2014.12.21
ミヤザキです。
ドカ雪直後の入山にひよった人々が集い、濁河はもずしでアイスクライミングのトレーニングをしてきました。
メンバーはしょーこねえさん、ヒロミねえさん、ラッセル、ウーピー、イボG夫妻、ミヤザキの7人。
積雪のため小坂側の道路が悪く、二駆のヒロミ号がスタックし、小坂の道の駅で前泊したウーピー号が救助する前途多難なスタートで、全員現地到着は10時ごろとなった。
支度を整え、赤い橋の下に来ると、すでにトップロープが4本も張られている。
親切な関西からの方々にトップロープを2本ほど貸していただき、さらに自分たちで張ったのもあって、3本のルートをそれぞれ登る。
そんななか、ラッセルが中央のバーチカルなラインにトライ。上部で氷柱に足をかけると、ズドドーンと落下。こんなでかいのが落ちるのか…とアイスの怖さを知る。
さらに除雪車が通った拍子に橋の欄干に乗っていた雪の塊が落下し、危機一髪。
これが
ドーン!
いろいろありながらもワイワイと登り、アイスクライミング初体験のイボ妻も楽しんでいるもよう。
しかし、午後になって飽きてきたのか、日頃から山ガールへ意識過剰なワイドクラック女子(?)のヒロミねえさんが「私、今からランドネ女子になるわ!」と言い出した。
そしておもむろにヘルメットを脱いでモコモコしたニット帽をかぶり、ピンクの巻きスカートを巻き始める。
(しかしハーネスの上からなので股間がモッコリしてしまい、着こなしとして致命的)
それでもノリノリで「ランドネ的な写真撮ろう☆」とか言って巨大氷柱の陰にかくれ、氷の切れ端をかじる。
(そもそもランドネ女子はそんなものかじらない)
さらにアバラコフの練習をしているミヤザキとイボGが「ランドネ女子はアバラコフとか知らないですよねー?」と振ると、「アバラコフ?あばら骨みたいですね☆」との返答。
(確かに語呂は似ているが、ランドネ女子は山で「骨」とか言わない)
さらに数本登って後ろを振り向くと、「シャンデリアみたいにキラキラしたツララ眺めながら、暖かカフェオレ♥」などとブツブツ言いながら、そこらへんの雪を手当たり次第川の中に放り込んでいる。
(もはやランドネ女子というより不思議ちゃん)
帰り際には「今日はお肉食べたいな~。デミグラス煮込みハンバーグ♥」と言っていたランドネ?女子。
しかし夕食は残念ながら大安食堂で飛騨名物の鶏ちゃんでした。
2014.12.15
こんばんは鵜飼です。
斉藤さんと共に八ヶ岳へアイスをしに行ってまいりました
先月の槍ヶ岳のドカ雪に始まり、地震やら、(ラ)の故障やら、藪こぎやらで
満足行く山行ができていませんでしたが、今回はギリギリ及第点?
13日深夜に名古屋を出る、移動中すでに市内でミゾレ。やな予感しかしない。予報は正しい、、、、
しかしながら今シーズン初アイス、というかアイス3回目!テンションは割りと高い
赤岳鉱泉にテントを設営し9時頃にはジョウゴ沢へ向かいました。
ジョウゴ沢F1 ノーロープ 30秒くらいで終了
F2 鵜飼リード
既に3,4パーティ入っていてTRで遊んでる様子、適当に間を抜けさせて貰う。
抜けると風がエグい
F3 ノーロープ
雪モッサリ、ダメダコリャ
ナイアガラの滝 鵜飼リード
一番ピークに近いという安直な理由でナイアガラの滝を登ることに。
スクリューを打ってる最中に普通に体を持って行かれそうになる
抜けるとやっぱり風が更に酷い、稜線出るのは楽しくないっていうので已む無くTRで数本遊んで撤収。
斉藤さんは新兵器ノミックとまだ友達になれないということでTRのみ
この風と寒さでは、流石の姐御もありの~ままの~自分は出せなかったようだ
懸垂の為にロープを放ると後ろに飛んで行く程の風でした。
2日目、やはりピークへ行きたいので赤岳でも登ろうとか言っていたものの
しんしんと降る雪、相変わらずのガス模様、寝坊して悩んだ結果、大同心大滝へ
寝坊しただけあって5人待ち
離れて見ると立ってるように見えるものの、取り付いてみると意外と寝てる
あまり身動きの取れない取り付きで野球ボールくらいの?落氷を2,3発直撃し
寒さに震えながら順番待ち2時間弱
姐御が先発、順調に登っていくも寒さで長く感じる、、
抜けきって見えなくなってからしばらく、全く反応がない
寒い、、、寒すぎる。5分かそこらしてやっと降りてきた。
手が痛すぎて泣いてたらしい(^q^)
特に要望したわけでも無かったけど親切にもTR支点を作ってくれたようでしたが
親切心を台無しにして自分もリードさせてもらいました。
氷は穴だらけ、バイルを打たなくてもフッキングだけでほぼ登れてしまう
しかし、それなりの高さがあるのでどんどん手の感覚が失われていく
抜けてセルフを取ったあと数分間、痛さのあまりに悶絶
泣きたくなる気持ちも分かる(;´∀`)
流石に堪えたので本日はこれ1本、しかし満足でした。
2014.12.09
位田です。
2014年12月6-7日で斎藤さんと広河原沢で氷遊びをしてきましたので、報告します。
1日目
船山十字路(8:30)-広河原(10:00-10:30)-3ルンゼ(12:00)-二俣(13:30)-武藤返しの滝-広河原(18:00)
いまさらながら、人生初のマイカースタッドレスでの運転だったので、第一核心の安全運転のために遅めに出発。
斎藤さんは余裕で、私はピーピーで広河原に到着、我が家を設営して出発。
今回は今シーズンアイス初めということもあり、特定の場所に拘らずに凍っているところへ行こうということで、まずはクリスマスルンゼを目指しました。
踏み跡はしっかりついていましたが、踏み跡がついていなかったら私には無理で、地形や景色の見方を教わりながらゆっくり歩いていきました。
どうやら私は細かく見すぎらしく、「もっと大雑把に『尾根』とか『沢沿い』とか見ていくんだよ」ということでした。
さて、最初に現れた顕著な二俣で、私たちはヒロケン本のトポの通り、まずは左に進み、次に左岸にでてくる青ナギを探しながら歩いていきました。
が行けども行けどもそれらしいところにつかず…。
高巻きしたりトラバースしたりで、ようやく1つ目の滝に到着。
今回私は2年間大事に温めていたスティンガーのようやくのデビュー。
こんな階段状の滝も登れずにいると、先に登って行った斎藤さんが上部でお友達と合流し、クライムダウンしてきました。
そこで得られた情報は、なんとここは3ルンゼ。
この先を詰めていっても、水が流れていたりであまり状態はよろしくない(お友達もそれで引き返してきたそうです)。
というわけで、このまま詰めるのはやめ、気持ちを切り替え、明日の偵察のために戻り、クリスマスルンゼの下見をしに行くことにしました。
戻ってきて二俣を右に入り、F1は雪で埋まっており、F2は私でも楽しく登れました。
F3かな?ロープ無しでもいいようですが、私は怖いので下部だけでチョロチョロと特訓です。
「はい、左手!次、右足!で右手!もっと高いところに打って!なんで足マッチ?もう下手すぎ!!」
「こんなんじゃ、今回はリードさせられん!!」
ロープ出すのも時間かかるし、その先にクリスマスがあることはわかったし、先行PTもいることだし、今日のところはこの滝を超えず、少し戻って武藤返しの滝(写真ありません、すみません)で遊んで、1日目終了、テントにはヘッ電での帰宅となりました。
なんだか時間がずれていますね…。
1日目はアイスクライミングというよりは、ほとんど歩き回っておしまい。
明日は登るよ~。
2日目
広河原(7:30)-二俣(8:30)-クリスマスルンゼ(10:30)-広河原(15:00)-船山十字路(16:30)
目覚ましのアラームが鳴ったはずが、寒くて着込んで寝ていたために気が付かず、日帰りの人たちが右俣を登っていくのを見ながら急いで出発。(後でわかったことですが、5張中、私たちは3番手出発。みんなお寝坊さんです)
前日の下見の通り、二俣でアイゼンと登攀具をつけ、右方向へ。
青ナギ。1日目は、この横を「空が見えるね~」なんて呑気に通りすぎていました(-_-;)
昨日登れなかった滝はロープを出してもらって通過。
ここから先は、ヒロケン本のトポでは3方向に分かれているところで右に折れるとクリスマスルンゼのはず。
さて、それらしきところを見つけ、右に入るも踏み跡なし。
クリスマスルンゼに人が入ってないなんてあり得ないよね?なんて言いながら、新雪のフカフカをラッセルごっこ。
ところが滝どころか氷の欠片すら見つからず、再び分岐に戻って、今度はヒロケン本の文章をよく読んでみると…。
どうやらまっすぐ歩いていけば、(探さなくても)クリスマスルンゼは左岸に見えてくるらしい。
ということで、三方向の今度は真ん中の沢を上がっていくと…。
ありました!クリスマスルンゼ!!
上部は全面でなく、真ん中は登れて、右の氷柱は…登ってましたね。
今回は細かく見すぎましたね…。
行く前に、会のHくんから「クリスマスって右行って右行ったとこでしょ?」とは聞いていたものの、確かにそれが正解でした。
さて、時間は10:30。
車が心配で明るいうちに車に辿り着きたい私と、テント撤収後はヘッ電下山しようと目論んでいる斎藤さん。
先行PT3名、ラインも1本は取れるけど、右の氷柱は怪しい…。
先行PTに混ぜてもらいながら、結局私は1本、斎藤さんは3本登って、13:30撤収となりました。
楽しみにしていた、ペツルのレーザースピードライトは、セルフビレイのために使ってみて、おしまい(>_<)
斎藤さんはご機嫌で、うっかり鼻歌で「れりご~♪」なんて歌ってました。
エルサになったつもりのようです。
帰り道は、少しずつ歩き方も慣れてきたせいか、スピードアップ。
そのおかげなのか、アイゼンはあっという間に丸くなってました…。
ランドネ的女子について会話しているうちに、15時前に広河原到着。
明るいうちに駐車場に着くことができ、無事に車を出せたのを確認してから、下山報告。
ほんとは車のこと心配してくれていたようです。
今シーズン初アイスクライミング、ということで行きましたが、アイスはもちろんですが、歩きでも私は今まではしっかり踏まれた雪の道しか歩いたことがなかったので、地形の見方や歩き方、いろいろ勉強になったり、課題も見つかったりで、収穫の多い山行になりました。
2014.01.20
はじめまして、新入会員の早川です。
日曜に佐久の湯川までアイスクライミングに行ってきました。
私にとって、先週のジョウゴ沢に続いて2度目のアイスクライミングでした。
林道沿いに車を停め、ゲレンデに降りると
既に数パーティーの方々が登られていました。
私たちも木に支点を取り、トップロープで登攀開始。
先輩方はバーティカルなラインを登っていました。
私は傾斜の緩めの所で登らせてもらいました。
皆さんの登り方を見て、教えていただき、
とても充実した一日となりました!
アイスに限らず、フリーでもアルパインでも
いつかは先輩方のように登れるようになりたいです。
【メンバー】
成瀬(画伯)、成瀬(ラッセル)、斉藤、Sさん(会員外)、早川
【行動記録】
ゲレンデ到着10:30~修了16:00
2014.01.12
岩佐です。
K手さんと刃渡り沢に行ってきました。
日向山林道通行止め地点07:05 — 10:15刃渡り沢出合 — 14:30大滝懸垂下降終了 — 17:15日向山林道通行止め地点
平田ルンゼの予定だったが沢の入り口がわからず、岩間ルンゼ(と勘違いしていた別のルンゼ)は氷が殆ど張っていなかったため、刃渡り沢に変更。
錦滝を越えて少し行くと直ぐにトレースがなくなった。林道終点までは膝下10㎝程度の雪が積もり、表面がクラストしていて歩きにくい。雪がたっぷりついた斜面を刃渡り沢に向けてトラバースしながら尾白川に降り、腿までもぐるラッセルで刃渡り沢出合に到着した。沢も雪の量が多く、引き続きラッセルしながら詰めていく。こんな具合なので滑滝は全て雪の下。アックスで雪をどけて薄っぺらい氷を堀り出しながら登り、その後右岸を登って双翼の滝下に出た。
双翼の滝。左側は氷の状態が今一つです。後続パーティーは右の氷柱をTRで登ってました。
双翼の滝は右の氷柱はそこそこ発達していたが、左側はペラペラで左端のつららからは水が流れている。下部は登ったら崩れるのではと心配になるような薄くてもろそうな氷だし上部も薄そう。かといって右のつららの集合体のような氷柱をリードするスキルと根性は持ち合わせていないため、登るのはサッサと諦めて右岸から巻き大滝下まで行く。
大滝も数年前に来た時と比べると氷の状態は今一つだが、これを登らないとただのハイキングになってしまうので登ることにする。下部は結構立っているが結氷具合はまずまず。上部は傾斜は落ちるもののスカスカでアックスが利かず、ある意味下部より怖かった。この後TRで滝の右側のベルグラや左のつらら状の部分を登ってみたかったが、時間切れのため懸垂下降しそのまま下山することに。下りは左岸の尾根を伝ったが、ここもラッセル。今年はとても雪が多い。対岸の斜面を林道まで上がったら、あとは月明かりの下てくてく歩いて車に戻った。
大滝
氷登りというより「ラッセル+氷はオマケ」という感じの山行でしたが、とりあえず大滝まで登れて満足でした。
他のルートの結氷具合ですが、錦滝はかろうじてつながっています。でも下部はもろそう。岩間ルンゼは、氷の厚みはイマイチかもしれませんが、F1が登れそうですから上まで行けそうです。平田ルンゼは見つけられなかったので、氷の状態は確認できませんでした。
今年は雪が多いためか、林道ゲートの500m(?)くらい前で通行止めになっていました。
2013.12.24
ミヤザキです。
18日に、日置さん、成瀬1号(画伯)、成瀬2号(ラッセル)と4人でアイスクライミングに行ってきました。
行き先は阿弥陀岳広河原沢左俣。集合は恵那市某駐車場。
この日のためにスタッドレスタイヤ&チェーン、冬用ワイパーなど、雪道装備を万全に調えたミヤザキ車に、4人分の荷物を詰め込んだ。
自分の車から登山靴を移動し忘れそうになったラッセルを「おいおい、頼むぜー」とたしなめつつ、軽快に出発。
初めての本チャンアルパインとなるラッセルはじめ、他の3人も今季のアイスクライミング始めとあって、テンション高めの車内。
諏訪南IC近くのファミマで準備を調え、舟山十字路でブーツを履き替えようとしたとき、気付いてしまった。
………登山靴積み忘れた。
そういうことがあるとうわさには聞いていた。が、自分がやってしまうとは…。おいおい、頼むぜー…。
仕方がない、3人で登ってきてください、と提案するも、みんな沈黙。
結局、成瀬画伯のありがたい提案により、中津川の家に寄って靴を借り、濁河はもずしに転戦することに。
自己嫌悪に沈むなか、日置さんが「千種アルパインクラブはワンフォーオールなんちゃらー」と励ましてくれた。
普段なら「何かっこつけてんすかー」ってつっこむところだが、ありがたくて涙が出そうになった。出てないけど。
そもそも当初の計画が濁河はもずし。ただ結氷状態が微妙なため広河原沢に変更した経緯があった。
その濁河はもずしは結氷途中ながら、5本くらいルートが取れる状態。救われた。
ヒュッテ森の仲間の温泉も最高だったし、千種の山の仲間も最高だった。
みんなごめんなさい、そしてありがとうございました。
以上、本当にあった怖い話でした。
赤い橋の下から懸垂下降
氷柱を登る画伯
おそろいのP社のジャケットを着たスーパーアルパインボーイズ。略してSAB。