愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2009.06.18

S師匠と中尾根に行きました。
中尾根はルートといい、山の雰囲気といい、アルパインのすばらしいルートでした。  

(記録)
7時15分 湯ノ山ロープウエー上の駐車場
8時50分 中尾根取り付き
9時25分  登はん
10時50分 ツルムのコル(11時15分)
12時    p2(12時20分)
1時45分  バットレスの取り付き
2時    一壁(4時)
4時20分 下山
5時40分  駐車場

テスト岩から、冬に3ルンゼにとりつくふみ跡をのぼる。ぬれた岩にスリップしないようにブッシュをつかんで登る。左にトラバースするように上がっていくと、切れおちた斜面となり、岩をのぼっていくと、ロープが残置してある。ロープをつかんで登って、と師匠。登りきったら中尾根の取り付きだった。
すばらしい景色だ。何度と藤内は来ているがここからの景色は何もかも新鮮だ。真正面に前尾根。p4やp3に取り付いている人がみえる。一壁はここからは、なんと、下方に見えるんだ。

登攀準備をして、いよいよトライ。  師匠はゆっくりとザイルをのばしていく。師の苦しそうな息ずかいもきこえる。じっと師匠の動きを見つめる。ゆっくりとザイルは伸びてやがて師匠が見えなくなった。静かにザイルが伸び、やがて、完了の合図。ほっとすると同時に今度は自分の番。緊張する。垂直に走るクラックに沿ってのぼる。体を中に入れすぎると身動きできないし、そうかといって、足を滑らせてしまうと即滑落だ。ザックがとても邪魔をしてのぼいにくい。青い残置のスリングのところで、A0でのぼる。ゆっくりと、でも必死にまず1ピッチをのぼる。2ピッチめはp4の頭まで短く15mくらいのぼる。そこから、少し移動してp3にとりつく。やはり、クラックにそって、チムニーの体勢でのぼる。支点のハーケンはかなり古く、師匠はクラックにフレンズをセットして、よく効いていた。p3の頭から、ツルムのコルに10mほどの懸垂下降。コルで大休止をとる。というのも、p2の登り出しのところで、岩が崩壊して、ハングになっている。そこは人工でのぼるしかない。もうひとつの方法はくずれた岩を通り左にはしるバンドにそって、カンテに回り込む方法。でもまったく支点がない。もし、トラバースで落ちたら、かなりやばい。師匠は偵察をして行けそうだと判断。
クラックにフレンズをセットして、ランニングビレイをとり、バンドを左にトラバースし、カンテにまわりこんだ。確保する自分はのどがカラカラになった。カンテを登り切って1ピッチ。p2の2ピッチめが核心だった。何でもいいから(何をつかんでもいいから)のぼっておいでと、師匠。おにぎりいいくまでに、2箇所ボルトがあり、そこをA0で超えるとおにぎりだった。まあるいホールドでとてものぼりにくかった。おにぎりをのぼって終了。
安全なところでザイルをはずし、しばし、景色によいしれる。一壁ははるか下だ。風が涼し過ぎるくらいにかんじる。天下一品の景色だ。至福の時をすごす。
下降は少し一壁側に10mほどいったところにふるいボルトと腐ったスリングが残置されていて、一応ロープをセットするが、懸垂ではなく、ロープをもって、バットレスの頭まで下りることにする。10mほど下りると立派な懸垂ポイントがあった。バットレスをはじめ30m、つぎは50mいっぱいで下降すると、バットレスの基部についた。ここで、本当の安堵が体につたわった。
その後すぐに、一壁にとりついた。ダイレクトののっこしでは手がとどかず、A0でのっこす。一壁はなんとかフリーでいきたいなあ。左ルート、3ルートと登り、時間はもう4時になっていた。しっかりのぼったね、という二人の同じ思いで、一日を終えました。

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