愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

愛知県名古屋市の山岳会 千種アルパインクラブ

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2014.03.17

ミヤザキです。
八ヶ岳1泊2日の予定でしたが、またしても南岸低気圧直撃で積雪50cm予報のため予定変更。
地球は氷河期に向かってるって、本当でしょうか。
 
で、約1年ぶりに御在所岳前尾根に行ってきました。
この冬の若頭、イボG、ラッセル、しょーこ姐さんらの奮闘ぶりに刺激を受けていたので、それはそれで良いのです。
パートナーは成瀬画伯。こちらも冬の前尾根は初めてとのことでやる気満々。
とはいえ、去年は3月上旬にフラットソールで登れているので、もう春仕様かも…とクライミングシューズも持参しました。
無意味でした。
 

 
前日の名古屋の大雨は、御在所では雪だった。
藤内沢は踏み跡のない新雪で覆われ、P7の取り付きには20cmくらい積もっている。
ミヤザキ「ここ、モノを落とすので有名な取り付きなんよねー」
ナルセ「そうなんですかー?」
1年前もテーピングを落とした記憶がある。日置さんはう○こを落としていた。
 
などと思い返していた矢先、画伯のクランポンケースがコロコロコロ…
止まれー!っという叫びもむなしく、沢近くまで落ちていった。
ナルセ「………」
何も見なかったかのように黙々と登攀準備を進める画伯。え、残置???
でもまあまだ見える範囲に落ちていたので、結局取りに行った。
さて登攀開始。
 
 
P7:1ピッチ目、成瀬リード
言うまでもなく、壁の状態は完全な氷雪モード。クラックのなかに雪が詰まり、スタンスもわかりづらい。
ただ、雪を掘り出せばカムも効く感じなので、プロテクション多めに取りつつGO!
抜けの悪いところは早速「グオー!!」とか叫びながらアイゼンをガリガリやって抜けていた。さすが画伯。
ここはフォローでも大変。スタンスが悪く、もがいて何度もひざをぶつけながら、左ハンドジャムを信じて一気に体を上げる。
よし、抜けたー!と思いきや、ん?何かがおかしい。
リーシュコードが軽い。下を見ると、アックスが片方外れて取り付きに落ちていた。うわぁ…そんなことってあるのか。
下部の巻道を下って拾いに行く。
P7下部は、やはりモノを落とす鬼門だ。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
雪の付いたP7下部
 
P7:2ピッチ目、宮崎リード
ん?どうやって登るんだこれ…。
リッジの下。クライミングシューズならサクッと登れそうな垂壁だが、ホールドもスタンスも、ない。
雪をかき分けて薄いでっぱりを見つけ、ダブルフッキングして足ブラで体を上げる。ひー、怖ーい!
でもなんとか落ちずににリッジにまたがって一息。
雪の付いたⅤ級の悪さがよくわかった。
P7終了点より
 
P7終了点より
 
 
 
P6:1ピッチ目、成瀬リード
クラックのラインもあるが、「ここは安全第一で」と画伯。
左側のスラブか、右の低い凹角か、うろうろと悩んだり登ったり降りたりした末に、右はプロテクション取れない、と左に決定。
しかしこっちのスラブも悪く、結局スリングつかんで突破。チムニー側にトラバース。
フォローの宮崎はプロテクションがいらないので右の小凹角から試しに登ってみたら、登れた。
なので、逆方向にトラバースし、左スラブのスリングとカムをはいつくばって回収。
 
P6:2ピッチ目、宮崎リード
1年前の初前尾根ではヘロヘロになりながら引っ張り上げられ、その1ヶ月後の挑戦ではリードで0ピン取らずに低いところに落ちてくるぶしを切り、敗退を決断した因縁の流血チムニー。
避けて外から登ることもできるが、この雪ではたぶんそっちの方が難しいし、ここは逃げたくなかった。
しっかり1ピン目のカムをさして、慎重に前爪をかけながら両手両足を総動員して登る。
ガリガリやりながらも落ちる気はせず、右上に3ピン目のカムを決めたら一安心。リベンジ成功!!
 
P5:成瀬リード
休憩後、「一息入れたら、気が抜けました」という画伯。
P7、P6でかなり時間を使っているので、急ぐことに。
簡単なラインを選んでプロテクションとらずにほぼ歩いて抜ける。ビレイ意味なし。
 
P4:宮崎リード
凹角ルートの取り付きまで歩いて降りる。
Ⅲ級だが、このピッチはもろいベルグラ帯だったので、けっこう気を使った。
グイグイ高度を上げつつ、ちょいちょいテクニカル。
50m伸ばしきって、充実のピッチになった。
P4終了点より
 
P4終了点より
 
 
P3:成瀬リード
急いではいるものの、これまでが不完全燃焼だったのか、上部のダブルクラックであえて難しそうな右側を選んだ画伯。
ビレイポイントからはよく見えないが、どうも苦戦している模様。
「グオー!」
ガリガリ!!
「ア゛ー!!」
ガリガリガリ!!
雄叫びが爪と岩がこすれる音とともに隣の国見尾根にこだまする。
「赤張ってー!」「みどり緩めてー!」とビレイも忙しい。
テンションはかからなかったが、なんとかカムつかんで抜けた画伯は「アイゼンの爪から火花が出て、焦げたにおいがした。死ぬかと思った」と後に述懐する。
フォローでも悪かったが、アイゼン着けたままのフットジャムもけっこう効くことに気付く。
 
この時点で17時近い。疲れたし、P2のやぐらはあきらめてやぐらのコルから前壁ルンゼ側に懸垂下降2ピッチで裏道登山道へ。
月明かりのなか、ヘッデンつけて無事に下山した。
 
 

 
御在所前尾根といえば、ちょうど1年前に日置さんに連れてってもらったのがアルパインデビュー戦でした。
そのときはこんな感じ
これに比べれば今回、冬壁、アイゼン、ノーテンション、もちろんグラウンドフォールもなく、リード禁止令を受けることもなく、きっちりとつるべでP3まで登り切れたのは大きな収穫。
育児と仕事のため、この山行を最後にちょっと山からは遠ざかることになりそうですが、すっきりと区切りを付けることができました。
付き合ってくれた成瀬くん、どうもありがとう。
アルパインはやっぱり楽しい。

2014.03.02

お疲れ様です、早戸です。
 
今回のパートナーが松本在住だった為、前夜に松本へ。
松本から安房峠を抜けて錫杖岳へ行く予定だったのですが、
雪崩で通行止めになってしまったので急遽八ヶ岳に変更しました。
 
6:30 美濃戸山荘P出発〜8:00赤岳鉱泉〜9:00大同心大滝登攀開始
11:45小同心クラック取付〜15:00横岳山頂〜地蔵尾根〜17:00美濃戸山荘P
 
久々に天気の良い稜線に出られて気持ち良かったです。

2014.02.12

初めまして、ブログ初の成瀬悠輔ことラッセルです。
 
2月9日御在所前尾根に斎藤姉さんと行ってまいりました。
ちょうどその前日は東京で45年ぶり27㎝の積雪をマークした日でもありまして、、、
斎藤姉さんからは、どうする?雪すごいよ。ジムに変更してもいいよ?との連絡が。
しかし僕はジムは嫌だな。(なぜならほぼ毎日行ってるから)
とりあえず現場行きましょう!との返答。
斎藤姉さんも渋々OKし、AM6:00に冬季閉鎖ゲートに到着。
車から降りてみると、、、
 
思ったより雪は無く、これはイケるのではないかと2人ともテンションを上げる。
 
しかしこの時の僕らは、P7での激悪さを想像もしていなかった・・・。
 
取り付きまでのアプローチはもちろんラッセル。
沢も雪で埋まっており、トラップだらけだな、と冗談を言いながら軽快に歩く。
しかし次第に、風が強くなり、前尾根が見える頃には吹雪始めた。
内心、まじかよ~とは思いはしたが、チームwakagashiraのメンバーとして先週もドライ状態ではあったが前尾根に行っており、ある程度状況とルートの核心を把握しているつもりであった。
 
そしてAM8:00頃、前尾根取り付き到着。
 
もちろん一番乗り。
 
もちろん雪がたんまり。
 
まーこのくらいアックスなしで大丈夫だろう・・・と自分に言い聞かす。笑
 
もちろんリードは僕!
 
気合満々で取り付く。
 
慎重に雪を掃いならがスタンスを探す。(あれ?スタンス少ないな・・・)
 
次にガバホールドと記憶していたホールドに手を伸ばすも・・(あれれ?ガバじゃない・・・)
 
動揺を隠しつつ、カムをセット。
 
ほっと、一息。
 
よし!アックスを使おう!(気付くのが遅い)
 
早速アックスを取り出し、フッキングで身体を上げてみるものの、次のホールドが見つからない。
まじか~!まじか~!と悪態をつくこと10分パンプ!!!
 
そしてテンション!!
 
斎藤姉さんの『ガンバーーー』と言う声が吹雪の中響き渡る。
 
その後カリカリするものの乗越しまでは抜けられず、斎藤姉さんにチェンジ
ラッセルはベンチに下がった。
 
斎藤姉さんは自分自身のことを、山の経験値はあるが、メンタルが弱いと語る。
『大丈夫!斎藤姉さんなら乗越せる』とコールを送るも・・・
 
乗越し前で・・・テンション!!
斎藤姉さんはベンチに下がっていった。
 
このまま敗退するわけには行かない!
ラッセルが気合の再トライ!
 
慎重にフッキングで身体を上げ、ハンドジャムが効くポイントを発見。
 
そこからリーチを活かしアックスで状態を上げてフッキング!
 
乗越し成功!!
 
そして雄叫びを上げる!
 
しかし、そこからも油断が出来なかった。
スラブに走るクラックには雪が埋まり、スタンスは良いとは言えない。
 
クラックの雪を掻き分け、トルッキングでどうにか抜け出し、P7を終えた。
P7がルートでの核心ピッチと言われているのは知っていたがここまで悪いとは・・・
 
時間はすでに11時を廻っており、全ピッチ抜けるのは難しい時間帯。
斎藤姉さんに判断をゆだねたところ、
私もP7登りたい!!』とのこと!
僕は少しでも高度を稼ぎたい気持ちはあったが、斎藤姉さんの心意気を考慮することに。
そして僕が下降しようとすると・・・
斎藤姉さんが『ちょっと待って!』
 
僕『???』
 
斎藤姉さん『TRの支点作ってください!』
 
僕『うええ??』
 
斎藤姉さん『私にはリードはまだ早い!』
 
でた!メンタル核心!!!
 
その後、斎藤姉さんはTRの恩恵を受けつつトップアウト。
何度か繰り返すうちに、『私もリード出来そう!』とポジティブになってきたが、
本日はリードのお日柄ではないそうだ。笑
 
そんなこんなで吹雪は次第と強くなり、15時下山。
 
今回の山行ではドライの状態と積雪後の状態がいかに違うかが分かりました。
高度は稼げませんでしたが、自分にとって初めて山行計画書を書いた山行となったのでいい経験となりました。
次回はピークに到達できるように頑張りたいです!
 
そして早速家に帰って、フィンガーボードにアックス懸垂用のリングを設置。
難しい登攀になるとフィジカルも大事だと感じたのでトレーニングに追加したいと思います。
フィンガーボードにアックス懸垂用のリング

2014.02.06

降りしきる雨の中、藤内沢に響き渡る漢達の悲痛な叫び。
それは、「ジャミングがキマんねー!」であったり、「何が引っかかってんダァーー!」という怒声であったり、あるいは言葉にならない咆哮であったり、まあとにかく色々難しかったけど楽しんできたわけです。ハイ。
 
吉川です。日曜日に御在所前尾根に行きました。メンバーは、Wakagashira早戸さん、Russel成瀬さん、ivoG吉川の三人です。
 
土曜日の夜、鈴鹿スカイラインのゲート前に集まった早戸さんと僕は、鍋と酒で笑い転げて、テントで就寝。
非常に暖かく、外で飲むのも苦になりません。空には星もチラついており、明日の雨予報とかウソだろコレ?という感じ。
もちろんその期待は見事に裏切られ、夜中から降り始めた雨は強くなる一方。えーい、ままよという気持ちで朝を待つ。
 
5時。おはようございます~というラッセルさんの声で目覚める。依然雨は止まず。ラッセルさん来られましたけど隊長どうします?と寝ている早戸さんに尋ねると、「雨が弱くなるまで待機」という返事だけが返ってきて、そのまま就寝された模様。
 
その後どれだけ待ったかよくわからんけど、ぼちぼちテントを片付けたり、朝飯を食べたりして時間を潰す。なんとなく雨が弱くなってきた頃(時間は覚えてない)「行くかぁ~、しゃーなしやでマジで」という感じで出勤。
 
前尾根取付きまでの道のりは、暑さとの戦い。雨と気温の高さから2月とは思えない不快さ。夏の雨のアルプスを縦走するような気持ち。
 
取付きには2人組の先行パーティがおり、僕達が準備してるうちに行ってしまった。トップの人、うまかったし早かったなー。
 
さて、岩の状態は超ドライ。いや実際はびしょ濡れだからウェットだけど、雪が皆無だからドライか。どうなのか。登山用語難しい。
とりあえず時間も遅いのでP7、P6あたりを登るということで合意。

P7 1ピッチ目 吉川リード
数ヶ月前のアイトレでは確かノーテンでリードしたのに、今回は下部のクラックの抜けでフィフィテンション。一気に気持ちもローテンション⤵︎
上部は直登(蛇の皮)したら?という早戸さんの言葉を華麗に無視して右から回り込む。
早戸さんはフォローで蛇の皮に挑戦。これがめちゃくちゃ悪そう。「抜けられんかも…」という早戸さんらしからぬ発言まで飛び出す。それでもなんとか完登。
ラッセルさんは僕と同じノーマルルート。全く不安要素無し。
 
P7 2ピッチ目 成瀬リード
僕が知ってる限り、僕も含めて全員アイゼンリードでテンションがかかってる悪いピッチ。細いリッジで爽快。
ラッセルさんにリードしてもらう。登り始めたときに早戸さんの「もしかしてマルチピッチのリード始めて?」という問いに「ハイ!初めてっす」との返答。
「あーあーあー聞かなかった聞かなかった」
しかし、最初のスラブに若干戸惑ったもののあとは問題なくスマートにOS。しかもビレイのセットも迅速。やっぱ強いっす。
 
P6 全2ピッチ早戸リード
いわゆるクラックルート。1ピッチ目はハンドから微妙なサイズの広めのクラックへ。最初のハンドクラックは、キマらぬ左のフットジャムを気持ちでねじ込み、右は何も無い壁にスメア(のつもり)。苦労しつつもなんとか抜け、次の広めのクラックへ。ここはもうホントに無理だったらしく、A0で突破。下から見てて僕達が登れるかどうか心配だったが、A0を交えて気持ちで突破。
2ピッチ目はチムニー。プロテクションが取りにくいのでリードしなくてよかった。本日最も面白かったピッチ。
P6のクラックルートはまたフラットソールで登りたい。
クラックルート下部
クラックルート下部
 
チムニー
チムニー
 
P6で本日の登攀は終了とし、懸垂一回で、P6基部へ。そこからは踏み跡を辿って下山。
ババババババババーーーアアンンン!
下山中、何度も落氷の爆音が響き渡る。この雨でだいぶ氷も落ちてしまったことだろう。
 
ゲートに着いたのが16時頃。
その後は四日市の好日山荘に寄って各々帰宅。
 
 
 
結構おもしろかったですね。意を決して出発してホントによかった。よかった。おしまい。

2014.01.24

23日御在所岳3段ハングで遊んできました。
 
藤内沢出合からは深いラッセル
藤内沢出合からは深いラッセル
 
1ピッチ目
1ピッチ目
たろう>氷を避けて、岩のラインを試みるも、×(涙)
 
1ピッチ目2
1ピッチ目
パコさん>バトンタッチ。
アイスキャンディで鍛えた腕は伊達じゃない!
氷柱とスラブを上手く使い、ダンスのように越えていきました。
 
ガリー
ここのガリーは激悪でフォローでよかったぁ~って思えない位でした・・・
(氷要修行)
このあと、草付き~氷がありテラスで切る。
 
2ピッチ目
2ピッチ目
たろう>直登のハングはフリーでは厳しそうなので、回り込んだ一枚岩の氷のスラブ。
5mのスラブは氷の状態が悪かったら、登れなかっただろうなぁ~
パコさんが1ピッチ目で燃え尽き症候群になりかけていたので、子羊のようになりながら、がんばりました。
 
チムニー
その後は草付き、最後は中山尾根のチムニーをこじんまりとしたようなチムニーを越えて・・・
 
パコーン
パコーン♪
 
懸垂
懸垂は60mロープ1回で取り付きに
 
御在所
青>たろう
赤>パコ
緑>たろう&パコ
ピンク>たろう
まだまだ沢山いいクライミングができそうです。
 
稜線からは真っ赤な富士山が見えたようです。
 
たろう

2014.01.17

こんにちは 原田です。
 
2014.1.11土-12日に、定例山行で、八ヶ岳へいってきましたので、
ご報告致します。
定例山行_八ヶ岳
 
参加者:西村(親分)、画伯、斉藤、ラッセル、早川、原田
 
山行
1/11
①班 小同心: 親分、ラッセル、斉藤
②班 ジョウゴ沢: 画伯、早川、原田
1/12
①班 阿弥陀北稜: 親分、早川、原田
②班 石尊稜:画伯、ラッセル
 
□1/11土
朝6時に、美濃戸口に集合し、車で、美濃戸山荘まで。
9時前、赤岳鉱泉に到着し、テントの設営。
そして、予定通りの班分けにより、10時出発。
 
①小同心班
本日は、冬の八ヶ岳そのものの天候で、厳しい日に。
取り付きに着き、1ピッチ目で、すでに14時に。
日帰りで、電車帰宅予定の斉藤さんは、この時点でタイムアップのはずが、
今日の親分の勢いは、アルピニストに。
予備車両もあることなので、斉藤さんも同様に、小同心へ。
そして、リードもすべて、アルピニスト魂に火がついた親分が、引っ張っていく。
終了点には、16時半頃到着。
同ルートを懸垂下降で下り、取り付きには、17時半頃の日の暮れ前には到着。
赤岳鉱泉に、18時半頃、帰。
他に、同ルートを登ったパーティはいなかった。
斉藤さんは、ひとり、予定通り、日帰りで帰っていった。
 
②ジョウゴ沢班
メンバーは、アイス初心者ばかりで、画伯の肩に掛かった日となった。
ひとつひとつ、指導をしなくてはならないのである。
しかも現場で。
そんな指導のおかげで、F1、F2と順調に進んでいく。
 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 
そして、いよいよ本日の核心部、ナイアガラの滝へ。
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3人とも苦戦の中、様々な方法でなんとか登り切り、残すは稜線に抜けるだけ。
しかし、本日は、とても厳しい天候
 
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
さらに、先行パーティのトレースを頼れない中、ラッセルして稜線へ向かう。
(ラッセルという名称のある中、ラッセルという動詞は使いにくいな。。)
が、深い、深い。
稜線まで目算2時間は掛かるだろう。
時間は、、既に15時半。
画伯より、苦渋の決断が下される。
 
「撤退!」
 
よほど、この言葉を嫌うのか、重々しい具合であった。
いまだ、あのときの言葉と映像が、脳裏をよぎる。
 
そして、同様に、同ルートを懸垂などしつつ、下山。
17時前、赤岳鉱泉着。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 
両班下山後、
明治屋オリジナルおでんをつまみに、宴。
千種新テントで、5人がひしめきあって寝たが、
4人が適当な大きさであろう。
 
本日は、アルパインの入門ともいえる、厳しいコンディションの中の山行でありました。
しかし、テント地へ無事に帰ってきたときの安堵感はこの上ないものです。
アルパインとは、何なのかを考えさせられる一日を体験できたかと思ってます。
 
□1/12日
昨日の天候とは打って変わって、ガチ晴れ
5時起床後、7時両班出発。
 
①阿弥陀岳・北稜班
行者小屋を越え、向かっていくと、2パーティが登っている様子である。
行者小屋
 
さらに進んで行くと、10人ほどのパーティ(ガイド登山か?)が先行に。
すると、親分が
「まずいな。。おすなぁ。」
だが、そのパーティーは、道を外れた。
どうも道を間違えた様子。
そこへ、親分から
 「急げっ!」
と激がとんだ。
なるほど、ここで抜いておけば、取り付きに着いたパーティー順に登る訳だから、
急がんといかん訳だ。
そんな急いだ甲斐もあり、取り付きに着いた折には、2パーティ(4人)待ちで免れた。
取り付き
青空が半端無く青い
その後、取り付きには20人以上の大混雑。
斜面をラッセルして登る人々も。
 
親分の勇姿
親分の勇姿
親分のリード
2ピッチ、親分のリードですんなり終え、あとは頂上へ向かうだけ
昼前に山頂到着
昼前に山頂到着
本日は、快晴により、しばし景色をご堪能ください
八ヶ岳1
八ヶ岳2
八ヶ岳3
八ヶ岳4
 
そして、下山へ。
富士山も綺麗に見えてます
親分は、ただ下りるだけでは足りないご様子で、
中岳から、尾根づたいに下りて行こうって事に。
 
腰ほどの雪の中、尾根を下山し、13時半、行者小屋へ。
大盛況の行者小屋
大盛況の行者小屋
そして、14時頃、赤岳鉱泉着。
テントの撤収。
 
②石尊稜班
北稜班と同様に、7時出発。
トレースもしっかりあり、8時、取り付きに到着。
しかし、
トレースしっかり=人がしっかりいる
 
30人待ち
 
3時間待ち
 
ディズニーのような状態(ラッセル談)
 
ここで、引き返す人々も。
しかし、
画伯のこれまでの思いからも、
参:
http://chikusaikuzo.blog16.fc2.com/blog-entry-644.html
 
この天候からも、
引く気は一切、なるせ!
ダブルなるせ、
なるぜ!!
(と思っていたのだろう)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
結局、登り始めたのは、11時より。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 
そして、
雪稜で17人のごぼう抜きに
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 
リードはすべて画伯で、無事14時半頃、終了点到着
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
 
地蔵尾根を経由し、赤岳鉱泉には、16時到着。
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親分の暖かいお茶の差し入れ、冷えた体に染みいります。
 
16時半、皆で、下山開始
17時半、美濃戸山荘へ到着。
 
その後は、いつものお風呂、
そして、そばをほおばり、解散しました。
 
以上
2014年冬の定例山行でした。
今回の山行では、CL親分並びに、SL画伯のがんばり、気持ちの入り様は
並々ならぬものでした。
この気持ちを胸に、いい山行を行えるよう、万全の準備を行っていきたいと
思うのです。
ありがとうございました。そして、また楽しみましょう♪

2014.01.11

9日御在所岳に行ってきました。
前日の雨が予定していた中又の氷を落としてしまったのと、暖かい春の陽気で拍子抜け。
それはそれで快適なので問題ではありません。
 
中又
中又 ジャーって音がしていました。
 
後尾根
後尾根?とにかく登ってみました。
 
ここが核心
ビヨーン♪ここが核心でした^^
 
後尾根のあとはこの岩場
後尾根のあとは、この岩場で盛り上がりました。
 
暖かいので氷柱が剥がれてきたり
暖かいので氷柱が剥がれてきたりしたけど・・・
 
おもしろいラインでした
おもしろいラインでした。
 
いい感じでガリガリ
いい感じでガリガリできました。
 
一番大きいソファーを満喫
下山後はアクアイグニスで一番大きいソファーを満喫♪
 
久しぶりの岩で遊ぶ
最近登れてなくて、つまらなかったのですが、
誘ってくれた総務とパコさんに感謝です。
久しぶりの岩で遊ぶのは最高でした。
 
たろう

2014.01.06

お疲れ様です、早戸です。
 
年末山行の西穂西尾根、中崎尾根を終え
それぞれ獲得出来たものは多かったと思いますが、結果は連続敗退。
やはりピークを踏みたい、完登したいという気持ちは隠せず。
同じ気持ちのイボGと冬の前尾根に向かいました。
 
歩き始めて日向小屋あたりから既に積雪があり、コンディションは期待できる。
意気揚々と取り付きを目指した。
 
取り付きに着いてP7を見上げるとクラックには雪が詰まって
ところどころベルグラも張っている様子。
 
僕個人としては昨年P4までで敗退しているということもあり、
年末のモヤモヤを晴らすのには絶好のチャンスだ。
 
テンション、集中力ともに最高潮。
 
早戸リードでP7下部に取り付く。
1度足が抜けてテンションが掛かってしまったが
集中力は途切れていない。呼吸を整えて抜ける。
クラック内のベルグラが少なく、昨年よりはジャミングが有効だった。
 
P7下部
P7下部
 
P7上部 吉川リード。
ここも悪いリッジの通過。昨年よりは雪の量も少なく、ハンガーが見えていた。
テンションを掛けながらも喋りまくってなんとか抜けてくれた。
 
P7からP6の繋ぎ部分も一歩悪い部分があり、念の為ロープを出した。
早戸リードで抜ける。その後歩いてP6取り付きへ。
 
P6 40m 早戸リード
ヤグラを除いて、ここさえ抜ければ一安心といったところ。
最後、中々プロテクションの取れない4mほどの垂直部分で
フォローの為にも何とかプロテクションを取ろうとして時間が掛かってしまった。
結局取れず。
 
P6終了点より
P4終了点より

P5はロープレスで抜け、P4取り付きへ。
 
P4 30m 吉川リード。
ここがイボGの核心となる。
1時間弱、奮闘し抜けてくれた。
御在所とはいえ、長時間のビレイは手足の指先が冷えた。
急いでイボGの元へとフォローで登った。
 
P4終了点より
P4終了点より
 
P3 25m 吉川リード
もうヤグラが見えている。時計は14:30を回っていた。
ヤグラはもういいんじゃないかと仄めかすイボG。
御在所の強風に完全に心が折れ始めている。
なんでもないところで喋りが止まらない。
なんとか抜けてくれて良かった。
 
P3取付より
P3取付より
無事、ヤグラの取り付きへ到着。
ヤグラの写真を撮ってなかったが、2人が思ったことは同じ。
 
うわー、マジかよ。悪そう…
 
いつもの僕なら、もう時間も遅いし帰ろっかと言っちゃうところだけど
今回はそうはいかない。今後の為にも。
 
P2 ヤグラ 早戸リード
出だしからクラックに詰まった雪を掘り出しながらスタート。
カムをキメようにもジャミングをきかそうにも一々雪を掘らなければいけない状態。
怖ーい。でも泣き言は言えない。
ただ、良い感じに集中していた。イケると自分に言い聞かせ、身体を上げていった。
抜けたらガスが晴れて、四日市の街並が見えた。
フォローのイボGが上がってきたときには街並に灯りがつき始めていました。
いい登攀が出来た。ホントにスッキリした。
 
 
御在所前尾根というと身近な場所だけど、改めて冬は厳しいルートに豹変すると
再確認しました。
 
ワイドクラックの技術は非常に役に立った。アームロック、ニーバー、ステミングなど。
トライカムの有効性も改めて実感しました。
 
いやー、ここ最近で一番良い登攀が出来たと思います。
イボGありがとう。
 
緊急連絡先を受けて下さった坪井さん、下山が遅れてしまいすみませんでした。
 
行動記録
ゲート前7:15〜藤内沢出合8:25〜登攀開始9:00〜P6取り付き10:30〜小休止12:50〜P4取り付き13:30〜P3取り付き14:30
〜ヤグラ取り付き15:30〜登攀終了17:00〜登山道合流18:00〜ゲート前P19:00

2014.01.03

ミヤザキです。
いろいろと手を出してきた2013年を締めくくる山行として、29、30日に戸台の駒津沢をめざして奮闘してきました。本来は28日からの三日間で鋸岳~甲斐駒のアルパイン縦走を計画していたものの、積雪量を考えて変更しました。
メンバーは今季限りでの引退を関係者に明かしているイチロー、そして千種のゴッドハンドこと上手さんの3人。
イチローは今回を引退記念山行と位置づけ、並々ならぬ気合いで臨むはず。
ならば、その思いに応えるのが千種アルパインクラブのはず。
 
 
【29日】戸台駐車場8:00-10:30丹渓山荘前11:00-15:00五丈の滝F1-16:30幕営地
 
ちょっと遅めの8時に戸台駐車場を出発。
常に寝不足でスタートするイチローに寝てもらうため集合時間を遅くしたが、1時間半しか寝てないという。
うぉい!
 
双児山と駒津峰
快晴。双児山と駒津峰
 
それでもまあまあのペースで廃屋となっている丹渓山荘跡に到着。
ちょいと中を偵察。テントはなし。窓はしっかりしてるし、けっこう快適そう。
丹渓山荘内部
 
丹渓山荘内部
 
だが、ここからが想定外だった。
丹渓山荘から先、トレースに従って歩くと、舞姫の滝をめざして間違った谷を登っているパーティーに遭遇。
つまりトレースも間違っていたわけで、徒渉して樹林帯に登り返しタイムロス。
ここからはトレースもないため、ルートファインディングが必要。
沢に降りては徒渉し、対岸の樹林に登り返し、また降りて…という流れなのだが、沢の岩には約40cmの雪が乗っており、ラッセルしながら乗り越える。
川床が凍っていないため、乗った雪がずぼってドボン!というトラップにもしばしばやられる。
ドボンを避けて左岸に登れば、トゲトゲのたくさんついた灌木で枝ビンタくらう。
誰だ、戸台をゲレンデなどと言ったのは…。
 
この日の目標は駒津沢F1まで登ることだったが、どうも時間的にアウト。
「もう奥駒津沢のビバークサイトでつららをオンザロックしてウイスキー飲めればそれでいい」とイチロー。
目標が著しく下方修正される。
 
こんもり雪の乗った沢を詰める
こんもり雪の乗った沢を詰める
 
そんなこんなで実に約4時間、うんざりしながらルートファインディングを楽しみながら進んだ末に、五丈の滝F1に到着した。
ようやく本日最初のアイスクライミングだ。
五丈の滝F1
五丈の滝F1 ミヤザキ
 
早く登りたくてムズムズしていたのでリードを志願。
結氷が今ひとつのため、左端から取り付き滑り台状になっている薄い氷をななめに乗り越えるラインを選択した。
難しくはないが、バックパックが重いのと氷が薄いのとで、予想よりデリケートなクライミング。
水流がある落ち口を右からまわり、残置スリングの山を終了点とした。
 
フォローの2人も登ってきたところで時間は16時過ぎ。
F2を登っていると確実に途中で暗くなってしまうため、ここでビバーク決定。
奥駒津沢のオンザロックという目標すら達成できず、どうなる引退記念山行。
まあそもそもイチローはビールしか酒を持ってきていないのだが…
 
 
 
【30日】幕営地7:00-7:30五丈の滝F2-9:30駒津沢F1-14:00下降開始-16:00五丈の滝F1-17:15丹渓山荘17:40-19:45戸台駐車場
 
2日目は明るくなってからクライミングするため6時出発と決めたが、なんだかんだ細かいトラブルがあり、幕営具をデポして7時出発。
五丈の滝F2
五丈の滝F2 ミヤザキ
 
今回の最大の難所である五丈の滝F2。
釜がしっかり口を開けているため、落ちると盛大にドボン→即敗退となる。
ここは最も経験のあるイチローに先陣を切ってもらいたいところだったが、
「ここをリードするくらいなら帰る」とキッパリ。うぉーい、それでいいのか???
上手さんも尻込みしたため、またしてもミヤザキがリードに。うぇー。
五丈の滝F2_2
右側から取り付き、丁寧に雪を落として足場を作り、ちょこちょこ岩をスタンスにしながら抜ける。
ドボンしたら低体温症の危機。しびれたー。
落ち口の左側の雪壁を少し登り、灌木を終了点に。
駒津沢F1_1
 
五丈の滝F2を登れば、すぐ右手が駒津沢F1。
70mの大滝は長いが、下から見るとスタンスは多いし、上部は寝ている。
この美味しそうな獲物を前にして、ついにイチローのクライマー魂に火が点いた。
右のバーチカルのラインを勧めたが、迷わず真ん中を選んでクライミング開始。
1番、センター、イチロー。
駒津沢F1_2
慎重に支点を作りながらじわじわと登るイチロー。
しかしスクリューが足りなくなり、約35m地点、滝のど真ん中でピッチを切る。
駒津沢F1_3
フォローで登ってみると、けっこう下部は立っている。そりゃスクリューたくさん打ちたくなるよね。
でも上部は寝てるし簡単そうだよね。
そんな2ピッチ目もイチローがリードを志願。ここは花道を飾ってもらおうと上手さんも快く譲った。
さあ、あとはビシッと登って帰るだけだ!
ミヤザキが2本スクリューの氷を抜き忘れて使えなくなったが、まあ足りるだろう。
 
 
意気揚々と最後のクライミングに出撃するイチロー。
しかし、上部は思った以上に氷が悪い。
アックスが極まったと思っても上の層がバカッとはがれたりして、下にいる我々は凶悪な落氷に襲われる。
そして、あと15mほど残して動きが止まった。
駒津沢F1_4
「スクリューが足りない!ここでピッチを切る!」
 
しまった、やっぱり氷の抜き忘れが痛恨…
ただ、足場の悪い滝の真ん中で凍えながら、落氷を浴びたりかわしたりしながらビレイしているこっちもけっこうしんどい。
ここはピッチを切らずになんとか急いで抜けてもらいたい。
 
「あと何本?」
「3本!」
「なんとかなる!行けるとこまで行こうぜ!」
「マジでー!?」
 
まあ多少ランナウトするかもしれないが、終了点に木さえあれば足りるはず。いざとなったらアバラコフ作ってね。
そんな期待に応え、燃え尽き掛けていたイチローのクライマー魂が再燃。ランナウト気味にスクリューを打ちながら抜けきった。
フォローで登ると、この2ピッチ70mのリードがいかにしんどかったか、よくわかった。
 
「もう思い残すことはない」
 
イチローのその一言で、ここまで来た甲斐があったもんだ。
渾身のガッツポーズ
渾身のガッツポーズ
 
この日は後続のパーティーが二組いたため、前日に我々が作ったトレースは踏み固められ、下山は高速道路のよう。
4時間かけて登った道を1時間ちょっとで丹渓山荘まで下った。
そして満天の星空の下、上手さんの男気徒渉などに盛り上がりながら、晴れ晴れとした気分で河原を歩いて帰った。
 
これにてイチロー引退記念山行第1弾は無事に終了。
大変お疲れ様でした。第2弾もあるかな?

2014.01.02

あけましておめでとうございます。イボGこと吉川です。
今年もよろしくお願いいたします。
 
話が出たのは去年の夏。それを含めると実に4カ月もの準備期間を要した一大プロジェクト。中崎尾根。
12/29~12/31にかけて行ってまいりましたので、報告させていただきます。写真がないので写真を撮った方は補足していただけると助かります。
メンバーはCL早戸、斉藤、成瀬(ラ)、吉川
 
もともとは28日に尾根の末端から入山する予定でしたが、近年まれにみる大雪だとの予報だったため、早戸さんが直前まで天気予報とにらめっこした結果、29日入山、槍平経由で中崎尾根に上がり、槍ヶ岳を目指す予定に変更しました。
 
28日
4:30早戸家=8:00新穂高温泉着=9:00発~10:00穂高平小屋~11:30白出沢出合~13:00滝谷避難小屋~14:30槍平
 
前日からメンバー全員で早戸家にビバークさせていただき、暗いうちから出発。しかし、路面状況等に苦戦させられ、結局新穂高温泉を出発できたのは9時。まあ今日は槍平までなのでそう慌てることは無い。曇天のもと、トレースバンバンの林道をひたすら歩き続ける。
穂高平小屋にてラッセルさん、綿のTシャツを脱ぎ忘れていることに気付く。この時期避難小屋として開放されている穂高平小屋の隅にデポさせてもらった。
その後もひたすら単調な歩き。最初は「綺麗な景色だ―」とか言っていた我々だが、だんだんと「綺麗かー?」と疑問を持ち始め、最終的には「あーもー!つまらん景色ばっかり続きやがって!」と心がすさんでいく。それでも口には出さずに黙々と雪中行軍は続く。
白出沢出合を越え、雪崩注意のブドウ谷やチビ谷を過ぎ、滝谷の手前あたりで先頭を歩いていた早戸さんが突然ストップ。
 
早戸「イボG-?」
僕「はい」
早戸「飽・き・た」
 
ハイ、「飽きた」入りましたー。さすがCL、メンバーの気持ちを代弁することも忘れない。
その後一時間ちょっとで槍平に到着。槍平の冬季小屋はいっぱい。テントも3~4張ほどありました。我々も他の登山者の方のアドバイスを受け、中崎尾根側から見て、本館の陰に当たる位置にテントを設営。僕が持ってきたはずのたわしが見当たらず、雪まみれのままテントイン。ごめんなさい。槍平小屋では水場の雪を掘ってくださった方のおかげで、雪を融かすことなく水が得られ、ガスと手間の節約になった。
この日はおでんで乾杯し、就寝。
 
30日
4:30起床~6:20出発~8:00中崎尾根上~8:20荷物をデポ~10:30 2500m付近~11:30千丈乗越~13:00 2900m付近撤退決定~15:30荷物をデポした地点
 
少し雪の舞う中、ヘッドランプを点け槍平小屋を出発。先行パーティのトレースをたどって、中崎尾根への急登を登る。一時間半ほどで尾根に上がる。風は穏やかだ。昨夜の作戦会議で、調子が良ければこの日にアタックをかけようという話になったため、そこからちょっと行ったコルに幕営具をデポし、出発。トレースもあるし、時間的には不可能ではないはずだ。しかも今日がダメでも明日がある。
2500m付近で縦走装備の先行パーティに追いつき、わかんをデポ。今回の核心千丈乗越への登りをこなす。急な雪壁だが、ロープを出すほどではない。西鎌尾根に上がると風の表情は一変。一気に強風となったが、耐風姿勢をとるような風でもない。視界は効かないが、前進を続ける。
強風と効かない視界のため、スピードも上がらずルートにも迷いつつ、ゆっくりと頂上を目指す。
2900mあたりまで来たところで一旦ストップ。各々の意見を交換する。
このままでは時間切れの可能性もあるし、ラッセルさんの「今まで登ったのは山じゃないっす!」という名言が出たところで撤退を決定。
中崎尾根に戻ると一気に風も弱まり主稜線の厳しさを改めて実感する。メンバーの疲労も強く、思ったよりデポ地点まで時間がかかったように感じた。
テントに戻り、明日のことを話し合う。気象通報の時間も終わっており天気図は書けないし、携帯の電波も入らないので明日の天気はよくわからないが、次回以降のリベンジを誓い、敗退を決定。ゆっくりと夕食をとり、就寝。
 
31日
4:30起床~6:30出発~7:45槍平~11:00新穂高温泉
 
朝起きると、テントの壁が重い。外に出ると昨日まであったトレースが雪で埋まっているではないか。一晩で思った以上に雪が降ったようだ。新雪の下のトレースがあった部分は硬く踏み固められているため、それを探しながら歩けば、そこまで大変ではない。しんしんと雪が降り積もる中、槍平へ下って行く途中もどんどんパーティが上がってくる。思った以上に中崎尾根は人気ルートのようだ。槍平小屋で休憩をとり、あとは一気に下山。思った以上に早く新穂高温泉に着くことが出来た。
 
 
平湯の森で汗を流し、借りていた道具等をお返しに瀧根さんのお宅にお邪魔する。ラッセルさん(運転手)以外は酒を飲みつつ語り合い、夕方に滝根さんのお宅をあとにした。大晦日なのに少々長居しすぎてしまった。瀧根さんありがとうございました。
あと、ラッセルさん、僕たちだけ飲んですみませんでした。いや、サァッセン。
 
 
 
登頂はできませんでしたが、それぞれ自身の課題を見つけることができ、今後につなげることが出来る良い山行だったと思います。今年もより高みを目指して頑張って行きましょう。よろしくお願いいたします。

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