して(ラ)と鵜飼君がシュラフごと浮いてる。。。

急いで起こして一段上がったところへ避難。

荷物を片付けていつでも出発できるように準備して待機。

雨は弱くなり、程なくして水位は下がった。

鵜飼君曰く1時の時点では大丈夫だったようなので短時間で水位が上がったようだ。

雨が降るとわかっていたので、幕営地を変えるべきでした。

 

雨が降ったのでクライミングがダメなら笠が岳に行きたい(個人的に)ということでボッカトレーニングに変更。

最近全然歩いていない(ラ)はバテバテ。ていうか皆バテバテでしたが、晴れてきた笠が岳に登れて満足。

IMG_0428[1]IMG_0429[1]

冬に向けていいトレーニングになりました。

下山の笠新道は聞きしに勝るしんどさで新穂についたときには限界を超えていました。

 

[1日目]

6:00槍見P~7:30錫杖岩屋~8:00取付~8:30登攀開始~12:00登攀終了~14:30下降完了~15:00幕営地

[2日目]

6:00錫杖岩屋~12:00笠ヶ岳山頂~15:50林道合流~新穂高16:40~槍見P17:10

 

 

 

 

 

2014.09.04

岩佐です。

 

今年の夏は毎週末のように雨に降られ山に殆ど行けなかったため、平日に休みを取って錫杖の注文の多い料理店から烏帽子岩東肩ルートへの継続登攀を計画しました。しかし、注文の登攀に予定以上の時間がかかったことや当日のコンディションから、東肩ルートは断念。結局1本しか登れませんでしたが、久しぶりに山に行くことができて満足です。

 

日程:2014年9月3日

メンバー: 上手、岩佐

行動記録: 槍見P 02:10 ~ 04:40 注文取り付き 06:00 ~ 11:20 登攀終了 ~ 11:30 懸垂下降開始 ~ 12:20 注文取り付き 12:45 ~ 14:45 槍見P

 

報 告:

天気が良さそうな3日に休みを取ったものの、天気予報は二転三転。どうなることかとハラハラしたが、取り敢えず2日早朝に雨は止み、その後何とか3日まではお天気は持ちそう。1日で岩は乾くだろうかと若干の不安を抱えながらも、現地に向かった。

 

予定よりも早く取り付きに着いたが、当然まだ真っ暗。テーピングテープを巻いたりしながら明るくなるのを待つ。太陽が昇り、ルートを見てみると所々濡れており、1P目下部はベタベタ。でも2P目はそうでもなさそう。3P目から上は若干濡れている部分があるようだが、下からでは良くわからないので、取り敢えず登ってみることにする。リードは全て岩佐。

 

1P: ネットで調べると少し凹角気味の草付きを登っている記録が多かったが、べったりと濡れていてとても登れそうにないので、左側からテラス目指して右上する。支点には小さめのナッツが大活躍。

 

2P: テラス左側から斜めのクラックを登る。クラック出だしは背負っているザックが邪魔で登りにくい。仕方ないのでA0で体を上げる。あとは右足を突っ込んで左足でスタンスを拾いながら登るが、岩が湿っているので足が滑りやすい。ヒヤヒヤしながらクラックを抜けてランペを越え、テラス下の小ハング下を右に回り込んでテラスに上がった。

 

3P: テラスについて核心部分のハングを見ると、しっかり濡れている。困ったなぁと思ったが、ここで敗退も嫌なので登ってみることにする。元々スラブは苦手なので濡れたスラブは恐ろしい。左の細いクラックにナッツをきめて、ハング下にまず4番をきめる。ハング右に出ようとあれこれ試してみるが、どこもかしこもベタベタで手も足もきまらない。ザックも重いのでフリーで抜けることはアッサリ諦め、ハング上まではA0で抜けた。

 

ここから上は、ヒロケン本で豪快にレイバックしながら登っている写真が載っている部分だが、レイバックなんて恐ろしくてできません。濡れたクラックに手足を突っ込んでクラック登り。2箇所ほどカムにフィーフィーをかけて休憩し、途中で5番を上に移動させたりしながら突破。セカンドの上手さんは、「これはザック背負って登るルートじゃないっすよおぉぉぉ~」と言いながら登ってくる。「そうなんですが、烏帽子岩まで行かないといけないので、仕方ないのですよ。ごめんなさい。」と心の中で呟きながら、「ガンバー」と発破をかける。途中でレイバックしているポーズを取ってもらいカメラに収めるが、後でカメラの紐が切れて下に落ちてしまった。(泣) 「登っている時にカムを落とすよりマシ」と自分を慰め、落としてしまったものは仕方ないと諦める。

 

4P: 3P目より易しいと期待していたのに、相変わらず厳しいピッチ。右のテラスにトラバースする所も岩が濡れていて悪い。右側に渡る前にカム1番をきめて、そーっと体重を右足に移す。あー、怖かった。

 

5P: ここは右側の太いクラックに片足を突っ込んで、もう一方の足でスタンスを拾いながら登るつもりだったが、湿った壁で足が滑る。途中で足がクラックに挟まって取れなくなるわ、最後のフェースもまたまた濡れているわで、もういい加減にしてほしいと思ったところで終了点を発見。取り敢えず注文は登攀終了。上手さんも登ってきて、上手さんのカメラで記念撮影。

錫杖

ここからは正面のフェースを登って尾根伝いに烏帽子岩に行く予定だったが、ガスが出てきて予報よりも早くお天気が崩れそう。フェースも濡れていてザック背負っては登りたくないので、上手さんと相談したところ、もうお腹一杯とのこと。時計を見ると既に11時を回っており、好天ならばともかくも、途中で降られたうえに下山が遅くなるのも嫌なので、ここで終了として3ピッチの懸垂で取り付きに下りた。

 

ガチャ分けした後で暫く落としたカメラを探すが、残念ながら見つからず諦める。錫杖沢出合で顔を洗ったりしてのんびり休憩し、槍見まで下った。

 

下山直後は「もう注文いいわ」と思いましたが、もしまた機会があれば、もっとコンディションが良い時に荷物無しで再挑戦してみたいと思います。

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