2016.04.26
吉川です。
何をいまさらシリーズのパート2です。
2/6~7に他会の方々と爺ケ岳東尾根に行きました。
メンバー:Tさん、Fさん、Gくん、吉川
2/6
例の狩野家はどこか分からなかったが、駐車スペースから数10メートル北に歩いたところの公民館のようなところから入山。お墓がたくさんあって、オババの碑もどれか分からなかったが、とりあえずトレースがあったのでそこから登り始めた。
壁のような斜面を登っていると、だんだんと斜面が緩くなりいつの間にか尾根に合流した。トレースがあるので割と楽だった。
ジャンクションピークから方向を転じ、緩い尾根をひたすら歩く。雪は膝ラッセル程度で、赤テープなどが到底手の届かないほど高い場所の枝に括り付けてある。例年よりかなり雪の量が少ないのだろう。
矢沢の頭には14時過ぎに着いたが、山頂を往復してくるには時間が微妙だろうという事で、ここで幕。念入りに整地し、こだわりの防風壁まで作った。夜はチーズハンバークカレー。
2/7
必要ない荷物をデポして出発。テントは飛ばされたくないので畳んだ。出発して1時間もかからずに山頂へ。ただし視界ゼロ。寒いので即下山。矢沢の頭まで30分で戻って、荷物を回収。このタイムなら昨日登ってもよかったかもしれない。
帰りにP3付近で道を間違えてしまい登り返して1時間のロス。とはいえ、時間にはかなり余裕があるので、問題なし。
集落への下山も、入山時の場所より100mほど南の場所に出てしまった。登山口の場所は最後まで良く分からなかった。
やはり雪が少なかったようで、思ったよりかなり早く行動できました。難しいところもあまりないので、無心でラッセルしたい人には(雪が多い時期なら)とても良いルートだと思います。
Tさん、Fさん、G君、メンバーに混ぜていただきありがとうございました。。
2/6霧・雪
6:15狩野家~9:00ジャンクションピーク~11:00P3~14:30矢沢の頭
2/7霧
5:55矢沢の頭~6:50爺ケ岳~7:20矢沢の頭~9:00P3~登り返し~10:30P3発~12:00狩野家
2016.04.25
お疲れ様です。吉川です。
1.30~31(!)に早戸さんと僕と僕の妻の三人で八ヶ岳 峰の松目沢に行ってきました。
何をいまさら…という感じですが、スマホの中に文章だけはずっと作っていたので報告させてくださいm(_ _)m
ほかの山行も今後できるだけ報告したいと思います。
30日は赤岳鉱泉への移動のみ。
みぞれ等も降っていて不快だったが特に問題なく鉱泉までたどり着けた。
この日はアイスキャンデーフェスティバルだったのでテント場は一杯だろうと思っていたが、むしろいつもより少なく感じたくらいだった。小屋泊の方が多いのだろう。
夜は岐阜登高会のパーティと宴会。さらに、アイスキャンデーフェスティバルのプロトレックナイトで花谷さんのお話もあったため、それを聞きに行った。
31日 晴
朝ゆっくり過ごすために早めに起き、テントを撤収して、峰の松目沢へ。取付きは赤岳鉱泉から4個くらい橋を渡って、次に現れる橋を渡らずに右へ。前日に踏み跡があることを確認していたので迷うことはなかった。
予想通り雪が少なかったので、滝はほとんど埋まっていなかった。
この日は僕たちの他にも3~4パーティほど入ったようだ。先行パーティはソロの男性のみで、すぐに見えなくなった。
今回はほとんどの滝をリードさせてもらった。
F1は傾斜のゆるい滝で久しぶりのアイスだったので、ちょうど良かった。
F2はそれなりの高さだが、難しくない。
その後は傾斜のゆるい滝が連続する。峰の松目沢は南面にあるため、アイスなのに、日なたは暑い。これでよく凍るものだ。
核心のF8は短いが下部がバーチカル。登りそのものは問題なかったのだが、スクリューを打つのが下手すぎて、アックステンションをかけながらなんとかセット。抜け口のスクリューは何度打ち込んでも入っていかず、結局わーわー言いながらセットせずに抜けた。終了点で確認したらスクリューの中に氷が詰まっていた。そりゃ刺さるはずないわ。
アイスはめったにやらないのでうまくできなくて当然だが、技術の低さを露呈した形となった。
最後に低いが傾斜の強いF9を越えて、10分ほどルンゼをつめると稜線にでた。
しかし、稜線に出てから赤沢の頭までがなかなか長く、雪も腐ってて思った以上に苦戦した。
赤岳鉱泉に戻ると岐阜登高会の中山尾根に行ったメンバーが渋滞でまだ降りて来られないとのこと。中山尾根まだ行ってなので行ってみたいのですが、渋滞はキツイなあ…
スマホで将棋などをしながら少し待っていたが、先に降りることにした。最後はヘッデン下山となった。
1/30 15:00美濃戸口~18:00赤岳鉱泉
1/31 7:00赤岳鉱泉~7:40取りつき~12:00稜線~14:20赤岩の頭~15:00赤岳鉱泉(大休止)~18:40美濃戸口
2016.04.24
岩佐です。
井戸さんと、十石山に春山ハイキングに行ってきました。
東尾根登山口05:40 ~ 10:25 山頂 11:45 ~ 14:10 登山口
前夜白骨温泉到着。案内所の駐車場に車を止めると直ぐに、ポツポツと雨が降り出した。暫くすると本降りになり夜中もずっと降っていたが、朝起きたら止んでいて一安心。
案内所から数分、スーパー林道料金所を過ぎて直ぐの所に変電所(?)らしきものがあり、その横に車が3台ほど止められる場所がある。東尾根登山口は、すぐ目の前。
雪は勿論なく、暫く夏道を行く。1750mくらいから残雪が出てきた。時々踏み抜くものの、雪の状態は悪くなく歩きやすい。今回もアイゼンは使わずじまい。2200mあたりから、スキーのトレースが沢山出てくる。ここから尾根がだだっ広くなるため、下山時やガスっている時などは注意が必要。
てくてく歩いて10時半頃に山頂に立つ。青空の下、乗鞍、白山、焼岳、穂高など、360度視界を遮るものは何もなく素晴らしい眺め。風も殆ど無く快適。十石山から焼岳まで行ったら面白そうですね、などと話しながらゆっくり昼食を摂った後、下山した。
結局この日の登山者は我々だけ。静かで気持ちの良い春のハイキングでした。
2016.04.17
岩佐です。
井戸さんと、将棊頭山にのんびり春のハイキングに行ってきました。
桂小場登山口05:30 ~ 08:00大樽避難小屋08:20 ~ 11:20将棊頭山11:55 ~ 13:35大樽避難小屋14:00 ~ 15:20桂小場登山口
11日から桂小場林道ゲートが開いたためか、桂小場登山口駐車場で出発の準備をしている間に次々と4台の車が到着。私たちが登り始めた後にも数台来たようだ。マイナーな山だと思っていたのに、こんな中途半端な時季に結構な数の登山者がやってきたのには少々驚いた。
登山口から1900m位までは全く雪がなく、大樽避難小屋を過ぎた2080m辺りから漸く雪の斜面となる。茶臼山と将棊頭山の分岐から将棊頭山までの稜線は、東側に雪庇が残っているものの、西側は雪が殆ど残っておらず夏道が出ていた。しかし木曽駒ヶ岳までの稜線や東向きの斜面には、意外にもまだ結構な量の雪が付いていた。朝からずっと高曇りだったためか、雪の状態はそんなに悪くなく、結局登りも下りも一度もアイゼンを出すことはなかった。
以上
2016.04.12
1皮です。
岩小屋沢岳から南東方向に伸びる尾根を登る予定でしたが
扇沢から見たら、取り付きに雪がなく、土壁状態!
仕方なく、向かい側にある蓮華岳北稜?に登ってきました
【9日】県道ゲート10:00~11:15扇沢11:45~15:00 2215m台地
【10日】台地4:40~7:00蓮華岳頂上(2799m)~8:00針ノ木小屋~10:00扇沢10:15~11:15県道ゲート
ゲートから5~6キロの舗装路歩きでスタート
20度を超える暑さで、すぐ汗だくに
路上に糞がたくさん落ちており、クマでもいるのかと思ったら、お猿さんのグループだった
猿の糞は人の糞に形が似てるのね(おそらく匂いも)
扇沢が近づくにつれ、雪が少ない異常な状態であることがはっきり分かる
まるで平年のGW後ぐらいの雪の量かも
岩小屋沢岳の尾根は南面でもあり、下部は真っ茶っ茶。これでは登れません
ふと扇沢の南側に視線を移すと、真っ白ではないが、雪に覆われた斜面が見えた
地形図を見ると、蓮華岳の北面らしい。しかも頂上まで岩場マークはほとんどない
しめた、これを登ろうと、会のMLに計画変更を流した
アプローチシューズを、背負ってきた山靴に替え出発
この辺りには、針ノ木雪渓を滑るスキーヤーのマウンテンバイクが数台止めてあった
扇沢の駐車場から少し上流で川を渡り、そのまま急斜面に取り付く
北面だけあって雪質はそれほど悪くなく、ズルズル滑ったりはしない
しばらく行くと左からの尾根に出て、傾斜の緩い尾根歩きに変わった
でも尾根上は日あたりがいいため、雪質は最悪。
おまけに雪が全体的に少なく、雪の下の笹で滑りまくる!
雪が深い所でも膝から股まではまる!
木には何カ所か赤テープが見られた。登っている人がいるのだろう
ズブズブ、スベスベに嫌気がさした頃、平坦な台地に着いた
頂上まで見渡して、さらに上がっても雪洞が掘れるだけの雪はないだろうと思った
時間は早いがここに泊まることにした
傾斜はないが、少しでも雪が深そうな所を真っ直ぐ下に掘り
1mぐらい地下で笹が出てきた辺りで横に掘り進み、棺桶を入れられるぐらいの形にした
夜は上にツエルトを張って寝た
翌日は午前3時起床。風が強い
雪洞の中の壁を掘った雪で飯を作り出発
2400mぐらいで岩場が出てきたが、左方向の斜面にトラバース気味に尾根に上がった
傾斜は40~50度ぐらいだから、雪が腐っていなければ問題なし
ロープ、登攀具は使わず、ただの重りになりました
そこから岩くずの露出した夏道のような斜面
強風で息がしにくいが、そのまま頂上へ
天気は良く、またすぐに雪が腐りそう
針ノ木小屋からデブリだらけの雪渓を経由して下山
帰りの県道は、蕗の薹を摘みながら歩きました
2016.04.10
犬飼です
鹿島槍ヶ岳雪上訓練,略して雪訓に行って参りました.
■メンバー: 西村代表,早戸,上手,斉藤,原田,森,酒井,犬飼
■内容: ・アイゼン,ワカンの取り付け及び歩行
・支点工作(スノーバー,木,スノーボラード)
・雪庇の踏み抜き・滑落体験
・雪洞作り
・ルートファインディング
●1日目7:00大谷原P~雪訓~13:00尾根取り付き付近にテント設営~再び雪訓~17:00夕飯準備等
●2日目4:00テント発 鹿島槍頂上を目指す~2400m付近~8:00テント帰還~11:00大谷原P
今年は例年に比べ雪融けが早いため,今年の雪訓場所は鹿島槍ヶ岳としました.
初日は晴天.この日は頂上でも最低気温―2℃程度ととても暖かい予報でした.
実際,大谷原Pからの林道歩きも,半袖で汗をかくほど.
雪もかなり緩く,融けかけでグズグズの状態でした.
林道から3時間程度歩いた北俣本谷付近からは,東尾根南斜面の雪崩が見られます.
北俣本谷には北向きの急斜面が数多くあり,ここで,雪訓を行うこととしました.
はじめにスタンディングアックスビレーでの,登攀.
続いて,スノーバーや立木を支点とした懸垂
また,雪庇が発達していましたので,踏み抜きや滑落を実体験しました.
雪が緩いため,滑落しても比較的安全に行うことができましたが,
固い斜面での訓練が行えなかったのが残念です.
一通りの訓練を終え,
雪崩れの危険の少なそうな鎌尾根取り付き付近で幕営することにしました.
翌日に備えて就寝.
翌日,朝4時テント発.
天気予報では昼から雨というのと,雪がしまっているのを期待して早めに出発することにしました.
しかし,実際には,早朝でも雪は柔く,歩きづらい.
夜が明けると,天気予報の通り,雨雲が発達しているのが確認できました.
ここで,撤退を判断しました.2400m地点ぐらいだったと思います.
その後はテントへ帰り撤収作業,
9時にはテント場は発ちました.
帰り道は昨日よりもさらに融雪がすすみ,地面がところどころ見えるようになっていました.
11時,大谷原の駐車場についたころには,ちょうど雨が降り始めてきました.
今回の撤退のタイミングはちょうどよかったと思います.
以上で,雪上訓練は終了です.
今回の見どころは
・原田さんティアドロップサングラス+ノースリーブ姿
・代表のアナ雪話;スノーボラードに肩がらみ懸垂
・森さんの美しい滑落と,その瞬間を完璧にとらえたケンジさんの動画
・「持ってる」上手さん.滑落や支点崩壊やら...
・早戸さんの「バー雪洞」
・斉藤姐さんのラッセル姿
他にも,オモシロイことステキなことたくさんあった気がしますが,
あんましうまくかけませんでしたスイマセン<m(__)m>
今度ご一緒したときにお話ししますね.
参加された皆様,大変お疲れ様でした.
雪訓の実施場所を探して歩きます.
体で隠れてよく見えませんが支点工作中です.多分…
作った支点で懸垂下降.
天気は良く5月下旬ぐらいの陽気.
鎌尾根の取り付き付近にて幕営.ロケーション最高です.
姐さんのバックショット.カッケーです.