愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

愛知県名古屋市の山岳会 千種アルパインクラブ

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2014.01.24

23日御在所岳3段ハングで遊んできました。
 
藤内沢出合からは深いラッセル
藤内沢出合からは深いラッセル
 
1ピッチ目
1ピッチ目
たろう>氷を避けて、岩のラインを試みるも、×(涙)
 
1ピッチ目2
1ピッチ目
パコさん>バトンタッチ。
アイスキャンディで鍛えた腕は伊達じゃない!
氷柱とスラブを上手く使い、ダンスのように越えていきました。
 
ガリー
ここのガリーは激悪でフォローでよかったぁ~って思えない位でした・・・
(氷要修行)
このあと、草付き~氷がありテラスで切る。
 
2ピッチ目
2ピッチ目
たろう>直登のハングはフリーでは厳しそうなので、回り込んだ一枚岩の氷のスラブ。
5mのスラブは氷の状態が悪かったら、登れなかっただろうなぁ~
パコさんが1ピッチ目で燃え尽き症候群になりかけていたので、子羊のようになりながら、がんばりました。
 
チムニー
その後は草付き、最後は中山尾根のチムニーをこじんまりとしたようなチムニーを越えて・・・
 
パコーン
パコーン♪
 
懸垂
懸垂は60mロープ1回で取り付きに
 
御在所
青>たろう
赤>パコ
緑>たろう&パコ
ピンク>たろう
まだまだ沢山いいクライミングができそうです。
 
稜線からは真っ赤な富士山が見えたようです。
 
たろう

2014.01.17

こんにちは 原田です。
 
2014.1.11土-12日に、定例山行で、八ヶ岳へいってきましたので、
ご報告致します。
定例山行_八ヶ岳
 
参加者:西村(親分)、画伯、斉藤、ラッセル、早川、原田
 
山行
1/11
①班 小同心: 親分、ラッセル、斉藤
②班 ジョウゴ沢: 画伯、早川、原田
1/12
①班 阿弥陀北稜: 親分、早川、原田
②班 石尊稜:画伯、ラッセル
 
□1/11土
朝6時に、美濃戸口に集合し、車で、美濃戸山荘まで。
9時前、赤岳鉱泉に到着し、テントの設営。
そして、予定通りの班分けにより、10時出発。
 
①小同心班
本日は、冬の八ヶ岳そのものの天候で、厳しい日に。
取り付きに着き、1ピッチ目で、すでに14時に。
日帰りで、電車帰宅予定の斉藤さんは、この時点でタイムアップのはずが、
今日の親分の勢いは、アルピニストに。
予備車両もあることなので、斉藤さんも同様に、小同心へ。
そして、リードもすべて、アルピニスト魂に火がついた親分が、引っ張っていく。
終了点には、16時半頃到着。
同ルートを懸垂下降で下り、取り付きには、17時半頃の日の暮れ前には到着。
赤岳鉱泉に、18時半頃、帰。
他に、同ルートを登ったパーティはいなかった。
斉藤さんは、ひとり、予定通り、日帰りで帰っていった。
 
②ジョウゴ沢班
メンバーは、アイス初心者ばかりで、画伯の肩に掛かった日となった。
ひとつひとつ、指導をしなくてはならないのである。
しかも現場で。
そんな指導のおかげで、F1、F2と順調に進んでいく。
 
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そして、いよいよ本日の核心部、ナイアガラの滝へ。
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3人とも苦戦の中、様々な方法でなんとか登り切り、残すは稜線に抜けるだけ。
しかし、本日は、とても厳しい天候
 
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さらに、先行パーティのトレースを頼れない中、ラッセルして稜線へ向かう。
(ラッセルという名称のある中、ラッセルという動詞は使いにくいな。。)
が、深い、深い。
稜線まで目算2時間は掛かるだろう。
時間は、、既に15時半。
画伯より、苦渋の決断が下される。
 
「撤退!」
 
よほど、この言葉を嫌うのか、重々しい具合であった。
いまだ、あのときの言葉と映像が、脳裏をよぎる。
 
そして、同様に、同ルートを懸垂などしつつ、下山。
17時前、赤岳鉱泉着。
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両班下山後、
明治屋オリジナルおでんをつまみに、宴。
千種新テントで、5人がひしめきあって寝たが、
4人が適当な大きさであろう。
 
本日は、アルパインの入門ともいえる、厳しいコンディションの中の山行でありました。
しかし、テント地へ無事に帰ってきたときの安堵感はこの上ないものです。
アルパインとは、何なのかを考えさせられる一日を体験できたかと思ってます。
 
□1/12日
昨日の天候とは打って変わって、ガチ晴れ
5時起床後、7時両班出発。
 
①阿弥陀岳・北稜班
行者小屋を越え、向かっていくと、2パーティが登っている様子である。
行者小屋
 
さらに進んで行くと、10人ほどのパーティ(ガイド登山か?)が先行に。
すると、親分が
「まずいな。。おすなぁ。」
だが、そのパーティーは、道を外れた。
どうも道を間違えた様子。
そこへ、親分から
 「急げっ!」
と激がとんだ。
なるほど、ここで抜いておけば、取り付きに着いたパーティー順に登る訳だから、
急がんといかん訳だ。
そんな急いだ甲斐もあり、取り付きに着いた折には、2パーティ(4人)待ちで免れた。
取り付き
青空が半端無く青い
その後、取り付きには20人以上の大混雑。
斜面をラッセルして登る人々も。
 
親分の勇姿
親分の勇姿
親分のリード
2ピッチ、親分のリードですんなり終え、あとは頂上へ向かうだけ
昼前に山頂到着
昼前に山頂到着
本日は、快晴により、しばし景色をご堪能ください
八ヶ岳1
八ヶ岳2
八ヶ岳3
八ヶ岳4
 
そして、下山へ。
富士山も綺麗に見えてます
親分は、ただ下りるだけでは足りないご様子で、
中岳から、尾根づたいに下りて行こうって事に。
 
腰ほどの雪の中、尾根を下山し、13時半、行者小屋へ。
大盛況の行者小屋
大盛況の行者小屋
そして、14時頃、赤岳鉱泉着。
テントの撤収。
 
②石尊稜班
北稜班と同様に、7時出発。
トレースもしっかりあり、8時、取り付きに到着。
しかし、
トレースしっかり=人がしっかりいる
 
30人待ち
 
3時間待ち
 
ディズニーのような状態(ラッセル談)
 
ここで、引き返す人々も。
しかし、
画伯のこれまでの思いからも、
参:

http://chikusaikuzo.blog16.fc2.com/blog-entry-644.html

 
この天候からも、
引く気は一切、なるせ!
ダブルなるせ、
なるぜ!!
(と思っていたのだろう)
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結局、登り始めたのは、11時より。
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そして、
雪稜で17人のごぼう抜きに
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リードはすべて画伯で、無事14時半頃、終了点到着
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地蔵尾根を経由し、赤岳鉱泉には、16時到着。
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親分の暖かいお茶の差し入れ、冷えた体に染みいります。
 
16時半、皆で、下山開始
17時半、美濃戸山荘へ到着。
 
その後は、いつものお風呂、
そして、そばをほおばり、解散しました。
 
以上
2014年冬の定例山行でした。
今回の山行では、CL親分並びに、SL画伯のがんばり、気持ちの入り様は
並々ならぬものでした。
この気持ちを胸に、いい山行を行えるよう、万全の準備を行っていきたいと
思うのです。
ありがとうございました。そして、また楽しみましょう♪

2014.01.11

9日御在所岳に行ってきました。
前日の雨が予定していた中又の氷を落としてしまったのと、暖かい春の陽気で拍子抜け。
それはそれで快適なので問題ではありません。
 
中又
中又 ジャーって音がしていました。
 
後尾根
後尾根?とにかく登ってみました。
 
ここが核心
ビヨーン♪ここが核心でした^^
 
後尾根のあとはこの岩場
後尾根のあとは、この岩場で盛り上がりました。
 
暖かいので氷柱が剥がれてきたり
暖かいので氷柱が剥がれてきたりしたけど・・・
 
おもしろいラインでした
おもしろいラインでした。
 
いい感じでガリガリ
いい感じでガリガリできました。
 
一番大きいソファーを満喫
下山後はアクアイグニスで一番大きいソファーを満喫♪
 
久しぶりの岩で遊ぶ
最近登れてなくて、つまらなかったのですが、
誘ってくれた総務とパコさんに感謝です。
久しぶりの岩で遊ぶのは最高でした。
 
たろう

2014.01.06

お疲れ様です、早戸です。
 
年末山行の西穂西尾根、中崎尾根を終え
それぞれ獲得出来たものは多かったと思いますが、結果は連続敗退。
やはりピークを踏みたい、完登したいという気持ちは隠せず。
同じ気持ちのイボGと冬の前尾根に向かいました。
 
歩き始めて日向小屋あたりから既に積雪があり、コンディションは期待できる。
意気揚々と取り付きを目指した。
 
取り付きに着いてP7を見上げるとクラックには雪が詰まって
ところどころベルグラも張っている様子。
 
僕個人としては昨年P4までで敗退しているということもあり、
年末のモヤモヤを晴らすのには絶好のチャンスだ。
 
テンション、集中力ともに最高潮。
 
早戸リードでP7下部に取り付く。
1度足が抜けてテンションが掛かってしまったが
集中力は途切れていない。呼吸を整えて抜ける。
クラック内のベルグラが少なく、昨年よりはジャミングが有効だった。
 
P7下部
P7下部
 
P7上部 吉川リード。
ここも悪いリッジの通過。昨年よりは雪の量も少なく、ハンガーが見えていた。
テンションを掛けながらも喋りまくってなんとか抜けてくれた。
 
P7からP6の繋ぎ部分も一歩悪い部分があり、念の為ロープを出した。
早戸リードで抜ける。その後歩いてP6取り付きへ。
 
P6 40m 早戸リード
ヤグラを除いて、ここさえ抜ければ一安心といったところ。
最後、中々プロテクションの取れない4mほどの垂直部分で
フォローの為にも何とかプロテクションを取ろうとして時間が掛かってしまった。
結局取れず。
 
P6終了点より
P4終了点より

P5はロープレスで抜け、P4取り付きへ。
 
P4 30m 吉川リード。
ここがイボGの核心となる。
1時間弱、奮闘し抜けてくれた。
御在所とはいえ、長時間のビレイは手足の指先が冷えた。
急いでイボGの元へとフォローで登った。
 
P4終了点より
P4終了点より
 
P3 25m 吉川リード
もうヤグラが見えている。時計は14:30を回っていた。
ヤグラはもういいんじゃないかと仄めかすイボG。
御在所の強風に完全に心が折れ始めている。
なんでもないところで喋りが止まらない。
なんとか抜けてくれて良かった。
 
P3取付より
P3取付より
無事、ヤグラの取り付きへ到着。
ヤグラの写真を撮ってなかったが、2人が思ったことは同じ。
 
うわー、マジかよ。悪そう…
 
いつもの僕なら、もう時間も遅いし帰ろっかと言っちゃうところだけど
今回はそうはいかない。今後の為にも。
 
P2 ヤグラ 早戸リード
出だしからクラックに詰まった雪を掘り出しながらスタート。
カムをキメようにもジャミングをきかそうにも一々雪を掘らなければいけない状態。
怖ーい。でも泣き言は言えない。
ただ、良い感じに集中していた。イケると自分に言い聞かせ、身体を上げていった。
抜けたらガスが晴れて、四日市の街並が見えた。
フォローのイボGが上がってきたときには街並に灯りがつき始めていました。
いい登攀が出来た。ホントにスッキリした。
 
 
御在所前尾根というと身近な場所だけど、改めて冬は厳しいルートに豹変すると
再確認しました。
 
ワイドクラックの技術は非常に役に立った。アームロック、ニーバー、ステミングなど。
トライカムの有効性も改めて実感しました。
 
いやー、ここ最近で一番良い登攀が出来たと思います。
イボGありがとう。
 
緊急連絡先を受けて下さった坪井さん、下山が遅れてしまいすみませんでした。
 
行動記録
ゲート前7:15〜藤内沢出合8:25〜登攀開始9:00〜P6取り付き10:30〜小休止12:50〜P4取り付き13:30〜P3取り付き14:30
〜ヤグラ取り付き15:30〜登攀終了17:00〜登山道合流18:00〜ゲート前P19:00

2014.01.03

ミヤザキです。
いろいろと手を出してきた2013年を締めくくる山行として、29、30日に戸台の駒津沢をめざして奮闘してきました。本来は28日からの三日間で鋸岳~甲斐駒のアルパイン縦走を計画していたものの、積雪量を考えて変更しました。
メンバーは今季限りでの引退を関係者に明かしているイチロー、そして千種のゴッドハンドこと上手さんの3人。
イチローは今回を引退記念山行と位置づけ、並々ならぬ気合いで臨むはず。
ならば、その思いに応えるのが千種アルパインクラブのはず。
 
 
【29日】戸台駐車場8:00-10:30丹渓山荘前11:00-15:00五丈の滝F1-16:30幕営地
 
ちょっと遅めの8時に戸台駐車場を出発。
常に寝不足でスタートするイチローに寝てもらうため集合時間を遅くしたが、1時間半しか寝てないという。
うぉい!
 
双児山と駒津峰
快晴。双児山と駒津峰
 
それでもまあまあのペースで廃屋となっている丹渓山荘跡に到着。
ちょいと中を偵察。テントはなし。窓はしっかりしてるし、けっこう快適そう。
丹渓山荘内部
 
丹渓山荘内部
 
だが、ここからが想定外だった。
丹渓山荘から先、トレースに従って歩くと、舞姫の滝をめざして間違った谷を登っているパーティーに遭遇。
つまりトレースも間違っていたわけで、徒渉して樹林帯に登り返しタイムロス。
ここからはトレースもないため、ルートファインディングが必要。
沢に降りては徒渉し、対岸の樹林に登り返し、また降りて…という流れなのだが、沢の岩には約40cmの雪が乗っており、ラッセルしながら乗り越える。
川床が凍っていないため、乗った雪がずぼってドボン!というトラップにもしばしばやられる。
ドボンを避けて左岸に登れば、トゲトゲのたくさんついた灌木で枝ビンタくらう。
誰だ、戸台をゲレンデなどと言ったのは…。
 
この日の目標は駒津沢F1まで登ることだったが、どうも時間的にアウト。
「もう奥駒津沢のビバークサイトでつららをオンザロックしてウイスキー飲めればそれでいい」とイチロー。
目標が著しく下方修正される。
 
こんもり雪の乗った沢を詰める
こんもり雪の乗った沢を詰める
 
そんなこんなで実に約4時間、うんざりしながらルートファインディングを楽しみながら進んだ末に、五丈の滝F1に到着した。
ようやく本日最初のアイスクライミングだ。
五丈の滝F1
五丈の滝F1 ミヤザキ
 
早く登りたくてムズムズしていたのでリードを志願。
結氷が今ひとつのため、左端から取り付き滑り台状になっている薄い氷をななめに乗り越えるラインを選択した。
難しくはないが、バックパックが重いのと氷が薄いのとで、予想よりデリケートなクライミング。
水流がある落ち口を右からまわり、残置スリングの山を終了点とした。
 
フォローの2人も登ってきたところで時間は16時過ぎ。
F2を登っていると確実に途中で暗くなってしまうため、ここでビバーク決定。
奥駒津沢のオンザロックという目標すら達成できず、どうなる引退記念山行。
まあそもそもイチローはビールしか酒を持ってきていないのだが…
 
 
 
【30日】幕営地7:00-7:30五丈の滝F2-9:30駒津沢F1-14:00下降開始-16:00五丈の滝F1-17:15丹渓山荘17:40-19:45戸台駐車場
 
2日目は明るくなってからクライミングするため6時出発と決めたが、なんだかんだ細かいトラブルがあり、幕営具をデポして7時出発。
五丈の滝F2
五丈の滝F2 ミヤザキ
 
今回の最大の難所である五丈の滝F2。
釜がしっかり口を開けているため、落ちると盛大にドボン→即敗退となる。
ここは最も経験のあるイチローに先陣を切ってもらいたいところだったが、
「ここをリードするくらいなら帰る」とキッパリ。うぉーい、それでいいのか???
上手さんも尻込みしたため、またしてもミヤザキがリードに。うぇー。
五丈の滝F2_2
右側から取り付き、丁寧に雪を落として足場を作り、ちょこちょこ岩をスタンスにしながら抜ける。
ドボンしたら低体温症の危機。しびれたー。
落ち口の左側の雪壁を少し登り、灌木を終了点に。
駒津沢F1_1
 
五丈の滝F2を登れば、すぐ右手が駒津沢F1。
70mの大滝は長いが、下から見るとスタンスは多いし、上部は寝ている。
この美味しそうな獲物を前にして、ついにイチローのクライマー魂に火が点いた。
右のバーチカルのラインを勧めたが、迷わず真ん中を選んでクライミング開始。
1番、センター、イチロー。
駒津沢F1_2
慎重に支点を作りながらじわじわと登るイチロー。
しかしスクリューが足りなくなり、約35m地点、滝のど真ん中でピッチを切る。
駒津沢F1_3
フォローで登ってみると、けっこう下部は立っている。そりゃスクリューたくさん打ちたくなるよね。
でも上部は寝てるし簡単そうだよね。
そんな2ピッチ目もイチローがリードを志願。ここは花道を飾ってもらおうと上手さんも快く譲った。
さあ、あとはビシッと登って帰るだけだ!
ミヤザキが2本スクリューの氷を抜き忘れて使えなくなったが、まあ足りるだろう。
 
 
意気揚々と最後のクライミングに出撃するイチロー。
しかし、上部は思った以上に氷が悪い。
アックスが極まったと思っても上の層がバカッとはがれたりして、下にいる我々は凶悪な落氷に襲われる。
そして、あと15mほど残して動きが止まった。
駒津沢F1_4
「スクリューが足りない!ここでピッチを切る!」
 
しまった、やっぱり氷の抜き忘れが痛恨…
ただ、足場の悪い滝の真ん中で凍えながら、落氷を浴びたりかわしたりしながらビレイしているこっちもけっこうしんどい。
ここはピッチを切らずになんとか急いで抜けてもらいたい。
 
「あと何本?」
「3本!」
「なんとかなる!行けるとこまで行こうぜ!」
「マジでー!?」
 
まあ多少ランナウトするかもしれないが、終了点に木さえあれば足りるはず。いざとなったらアバラコフ作ってね。
そんな期待に応え、燃え尽き掛けていたイチローのクライマー魂が再燃。ランナウト気味にスクリューを打ちながら抜けきった。
フォローで登ると、この2ピッチ70mのリードがいかにしんどかったか、よくわかった。
 
「もう思い残すことはない」
 
イチローのその一言で、ここまで来た甲斐があったもんだ。
渾身のガッツポーズ
渾身のガッツポーズ
 
この日は後続のパーティーが二組いたため、前日に我々が作ったトレースは踏み固められ、下山は高速道路のよう。
4時間かけて登った道を1時間ちょっとで丹渓山荘まで下った。
そして満天の星空の下、上手さんの男気徒渉などに盛り上がりながら、晴れ晴れとした気分で河原を歩いて帰った。
 
これにてイチロー引退記念山行第1弾は無事に終了。
大変お疲れ様でした。第2弾もあるかな?

2014.01.02

あけましておめでとうございます。イボGこと吉川です。
今年もよろしくお願いいたします。
 
話が出たのは去年の夏。それを含めると実に4カ月もの準備期間を要した一大プロジェクト。中崎尾根。
12/29~12/31にかけて行ってまいりましたので、報告させていただきます。写真がないので写真を撮った方は補足していただけると助かります。
メンバーはCL早戸、斉藤、成瀬(ラ)、吉川
 
もともとは28日に尾根の末端から入山する予定でしたが、近年まれにみる大雪だとの予報だったため、早戸さんが直前まで天気予報とにらめっこした結果、29日入山、槍平経由で中崎尾根に上がり、槍ヶ岳を目指す予定に変更しました。
 
28日
4:30早戸家=8:00新穂高温泉着=9:00発~10:00穂高平小屋~11:30白出沢出合~13:00滝谷避難小屋~14:30槍平
 
前日からメンバー全員で早戸家にビバークさせていただき、暗いうちから出発。しかし、路面状況等に苦戦させられ、結局新穂高温泉を出発できたのは9時。まあ今日は槍平までなのでそう慌てることは無い。曇天のもと、トレースバンバンの林道をひたすら歩き続ける。
穂高平小屋にてラッセルさん、綿のTシャツを脱ぎ忘れていることに気付く。この時期避難小屋として開放されている穂高平小屋の隅にデポさせてもらった。
その後もひたすら単調な歩き。最初は「綺麗な景色だ―」とか言っていた我々だが、だんだんと「綺麗かー?」と疑問を持ち始め、最終的には「あーもー!つまらん景色ばっかり続きやがって!」と心がすさんでいく。それでも口には出さずに黙々と雪中行軍は続く。
白出沢出合を越え、雪崩注意のブドウ谷やチビ谷を過ぎ、滝谷の手前あたりで先頭を歩いていた早戸さんが突然ストップ。
 
早戸「イボG-?」
僕「はい」
早戸「飽・き・た」
 
ハイ、「飽きた」入りましたー。さすがCL、メンバーの気持ちを代弁することも忘れない。
その後一時間ちょっとで槍平に到着。槍平の冬季小屋はいっぱい。テントも3~4張ほどありました。我々も他の登山者の方のアドバイスを受け、中崎尾根側から見て、本館の陰に当たる位置にテントを設営。僕が持ってきたはずのたわしが見当たらず、雪まみれのままテントイン。ごめんなさい。槍平小屋では水場の雪を掘ってくださった方のおかげで、雪を融かすことなく水が得られ、ガスと手間の節約になった。
この日はおでんで乾杯し、就寝。
 
30日
4:30起床~6:20出発~8:00中崎尾根上~8:20荷物をデポ~10:30 2500m付近~11:30千丈乗越~13:00 2900m付近撤退決定~15:30荷物をデポした地点
 
少し雪の舞う中、ヘッドランプを点け槍平小屋を出発。先行パーティのトレースをたどって、中崎尾根への急登を登る。一時間半ほどで尾根に上がる。風は穏やかだ。昨夜の作戦会議で、調子が良ければこの日にアタックをかけようという話になったため、そこからちょっと行ったコルに幕営具をデポし、出発。トレースもあるし、時間的には不可能ではないはずだ。しかも今日がダメでも明日がある。
2500m付近で縦走装備の先行パーティに追いつき、わかんをデポ。今回の核心千丈乗越への登りをこなす。急な雪壁だが、ロープを出すほどではない。西鎌尾根に上がると風の表情は一変。一気に強風となったが、耐風姿勢をとるような風でもない。視界は効かないが、前進を続ける。
強風と効かない視界のため、スピードも上がらずルートにも迷いつつ、ゆっくりと頂上を目指す。
2900mあたりまで来たところで一旦ストップ。各々の意見を交換する。
このままでは時間切れの可能性もあるし、ラッセルさんの「今まで登ったのは山じゃないっす!」という名言が出たところで撤退を決定。
中崎尾根に戻ると一気に風も弱まり主稜線の厳しさを改めて実感する。メンバーの疲労も強く、思ったよりデポ地点まで時間がかかったように感じた。
テントに戻り、明日のことを話し合う。気象通報の時間も終わっており天気図は書けないし、携帯の電波も入らないので明日の天気はよくわからないが、次回以降のリベンジを誓い、敗退を決定。ゆっくりと夕食をとり、就寝。
 
31日
4:30起床~6:30出発~7:45槍平~11:00新穂高温泉
 
朝起きると、テントの壁が重い。外に出ると昨日まであったトレースが雪で埋まっているではないか。一晩で思った以上に雪が降ったようだ。新雪の下のトレースがあった部分は硬く踏み固められているため、それを探しながら歩けば、そこまで大変ではない。しんしんと雪が降り積もる中、槍平へ下って行く途中もどんどんパーティが上がってくる。思った以上に中崎尾根は人気ルートのようだ。槍平小屋で休憩をとり、あとは一気に下山。思った以上に早く新穂高温泉に着くことが出来た。
 
 
平湯の森で汗を流し、借りていた道具等をお返しに瀧根さんのお宅にお邪魔する。ラッセルさん(運転手)以外は酒を飲みつつ語り合い、夕方に滝根さんのお宅をあとにした。大晦日なのに少々長居しすぎてしまった。瀧根さんありがとうございました。
あと、ラッセルさん、僕たちだけ飲んですみませんでした。いや、サァッセン。
 
 
 
登頂はできませんでしたが、それぞれ自身の課題を見つけることができ、今後につなげることが出来る良い山行だったと思います。今年もより高みを目指して頑張って行きましょう。よろしくお願いいたします。

2013.12.29

石尊稜
こんにちは、成瀬1です。
26日、27日で原田さんと八ケ岳に行って来ました。
目指すは石尊稜。
一昨年から年に1回なので過去2回、いずれも1月下旬に長谷川Jさんと登りに行っているのですが、
2回とも強風と極寒で敗退している、自分にとっては因縁のルートです。
凍える手で岩壁に付いた雪を払い落としながら登ったものの、
初回は途中の雪稜で時間切れ、2回目は1P目だけ登って強風のあまり退散しました。
今回は、ちょっとズル(?)をして、まだ気温の高い12月中に登ってしまおうと出かけました。
天気予報はあいにくの悪天。
とはいえ、天気図を見る限り、26日はまずまず、27日もそれほどひどい天気にはならないと予想。
26日夜に前線を伴った低気圧が通過するため、夜の降雪がポイントになると踏みました。
降雪はたぶん10cmくらいだろう・・・。
原田さんが朝10時に名古屋出発なら行けるということで、初日はのんびり出発。
高曇りのなか、赤岳鉱泉を目指しました。
予想通り風もなく、気温も高め。
鉱泉から見上げる大同心、そして石尊稜の岩場はここのところの好天でほとんど雪はついていない模様。
テントを設営してからアプローチを確認、しっかりとしたトレースが付いていました。
以前は、ラッセルしながら取り付まで2時間近くかかったのでひと安心。
テントに戻り、ビールを飲みながら食事の準備。
夕方から雪が降り出したものの、いつの間にかテントを叩く音が大きくなってきました。
雨、でした。
雨が降り、凍った下部岩壁はどんな感じだろう?
新しい問題が出てきます。
シュラフに入ってからも悶々としてなかなか寝付けず、夜中にトイレに出ると、テントの横に突き刺したアックスが雪でほとんど埋ってます。
フライを伝って落ちた雪で、テントは四方から圧迫された状態。
湿雪のびっしりついた下部岩壁を想像し、モチベーションが一気にダウン。
結局、ひと晩降り続けた雪は40〜50cm。
気温も低くないし風も強くなく、マイルドな気候だっただけに悶々とした気分のまま、
アイスキャンディーでお茶を濁して下山しました。
3度目の正直にはならず、ずっと悶々とし続けた2日間でした。
いつになったら登らせてくれるのかな。
誰かリベンジに付き合ってください。

2013.12.24

お疲れ様です、早戸です。
立て続けですいません。
 
12/21〜23で松尾さん、吉川イボGと西穂西尾根に行く計画をしましたが、
21日朝、新穂高の駐車場にて松尾さんと合流し、
現地確認をした上でその日の朝までにかけての積雪のため
松尾さんから中止という判断になりました。
折角なので瀧根さんのお宅によって挨拶でもして帰るか、と
風呂に入ってから瀧根さん宅へ。
松尾さんはそのまま伊那へ帰られたようで
転戦も考えたが、ロープやガスが無い。
そこで瀧根さんからロープやガスをお借りすることが出来、
さらに計画書まで再作成させていただくことになり、
ラッセル敗退覚悟で西穂西尾根に再出発しました。
最近、瀧根さんにお世話になりすぎな気がしますが、
助かりました。ありがとうございました。
 
前置きが長くなりましたが、山行報告をいたします。
 
メンバー 早戸・吉川
 
行動記録
[1日目]
新穂高12:30〜穂高牧場13:30〜1700m地点15:30(幕営)
[2日目]
1700m地点4:00〜2450m第1岩峰基部13:30(幕営)
[3日目]
第1岩峰基部6:00〜2650m地点8:00敗退決定〜8:30テント撤収〜
9:30下山開始〜12:30新穂高
 
1日目は先行パーティーのトレースに助けられ、当初計画していたところまで
標高を稼ぐことが出来ました。
幕営
 
幕営2
 
第1岩峰を左から巻き、リッジを抜けたあたりで
急な雪の斜面が見えた。ラッセルも深くなる一方。
斜面からは胸から頭ほどのラッセル。
ラッセル
 
このペースではどのみち西穂のピークまでは届かないだろうし、
天気も良く、午後にここを通るのはゴメンだなということで
小ピークに上がったところで敗退決定。
小ピーク
小ピーク2
 
そうとなったら下山は早い。
2日かけて上がったところをものの3時間ほどで
駆け下った。なんだかなぁ。
 
今回は、松尾さんとご一緒できなくて残念でしたが
2人でダメもとながら、もがきながら経験したことに
意味はあったんではなかろうかと思います。

2013.12.24

お疲れ様です、早戸です。
 
12/14おんたけ2240
12/15乗鞍青少年交流の家
 
にて、雪上トレーニングを行いましたので
報告します。
 
[参加者]
14日のみ
宮崎、青木(一)、上手、ブルース
両日
瀧根(講師)、早戸、原田、斎藤、成瀬(悠)
※敬称略、順不同
 
[トレーニング内容]
<14日>
・雪上支点の構築
ブッシュの結束、スノーバー、スノーボラード。
実際に荷重をかけ体感。スノーボラードについては崩壊させ
どのように崩壊したかを皆で確認。
・プラトーの重要性についての解説。
・スタンディングアックスビレイの解説。
・ラッセルトレーニング。
 
クマザサで懸垂支点構築
クマザサで懸垂支点構築。キーワードは「絞めて殺す」
 
スノーバーの最適な角度の検証
スノーバーの最適な角度の検証。大事なのはプラトー
 
スノーボラードの強度検証
スノーボラードの強度検証。3人で引っ張ってもびくともしない
 
 
この日は、おんたけ2240の天候が悪くテント泊は
取りやめて宿泊組は瀧根さん宅にお邪魔することに。
 
<15日>
・スタンディングアックスビレイの実践
斜面上部にプラトーを作り、スタンディングアックスビレイで
実際に滑落者を制動確保する練習。
・ビーコントレーニング
・埋没体験
 
今回は、定例山行や年末年始に向けて
雪上トレーニングを行いたいという希望者が
多数おり、最初は自主的なトレーニングに留めるつもりが、
瀧根さんに講師として参加していただけるということで
大いに実りのあるトレーニングとなりました。
 
瀧根さん、突然のお願いを聞いていただき、そして自宅にまで
泊めていただき、ありがとうございました。
 
僕は写真を撮れていないので、誰か補足お願いします。

2013.12.21

岩佐です。
 
K手、原田、岩佐の3名で、石尊稜の取り付きを目指してラッセルしてきました。
 
美濃戸駐車場05:10 — 07:05赤岳鉱泉08:15 — 赤岳鉱泉13:30 — 15:00美濃戸駐車場
 
木・金で結構な雪が降ったようなので、多分かなりのラッセルではないかと覚悟して現地入り。美濃戸口から美濃戸までは5~10㎝程、美濃戸から赤岳鉱泉までは20㎝ほどの新雪あり。気温が高めのため、汗で着ているものが濡れないようにゆっくり目のスピードで歩いたが、赤岳鉱泉に着いたときはやっぱり全身汗まみれとなり不快。
 
石尊稜1
 
石尊稜2
 
諸事情から予定から遅れて鉱泉を出発。先行の2人組パーティーがつけて下さったトレースを辿り先行パーティーに追いつく。ここから5人で間違った沢に入って延々とラッセルを続ける。膝上から場所によっては腿までのラッセルを12時ごろまで続け、どうやら間違った沢を詰めたことに気づいてすごすごと敗退した。短期間で大量に雪が降ったことと本日気温が高かったことからあちこちで雪崩が発生していた。
 
以上。

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