愛知県名古屋市の山岳会・千種アルパインクラブではアルパインクライミングを中心とした様々な山岳活動を行っています

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2016.09.21

1皮です。岩佐さんと笠ヶ岳二ノ沢奥壁にいってきました
この10~20年ぐらいはだれも登ってないと思われるマニアックな岩場

下部岩壁はボロボロで、石つぶての大雨を降らして寿命を縮め
上部岩壁は雨のため敗退しました

p1030239_convert_20160921194220

 

新穂高3:30―5:50二ノ沢三俣―7:30Bルンゼ・中央ルンゼ分岐7:50―8:05奥壁取り付き8:15―12:15支ルンゼ12:30-13:20稜線・登山道13:40-16:00槍見

当初は2日間でまったり行く予定だったが
秋雨前線と台風で雨予報のため1日で行く予定に変更した
3連休の初日ということで、新穂高の無料駐車場は激混みかと思ったが
午前1時半に到着した時点で空きスペース多数
雨予報で計画を取りやめた人が多かったのだろう
真っ暗のなか出発。満月ということで、稜線のスカイラインや雲の切れ間も見える
しばらく天気は持ちそうだ

昨年、谷筋を間違え、隣の間ノ沢を登ってしまった因縁のルート
穴毛谷の巨大堰堤と一ノ沢を越えた後、最初のゴーロをそのまま西に登って行く
去年谷を誤ったのは、ゴーロを右手にある本流の河原方面に下ってしまったのが原因と分かった

ゴーロをちょっと登ると、水流が出てきて沢らしくなる
でもすぐに水流がなくなった
そういや、雨不足の影響で穴毛谷の水流も極端に少なくて、さっきの徒渉は簡単だったなあ
でも、これだけ貧水(?)だと、上部で飲み水が確保できないかも、、、
ということで、これからかなり登らなければならないが、プラティパスを水で満たした

周囲が明るくなると、高さ100mにもなりそうな右岸の岩壁が見えてきた
岩は堅そう。クラックもある。なんであんまり登られてないのだろう
間もなく三俣。標高1720mぐらいか。安定した河原歩きが続く
真ん中の沢の入り口は巨岩が積み重なっているので、左俣との間から中ノ俣に入る
さらにちょっと登ると中ノ左俣と中ノ右俣の分岐。時々ナメ滝
左にA沢を分けると、正面の沢の奥の方にとんがった岩が見えた
モスクのミナレットのような円錐状の尖塔
「あれは、まさか!あけぼの壁にあるドリュー状岩壁じゃねえ!!また沢筋を間違えたか!!!」と絶句
あけぼの壁は、三俣から右俣に入っていくかずなので、ここは違うはず
でもあまりにも形状が似ている
地形図をあらためて見直したが、ここで間違ってないはずなんだけどなあ
と、半信半疑のまま登って行くことにする
すると狭いゴルジュに突き当たり、3級ぐらいの岩場が2カ所出てきて
それをノーロープで越すと、右手に急峻のルンゼと、2つの岩峰が見えた
中央ルンゼと奥壁右峰・左峰だ。正面はBルンゼだろう
この沢で間違ってなかったとほっとした

 

二ノ沢下部から

二ノ沢下部から

魅力的な壁が連なる

魅力的な壁が連なる

三俣。正面が奥壁。右奥があけぼの壁

三俣。正面が奥壁。右奥があけぼの壁

笠ヶ岳の沢からはいつも美しい槍穂が見える

笠ヶ岳の沢からはいつも美しい槍穂が見える

正面にドリュー状岩峰もどきが!

正面にドリュー状岩峰もどきが!

右の中央ルンゼに進む。奥壁右峰と左峰が見える

右の中央ルンゼに進む。奥壁右峰と左峰が見える

 

ここでハーネス装着。ここにも水は十分流れており、下の方でくむ必要はなかった
中央ルンゼをたどり、左手にカーブしていくと、さらに二俣に突き当たった
右手はそのまま中央ルンゼだろう。でかいチョックストーンが行く手を阻んでいる
左手は支ルンゼか?突き当たった岩場をよく見てみると、奥壁山窓ルートであることが分かった
ガチャを装着し、鱗雲の下で早速スタート

【1P、岩佐】ルンゼから凹角。斜めった草付きテラスまで。岩くずが各所にたまっており、落としまくる。すべてカム
【2P、1皮】ぼろいフェースから垂直の凹角。凹角の出口が草付きテラスで、アックスで突き刺してはい上がる。さびさびの古~い残置ハーケン1本あり
【3P、1皮】みるからにボロボロの凹角とクラック
目の前に1m四方ほどの畳状の岩が、落ちそうな感じでクラックにはまっている
右上にも巨大なフレーク。触ると落ちそう
岩の表面には、直径1~3センチ程度の球状の石が
コンクリートで固められたようにはまっており、触るとボロボロ落ちる
これは脆すぎて、クライミングのできる岩ではありません!
とはいえ、支点が取れないので懸垂で敗退もできない
しょうがないので、球の雨を岩佐さんに大量に降らしながら
畳岩や巨大フレークには触らないように登り始めた
途中、カムを効かせることができるポイントがあり
カムエイドを交えながら上部の樹林帯に抜けられた
残置なし。太い木があり、上に登れなくても、懸垂できそうでほっとする

凹角の1ピッチ目

凹角の1ピッチ目

 

ぼろい3ピッチ目を見上げてため息をつく

ぼろい3ピッチ目を見上げてため息をつく

 

3P目。

3P目。登攀中。

 

硬そうな上部岩壁。次来た時は登るぞ

硬そうな上部岩壁。次来た時は登るぞ。来るかどうか分からんけど(-_-;)

 

終了点は緩い草付き斜面。堅そうな上部岩壁が見える
左手には、支ルンゼがあり、草付き斜面を歩いて下りられそう
岩佐さんが登ってくるころには、上空は黒い雲に覆われてきた
ここまで3時間以上。脆かったとはいえ、時間かかりすぎっす
穂高の稜線も雲に覆われてしまった

ここで作戦会議
上部は岩が硬そうだが、雨が降ると途中の草付きが悪そうということで敗退を決めた
そのまま左手の支ルンゼまで歩いて下り、ロープを解く
ポツポツと雨が降り出した。敗退は残念だが、仕方がないという気になった
大降りにはならなかったが、その後も何度か雨が降った

支ルンゼを詰め稜線へ

支ルンゼを詰め稜線へ

最後の悪い詰め冷や汗を流す岩佐さん

最後の悪い詰めと、恒例の藪こぎ

 

そのままルンゼを登り、クリヤの頭より北の稜線に出た
途中、急な草付きを登るところもあり、とても悪かった
つかんだ岩を落としてしまい、下を登っていた岩佐さんを直撃
顔に擦り傷、おニューの上着に穴を開けてしまった。スミマセン
あとはポクポクあるいて、槍見まで帰った。

2016.09.14

今日は曽我です

12日月曜日 井戸さんと奥美濃別山に行きましたが悪天のため途中敗退しました。

石徹白大杉ー4:30 神鳩避難小屋ー6:40 銚子ヶ峰ー7:40 一の峰ー8:30

三の峰避難小屋ー10:00 神鳩避難小屋―13:30 石徹白大杉ー14:50

12-13と二日間かけ別山へ往復の予定で入山した。

暗がりの中ラテをつけ出発。大杉駐車場の向かいに銚子ゲ峰への登山口があった。いきなりの丸っこい石で出来た階段登りから始まり,登り切った所にロープで囲まれた石徹白の大杉が立っていた。高さはあまりないが太い、幅5メートルぐらいはありそうだ。

大杉からは普通の登山道をひたすら登る。夜明けを迎え朝日が差し始めて今日の天候も何とか持つかと思われる気がした。樹林帯に付けられた登山道は手入れもよく、時折急斜面もあるが歩きやすい。

ひと汗かいたころ茶色い屋根の神鳩避難小屋に着いた。黄色くペンキで塗られた壁とガラス窓を持つ小屋は雰囲気がよく快適に使用できそうだ。小屋の前は広場となっており腰掛とテーブルも作られている。とりあえず観天望気とスマホで天気予報を調べ今日の行動予定を決めることとなった。スマホの受信状態は2本立ちで天気予報も入り、今日の嶺南地方は午後からの雨となっている。その他、(駐車場、銚子ゲ峰、三の峰避難小屋、)等では受信は出来ずここで受信できラッキーだった。観天望気では石徹白方面はすでにガスり始めているが別山方面は晴れている。思案の結果、今日一日は天気も持たないと意見も一致し、小屋に泊用品をデポして行ける所まで行って来る事となった。

小屋から少し登ると丸山から大日岳への主稜線に出る。一の峰に登り切り二の峰を目指すころには後方からガスが迫ってくる。登山道は一の峰当たりから笹に取りか組まれ、切り開きがなければ笹漕ぎは必須であろう。二の峰は頂上の少し下を巻いて通過。もうすぐ三の峰と坂道を登り切ると、突然周りが開け左手に避難小屋と分岐の標識が立っていた。西に赤兎山方面に行く縦走路だ。小屋は全身茶色にペイントされ手入れは良くされているようだ、特にトイレにはソーラバッテリから配線された換気扇が人も居ないのに音を立てて回っている。(臭気ゼロ)

気にしていたガスが別山にも掛かりだす。このまま別山まで往復すると雨につかまるのは間違いない様子。取り敢えずはザックを置き三の峰まで往復、その後は引き返すことで意志統一スタコラと下山。

 

 

 

2016.09.08

1皮です。一人で黄蓮谷を登ってきました。

坊主の滝から上は深い霧の中でしたが

巻く際には踏み跡がしっかりあって

登山道を散歩しているような感じでした

 

坊主の滝

坊主の滝

 

日向山林道ゲート4:00―5:30尾白川の河原5:50―7:50黄蓮谷出合8:00―10:00右俣出合―15:00頂上15:30―19:00竹宇駒ヶ岳神社19:30―20:30日向山林道ゲート

 

当初の計画は1泊2日

沢筋でたき火でもしながらウイスキーをチビリチビリやろうかと思ってましたが、

台風接近で3日も午後から雨予報

初日からできるだけ登って、頂上直下か8合目の岩小屋にでも泊まろう

もしくはその日のうちに帰ってしまおうと思い、まだ暗いうちにラテを付けて出発した

 

日向山林道は、刃渡り沢やガンマルンゼを上るため冬に5~6回歩いているが、夏は初めて

踏み跡はあるものの、雑草に短パンから突き出たナマ足をなでられ、かゆいっす

途中、ルンゼを横断する場所で林道はかなり崩れており、人の造ったものの弱さを見せつけられる

3つぐらいのトンネルをくぐり、明るくなる頃に林道終点に着いた

 

そこから、対岸に見える刃渡り沢方面に、崩れやすい斜面を下りる

ガイドロープがべた張りで、ずるずる滑り落ちるようなことはなし

河原で、沢服に着替え、雲の隙間から青空が見える中、河原歩きをスタート

 

間もなく、大きな釜を持った小さな滝が次々と現れた

釜を泳いで取り付くのは寒いので、だいたいは左の斜面をへつって、流れの左側のスラブ直上

落ち口のところに古いスリングが垂れている滝もあるが、指先のかかるリスで乗り越せる

太いワイヤーが落ち口から渡されている釜は、シャワーを浴びながら簡単に越えた

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やがて、やや急なナメ滝が出てきた。その奥には、でかい直瀑の片鱗が見える

これは、登ろうとするとドボンと行くだろう

さてどちらから巻くか、、、たぶん左だろうと検討を付け草むらに入ると踏み跡発見

そのまま直瀑を巻いて行くようだ

直瀑の釜は深い緑色で、たぶんものすごく深いでしょう

泳いでみたいような、怖いから近づきたくないような、そんな感じにさせてくれる

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巻き道にはトラロープがあり、「こんなもの残置すんな」と独り言を言ったものの

草付きがあちこちではげ落ちていて、巻き道は極めて不安定

トラロープにすがってなんとか落ち口へ(^^;)

地形図を見ると、すでに鞍掛沢の出合は過ぎてしまったよう。全然気づかなかった

そこからしばらく、緩斜面のナメ滝が続く

甲斐駒の頂上稜線が見えた場所もあった

 

左右に沢が分かれるところで一休み

沢の出合は、どこでも分かりにくいが、ここが本谷と黄蓮谷の分岐なのか?

右俣は開けた沢だが、黄蓮谷と思われる左俣は両岸から木が覆い被さっていて薄暗い

今日は一人なので高度計がない(香典返しでもらった、「なんちゃってアウトドア時計」を山で使っているため)

本谷と黄蓮谷と思われる方向を磁石で図り、地形図の磁北線に当てて、

「たぶんこっちでしょう」という見当を付けて左俣に入った

しばらく行って、千丈の滝が出てこなければ戻ればいい、と思いながら

 

すぐに急なナメ滝

空気がひんやりとしてきて、濡れた衣服が寒いので釜には入りたくない

巻くため、泥のルンゼを登りトラバース

木を持って、滑りやすそうなスラブを渡っていくが、ここはちょっと危険だった

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左から沢が落ちる広めの河原を歩いて行くと

正面にでかい千丈の滝が見えた。こちらが黄蓮谷で正しかったんだと、ちょっとほっとした

千丈の滝は見るからに急。冬に黄蓮谷左俣に登った時は、ノーロープで簡単に越えたのに、、、

おとなしく巻くことにする

途中、「昭和12年 黄蓮谷大龍神」などと彫られた石碑が立っていた

その上のナメを越えていくと、今度は坊主の滝。これも急なスラブで、登るのは無理っす

右のルンゼに入り、踏み跡に沿ってすぐに坊主の滝方面の樹林帯に入った

 

でもこの巻き道、上がっても上がっても終わらない

できるだけ小さく巻こうとトラバースしていくと5~10mほどの断崖に出てしまう

さらに上がってもまた断崖に突き当たる

それでもどんどん上がって行ったら

断崖が2m程度で、うまい具合に木の根っこがあるところを見つけた。青い残置スリングもあった

木の根に自分のスリングで確保し、下の斜面に下り、トラバース気味に渡っていくと

左俣と右俣の分岐点に出た。坊主の滝を巻くのに意外な時間がかかった

 

右俣に入ってすぐの滝。右の岩から登ろうとしたが無理

思い切って流れのあるところを登ったら簡単だった

その上は延々とナメが続く。これが奥千丈の滝なのか

ガスが濃くなって、視界は20mほどしかないので、よく分からないまま進む

雨が降り出さないだけでも良しとしよう

フリクションは良好で、確保なしでも怖くはない

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ナメはだんだん急になり、ちょっと垂直っぽいところが出てきた

登れなくはなさそうだけど、完全なシャワークライミングになってしまう

日が当たらず、寒くて震えがきているので、シャワーだけは避けたい

ふと左の斜面を見ると、うまい具合にクラックが走っている

クラックを上がって右にトラバースすれば行けそうだ

傾斜は緩いのでノーロープで上がろうとしたら、岩がやたら滑る

いつも沢ではこのイボルブのアプローチシューズを履いているが

この岩は全くフリクションが効かず、上がっていけない

仕方ないので、ロープは使わず、2本のデイジーチェーンの先にカムを付け

カムの掛け替えで確保しながら登ることにした。足はフットジャム

途中、土や岩くずでクラックが埋まっていたが、ハンマーでたたき落とした

かなり上がって行くと、やっと傾斜が落ちてきて、上部の木を頼りに右へ右へとトラバース

もとの本流に復帰できた

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そこからも、小さく巻いたり、滝を登ったりして延々と登り続ける

だんだん疲れてきて、30歩歩いては立ち止まって、ハーハー大きな息をするのを繰り返していくと

最後の滝とみられる滝の取り付き着

2本のハーケンとスリングがぶら下がっていた

上部はガスッてて、見えないためパス

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沢はいくつも分かれているが、あとは勘を頼りに適当に登る

時々、黒戸尾根の稜線と、台風による強い南風に飛ばされる雲が見え始めた

そしたら、頂上から鋸岳方面に少し下りた所に出た

頂上には3人のおっさんたちがいて、4人目に加わった

雨が降る前に頂上に着けて良かった

あとは、苦痛だけの黒戸尾根下山

かなり下で男女ペアを抜き、真っ暗になった後、竹宇駒ヶ岳神社についた

 

でも、今回の山行はこれで無事終了ではない

5キロ先の日向山林道ゲートまで車を取りにいかねば(T_T)

ザックは、神社の駐車場にデポして、ラテ一つ付けて登って行く

舗装道で、足が痛くてたまらないっす

 

かなり上の方で、林道をゆっくり下りてくる車が一台

なぜか車内灯が付いており、後部座席で、引きつった顔の女の人がこちらを横目で見ていた

そんな怖い顔で見ないでほしい。真っ暗な林道を一人で歩いているんだから

もしかして、女の人も怖がっていた? ふらふら歩いてるから幽霊とでも思われたのか?

ゲートでは、走行距離20万7700キロに達したポンコツが、一台寂しく待っていた

ごめんね、遅くなってと、なでてやった

2016.09.05

岩佐です。

井戸さんと、久しぶりに北アルプスを歩いてきました。

 

9/2:中房温泉P 03:55~04:10登山口04:30~東沢乗越登山道~07:50東沢乗越08:00

~08:40東沢岳08:55~12:00餓鬼岳小屋

9/3:餓鬼岳小屋04:40~07:40東沢岳07:50~08:20東沢乗越 ~10:30燕岳

~13:30登山口~13:45P

 

ケンズリ

ケンズリ

 

計画では唐沢岳にも登る予定だったが、初日餓鬼岳に着いて暫くすると ガスが出てきて真っ白。

おまけに、小屋の人から唐沢岳まで往復で5時間半かかると聞き、

唐沢岳はまたの機会ということに。(^_^;)

代わりに、二人とも燕岳に行ったことがないので、翌日燕岳を登って 合戦尾根から下山することにした。

 

餓鬼岳山頂

餓鬼岳山頂

 

東沢乗越登山道は、途中何度も沢を渡渉する必要があり、 雨が多く降った後などは

増水して渡れなくなるような所もあるため、利用しない方がよさそう。

また、斜面が崩れかかっている場所や木がなぎ倒されたような所もあって、

少々荒れた感じ。しかし、合戦尾根ルートよりは変化があって面白い。

 

東沢岳から餓鬼岳までは立派な岩峰がいくつも出てきて、撮影スポットが沢山。

登山者も少なくのんびり景色を眺めながら歩くことができる。

餓鬼岳は静かなものだったが、燕岳は登山者で大賑わい。

下りの合戦尾根も、次々に登ってくる登山者の多さに驚いた。

こんなに人気のある山だったとは。。。

 

雲の端から朝日が昇る

雲の端から朝日が昇る

 

燕岳まであと少し

燕岳まであと少し

 

初日の夜には小雨が降ったが、翌日は10時半頃まではお天気もまずまず。

稜線からの景色も素晴らしく、楽しい2日間でした。

 

 

 

2016.09.04

早戸です。

友人と穂高屏風岩東壁フリークライミングに行ってきました。

事前の予定では横尾にベースを置いてクライミングするつもりでしたが天気予報の見てT4テラスで泊まることにしました。

5:40の始発シャトルバスに乗り、6:10上高地に到着。

横尾に8:00着。このペースなら今日中に登れるな。

9:20ごろT4尾根取りつき到着。クライミング開始。

先行パーティが下降してきており小石がパラパラと降ってきた。

東京のガイドパーティらしく、雲稜を途中まで登り撤退した模様。

2ピッチ登り、その後も簡単な岩場を登り10:30T4テラスへ。

テントなどをデポし、フリークライミング取りつきへ。11:00クライミング開始。

ジャンケンで負けたので私は偶数ピッチ。

友人は奇数ピッチを登ることに。核心ピッチは3ピッチ目である。なんということだ。。

1ピッチ目、5.10a。ビレイポイントがたくさんありトポより少し前でピッチを切った。

2ピッチ目、5.10b PD。トポ上の1ピッチ目途中から登る。凹角からフェイスに出る部分がいやらしい。バンドに上がりそこを5メートル程トラバースし、そこからフェイスを上がる。出だしにマスターカムを決められたので精神的にそこまで追い詰められなかったがそこからもバンドに上がるまではプロテクションは取れない。バンドでピッチを切ったがこれは間違い。本来はもう一段上がり、コーナークラックのところで切るのが正解。下からだとロープの流れが良くないので次のビレイポイントまで上がり直した。

3ピッチ目、5.10d。核心ピッチ。ルーフ下のクラックをたどり左へ抜ける。クラックが濡れており非常に悪い。恐らくいつもこんなコンディションなんだろう。それを加味すると5.11aぐらいが妥当か。ムーブが面白く、少しランナウトするがプロテクションも欲しいところには取れる。ザックを背負って登るのはしんどかった。左のクラックラインからも登れそう。その場合もう少しグレードは下がるのではないかと思った。

4ピッチ目、5.9PD。トポによると2,4ピッチ目にPDが付いているがこちらのピッチはそれほどプロテクションが取れないとは感じなかった。残置も使う必要はないと思った。ルートファインディグも楽しく、景色もいいので楽しいピッチだった。

5ピッチ目、5.6。チムニーを上がり、ルンゼを渡る。トポより少し手前でピッチを切った。

6ピッチ目、5.7。トポ上の5ピッチ目後半を登り、雲稜に合流、そのままロープを伸ばしギリギリ50メートルいっぱいで終了点へ。ロケーションが良く気持ちのいいピッチ。

ここから上は登ってもあまり楽しくなさそうなのでここで終了。懸垂3回ほどでT4テラスへ下降。

まだ16:00。思ったより早く終えられた。

テントを設営し、担いできたビールとウィスキーで宴会。風もなく快適な夜を過ごした。

予定より早く目標を達成したので2日目は雲稜ルートを登ることに。

アブミは持ってきてないのでフリー。

核心のフェイスをトライしましたが下部が悪く、なんとなくムーブは予想しましたがダブルロープでこれをやるのは危ないと思い、止めました。

A0してまで上に抜ける必要も感じなかったのでそこから懸垂。

後続の有名ガイドさんパーティ二組はフリーで登るらしかった。聞くとやはり下部核心で上は難しくないそう。それでも下部はグラウンドの危険はあるようなのでグレード以上のクライミングになるだろう。

無事T4テラスに帰還、そこでKガイドと少し雑談しながらパッキング。8:00下降開始。

T4尾根をラッペルし、上高地へは11:45に到着した。

フリークライミングは非常に面白いルートでした。

予想してたほどの悪さは感じず、このラインを見いだした初登者の凄さを感じられます。

雲稜の核心ピッチはまた機会があればトライしたい。

9/2

5:40沢渡~6:10上高地~8:00横尾~9:20T4尾根取りつき~10:20T4テラス~11:00クライミング開始~15:00クライミング終了~16:00T4テラス

9/3

5:30クライミング開始~6:40扇岩テラス~7:20下降開始~8:00下山開始~11:45上高地

 

 

 

2016.08.27

岩佐です。

井戸さんのリクエストで、南アの二百名山池口岳に行ってきました。

 

偽(? 笑)登山口 04:45 ~ 05:05 登山口 ~ 10:45 池口岳北峰 10:55 ~

15:00 登山口 ~ 15:25 ニセ登山口

 

黒薙からの池口岳と鶏冠山

黒薙からの池口岳と鶏冠山

 

池山岳登山届計画書提出ボックスがあり「池口岳登山口」と表示がある場所の 直ぐ傍に

2、3台車を止められるスペースがある。

私たちはそこに車を止めたが、そこからさらに林道を歩いて20分ほど上がった所にも

「池口岳登山口 ここは1060m」の表示があり、5、6台は駐車できる。

自分たちが駐車した場所の更に上に本当(?)の登山口があると知らず、

お蔭で朝から標高差100mくらいを余分に歩く羽目になった。

紛らわしい表示である。

 

本物(?)の登山口から暫くは緩やかな登りだが、次第に傾斜が増し、

山頂までに心が折れそうになる数回のアップダウンと結構な急登が待っていた。

特に2150mを過ぎた辺りからは尾根が狭くなることもあり

急な尾根ながらも、つづら折れの登山道がつけられない為か

尾根沿いにまっすぐに伸びたしんどい道を登る。

そんなわけで、標高2,392mとさほど高い山ではないが、

なかなか登り応えがある。1900m位までは、松葉に覆われた

ふかふかの道のため足に優しく、トレランにも向いているかも。

 

池口岳は、南アルプスのミニ鹿島槍ヶ岳といった感じの

見栄えのする双耳峰だが、山頂(北峰)に着いた途端に雨が降りだし、

南峰まで往復すると1時間はかかるようなので、南峰はさっさと諦め

下山した。

 

北峰に着いた途端、雨が降り出す。

北峰に着いた途端、雨が降り出す。

 

登山者が少なく(当日は、我々以外には2人組1パーティーのみ)

静かな山歩きが楽しめるものの、山頂までずっと樹林帯で

登山中景色が殆ど見えないため、少し退屈するかも。。。

しかし、自然林の緑が美しく、森林浴は満喫できます。

 

下山後は、418号線を20分(?)ほど走ったところにある

天龍村の村営おきよめの湯へ。昨年7月にリニューアルしたばかりの

設備の整った温泉で快適。おすすめです。

 

以上

 

2016.08.24

今日は曽我です

井戸さんと鈴鹿の沢登りに行ってきました

23日 神崎川ゲート 7:00 仙香谷出合 7:40 赤坂谷出合 10:00 縦走路 12:00

仙香山 12:10 中峠 12:20 神崎川出合 15:00 ゲート 15:40

ゲートの前に駐車、3~4台は止めれそうだ。今日は平日一台も止まっていない。林道をてくてくと歩き、発電所を過ぎた辺りの路肩ゲートの継ぎ目に、仙香谷への標識を見つけ神崎川に降り立った。降りると仙香谷の出合はすぐだ。

身繕いを整え仙香谷へと入る。仙香谷は赤坂谷との出合までが核心だ、大きな滝は無いが落差5~6Mはある滝と釜、トロ、淵、が5~6ヶ所はありコンパクトながら楽しませてくれる。いずれの滝も左右どちらかの側壁が登れ沢心を行ける。途中2か所にはボロいロープがフィックスされており大いに助かった。

核心を過ぎ少し歩くと赤坂谷と出合う。どちらかと言うと仙香谷よりも左の赤坂谷の方が本流に見え水量も多い。緩い傾斜の沢筋を詰めてゆく。短めの滑が2~3あるが変化のない単調な歩行が続く、途中で右側にツメカリ谷への撒き道と左側に仙香谷への撒き道の入り口には赤テープの印があった。この地域は暖傾斜帯なので造林が盛んなのか、よく整備された桧や杉の植林が谷の周りに広がっている。

いつしか水量も減り源流の様相となった沢筋を左へ左へとたどり釈迦が岳と竜が岳をつなぐ縦走路に出た。竜が岳方面に少し下ると仙香山の標識が立っており、一応は仙香谷の認識が高いのかと思った。仙香山から中峠はすぐである。

中峠には東に八風キャンプ場、西に仙香谷の指導板が立っていた。赤テープに導かれ仙香谷へと下ってゆくがすぐにダートな林道に出てしまう。多分この林道はR421の八風街道から入っている造林用かと思う。そのまま仙香谷を下降するが所々で赤テープを見つけ谷筋を外れたりまた戻ったりと繰り返し、いつしか赤坂谷の出合いも過ぎて仙香谷の核心部に出る。谷通しで下るには時間が掛かるので右岸についている卷道を見つけ神崎川にたどり着いた。

井戸さんの話では、秋の赤坂谷は紅葉がきれいですばらしいとの事。つぎに来るときはツメカリ谷一周コースか?

 

 

2016.08.22

岩佐です。

1皮さんと日帰りで絵馬小屋谷に行ってきました。

結構期待していた沢だったのですが、ハイライトの行合と五ヶ所滝ゴルジュを除けば

ちょっと平凡で沢の美しさも今一つ。少々期待外れとなりました。

 

林道終点 06:10 ~ 13:30 稜線 ~ 14:30  1226mピーク ~ 15:30 林道終点

 

入渓地点は林道終点の目の前。前週の白川又川と比べると水温は高く、

早朝でも快適。自然林の緑が美しく、なかなか気持ち良い。

つるつる滑る岩に注意しながら進んでいくと、次第に両岸の壁が迫ってきて、

今にも両岸がくっきそうな行合のゴルジュが現れた。

見た目は迫力があるが、ゴーロ帯なので普通に歩いて通過できる。

 

行合

行合

 

その後小さな滝をいくつか越えながら先に進むと、五ヶ所滝ゴルジュ入口に到着。

ゴルジュ入口に落ちる滝は直登できないため、右岸か左岸から巻くことになるが、

この滝の上にあるウォータースライドのような滝を見るためには右岸から

巻かなければならない。ただ、トポによると高巻きは1時間近くかかるとあるため、

ゴルジュ入口の左側のクラックを登る。

この釜を泳いで取り付くのか、、、先週、泳ぐ練習をしたので楽勝でした(´。`)

この釜を泳いで取り付くのか、、、先週、泳ぐ練習をしたので楽勝でした(´。`)

 

クラックを登る

クラックを登る

全身から水をしたたらせて、岩にはい上がる

全身から水をしたたらせて、岩にはい上がる

 

早速ロープを出し、ここを登るために用意したクライミングシューズに履き替えて、

1皮さんがクラック下に泳いで渡る。カムをきめながら登り、1本目の滝の上に

上がる。続いて私。岩はガバがあるのだが、ザックがたっぷり水を含んで重く、

水から這い上がって体を上げるのに結構な力がいる。

クラックも、手が濡れているのでちょっと微妙だが、

ここはセカンドなので思い切っていける。

 

確保してもらっている場所に着くと、S字状のウォータースライドのような

滝が目の前に。長い年月をかけて削られた岩の形状と、勢いよく流れ落ちる

水の美しさは一見の価値ありだ。

この滝は登れないので右岸から巻き、S字形の廊下に降り立つ。

ここからウォータースライドの滝の上部を見下ろすことができるが、

いやはや何とも素晴らしい眺めだ。

 

何百年?何千年?をかけて水で削られた滑り台

何百年?何千年?をかけて水で削られた滑り台

 

 

この後はナメや小さな滝とゴーロ歩き。

3段18mの滝は、滝の右にある残置カムのあるクラックを5mほど直上し、

そこから草付を右岸にトラバース。クラックの直ぐ上の草付から

木に上がるところが悪く、リードの1皮さんは大変だったと思う。

石谷滝は左岸ルンゼから高巻き。最後のナメ40mは直登できて楽しい。

 

3段18m滝は、右側のクラックを登り、悪い草付から右岸へトラバース

3段18m滝は、右側のクラックを登り、悪い草付から右岸へトラバース

 

石谷滝

石谷滝

 

40mナメを登ると沢は涸れ、白倉山目指して詰めていくが、

少々西に行きすぎてしまったようで、山頂手前の稜線に出た。

手前とは言いながらも白倉山からはちょっと離れているように見えるし

とにかく暑い!ということで白倉山はパス。

ウェットスーツを脱ぎ捨て、ヒルに吸血されない様に

靴下にズボンの裾を入れたおっさんスタイルで1226mピークを目指す。

ピークまでは赤・青・黄・ピンクと色とりどりのテープがあるが、

肝心な場所でテープがなかったりして、少しわかりにくい場所もある。

1226mピークから林道終点に向かう尾根は、最初がちょっとわかりにくいため

地図とコンパスでしっかり確認すること。一旦尾根がわかれば

そこからは「これでもか!」というほどのテープがあり、

迷うことはない。

 

今回は地面がしっかり乾いていたためか、ヒルの被害は無し。

ただ、しつこいアブには閉口しました。

虫除け必携です。

 

以上

 

 

 

 

2016.08.20

森です。Nさんと滑川〜極楽尾根(敗退)へ行ってきました。

8/20 7:00上松Aコース登山口〜8:00滑川入渓13:00ビバーク地

8/21 4:20ビバーク地出発〜8:00極楽尾根取り付き〜11:30極楽尾根〜12:10敗退決定〜13:00宝剣沢〜16:10宝剣山荘〜上松Aコース〜21:30

 

上松Aコース登山口 上松Aコース登山口に車を停める。キレイに掃除されているトイレもあり、登山ポストもありました。ここから20分程で敬神の滝小屋へ。ここにも登山ポストがあり、ここで計画書を提出。滑川方面へ林道を進みました。林道の終点の入渓。滑川をつめて行く。いくつかビバーグに良さそうな岩小屋がありました。翌日の事を思うと、できるだけ沢をつめておきたかったけれど、お昼頃からパラパラと雨が降り出したので、早めに岩小屋を探してそこをビバーク地としました。早速流木を集め、焚火を始める。これこれ!これがやりたかったんです(^◇^)私、沢での初・焚火♪(≧▽≦)焚火って、本当に飽きないですね。ちょうど焚火を始めたころにザーっと雨が降ってきました。欲張ってもう少し進んでたら、岩小屋もないし、びしょ濡れだった。。(´゚д゚`)あ~よかった。 降る雨を眺めながら、快適ビバーグサイトで大切に×2持ってきたビールとウイスキーを堪能♪ヽ(^o^)丿大事にしていた響17年はあっという間になくなってしまいました(;^ω^) 焚火、まじでハマりそうです。お酒と焚火があれば、何時間でも楽しめるって思いました(*^^*)

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翌朝、寒くて2時半頃に目が覚めて、3時ごろから早めの朝食と撤収準備。快適な岩小屋から4:20に出発。2時間程歩くと極楽尾根が出てくるのですが、なかなかの藪レベルで、取付き易そうなところが出てこない。

IMGP0125

宝剣沢へ取り付く前の滝。この滝を登ってから、右手の極楽尾根の取り付けそうなところを探しながら宝剣沢をつめていく。 あんまりいい取り付き場所はないけれど、このまま沢をつめると極楽尾根に上がれないので、取り付けれそうな所から取り付く事に。 8時に取り付いて、極楽尾根の上に上がったのは11:30・・・(@_@)どれを持っても取れるし、落石もひどい(T_T)しかも、めっちゃ難しくて登れない(ノД`)・゜・。誰もいない宝剣沢に私の悪態が響き渡っていました(*´Д`)こんなに叫んだの初めてです(-_-;) で、ユマールしたり、引っ張り上げてもらうなりして、3時間半もかかってやっと尾根の上へ出た。それまでが悪過ぎたので、尾根の上に出て少しほっとしました。でもそれもつかの間。この尾根、人が入った形跡が全然なくて(;´Д`)ただ藪がひどいとか、難しいとかではなくて。。こりゃ~人も来ないよな、っていうような感じでした。 藪だとか、悪いのにおもしろくもない岩峰とかで、このままじゃこの尾根を到底抜けられそうになく、今日中に帰れない気がしました。12時過ぎに敗退決定。もう結構疲れきっていました(;´Д`) 懸垂×3+悪いクライムダウンとで宝剣沢へ下りました。来た道をそのまま帰るか、宝剣沢を登って稜線に出て登山道を下山するか。暗くなるなら、帰りはストレスなく登山道を歩きたいと思ったので、後者を選択して宝剣沢を登る事にしました。宝剣沢は滝が3つくらいありましたが巻いて登り、3時間くらいかけて稜線へ出た。宝剣山荘が見えた時は本当に安心しました。宝剣沢は、落石も怖かったけれど、極楽尾根に比べたら、何倍も快適だった。 林道は圏外になるため、稜線で下山が遅くなる事を連絡し、早々に上松Aコースから下山した。稜線から極楽尾根もキレイに見えましたが、また行きたい?って聞かれたら、全力でNOOOO!!って言います(笑) 下山の上松Aコースはめっちゃ長く感じました・・(ノД`)久々に長く歩いて疲れましたが、焚火もできて、とっても充実した山行でした。

2016.08.18

1皮です
奈良県の大峰・白川又川奥剣又谷に岩佐さんと行ってきました
下から中流域まで冷たい水の泳ぎばかりで、やばかったです

【13日】小谷林道ゲート(460m)5:00-大栂山付近(1020m)-8:20白川又谷(550m)8:40―10:00中ノ又合流点下のゴルジュ-12:40わき水のゴルジュ-17:30口剣又谷出合(泊)
【14日】口剣又谷出合5:30-7:40二俣8:00-8:30 60m滝-9:10 12m滝手前の二俣10:50-12:30八経ケ岳(1915m)頂上13:10-17:50小谷林道ゲート
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当初は行者還トンネルからの入山を計画したが
下部のゴルジュを味わいたいのと
「山は下から登りたい」との希望で
上北山村の小谷林道ゲートからの入山に変更した

明るくなって間もなく、ゲートを出発
堺ナンバーの車が1台止めてあった。どうも先客がいそうだ
林道を20分ほどたどり、モノレール軌道のあるところから左斜面に入る
登山道があるはずだが、道標も、踏み跡も見えない
それもそのはず。斜面は1ヘクタール以上皆伐され
枝打ちされた枝や間伐材、スギの葉っぱが一面に散乱しているから
まあ、適当に登れば稜線に出るでしょう、ということで
足場の不安定な斜面を右上の方へ登って行く
暑くていい加減いやになったころ、高さ7m位のハイボルダーが出てきた
その下に踏み跡が通っているのを見つけた
やった、夏の直射日光が当たる前に樹林帯に見げ込めそうだ
確かな踏み跡をたどっていくと、稜線にある林道に出た
林道は標高1020mぐらいで二手に分かれている。それを左の方へ進む
林道終点手前の3つめの大きな尾根を下ることにして、地形図を片手に丁寧に進む
途中、激しく崩壊している地点があり、道が全くなくなっていた
斜めに垂れ下がった大木の枝に足をかけて登ろうとしたら
突然バキッと折れ、冷や汗をかいた
バランスを崩したら、白川又川の河原まで落ちる所だった(>_<)

3つめの尾根の先端からは踏み跡があった
それに沿って、右の方へ右の方へと下りていく
途中には、切り立った岩尾根や、垂直に近い「木下り」もあった
最後は崖になり、立木を支点に15m程度の懸垂で真っ白な河原に降り立った
そこでウエットスーツにチェンジ
水は冷たいと聞いていたので、今回は持てうる限りの防寒服にした
早速入渓。山越えでほてった体に水が気持ちいい
しばらく歩くと、河原で大阪から北という4人組パーティが休んでいた
川遊びのみで帰るとのこと。「お気を付けて」と言い合って別れた

懸垂で本谷の河原に下りた(ピンぼけ)

懸垂で本谷の河原に下りた(ピンぼけ)

下り立った所は、気持ちの良い河原。登るぞーと意欲が沸いた

下り立った所は、気持ちの良い河原。登るぞーと意欲が沸いた

遡行始めるとすぐにでかい釜が出てくる
河原から行けるが、せっかくだから泳いでいく
また釜、また泳ぐ。水は底まで透き通って、太陽に照らされてキラキラ光る
おーおー、素晴らしいと思って、泳ぎ続けていると
前方が暗くなってきた。ゴルジュのようだ
最初の淵は、真ん中に大きな岩があり、右からよけていけば何とかなりそう
岩佐さんが右岸をへつり、途中からトボン。右から滝に向かっていった

1皮さん、涼しい顔して前進中。水が冷たすぎて、手がしびれる。

1皮さん、涼しい顔して前進中。水が冷たすぎて、手がしびれる。

その次の淵はさらに長い。見る限り25mはありそう
最初ザックを背負って泳ぎ始めたが、流れが強く進まない
Uターンして戻り、ザックを下ろし、ロープで引っ張ることにした
再スタート。進むにつれ、滝が近くなって流れが強くなる
あれ、前に進まないぞ。やばい、水の冷たさで体が動かなくなってきた
右足は何かに引っ張られているようだ
最後の5mぐらいで右の壁につかまろうとしたが、つるつるでつかまるところがない!その瞬間、右の壁を蹴って、なんと大岩が積み重なるところまで泳ぎ着いた
肩で息して水から上がると、右足が動かない
よく見ると、ロープが十回以上も巻き付いていた!
平泳ぎで足でかいているうちに、巻き付いてしまったようだ
足がこれ以上動かなくなっていたら、やばかったなあ
岩佐さんによると、50mロープがほぼいっぱいとか。淵は見た目より長かったようだ
動揺を抑えて、ザックと、自分のザックを背負った岩佐さんを引っ張る

そのまま岩佐さんがロープを引っ張る形で浅めのゴルジュをへつっていく
流れが屈曲した所に滝が落ちているのが見えた。中ノ又谷出合だ
怒濤の流れを逆らってじりじりと進もうとした岩佐さんだが、何か叫んでいる
どうも前に進めないらしい
岩佐さんの所まで行くと、水は白濁して真っ白
中ノ又の滝と、本谷の滝が合流してるから、こりゃ行けんわ
右手の岩の傾斜が緩そうなので上がってみると、この滝場を巻けそうだ
ロープをつないだまま、左岸を上流へ行くと、滝の落ち口に出た
肩確保で、岩佐さんを迎えた

最初から泳ぎまくり。でもクロールとは、、、

最初から泳ぎまくり。でもクロールとは、、、

やばかった淵の端から、中ノ又谷出合に進む岩佐さん

やばかった淵の端から、中ノ又谷出合に進む岩佐さん

 

がたがた震えながら釜を泳ぐ。寒すぎです。

がたがた震えながら釜を泳ぐ。寒すぎです。

 

そこからも、巻けない淵と釜が続き、泳ぎ続けると体が冷え切ってしまった
写真を撮ろうとしても、あまりの寒さに手が震えてぶれてしまう
早く泳がなくてもいい河原に着いてくれと、思いながら遡行していった
火吹谷の出合を越えると、両岸からいくつもの滝が落ちているゴルジュが100mぐらい続く
最後の滝は真っ赤な壁の上を滝が落ちている。珍しい景観にしばらく見とれた
大きな釜を持つ10m斜瀑は、泳いで左岸に取り付き、カムで支点を取りながら登った
この辺りまで来ると、水がぬるくなった

流れが強く、ザックを背負った泳ぎは一苦労

流れが強く、ザックを背負った泳ぎは一苦労

左右から滝が落ちる不思議なゴルジュ。正面には赤壁が

左右から滝が落ちる不思議なゴルジュ。正面には赤壁が

 

落水に打たれ修行するポーズをリクエストしたんですが。。。 寒すぎるので落水を避けてバンザイでごまかす(?)1皮さん(^_^) オージービーフのような壁ですな。

落水に打たれ修行するポーズをリクエストしたんですが。。。 寒すぎるので落水を避けてバンザイでごまかす(?)1皮さん(^_^) オージービーフのような壁ですな。

 

17時を過ぎ、そろそろ止まれる場所を探さなくてはと思い始めたころ
左岸から水流がピューッと飛び出る滝に出くわした。谷は左へ90度曲がっている
地形図を見ると、どうも口剣又谷の出合で、ピューの滝が本谷の25m直瀑のよう
滝の直登は無理なので、ガレから巻くのだろうが、時間も時間
ちょっと小高くなった河原にわずかばかりの平坦地を見つけたので
ここでテントを張って泊まることにした
マキを集め、盛大なたき火と、バーベキューを楽しんだ

翌朝も早朝スタート
ガレ場からピューの滝を大きく巻いた
河原に下りると、右に20m直瀑
左のルンゼから巻くが、途中から木の根っこを伝って行くべきだったのを
ルンゼの終点まで行ってしまい、滝を2~3個パスしてしまった
木を伝って、ロープを出さずに河原に下りられた
その辺りは白いきれいな河原。テンバには最適でんな

この滝の手前には、テントが張れそうなテーブル状の大きな岩があった

この滝の手前には、テントが張れそうなテーブル状の大きな岩があった

奥の二俣。左に行ってしまいそうだが、ここは右だった

奥の二俣。左に行ってしまいそうだが、ここは右だった

水量が急激に減り、チョロチョロに
このまま水がなくなってはいけないので、早めにプラティパスに水を詰めた
また二俣になったが、どちらに行けばいいか分からない
それぞれ100mほど空身で試登して、「方向的には左だが、たぶん右だろう」ということで進んだ
沢筋は大きく屈曲し、結果的に右で正解だった

さらに数え切れないほどのナメ滝を登って行くと、大きなナメ滝に出くわした
途中のテラスまでフリーで登り、そこから25m位はロープを出した
小さなカムで支点は取れた

快適に登れたナメ滝。上部はロープを出した

快適に登れたナメ滝。上部はロープを出した

 

ナメ上部。

ナメ上部。

 

途中まで登ってしまい、ひいひい言ってクライムダウンした滝。右岸手前に巻き道があった

途中まで登ってしまい、ひいひい言ってクライムダウンした滝。右岸手前に巻き道があった

まだまだナメは続くが、次第に砕石が多くなってきて
またまた二俣に突き当たった
岩佐さんによると、高度計は1520mを示しているという
今回も試登するが、左は50mぐらい上で、登れそうにない滝が見える
「ここも右だな」と検討を付け登り始めたが
ルンゼはどんどん曲がって北東方向に伸びていっていた
地形図を見て再検討
「これは本谷ではなく、右の枝沢だな」と判断
樹林帯を下り、15mの懸垂でさっきの二俣に戻った
左俣に進むと、下から見えた厳しい滝にぶち当たった
左岸のルンゼから滝を途中まで登り、ボロボロ岩で「これは登れん」と身体極まった

しがみついたまま振り返ると右岸の樹林帯の緩斜面に、踏み跡らしきものが見えた
これは巻き道に入る手前の12m滝だったのね(T_T)
必死の思いでクライムダウン。かなり神経をすり減らした
さっきの二俣からのうろうろで、2時間近く無駄にした

踏み跡は薄くなったり濃くなったりして、尾根をどんどん左の方へトラバースしていく
そのうち西方向に登るようになり、3つぐらいの大きな岩の基部を通り
上部の立ち枯れ帯に至った
そこからすぐに稜線。明星ケ岳北方のコル近くに出た
登山道の歩きやすさに感動しながら、近畿地方最高峰の頂上に出た
信仰の山らしく、護摩木のようなものがたくさん置いてあった

立ち枯れた森を進む。稜線はもうすぐ

立ち枯れた森を進む。稜線はもうすぐ

近畿最高峰!日向は暑いっす

近畿最高峰!日向は暑いっす

下りも長旅
弥山から東へ東へと稜線をたどり、大栂山手前で林道に出た
「時間かかってもいいから、確実な道で行こう」と林道をゲートまで歩いた

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