愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2014.11.25

こんにちは

11月20日、21日と曽我さんと共に、木曽側の伊奈川渓谷からピストンで、空木岳に行ってきましたので、ご報告致します。

空木岳山頂より、木曽駒ヶ岳方面

空木岳山頂より、木曽駒ヶ岳方面

【行程】

11/20(木)

伊奈川ダム登山口5:00~〈林道〉~金沢土場(4合目)6:25~〈林道〉~うさぎ平(5合目)6:55~吊橋(6合目)8:00~見晴台11:35~木曽殿越12:40

11/21(金)

木曽殿越5:40~7:40空木岳8:05~9:05木曽殿越9:30~見晴台10:05~七合目11:05~うさぎ平12:30~〈林道〉~伊奈川ダム登山口14:25

 

今回は、雪山順応を目的に、ガチの冬山装備でかためて、準備。

まず、11月19日、夜8時に、鶴舞駅で、合流。

10時半を回った頃、伊奈川ダム登山口に到着し、一杯引っかけた後、広々とした寝室で寝る。

11月20日朝4時起床。5時出発。

暗い中、林道を歩くこと約2時間。寝ぼけていたのか、よく覚えていない。

明るくなった頃だろうか、ようやく登山道に突入(うさぎ平より)。

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ぼちぼち雪もあるが、滑ることはなく、サラサラの雪である。先週辺りの寒気が入り、降雪後、誰も入っていないようである。

淡々と歩いていく。左に巻いて登ってみたり、右に巻いて登ってみたり、更に、下ってみたりと、道は悪くないが、獣道のようである。

この日は、風は特になく、寒さも特にないが、雲天であるし、眺望もない。

汗をかかないよう、ゆっくりめのペースで進み、ベースに着ているウールのTシャツと、R2で少々湿るぐらいで調度よい。

12時半を回った頃、木曽殿越の山小屋が見えてきた。

木曽殿山荘と空木岳山頂方面

木曽殿山荘付近、空木岳山頂方面

稜線上は、荒れている。

木曽殿越に到着すると、とたんに気温が10度は下がったような具合である。

木曽殿越・伊那谷方面

木曽殿越・伊那谷方面

寒い。

冬期小屋に入ってみるも、寒い。

如何しましょうと、検討するも、結論は早かった。

予定通り、今日はここまでに。

そもそも、今回の予定は、一日目、伊奈川ダムから木曽殿越まで、二日目に木曽殿越から空木岳、越百山を経て伊奈川ダムへ下る予定である。

あまりに早く、着いたので、空木まで行ってしまおうと考えた訳です。

さて、行動も終了となると、飲みたいばっかりである。

先の前穂のことから、是非飲ませたいと、曽我さんは思ってくれていたようであった。

ありがたいです。

さっそく、準備もままならない中、飲み始めさせていただきました。

米焼酎のお湯割である。ポットにお湯があるので、すぐに割ってほっかほっかです。

ですが、、なかなか酔いませんねぇ。寒いですから。

どんどん割、割。雪を溶かし、飲料水を作る中で、十分に飲んでしまいました。

冬期小屋の中は、そのままでは寒いので、持ってきたテントを軽く縮め、設置。

作業も終わったところで、テントイン。

冬期小屋内にテント設置

冬期小屋内にテント設置

さすが、テント♪最高ですな。

さて、ここから私の出番の晩ご飯です。

今回は、雑煮をテーマとした。名古屋風雑煮の餅と小松菜(もち菜)では、タンパク源が足りない感なので、

かまぼこ、宮崎地鶏炭火焼きを用意。さらに、大根、にんじん、ひじき入りの五島三菜なる乾燥野菜も用意。

だし、野菜で味付けをするが、なかなか良い味は出ない。醤油、塩を加えても、まだまだ。

思い切って、鶏を加えると、良い具合です。ごちゃごちゃの味ではありますが。。

さらに、味付玉子も入れ、十分な料理となったようである。

これだけあると、パック餅も各2個で十分な量であった。

わたしの山飯の素材調達先である、明治屋と成城石井のうち、名古屋の明治屋がデパート内の小規模店舗のみとなり、

頼るは成城石井のみとなっていた。

じっくりと、店舗をまわることにより、いろいろと工夫できそうであるが、明治屋の大型店の展開を待ち望まれる。

曽我さんは、岩佐さんの料理を大絶賛しておられた。

食事中、他の方の賛辞を聞くと、自分の料理はだめかと思うが、「旨かった」と言ってもらえたので、まあいいのである。

食事も16時半頃には、終わり、外に行くと、雲も抜け、夕焼けをいただけた。

木曽乗越から空木岳方面

夕方の木曽乗越から空木岳方面

そして、17時には、床についた。

冬期小屋かつテントは、十分な睡眠を得られた。

 

11月21日(金)、4時起床の上、朝食を夕食並に採った後の明るくなったころ、アイゼン、ピッケル装備の上、荷物も越百山へ目指すことで、背負っていった。

10分も歩いた頃、こんな雪の状態では、アイゼンはいりませんねと、しまう。締まりがないのである。

快適な天候の中、岩場の多い稜線を丁寧に進み、

7時半を過ぎた頃、山頂到着。

空木岳2863m山頂

空木岳2863m山頂

本日は晴天なりで、360度の大展望であった。

さっそく、曽我さんは、予定する越百方面を見に行くが、ラッセルが多いし、時間的に難しいだろうと。

空木からの南駒ヶ岳

空木からの南駒ヶ岳

快適な山頂で、至福の一服、一服と過ごし、元来た道を下ることとしました。

そして、

御嶽山に合掌し、下山しました。

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冬靴での6キロもの林道歩きは、閉口しましたが、

親子程の年の差の山行は、様々多くを学ぶことができました。

曽我さん、ありがとうございました。楽しかったです。

曽我さんの行く先に、ずっとうさぎのトレースがあったのは、なんとも不思議なものでした。

 

ハラダより

 

 

 

2014.11.24

1皮です

西村さんと鹿島槍ヶ岳に行ってきました

このペアで鹿島槍に行くのは8年前のダイレクト尾根以来

懐かしさをかみしめながら一歩ずつ歩きました

 

大谷原3;00-7:00冷池山荘7:30-11:00頂上11:30-13:00冷池山荘13:30-16:00大谷原

 

新月の暗闇のなか、大谷原を後にする

寒さは感じない。今日は快晴予報。昼間の暑さが思いやられる

西俣出合から登山道に入ると、いきなりの急登だ

10センチ、15センチと次第に雪が深くなるが

前日の先行パーティーのトレースに助けられる

梯子が続いて、すぐに汗だくになった

夏山ではあまり登りたくない尾根だな

 

高千穂平に大型テントが3、4つ張ってあり、出発準備をしていた

その脇を通り抜け、上部のやせ尾根へ

すぐにトレースがなくなり、膝上まで雪に埋まりながら牛の歩みになった

稜線の手前の急斜面

夏道沿いに斜面をトラバースするか、急峻な岩尾根にルートを取るか・・・

弱層はなく雪崩の恐れは少なそうなので、トラバースを選択した

でも一応、2人の間隔を開けて歩いた

 

稜線の道標から、冷池山荘まではトレースがありすぐ到着した

そこにロープをデポ。小屋を出ると、すぐにトレースなしに戻る

緩い上り下りを繰り返しながらラッセルを続ける

ヘトヘトになった布引山手前

高千穂平に泊まっていた某大学の学生チーム10数人が追いついてくれた

そこからは、彼らの後に付いて楽させてもらった(^^;)

頂上は快晴無風

槍ヶ岳、薬師岳、日本海、富士山と360度見渡せた

素晴らしい展望でした

 

下りでは、冷池山荘付近で千種の5人パーティーと行き会い、しばらく談笑

お茶でもごちそうになりたかったけど、時間が押してきているので我慢我慢

スピードを上げて降り、暗くなる前に大谷原に着いた

赤岩尾根上部のトラバース。膝上ラッセルです

赤岩尾根上部のトラバース。膝上ラッセルです

 

頂上に日が当たり始め、幻想的な風景が広がった

頂上に日が当たり始め、幻想的な風景が広がった

剱も真っ白

剱も真っ白

某大学の学生たちで賑わう頂上。快晴無風です

某大学の学生たちで賑わう頂上。快晴無風です

2014.11.18

1皮です

岩佐さんと明神岳までアイトレに行ってきました

雪が深かったり、稜線は風が強かったり、ついでに根性もなかったりして(笑)

主峰まで行けませんでした

坂巻温泉(標高1200m)2:00-10:00明神岳5峰(2726m)10:30-1630坂巻温泉

 

釜トン入り口にザックを下ろし、車を坂巻温泉まで移動させた後

ラテをつけて風の強い国道を歩き始めた

上高地までは、遠い。もう2度と歩いては行かないぞ、と何度思ったことか

でもまた来てしまった、、、

トンネル出口から早くも雪道。きれいな半月に照らされた焼岳と穂高連峰は真っ白だ

この雪じゃあ、すでに敗退気分だね(ちょっと足取りが軽くなった)

 

岳沢登山道7番看板から南西尾根に入る

何度通ってもすごい急斜面。おまけに雪と氷化した草付きでツルツルだ

雪もだんだん深くなり、すね~膝。前になかなか進まない

標高1800mぐらいで夜が明けてきた

ナイフエッジが続く辺りから、北西風が強くなった

樹林帯を抜けると、積雪が減った反面、突風で吹き飛ばされそう

右手に雪をかぶった霞沢岳や、その奥には噴煙が真横にたなびく御岳も見えた

 

でも雪はしまってなくて、下に隠された岩や段差に悩まされた

崩れやすい岩や小石の積み重なった斜面をたどり頂上

まあ、どこからでも登れそうだが、比較的新しいピンクリボンが所々にあった

頂上には、古い木製ピッケルが立ててあり、記念写真をパチリ

主峰までは標高差200m。目の前に見えるけど、あまりの風の強さにギブ

Uターンした

いいアイトレになりました

南西尾根のナイフエッジ。下りはちょっと微妙

南西尾根のナイフエッジ。下りはちょっと微妙

奥穂方面。真っ白

奥穂方面。真っ白

5峰台地から見た頂上。風が強く、積雪はあまりない

5峰台地から見た頂上。風が強く、積雪はあまりない

 

五峰を目指す。雪は少ないが、歩きにくいことこの上ない。

五峰を目指す。雪は少ないが、歩きにくいことこの上ない。

5峰頂上。木製ピッケルが残置してあった

5峰頂上。木製ピッケルが残置してあった

雪の上高地を見下ろして。遠くに噴煙を上げる御嶽が見える

雪の上高地を見下ろして。遠くに噴煙を上げる御嶽が見える

2014.04.14

お疲れ様です、早戸です。
 
日本山岳会東海支部青年部の友人2名と
鹿島槍北壁に行ってきました。
 
天気は快晴。しかし今回は快晴なのが不安な山行。
第一、第二クロワール
第一、第二クロワールは特に問題なく通過。
 
第一、第二クロワール2
 
グサグサ雪に苦戦
天狗の鼻までは終始グサグサ雪に苦戦させられた。
テント設営後、偵察に向かう。
 
北壁基部をトラバース
最低コルから北壁基部をトラバースするルートで行くことにした。
この時点では斜面の雪も明日の明け方には締まってくるのだろうと思っていた。
雪崩の心配はあまりないように感じ
「これは行けるかもしれない」と思っていました。
 
翌朝、暗がりをヘッドランプを付け出発。
最低コルまでは予想通り雪が締まって歩きやすい。
ヘッドランプを付け出発
そして前日に少しトレースを付けておいたトラバース。
トレースがあるのにも関わらず、埋まる。どんどん埋まる。
砂の斜面を歩いているようだった。
懸垂を交えながら下降気味にトラバースしていく。
 
蝶形ルンゼの手前あたりで5:45。
この先まだまだ続くこの雪をラッセルして正面ルンゼに取り付くには1時間以上かかるだろう。
パートナーと相談し、敗退を決定しました。
 
雪質の判断は難しい。まだまだこれから経験を積んでいかなければいけないと思いました。
 
時間的にも一泊の行程は行動時間がかなり長くなるので、体力的にももっと余裕が欲しいところです。
 
また、挑戦したいです。
 
朝日に照らされた北壁
朝日に照らされた北壁

2014.03.25

お疲れ様です。吉川です。
 
結構前のことで恐縮ですが…
3/1~3/3に斉藤姉様、早川姉様と赤岳東稜に行きました。
当初3/2下山予定だったのですが、結局下山できず、3日の朝下山となってしまいました。皆様にはご心配とご迷惑をおかけした事を先にお詫び申し上げます。
 
しかし山行そのものは結果として(想定外でしたが)十分過ぎるほど充実しました。
 
以下報告です。時間は例によって超うろ覚え。
 
3/1
清里スキー場6:40→二俣(東稜末端)12:00→幕営地(2500m)14:30
 
夜中に中津川ICを出発し、中央道を北上。運転する早川さんを横目に助手席でウトウト。気づけば長坂ICだった。
美し森方面へ走ると濃霧で運転もままならないほどの状態。
清里のスキー場に着いた時点ではまだ暗く、霧もひどいのでとりあえず夜明けまで仮眠。
清里のスキー場
明るくなり始めた頃に準備開始し、すぐに出発。
 
今回は大門沢をつめ、尾根の末端から取り付く計画。
 
林道を登って行くが、ゲート手前(?)ですでに雪に埋まっていた。ノートレースの道をワカン装着で歩く。朝から全力全開だ。因みに今回は行程のほとんどがこの状態。
雪の表面は硬いが、体重をかけるとズボ!運が悪いとズボボボ!
 
そんな林道もいずれ終わり、神経質なほど堰堤が連続する河原歩きに変わる。しかし雪の状態は変わらず、モナカ雪にストレスは溜まる一方。某Hさんと二人とかだったら悪態の一つや二つ、いや百個や二百個はついていただろうが、女性と一緒なのでガマンガマン。
 
さらに気温も高いし荷物も重いので汗ダクだ。辛い、暑い、きつい。止まると寒い。あぁ、久しぶりの山はきついなぁ。
 
大門沢は地形図を見てればほとんど迷わないが、一カ所だけ判断に迷う場所があった。しかしそこにだけ木の枝に赤テープがあり、助かった。ミニマムボルトならぬミニマムテープ。(ただし今回の下山時はテープがなければもっと遅くなっていただろう)
 
二俣は非常に顕著な尾根の末端。ここでアイゼンに履き替えた。右の谷へ入り、100m程進んですぐに尾根に上がる。ここからは超奮闘的ラッセル。アイゼンに履き替えなけりゃ良かったと心底思ったが、もうどうでもいいや、ままよ、という気持ちで雪と格闘。
 
尾根の傾斜が若干ゆるくなり斉藤さんの高度計が2500mを過ぎた頃、そろそろ第一岩峰のハズなんだけどなーと思い始める。というかもう疲れ果てたよ。もういいでしょう、ということで本日の行動を打ち切ることに。
ここで、三人組パーティが追いついてきた。東京から来たパーティで斉藤さんとは共通の知り合いがいるようだった。
 
そのパーティは気を使ってくれたのか、もうちょっと先にまで歩くようだ。僕達も偵察とトレースつけを兼ねて空荷で少し歩く。第一岩峰基部まで行くつもりだったが、結局辿りつけなかった。まあいいや今日は鍋だし、帰ろうかもう帰ろうよ。
 
夜は早川さんが運んでくれた大量の食料(この量が翌日のビバークで役にたつことに)で鍋と酒を楽しんだ。
 
 
3/2
出発8:10→第一岩峰9:00→第二岩峰11:00→竜頭峰13:00→牛首山19:00→21:30ビバーク決定
 
6:20起床。大幅な寝坊だ。僕は寒くてほとんど寝てなかったが、時計を持ってなかったので、明るくなるまで確信が持てず、確実に明るくなってから二人を起こすというハメになった。
 
慌ただしく準備をし、出発。トレースがあるので歩きやすい。しばらく登ると前のパーティの幕営跡があった。
そこからすぐに第一岩峰。前日、もうちょっと頑張って登ってれば良かった。
寝坊と幕営地ミスで2時間のロス。今思えば、これがなければ夜中には下山出来たのでは?いや、歴史に「もし」はないのだ。
 
第一岩峰は左側に回って、ルンゼ状の所を登る。ほとんど木登りのような感じ。
まず吉川がロープ無しで登り、後続には一応ロープを出してもらうことにした。
第一岩峰
 
そこからナイフリッジと呼ばれている箇所だが、そんなにナイフ状ではなかった、ガスで視界も効かないので、あまり露出感も無い。
ナイフリッジ
 
第二岩峰までくると先行パーティのコールが聞こえてきた。
第二岩峰もやはり左から巻き、適当な場所でロープを出して登った。
1ピッチ目は灌木の多い壁を吉川、2ピッチ目はルンゼ状を斉藤がリード。特に問題無し。
第二岩峰
 
それを過ぎてちょっと歩けば竜頭峰。赤岳に登るのは諦めて、すぐに下山にかかる。
 
下山の真教寺尾根は太い尾根。それだけにトレースが無いと若干わかりにくいが、出だしで大間違いをした以外は地形図とのにらめっこでなんとか迷わずに進んだ。
それにしても、視界は悪く、トレースの無い下降には想像以上の時間がかかった。
18時を過ぎ、あたりが暗くなってくると若干焦りが出てくる。地図を見るとスキー場はまだまだ遠い。19時を過ぎたあたりでやっと牛首山。下山が夜中になることを覚悟する。
さっきまで点いていたスキー場の明かりもいつの間にか消えている。闇の樹林帯をひたすら歩く。深い雪に足を取られる。止まって地図を見る。その繰り返し。
21時になってビバークすることを決定。
緊急連絡先の瀧根さんに連絡を入れてテントを設営した。
幸い食料は沢山余っていたため、夕食も充分だった。
明日の仕事は休まなければならないだろう。でも朝になれば下山できる。あったかい風呂にも入れる。パーティの雰囲気はまだまだ明るい。もうひと頑張りだgood night.
 
3/3
出発7:00→清里スキー場8:00→10:00下山完了
 
昨日と打って変わって晴天。瀧根さんに電話したら「脱出を楽しんで!」との事。全ては気持ちの持ちようだ。
コンパスと地図を頼りにスキー場の方向と思われる方に歩くと、人工物を発見。すぐにスノーシューのトレースに合流し、リフトの終点に到着。各々会社に連絡を入れ、あとはひたすら踏み跡を下山。
思ったより早く下れてよかった。
 
 
山登りを始めてまあまあ経ちますが、下山が翌日以降になったのは始めてでした。事故なく怪我なく下山できたことに感謝したいと思います。
 
これからもどうぞよろしくお願いします。

2014.03.23

岩佐です。

西村、1皮、岩佐の3名で明神に行きましたが、予想以上の雪のため2240m地点で敗退することにしました。

【21日】坂巻温泉06:30頃(?)~上高地~明神池~14:00(?)2240m地点~15:30(?)治山運搬路(幕営)
【22日】08:00(?)テン場~13:00坂巻温泉

22日は快晴

22日は快晴。 

21日は一日雪が降ったり止んだり。釜トンネルを出たら、いきなりズボズボと埋まる悪雪に閉口する。アプローチで体力を消耗してはたまらん!と、上高地バスターミナルからはワカンをつける。雪の量と言い、天気と言い、コンディションは完全に冬山だ。

ひょうたん池までは雪崩の危険性の高い下宮川谷と上宮川谷を避け、上宮川谷の直ぐ東側の尾根伝いに登ることにした。しかし、新雪+クラスト+スカスカ雪の層から成る悪雪のラッセルと急登のため、思うように高度が稼げない。

この不安定な雪質では、上部は相当悪いコンディションであることは間違いなく、また1泊2日では時間も足りないだろうということで、長七ノ頭の少し下(高度計では2240m)で敗退決定。しかし折角来たので、1泊して宴会でもして帰りましょうと、治山運搬路まで下ってテントを張る。夕方近くまで一時は吹雪となり、また夜はかなり冷え込んだ。

22日は快晴だが、気温が低く風が強い。稜線上は相当な強風だろうから、登っていたらかなり大変だっただろうと思いつつも、お天気の良い日に敗退して帰るのは心が痛む。ただ、普段はこのような快晴の下のんびりスノーハイクをする機会はないため、「まあ、こんなこともあるさ」と気持ちを切り替えて、景色を楽しみながら坂巻温泉までのんびり帰った。

右の作業用林道から尾根末端に入る
右の作業用林道から尾根末端に入る

急登、深ラッセル
急登、深ラッセル

ボサボサ雪
最高到達点付近から見る長七ノ頭。30センチの新雪の下に、50センチほどのボサボサ雪があり、足元が定まらない

2014.03.17

ミヤザキです。
八ヶ岳1泊2日の予定でしたが、またしても南岸低気圧直撃で積雪50cm予報のため予定変更。
地球は氷河期に向かってるって、本当でしょうか。
 
で、約1年ぶりに御在所岳前尾根に行ってきました。
この冬の若頭、イボG、ラッセル、しょーこ姐さんらの奮闘ぶりに刺激を受けていたので、それはそれで良いのです。
パートナーは成瀬画伯。こちらも冬の前尾根は初めてとのことでやる気満々。
とはいえ、去年は3月上旬にフラットソールで登れているので、もう春仕様かも…とクライミングシューズも持参しました。
無意味でした。
 

 
前日の名古屋の大雨は、御在所では雪だった。
藤内沢は踏み跡のない新雪で覆われ、P7の取り付きには20cmくらい積もっている。
ミヤザキ「ここ、モノを落とすので有名な取り付きなんよねー」
ナルセ「そうなんですかー?」
1年前もテーピングを落とした記憶がある。日置さんはう○こを落としていた。
 
などと思い返していた矢先、画伯のクランポンケースがコロコロコロ…
止まれー!っという叫びもむなしく、沢近くまで落ちていった。
ナルセ「………」
何も見なかったかのように黙々と登攀準備を進める画伯。え、残置???
でもまあまだ見える範囲に落ちていたので、結局取りに行った。
さて登攀開始。
 
 
P7:1ピッチ目、成瀬リード
言うまでもなく、壁の状態は完全な氷雪モード。クラックのなかに雪が詰まり、スタンスもわかりづらい。
ただ、雪を掘り出せばカムも効く感じなので、プロテクション多めに取りつつGO!
抜けの悪いところは早速「グオー!!」とか叫びながらアイゼンをガリガリやって抜けていた。さすが画伯。
ここはフォローでも大変。スタンスが悪く、もがいて何度もひざをぶつけながら、左ハンドジャムを信じて一気に体を上げる。
よし、抜けたー!と思いきや、ん?何かがおかしい。
リーシュコードが軽い。下を見ると、アックスが片方外れて取り付きに落ちていた。うわぁ…そんなことってあるのか。
下部の巻道を下って拾いに行く。
P7下部は、やはりモノを落とす鬼門だ。
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雪の付いたP7下部
 
P7:2ピッチ目、宮崎リード
ん?どうやって登るんだこれ…。
リッジの下。クライミングシューズならサクッと登れそうな垂壁だが、ホールドもスタンスも、ない。
雪をかき分けて薄いでっぱりを見つけ、ダブルフッキングして足ブラで体を上げる。ひー、怖ーい!
でもなんとか落ちずににリッジにまたがって一息。
雪の付いたⅤ級の悪さがよくわかった。
P7終了点より
 
P7終了点より
 
 
 
P6:1ピッチ目、成瀬リード
クラックのラインもあるが、「ここは安全第一で」と画伯。
左側のスラブか、右の低い凹角か、うろうろと悩んだり登ったり降りたりした末に、右はプロテクション取れない、と左に決定。
しかしこっちのスラブも悪く、結局スリングつかんで突破。チムニー側にトラバース。
フォローの宮崎はプロテクションがいらないので右の小凹角から試しに登ってみたら、登れた。
なので、逆方向にトラバースし、左スラブのスリングとカムをはいつくばって回収。
 
P6:2ピッチ目、宮崎リード
1年前の初前尾根ではヘロヘロになりながら引っ張り上げられ、その1ヶ月後の挑戦ではリードで0ピン取らずに低いところに落ちてくるぶしを切り、敗退を決断した因縁の流血チムニー。
避けて外から登ることもできるが、この雪ではたぶんそっちの方が難しいし、ここは逃げたくなかった。
しっかり1ピン目のカムをさして、慎重に前爪をかけながら両手両足を総動員して登る。
ガリガリやりながらも落ちる気はせず、右上に3ピン目のカムを決めたら一安心。リベンジ成功!!
 
P5:成瀬リード
休憩後、「一息入れたら、気が抜けました」という画伯。
P7、P6でかなり時間を使っているので、急ぐことに。
簡単なラインを選んでプロテクションとらずにほぼ歩いて抜ける。ビレイ意味なし。
 
P4:宮崎リード
凹角ルートの取り付きまで歩いて降りる。
Ⅲ級だが、このピッチはもろいベルグラ帯だったので、けっこう気を使った。
グイグイ高度を上げつつ、ちょいちょいテクニカル。
50m伸ばしきって、充実のピッチになった。
P4終了点より
 
P4終了点より
 
 
P3:成瀬リード
急いではいるものの、これまでが不完全燃焼だったのか、上部のダブルクラックであえて難しそうな右側を選んだ画伯。
ビレイポイントからはよく見えないが、どうも苦戦している模様。
「グオー!」
ガリガリ!!
「ア゛ー!!」
ガリガリガリ!!
雄叫びが爪と岩がこすれる音とともに隣の国見尾根にこだまする。
「赤張ってー!」「みどり緩めてー!」とビレイも忙しい。
テンションはかからなかったが、なんとかカムつかんで抜けた画伯は「アイゼンの爪から火花が出て、焦げたにおいがした。死ぬかと思った」と後に述懐する。
フォローでも悪かったが、アイゼン着けたままのフットジャムもけっこう効くことに気付く。
 
この時点で17時近い。疲れたし、P2のやぐらはあきらめてやぐらのコルから前壁ルンゼ側に懸垂下降2ピッチで裏道登山道へ。
月明かりのなか、ヘッデンつけて無事に下山した。
 
 

 
御在所前尾根といえば、ちょうど1年前に日置さんに連れてってもらったのがアルパインデビュー戦でした。
そのときはこんな感じ
これに比べれば今回、冬壁、アイゼン、ノーテンション、もちろんグラウンドフォールもなく、リード禁止令を受けることもなく、きっちりとつるべでP3まで登り切れたのは大きな収穫。
育児と仕事のため、この山行を最後にちょっと山からは遠ざかることになりそうですが、すっきりと区切りを付けることができました。
付き合ってくれた成瀬くん、どうもありがとう。
アルパインはやっぱり楽しい。

2014.03.02

お疲れ様です、早戸です。
 
今回のパートナーが松本在住だった為、前夜に松本へ。
松本から安房峠を抜けて錫杖岳へ行く予定だったのですが、
雪崩で通行止めになってしまったので急遽八ヶ岳に変更しました。
 
6:30 美濃戸山荘P出発〜8:00赤岳鉱泉〜9:00大同心大滝登攀開始
11:45小同心クラック取付〜15:00横岳山頂〜地蔵尾根〜17:00美濃戸山荘P
 
久々に天気の良い稜線に出られて気持ち良かったです。

2014.02.12

初めまして、ブログ初の成瀬悠輔ことラッセルです。
 
2月9日御在所前尾根に斎藤姉さんと行ってまいりました。
ちょうどその前日は東京で45年ぶり27㎝の積雪をマークした日でもありまして、、、
斎藤姉さんからは、どうする?雪すごいよ。ジムに変更してもいいよ?との連絡が。
しかし僕はジムは嫌だな。(なぜならほぼ毎日行ってるから)
とりあえず現場行きましょう!との返答。
斎藤姉さんも渋々OKし、AM6:00に冬季閉鎖ゲートに到着。
車から降りてみると、、、
 
思ったより雪は無く、これはイケるのではないかと2人ともテンションを上げる。
 
しかしこの時の僕らは、P7での激悪さを想像もしていなかった・・・。
 
取り付きまでのアプローチはもちろんラッセル。
沢も雪で埋まっており、トラップだらけだな、と冗談を言いながら軽快に歩く。
しかし次第に、風が強くなり、前尾根が見える頃には吹雪始めた。
内心、まじかよ~とは思いはしたが、チームwakagashiraのメンバーとして先週もドライ状態ではあったが前尾根に行っており、ある程度状況とルートの核心を把握しているつもりであった。
 
そしてAM8:00頃、前尾根取り付き到着。
 
もちろん一番乗り。
 
もちろん雪がたんまり。
 
まーこのくらいアックスなしで大丈夫だろう・・・と自分に言い聞かす。笑
 
もちろんリードは僕!
 
気合満々で取り付く。
 
慎重に雪を掃いならがスタンスを探す。(あれ?スタンス少ないな・・・)
 
次にガバホールドと記憶していたホールドに手を伸ばすも・・(あれれ?ガバじゃない・・・)
 
動揺を隠しつつ、カムをセット。
 
ほっと、一息。
 
よし!アックスを使おう!(気付くのが遅い)
 
早速アックスを取り出し、フッキングで身体を上げてみるものの、次のホールドが見つからない。
まじか~!まじか~!と悪態をつくこと10分パンプ!!!
 
そしてテンション!!
 
斎藤姉さんの『ガンバーーー』と言う声が吹雪の中響き渡る。
 
その後カリカリするものの乗越しまでは抜けられず、斎藤姉さんにチェンジ
ラッセルはベンチに下がった。
 
斎藤姉さんは自分自身のことを、山の経験値はあるが、メンタルが弱いと語る。
『大丈夫!斎藤姉さんなら乗越せる』とコールを送るも・・・
 
乗越し前で・・・テンション!!
斎藤姉さんはベンチに下がっていった。
 
このまま敗退するわけには行かない!
ラッセルが気合の再トライ!
 
慎重にフッキングで身体を上げ、ハンドジャムが効くポイントを発見。
 
そこからリーチを活かしアックスで状態を上げてフッキング!
 
乗越し成功!!
 
そして雄叫びを上げる!
 
しかし、そこからも油断が出来なかった。
スラブに走るクラックには雪が埋まり、スタンスは良いとは言えない。
 
クラックの雪を掻き分け、トルッキングでどうにか抜け出し、P7を終えた。
P7がルートでの核心ピッチと言われているのは知っていたがここまで悪いとは・・・
 
時間はすでに11時を廻っており、全ピッチ抜けるのは難しい時間帯。
斎藤姉さんに判断をゆだねたところ、
私もP7登りたい!!』とのこと!
僕は少しでも高度を稼ぎたい気持ちはあったが、斎藤姉さんの心意気を考慮することに。
そして僕が下降しようとすると・・・
斎藤姉さんが『ちょっと待って!』
 
僕『???』
 
斎藤姉さん『TRの支点作ってください!』
 
僕『うええ??』
 
斎藤姉さん『私にはリードはまだ早い!』
 
でた!メンタル核心!!!
 
その後、斎藤姉さんはTRの恩恵を受けつつトップアウト。
何度か繰り返すうちに、『私もリード出来そう!』とポジティブになってきたが、
本日はリードのお日柄ではないそうだ。笑
 
そんなこんなで吹雪は次第と強くなり、15時下山。
 
今回の山行ではドライの状態と積雪後の状態がいかに違うかが分かりました。
高度は稼げませんでしたが、自分にとって初めて山行計画書を書いた山行となったのでいい経験となりました。
次回はピークに到達できるように頑張りたいです!
 
そして早速家に帰って、フィンガーボードにアックス懸垂用のリングを設置。
難しい登攀になるとフィジカルも大事だと感じたのでトレーニングに追加したいと思います。
フィンガーボードにアックス懸垂用のリング

2014.02.06

降りしきる雨の中、藤内沢に響き渡る漢達の悲痛な叫び。
それは、「ジャミングがキマんねー!」であったり、「何が引っかかってんダァーー!」という怒声であったり、あるいは言葉にならない咆哮であったり、まあとにかく色々難しかったけど楽しんできたわけです。ハイ。
 
吉川です。日曜日に御在所前尾根に行きました。メンバーは、Wakagashira早戸さん、Russel成瀬さん、ivoG吉川の三人です。
 
土曜日の夜、鈴鹿スカイラインのゲート前に集まった早戸さんと僕は、鍋と酒で笑い転げて、テントで就寝。
非常に暖かく、外で飲むのも苦になりません。空には星もチラついており、明日の雨予報とかウソだろコレ?という感じ。
もちろんその期待は見事に裏切られ、夜中から降り始めた雨は強くなる一方。えーい、ままよという気持ちで朝を待つ。
 
5時。おはようございます~というラッセルさんの声で目覚める。依然雨は止まず。ラッセルさん来られましたけど隊長どうします?と寝ている早戸さんに尋ねると、「雨が弱くなるまで待機」という返事だけが返ってきて、そのまま就寝された模様。
 
その後どれだけ待ったかよくわからんけど、ぼちぼちテントを片付けたり、朝飯を食べたりして時間を潰す。なんとなく雨が弱くなってきた頃(時間は覚えてない)「行くかぁ~、しゃーなしやでマジで」という感じで出勤。
 
前尾根取付きまでの道のりは、暑さとの戦い。雨と気温の高さから2月とは思えない不快さ。夏の雨のアルプスを縦走するような気持ち。
 
取付きには2人組の先行パーティがおり、僕達が準備してるうちに行ってしまった。トップの人、うまかったし早かったなー。
 
さて、岩の状態は超ドライ。いや実際はびしょ濡れだからウェットだけど、雪が皆無だからドライか。どうなのか。登山用語難しい。
とりあえず時間も遅いのでP7、P6あたりを登るということで合意。

P7 1ピッチ目 吉川リード
数ヶ月前のアイトレでは確かノーテンでリードしたのに、今回は下部のクラックの抜けでフィフィテンション。一気に気持ちもローテンション⤵︎
上部は直登(蛇の皮)したら?という早戸さんの言葉を華麗に無視して右から回り込む。
早戸さんはフォローで蛇の皮に挑戦。これがめちゃくちゃ悪そう。「抜けられんかも…」という早戸さんらしからぬ発言まで飛び出す。それでもなんとか完登。
ラッセルさんは僕と同じノーマルルート。全く不安要素無し。
 
P7 2ピッチ目 成瀬リード
僕が知ってる限り、僕も含めて全員アイゼンリードでテンションがかかってる悪いピッチ。細いリッジで爽快。
ラッセルさんにリードしてもらう。登り始めたときに早戸さんの「もしかしてマルチピッチのリード始めて?」という問いに「ハイ!初めてっす」との返答。
「あーあーあー聞かなかった聞かなかった」
しかし、最初のスラブに若干戸惑ったもののあとは問題なくスマートにOS。しかもビレイのセットも迅速。やっぱ強いっす。
 
P6 全2ピッチ早戸リード
いわゆるクラックルート。1ピッチ目はハンドから微妙なサイズの広めのクラックへ。最初のハンドクラックは、キマらぬ左のフットジャムを気持ちでねじ込み、右は何も無い壁にスメア(のつもり)。苦労しつつもなんとか抜け、次の広めのクラックへ。ここはもうホントに無理だったらしく、A0で突破。下から見てて僕達が登れるかどうか心配だったが、A0を交えて気持ちで突破。
2ピッチ目はチムニー。プロテクションが取りにくいのでリードしなくてよかった。本日最も面白かったピッチ。
P6のクラックルートはまたフラットソールで登りたい。
クラックルート下部
クラックルート下部
 
チムニー
チムニー
 
P6で本日の登攀は終了とし、懸垂一回で、P6基部へ。そこからは踏み跡を辿って下山。
ババババババババーーーアアンンン!
下山中、何度も落氷の爆音が響き渡る。この雨でだいぶ氷も落ちてしまったことだろう。
 
ゲートに着いたのが16時頃。
その後は四日市の好日山荘に寄って各々帰宅。
 
 
 
結構おもしろかったですね。意を決して出発してホントによかった。よかった。おしまい。

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