愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2015.01.27

位田です。

1月23日に成瀬(洋)くんと御在所岳のアルファルンゼに行ってきましたので、報告します。

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今回は、二人とも初めての冬の御在所(成瀬くんは御在所アイスが初めてでした、すみませ~ん)なので、どこに何があるのか、全体の感じを掴みに行くことも目的の一つ。

 

前夜に前線が通過し、冬型の気圧配置に加えて微妙な天気予報の中、6:30ゲート前に到着。

車のドアを開けていられないほどの強風に心が折れそうになるが、待っていても1,2時間で好転するはずもなく、「敗退なのか?」と私はこっそり思いながらトボトボと出発。

樹林帯に入ると嘘のように風が止み、今度は「いけるかも」とテンションが上がってくる。

でも、やっぱりところどころで強風を感じ、やっぱりまたテンションが下がってくる。

加えて私は冬合宿に参加できなかったことで歩きモチが下がってしまい、正月以来の歩きでスローペース。

成瀬くんに「もうちょっと早く歩けませんか?」と喝をいれられる始末…。

 

午後からは天気が回復するとはいえ、かなりの強風のため計画を変更。

アルファルンゼからの3ルンゼの計画でしたが、アルファルンゼのみとし、下りにロープウェイを使おうと思っていたけれど、運休の可能性が高いため、歩いて下山、ということに。

 

アルファルンゼの取り付きに行くのにはっきりとした踏み跡はなかったですが、対岸に見えているアルファルンゼの真下の沢の斜面の雪に亀裂が入っていたため(私はもっとこういう観察力を身に着けないといけないです…)、やや下の方で沢を渡ってほんの少しラッセルして、取りつきに。

前日の雨で表面の雪が解けて手では崩すことができず、これはこれで難しいものだと感じました。

 

さて、取りつきのわずか下のザレ場あたりから地面が凍り始めていたので、ここで準備を整えて、いざ開始!

風はとても強いですが、この日は気温が高く、吹きさらしの中で準備をしていても寒さを感じることはありませんでした。

 

10929954_665758440202134_2744967156967583442_n準備を整えて、いざ取り付きまで!

 

1P ゆる~い滑。

成「リードしますか?」位「する!」

というわけで、人生2日目のアイスリード。

50mほぼいっぱいまで伸ばして、楽しくリードさせてもらいました。

といいたいところですが、登るのはさておき、顔面に叩き付ける霰粒が痛すぎて、顔をあげられない…。

とにかく早く抜けたかったのもあって、目一杯伸ばせるだけ伸ばしたのがほんとのところ…。

易しいピッチでよかった…。

そこら辺の灌木で終了点。

1512410_665758393535472_3674028690619377309_n なめてるんですけどね、ちょっと上をむくだけで顔が痛い痛い!

 

 

2P バーチカルとまではいかないけど、私には立っているように見える…。

1Pでリードしておいてよかった~と思いながら、成瀬くんリード。

ここも前日の雨のせいで、一部シャーベット状になっていたりして、慎重に登りました。

終了点は登った左側の磐になんと!ペツルがうってありました。後で気づきましたが。

 

3P ここも私には立っているように見えるけど、とても短かったので、勇気を出してリード。

乗越した後は凍ったザレ場をザクザク上がっていって、灌木で終了点。

ただの歩きのはずが、あまりの強風に煽られて、四足歩行になりながら、なかなか頑張っちゃいました。

 

これで終わりかな~なんて、支点を作っていたら、ちょっと先に短めの滝が見えていて、そこまで伸ばせばよかったかな~、と思っていましたが、あとでわかったことですが、結局そこの滝は通りませんでした。

 

4P?

きっとこの暴風雪さえなければ、ロープなんていらないのでしょうが、成瀬くんも風に煽られるぐらいの強風だったので、念のためロープを出したまま登りました。

あまりの風でロープはからまるし、「なんでそんなにぐいぐい引っ張って登ってるの?」と思うと、実は風でロープがたなびいていたり、で、クライマーが見えているからわかるものの、もしこれでクライマーが見えておらず感覚でビレイをする時であればミスコミュニケーションに繋がりかねないので、こんなこともあることに気が付けてよかったです。

もともと今回は風も強く、ほぼコールが聞こえない状態で登っていたので、どう合図を送るか気をつけていたのですが、やはり現場で学べることは大きいです。

 

というわけで、無事に稜線に出たところで、ようやく太陽の日差し!

相変わらず風は強いのですが、太陽の光ってこんなに心があたたまるものなんですね。

半日ほぼ風に煽られて、「とにかく早く登ってしまおう」、なんてちょっとやっつけ気味に思いながら登っていた心のささくれが一気に癒されました。

 

10分ほど歩くと、裏道に合流。

風がよけられるところでようやく片づけをして、無事にとっとと下山となりました。

 

私は、前回の戸台でアイスのリードデビューをし、今回は簡単なところではあるけれど、初めてアルパインアイスをツルベで登ることができて、達成感でいっぱいです。

でも、雪の斜面の亀裂に気が付けなかったり、最後稜線に出る時に後ろから登ってきた成瀬くんが「ちょっと雪庇が出てますね」というのを聞いて、実はこっそりビビっていたり、まだまだラッセルが下手すぎたり、ルーファイが下手だったりで、これからどんどん経験値を積んで学んでいかないといけないな~、と思いました。

 

今回の授業料は、ペツルの17センチのレーザースピードライト(フランス帰りのやつ)をお供えしてきました…。

拾われた方はご一報お願いいたします。

 

 

 

2015.01.07

こんにちは。

ラッセルです。

年末の鋸岳〜甲斐駒ケ岳縦走山行について報告します。

最近はピークをまともに踏めてないので、
二人にとって気合いの入った山行でした。

12/28
3時には戸台から歩き始める
駐車場にはかなりの車が。

正直、雪は少なく
この時点でワカンとスコップをデポすることに決定(この判断が後々…)

夏道?的な感じで適当に沢を渡りながら
角兵衛沢の標識に到着。

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うん、雪が少ない…渋々登り始める。

とりあえず大岩の岩小屋を目指し歩くも、
中々着かない。
結局どれが岩小屋かわからず登る。

この時点で、僕は先週痛めた左脚の腱鞘炎でかなり痛く、思うように脚が動かない。
途中ロキソニンを飲み誤魔化しながら歩く。522128_10203252275492704_2004601106201392948_n

 

 

 

 

 

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10時30分
順調に角兵衛沢のコルに着いた。
かなり風が強い。
計画ではここにテントを張る予定だったが、
明日が天候が崩れると分かっていた為、
かなり悩んだが、中川の乗越まで継続することにした。時間もゆとり。がある。

そして快晴の尾根歩き。

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風もあまり無く、
この日にピークを踏まなければ、いつ踏む!って感じの天気
パートナーの鵜飼さんもルンルンで歩き、
ハイタッチをしながら
快適なピークハント。
第一高点〜第三高点と踏んだ。

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小ギャップをクライムダウンし、

そして大ギャップに到着。

ここからが、
この山行のドラマの始まりだった。

大ギャップには懸垂があると情報を聞いていた。

そこでアクシデントが起きた。

そう、僕らは懸垂ポイントを間違えたのだ。
(正規のポイントはだいぶ手前であった)

気付いた時には時既に遅し。

鵜飼さんが懸垂し、
「こりゃ50mじゃ届かんわー」

悪い雪稜で悪戦苦闘する

下部は切れていた。

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鵜飼さん登り返す

急遽、テラスで区切る

そこで、木を支点に下降開始。(捨て縄フル活用)

僕が悪戦苦闘。

まじで悪い雪稜。笑

そして鵜飼さんが悪戦苦闘する。

下降する地点を考え試行錯誤。

そしてなんとか50mロープ、ギリギリで安定した雪稜に降りる。

一安心。(既に1時間半経過)

と思いきや、

下降したロープは木々に屈折し

僕がそのまま下降したところでロープは抜けないと判断。

僕は屈折した木まで下降し

そこで懸垂を区切り、

(かなり足場悪い雪稜だった為かなりシビれた)

その木を支点に下降した。

お互いかなり頭をフル回転した為、
かなり疲労していた。笑

懸垂終了したのが既に15時半。
かなり時間を取られてしまった。

先を急ぐ。

第二高点を目指し、雪稜を登り
最高の夕日をバックに歩いた。

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本当に素晴らしい天気だ。

疲れと腱鞘炎の痛みが吹っ飛ぶ。

そして中川乗越まで快適なシリセード

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16時過ぎには中川乗越にテント幕営した。

幕営地はなるべく風の通らない岩の陰を選んだ

テント中では、
「頭を使う懸垂や、悪い雪稜とか、イレギュラーがアルパインだよね〜」

と酒の肴に楽しむ。

そして、19時頃…

テントが急に揺れ始める。

「あれ」

「あー、南岸低気圧かー」

と気楽に話す。

「あれ、やばいかな」


すぐ真横を、ジェット機が通るような音が鳴り始める。

「山テンさんやっぱ当たるな〜」
と気楽に話す。

そして…

数秒後に弾丸のようにテントに爆風が貫いた。

内々、こりゃマジなやつだかと気づく。

テントの揺れがハンパじゃない。

僕らは内側から
背中でテントを支えた。

支えなきゃテントのポールが折れると思った

その弾丸のような爆風が10時間は続いた。
(もちろん、寝れてません)

正直最初はビビっていたが、

後半はどこまでテントのポールが耐えれるかお互い楽しんでいた。

そして、早朝5時頃南岸低気圧は過ぎ去った。

僕らはほっとし、
そのまま気絶したように寝てしまっていた。

そして朝、7時に起き外を見ると吹雪いていた。

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2人で話し合い、甲斐駒継続を9時まで悩んだ。(寝ながらね)

そして、9時半。

積雪量や脚の腱鞘炎を考え、下山を決意。

正直悔しかった。

実際、体力的にはお互い余裕はあったし、前日に美しい甲斐駒ケ岳の峰が見えてただけに切なかった。

そして熊ノ穴沢を下り、
戸台の出合いまで出た。

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戸台の河原まで出ると行きとは景色が違い、

雪化粧を纏っていた。

積雪量は30〜40㎝ぐらい

大寒波の影響か?

雪に埋まった戸台の河原を早々と下り

僕らの年末の山行は終わった。

今回の山行でたくさんのことを学んだ。

天候が最高なのは素晴らしいが、

やっぱり悪条件、イレギュラーなことが起きた時に自分達の実力や力量が試される。

爆弾低気圧の中耐えた夜は良い体験したと思う。

今後の山行活かしていきたい。

今回山行で
ゆとり世代同士の鵜飼さんとタッグを組んだということで

大先輩にあやかり、
「YUTORI-BOYZ」と
名付けることにしました。笑

今回は歩くスタミナとメンタルが大事と感じ、やはり日頃の基礎トレーニングが大切です。

フリー能力も同時に向上し、
よりかっこいいピークを踏んで行きたいです。

おわり

 

2014.12.28

こんにちは

上手さんと赤岳・主稜へ、12/9(火)に行ってきましたので、ご報告致します。

文三郎からの主稜

文三郎からの主稜

この山行は、先輩会員を見習い、肉付け、いわゆる鉱泉でステーキを食べることも重要な要素として、

12/8(月)から始まった。

□12/8(月)

まず、今回の核心部の1つ。

今回は、プリウス(スタッドレス装着)で、美濃戸口まで来た。

せっかくなので、この車で美濃戸まで行けるか、チャレンジ。

柳川を渡る橋までは、普通にいけた。

ここからは、カーブからの上り坂である。

気合いを入れて、出来る限りのスピードで進むが、上り坂の途中で、ストップ。

2駆ならせめて、チェーンは必要だったようである。

美濃戸口へ、戻り、再度、出発。

本日は、鉱泉までだから、こん事もしてられる訳ですわ。

美濃戸へ到着すると、やはりプリウスはない。

こんなかわいいやつ↓がいた

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そして、堰堤広場には、大人気の

ランクル80

ランクル80

本日は、ぽかぽかの良い天気です。

結果として、本日中に登っておけば、良かった。。ほどの良い天気

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そして、テントを張り、

第2の核心、ステーキに臨む。

ニコニコです

ニコニコです

主稜もどうでもよくなっちゃいます。登った後がよろしいようです。

本日の鉱泉のお客さんは、NHKの日本百名山をガイドするような玄人ばかり。

皆さんアイスクライミングに来たようです。

旬だったんですね。

□12/9(火)

【行程】

赤岳鉱泉8:30~9:00行者小屋9:15~文三郎分岐主稜取り付き10時頃~15:00赤岳頂上15:30~16:45行者小屋17:00~17:30赤岳鉱泉18:15~20:30美濃戸口

いよいよ、第3の核心ある主稜である。

行者からの阿弥陀岳

行者からの阿弥陀

風が強そう。

例により、

原「またにしましょうよ。」

上「こんな計画では、どうしてもいかんといかんよ」

原「え~」

上「とりあえず、取り付きまでいきましょうよ」

と、子供をあやすような会話を経て、取り付きまでいくことに。

文三郎からの主稜

文三郎からの主稜

風も体してなく、良い感じ♪

先行に1パーティがいらっしゃる様子。

取り付き付近に到着してもまだ1ピッチ目をやっている。

これはゆっくりなパーティ(3人)であるようだ。

1ピッチ目上手さん

1ピッチ目上手さん

私たちは、ツルベで登攀。

2ピッチ目以降、上部岩壁までは、ロープをしまってもよかったが、大事に、ツルベを継続していった。

先行のパーティはともかくゆっくり、リーダーは怒鳴ってばかり。

上部岩壁の手前、凹角手前あたりで、先行パーティを抜かせてもらった。

下部岩壁を過ぎた頃から、天候が悪化。

稜線が近くなるに従って、風も強くなった。

雪も多く、ルートがはっきりしない中、草付を越えたあたりに、鎖が。

抜けたようだ。

あ~頂上から展望荘へ下りるルートである。

少々上がると、頂上山荘に到着。

ロープを解いて、休憩し、記念撮影

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地蔵から下りようかとしたが、更に強風なので、

文三郎で下山。

行者小屋に下りた頃には、日の暮れの頃。

赤岳から、「お疲れさん」と言われたように、赤岳とともに、主稜が顔を出していた。

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先ほどまでの天候がウソのようだ。いつ登るかって重要。

あとは、ヘッデンを灯し、鉱泉へテントの回収、撤収。

鉱泉では、花谷氏に、遅いね~って笑われながら、美濃戸口に下山しました。

また天気の良いときに、主稜登りたいですね♪

なにより、温泉に間に合ったのは、良かったです。。

ハラダより

2014.12.24

お疲れ様です。早戸です。

友人と鋸~甲斐駒の縦走の計画で入りましたが強風と僕の膝痛のため、甲斐駒は諦めて下山してきました。

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【1日目】

戸台大橋1:25~戸台駐車場1:50~角兵衛沢出合4:00~角兵衛沢のコル10:00~鹿ノ窓11:50

熊ノ穴沢左俣下降開始12:00~15:00熊ノ穴沢出合(幕営)

【2日目】

熊ノ穴沢出合7:00~10:00戸台大橋

2014.12.24

ミヤザキです。

12月9、10日、保坂君(旧姓平田、以下この記事中は平田)とともに黄蓮谷に向かいましたが、結局広河原沢を右往左往してきました。

 

 

【9日】

尾白川渓谷駐車場7:00-9:00約1600m地点-10:00駐車場-11:30舟山十字路-12:30二俣-14:30クリスマスルンゼ-17:00二俣(幕営)

 

今季誰も登っていないという黄蓮谷に、敗退覚悟でチャレンジすることにしたバカふたり。ラッセルもやるつもりでワカンを装備に加えた。

未明に名古屋を出発。小淵沢IC近くのセブンイレブンで仮眠し、やや寝坊し、7時ごろ竹宇駒ヶ岳神社から登り出し。

天気は2日続けての快晴。雪崩のリスクはだいぶ減りそうだ。

平田は「これはマジ行けるっすわ!」と登頂を確信しながらノリノリで橋を渡る。
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2時間後。

標高1600mあたり、雪道となった黒戸尾根をせっせと歩いていると、一人下山してきた。

上部の様子を聞く。

「七丈小屋から上は胸ラッセル」 「黄蓮谷に降りた人の話では坊主の滝が埋まっている」

予想以上の積雪状況。

「それはそれとして、行ってみるのもアリだと思うんすよね!」

と、あくまで前のめりな平田だったが、どう考えても、2日間で登って降りてこられなそう。予備日はない。

敗退覚悟とはいうものの、いざ目の前に敗退確実な情報を与えられ、それでもつっこむには、ややテンションが足りなかった。

「うーん…」と悩んだものの、こんなこともあろうかと広河原沢のルート図を用意しておいたのもあって、転戦決定。1時間で降りる。

 

11時半ごろ、舟山十字路到着。昨年靴を忘れたことに気づいて登らずして敗退した思い出深い場所。

幕営装備をデポし、右俣へ。適当に詰めていって、「これクリスマスルンゼ?」とか言いながら、それっぽいのを登る。

下部は雪に埋まっているし、上部はスタンスたくさんあるしで簡単だった。練習に最適。

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16時をめどに引き返し、二俣で幕営準備。

初めての冬山ツェルト泊だったが、持っている登攀装備をほぼ全部駆使して、完璧に張れた。

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【10日】

6:30二俣-7:00F1-8:30寄り道した氷柱-12:30最後の滝-14:30下山開始-17:00二俣-18:00舟山十字路

 

ツェルト泊が快適すぎて、寝坊気味に広河原沢左俣へ出発。

F1は凍ってなく釜もぱっくり。左岸の薄い氷柱(写真右)を登ってトラバースすることに。

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さらに懸垂下降で沢に降りないといけなくなり、いきなりタイムロス。ここは右岸に巻き道があるのを下山時に知った。

その後は低い滝をフリーで登って詰めていくと、左側に立派な高さの氷柱が…。

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とたんに平田のテンションが急上昇。

「これ登るしかないっしょ!」

まじで?この薄さ、高さ、角度…リードは絶対無理。

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それでもミックス混じりに登ってしまうところが、平田がクライミングモンスターと(一部で)言われる所以。

こっちはなんとかフォローで登ったが、散々だった。

アイゼンの前爪蹴り込んだら氷壊れるわ、アックスひっかけたところも壊れるわで、テンションかけまくり。

「氷もろくて厳しい」と言うと、「ヤツの氷はもろいんすわー!」と平田。

そうなのか?ただ単に薄いからじゃないのか?と思うが、アイスクライミングを学ぶために赤岳鉱泉で2シーズン働いた男が言うのだから間違いないのだろう。

この寄り道で、時間と体力をだいぶ消費する。

 

さらに後半の小滝。これは絶対右から巻きやろ、ってところで平田がかぶったミックスのラインにつっこむ。

氷が薄く、スクリューではプロテクションを取れない。

なぜか一個だけ持ってきたトライカムをねじこもうとするが、「だめだ、サイズが合わない!」と断念。そりゃ1個だけじゃねえ。

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最後の上部がバーチカルな滝も平田がリード。

ここは氷が硬く、腕力を消費した。

「氷硬くて厳しい」と言うと、「ヤツの氷は硬いんすわー!」と平田。

そうなのか?標高が上がって、風を受ける場所だからじゃないのか?と思うが、まあどっちでもいいや。

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この滝を越えると阿弥陀岳の山頂が見える。

そこをめざしてラッセル開始。雪の深さは太ももくらい。しかし途中でラッセルを嫌がった平田が左の草付きを登り始める。

おいおい、どこまで行くんだ?と思いながらも、八ヶ岳をひとくくりにする男の経験値を信じてついていく。

すぐに、行き詰まる。

中央稜に出て、ザックデポして山頂ピストンして下山…というイメージだったが、登っているのは完全に御小屋尾根の支稜。

この時点で時間は14時過ぎ。ラッセルしながら谷を詰めるにも、隣の中央稜に登り返してから山頂をめざすにも、時間が足りなそうなので、下山決定。

最後の滝を懸垂で降り、そこからトラバース気味に中央稜に上がって、そこから尾根をのっこすように下る。

が、また行き詰まる。なんか断崖絶壁出てきた…。

空中懸垂で降りると、ハングに見事な巨大氷柱が…!

「もしかして、これ、摩利支天大滝??」とか八ヶ岳マスターが言い出す。

そうなのか?いや、絶対違うでしょ。行ったことないけど、それはわかる。

 

そこからさらに下ると、トレースを発見。やった、道だ!

と思いきや、「ん?これ登ってきた広河原沢左俣?」

自分たちがつけてきたトレースだった。

とはいえ、ラッセルしながらルートファインディングするより、元来た道を戻るほうが確実。時間はかかるかもしれないが、精神的には楽。

てことで、同ルート下降に切り替えて下山した。

今回は大きい滝のないルートなので30mロープ2本だったが、懸垂下降を繰り返して下るにはこれが実にちょうど良かった。

 

黄蓮谷は来年以降に持ち越し、広河原沢左俣も山頂まで抜けられず宿題になったとはいえ、2日間しっかり山で遊べた。

思うようにいかないことも多いが、無事に帰宅できたことに感謝感謝。

2014.12.22

位田です。

成瀬(洋)くんと広河原沢左俣に行ってきましたので、報告します。

 

船山十字路(5:20)-二俣(6:30)-F1(7:00)-最後の大滝終了(14:30)-御小屋尾根(15:50)-船山十字路(18:00)

 

今回はちゃんと早起きをして、日の出前に出発。

前日の、某アウトドアショップリニューアルセールで、ついうっかりレーザースピードライトを買い足してしまった私。

その他諸々、小物類が増えウッキウキ。

今回はどうしても稜線まで抜けてみたかったので、荷物がちょっとぐらい重くなってもストックを持っていこうと思い、これまた新調した折りたためるストックをつきながら、ルンルン。

林道を20分ほど歩いたところで体が温まってきたので、1枚脱ごうと休憩。

そして…。

はい、お察しの通りです…。

ここでストック残置、気づいた時には林道終点、引き返すわけにもいかず、帰り道で少し戻って取りにこよう、ということになりました…。

それでも、まぁ荷物が軽かったせいか、二俣には1時間で到着。

途中で私たちを追い越して行った男性二人PTもここで一休み。

ものすごい期待を込めて、私はその方たちに「すみません、林道の脇にストック刺さってませんでした?」

「う~ん、気が付きませんでしたねぇ」と答えてくれた方はなんと!

山野井泰史さん!!

気づいてくれたのは成瀬くんでした。

「先日はどうも」「小屋のは完成したんですか?」とか普通に会話していましたが、有名人は羨ましいなぁ。

山野井さんたちは右俣へ、私たちは左俣へ。

 

30分も歩かないうちに、F1到着。

DSCN0526-1釜の踏み抜き注意!どころか、全く凍っていませんでした…。

その次の滝も凍っておらず、巻いてばかり…。

こんな状態でこの先大丈夫なんだろうか、と不安は増すばかり。

水も滔々と流れる中、ようやく!

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絶対に落ちられないですが、やっと氷にありつけました!

ここからいくつか小滝やナメ滝の連続。


 DSCN0536-1

DSCN0539-1このあたりから一部埋まってはいたりするものの、ちゃんと凍った滝が連続。

でも!

前日に入っていたはずのM・Hパーティーの踏み跡がわからなくなりつつあり、代わりに始まったのが、ラッセル。

とはいっても、私は50mぐらいがやっと。

こんなにしんどいものとは思わず、泣きそうになりながら、すぐに交代してもらってばっかりでした…。

踏み跡をしっかり見つける力と、ルーファイ力も鍛えなくては、無駄に体力を消耗してしまうんだということを体で覚えました…。

 

DSCN0554-1もうこのあたりまでくるとトポのどの滝なのか、わけがわからなくなってきました。

でももう終わりに差し掛かっているであろうし、とにかく上まで抜けなくてはなりません。

DSCN0556-1今回は上まで抜けることが第一目標だったので、全部リードは成瀬くんにお願いして、とにかくスピード重視。

とはいっても、やはりラッセルが辛すぎる…。

もとい、後半はほとんど私はラッセルしておらず、ひたすら着いていくのみ。

いやいや、ほんとにどうもありがとう。

 

DSCN0557-1多分最後から一つ手前の階段状のナメ滝。

ヨレヨレで必死で登っていて、ろくにアックスも振れなかったのですが、乗越しで顔が見えた瞬間、なぜか「アイス、飽きてきてるでしょう?」なんて言われ、もう心までボロボロです…。

そして、雪にズボズボはまりながら、成瀬くんの踏み跡を追いかけて、なんだかんだでこれが最後の大滝。

DSCN0565-1下部はなめているけど、上部はバーチカル。

もうヨレヨレの私は回収もヨレヨレ。

初のアックステンションまがいのことをしつつ、2テンでどうにかこうにかTO。

もう悔しいとかリベンジとか、そういう気持ちは全くありません。

この時点ですでに14:30。

阿弥陀岳頂上へ抜ける時間はなく、とにかく御小屋尾根へ出なくては!

というわけで、ここからさらに何もかも出し切って、雪の積もるシャクナゲやらなんやら藪漕ぎ。

成瀬くん「がんば!」がありがたかったです。

そして「ここ、登山道に出ましたよ~」という声が聞こえた時点で1時間経過。

必死でしたが、あっという間でした。

ここからは安心して猛ダッシュで御小屋尾根の下り。

長かったですが、ここまでのラッセルに比べれば、長いぐらいなんてことないです。

最後の滝を登り切った時はもう歩けない!と思いましたが、重力に従うことに対してはまだ余力があったようです。

 

というわけで、無事に林道に出て、ストックの回収に向かいましたが…。

残念ながら見つかりませんでした。

もしかして山野井さんが拾ってくれて、車に戻ったらそこにあるのでは?なんて淡い期待をしてもいましたが、結局新しいストックはたった20分ぐらい使っただけで、さようなら、でした。

 

今回は、歩きもありアイスもあり、藪漕ぎもラッセルもあり、そして最後に抜けられた、という、盛りだくさんの冬のアルパインらしい初めての山行になり、これまでの自分では行くことのできなかった経験ができました。

成瀬くんにはなにからなにまでリードしていただいて、感謝です。

こういう山行をたくさん重ねていって、いずれ「自力で行けた」と思える山行ができるように、まだまだ頑張らなくては、です。

 

 

 

 

 

 

 

2014.12.21

岩佐です。

上手さん、原田さんと共に、御在所の後尾根に行ってきました。

前尾根は日差しの下

スカイラインゲート05:45 — 08:15後尾根前岩場取り付き/プチ登攀終了09:15 — 10:10山頂10:40 — 12:10スカイラインゲート

昨日の雨で雪が随分減ったせいで、前日の保坂さんたちのような腰ラッセルに悩まされることはなく、岩にも雪は殆どついていない。先日の一壁とは大違い。

ここはノーロープで

ここはノーロープで

後尾根手前の岩場は上手さんリードで1ピッチ登り、原田・岩佐はお気楽フォロー。

唯一の1ピッチ 奮闘する上手さん

唯一の1ピッチ 奮闘する上手さん

 

リニューアルした岩佐さんのお供

リニューアルした岩佐さんのお供

終了点

終了点

お楽しみはあっという間に終了した。ロープをしまって少々の藪漕ぎを交えながら尾根を登ったら中道登山道に合流。あとはてくてく歩いて山頂まで。

尾根は、所々雪の深さは膝上程度でした。山頂付近も膝くらいまでは雪がありました。今年は雪が多いです。ついでにハイカーも多くて、ちょっと驚きました。

打ち上げ

打ち上げの場

早く降りたので菰野で昼食を取り、原田さんは生ビールを2杯飲んでご機嫌。帰りは後部座席で、幸せいっぱい♥という顔をして、とても気持ちよさそうに眠っていました。本日の適度な運動でカロリーを消費し、1時間ほど睡眠も取れ、夜の飲み会に備えていました。(^^)

おわり

 

2014.12.11

こんにちは

11月30日(日)、斉藤さんとともに、爺ケ岳に行ってきましたので、ご報告させていただきます。

DSC_4882a

中峰を臨む

【行程】

登山口5:05~<柏原新道>~9:20種池山荘9:40~11:50爺ケ岳・中峰(2669m)~爺ケ岳・南峰13:00~<南尾根>~16:15

 

今回は、前の週に鹿島槍山行が地震の影響で、撤退となったため、そのリベンジ山行を11/29,30で予定していた。

登頂したいっすなのである。

しかし、29日の天候が悪天の為、とりあえず、中止とした。

30日一日で、登れそうな北アルプスの山を山々検討した結果、爺ケ岳となった。

29日夕方6時より、名古屋をたち、夕食を途中で取りつつ、10時過ぎに扇沢手前、柏原新道登山口駐車場に到着。

なんだか、この日は、寒くない。雪もあまりない。大雪渓を飲んで、寝た。

30日、4時起床し、5時に柏原新道を登って行った。

先週、爺が岳に入った記録をネットで調べたところ、夏道で行けそうなことであった。

ケルンという地点も越えたくらいだろうか、雪もだいぶ付いてきた。

雪を見て喜んで歩いてます

朝焼けを見て喜んで歩いてます

先行者がいる様子で、既にアイゼンを装着しているようである。

突然、話声が聞こえてきた。

友達である!

先行していた斉藤さんと話している。

そして、半泣きである。

何があったんだろうか。

雪崩箇所があり、それを越えられなくて、何度も何度も行こうかどうか迷っていたところに、我々が現れたようである。

そんな事情の中、単独行なよう、

「一緒に行きましょう」って、友達に告げると、斉藤さんが、え?って顔してる。

「友達ですよ、一緒に山登ってますから」って、紹介すると、すぐに納得した様子で、一緒に、爺を目指すことに。

なんとも広い山々の中で、この日、この時に、この場所で会う、縁というのは不思議なものですね。

雪崩箇所先行する斉藤さん

雪崩箇所先行する斉藤さん

続く

続く

種池山荘に近くなって来たころだろうか、私のペースが全然上がらない。

バテバテである。

種池山荘手前

種池山荘手前

斉藤さんとはよく飲みにいってはいるが、山を一緒に歩くのはほぼ初めてに近い。

それぞれのペースがある(私が遅いだけですが。。)。

私は、遅歩ちゃん(自分なりに命名)という歩きを高山においては、実践している。

ともかく、一歩一歩を丁寧に呼吸を整えつつ登っていくのである。

これにより、無駄なエネルギー消費を省き、持続力を保持すると、自分なりに理解している。

これとは違う歩き方だったのである、斉藤さんとは。斉藤さんは強力であった。

種池山荘に到着し、休憩の上、エネルギー補給。

かなり回復。

しかし、強力の斉藤さんには相変わらず、ついていけない。

そのうち、強力から、激が飛んだ。

強力「大丈夫↗?身体の調子が悪いの↗?」

遅歩「さっきバテたから、バデないように、遅歩ってます↘」

強力「そんな遅いと山頂いけん↗。体調が悪かったら、下山しよう↗」

遅歩「いけます(おぼかたさん風に)↗↗」

てなやり取りを経て。

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さて、稜線を行くか、トラバースか。

かっこいいですな♪

かっこいいですな♪

南峰をトラバース(夏道)

南峰をトラバース

12時前に爺ケ岳最高点の中峰に到着。

爺ケ岳・中峰から鹿島槍

爺ケ岳・中峰から鹿島槍

斉藤さんは、さっきまでとは打って変わってニッコニコである。

剱をバックに

剱をバックに

ある種の高山病で、治ったのだろう。

本日の入山は、私たち3人以外に、南尾根をきた先行者の2人組の計5人なようである。

鹿島槍には誰も登っていない様子であった。

帰りは、他の2人組が辿った道を追いながら、南尾根を下った。

南尾根を下る

南尾根を下る

微妙な雪の付き具合で、南尾根は悪かった。

ちょくちょく、迷いながら、赤テープ、トレースを辿り、4時を少しまわったころ、下山。

帰りは、薬師で風呂浴びし、松本で焼肉を食べ、

強力はビールも飲んで、自宅までずっと寝ていた。

今回、強力は頑張ったからいいのである。

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ハラダよりご報告

 

2014.12.08

おつかれさまです、早戸です。

友人2名と八ヶ岳でステーキ食べてきました。

 

1日目

ジョウゴ沢 乙女の滝へ

今回の目的は慰霊ということで線香だけあげさせてもらって戻りました。

氷結状態はたぶん登れるでしょうといった感じでした。

ジョウゴ沢F2image

その後裏同心ルンゼを登り、大同心北西稜の取付きを偵察。

あまりにも真っ白けの壁を見て萎え萎えになるが

偶然去年登った方と出会い、いろいろ情報ゲット。ありがたや。

image

 

晩飯は贅沢にステーキをいただく。

image

ほんとこれは贅沢。今日だけ今日だけ。

 

美濃戸6:00~赤岳鉱泉7:30テント設営・ギア装着8:30出発~9:00ジョウゴ沢F1~11:00乙女の滝

12:00ジョウゴ沢F1~12:30裏同心ルンゼ~14:00大同心北西稜取付~15:30赤岳鉱泉

 

2日目

前日の偵察をふまえて前夜に作戦会議で、悪いだろうし寒いけどとりあえず行ってみることに。

夜にもまた降雪があり、状態は良くないだろうと思いながら大同心稜を歩く。

取付き到着。今日は1日中日陰なので保温着を着込む。

ジャンケンポンして登攀開始。

 

1p目 長谷川 灌木から小ピナクルまで。意外と立っている。ビレイ中は寒くてフォロー2人は帰ろっかと言い出す。

2p目 歩き

3p目 梶浦 下は緩傾斜4p目の半分くらいまでロープを伸ばす。

4p目後半 早戸 凹角 立ってるが短いし特に問題なし。流れが悪くなりそうだったので切る。

5p目 長谷川 ノーマークだったがここが完全に1番悪かった。フォローでもテンションかけまくりだったのでプロテクションもほとんど取れず、リードは相当だったと思う。

6p目 梶浦 灌木帯を抜けて最終ピッチ取付きへ。

7p目 早戸 被ったオフウィズス。デカいカムがあれば安心していける。

 

寒すぎてデジカメは低温エラー。登攀中の写真はありませーん。

写真 1

 

とにもかくにも寒かった。

こんな日は登るもんじゃありませんね。

 

6:00赤岳鉱泉~7:30北西稜取付~8:00登攀開始~14:40登攀終了~15:30赤岳鉱泉~テント撤収~

16:20下山開始~17:30美濃戸

2014.12.08

岩佐さんと一壁を登ってきました

11月末の異常な暖かさと、師走に入って急な寒波により

黄蓮谷右俣(氷がない)→権現東稜(雪が凄そう)→御在所とめまぐるしく計画を変更させ

緊急連絡先の早川さんにはご迷惑をおかけしましたが

いい冬壁の練習となりました

 

雪が壁にべったりと張り付く最高の冬壁コンディションのなか

リードとセカンドで3本、トップロープで1本を登りました

後尾根から頂上に行ってから下山しようかとも思いましたが

すでに全身びしょぬれで風邪が悪化しそうだったので

そのまま降りました                    1皮

 

雪がべったり張り付いた壁を登る。研いだアックスが大活躍

雪がべったり張り付いた壁を登る。研いだアックスが大活躍

 

 

奮闘する岩佐さん。全身雪まるけ

奮闘する岩佐さん。全身雪まるけ

 

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